美しい不倫と言うのは幻想ですよ! [恋愛・失恋・不倫]
美しい不倫と言うのは幻想ですよ!
バンクーバーってやっぱり良いところですわね。
でしょう?
デンマンさんがおっしゃった通りですわ。
ここは僕にとってパラダイスですからね。
あたしも本当にすばらしいところだと思いますわ。
そうでしょう?僕が気に入った町ですからね。あなたが日本へ戻ってしまうのは残念だけれど、また会えますよ。また来年やって来たらいいですよ。
でも、あたし 。。。
何ですか?
ちょっと言いにくいのですけれど 。。。
何もそう、言いにくそうにすることはないですよ。あなたは、もう明日には帰るんだから何でも言いたい事を言ってかまいませんよ。
あたし 。。。
何ですか、改まったりして。。。まるで僕に熱い思いの内を打ち明けるような風情ですよ。へへへへ。。。何も、そう恥ずかしがる事はないじゃないですか?
別に恥ずかしいわけではないのですけれど。。。ちょっと、。。。
あなたも煮え切らない人だなあ。。。もう明日には帰るんですよ。思い残す事がないように何でも言ってかまいませんよ。
やっぱり、あたし 。。。
何ですか?そのようにじらさないでくださいよ。何でも言ってかまいませんよ。明日の今頃は、あなたは飛行機の中なんですからね。こうしてあなたと一緒に居る時間もあとわずかなんですよ。そのように恥ずかしがっていては時間を無駄にするだけですよ。気がねなく何でも言ってくださいよ。
そうですかァ?では、あたし、もう少し 。。。
もう少し何ですか?
ちょっと言いにくいのですゥ 。。。
僕は何を言われても驚かないですよ。とにかく、明日、あなたは帰るんですからね、心残りがないように何なりと言ってかまいませんよ。
そうですか?それではあたし、もう少しバンクーバーに居たいと思いますゥ。
ちょっと、ちょっと。。。あなた、。。。ちょっと待ってくださいよ。。。急になんですか?
やっぱり、驚いたんですのねェ。。。
いや、。。。 その 。。。 なんというかあああ。。。
あたし、もう少しデンマンさんのご厄介になろうと思って。。。
しかし、。。。しかし、あなたはドクターと。。。ドクターと会う予定があるから明日には帰らなければならないと言っていたではないですか?
そうです。だから、延期してもらいました。
延期した?でも、。。。でも。。。あなたは、もう帰りの切符を手配したと言ったではないですか?
ええ、手配しました。
だから、明日帰るんでしょう?
ええ、そのつもりでした。
そのつもりでしたって、。。。それで、どうしたと言うのですか?
キャンセルしました。
ええっ?。。。キャンセルしたあああ?
そうですよ。
そうですよって。。。? しかし、。。。しかし、あなたは。。。あなたはキャンセルする前にどうして僕に相談しなかったのですか?
だって、相談したらデンマンさんはきっとイヤだとおっしゃると思って。。。
イヤだと分かっているなら、どうして。。。。
だから、相談しなかったんです。
(デンマン、唖然として声が出ません。。。)
デンマンさん、怒っていらっしゃるのですか?
ゥゥゥゥ。。。怒っているなんて。。。あなたねえ、僕の方にだって都合があるんですよ。
それは、あるとは思っていましたけれど。。。
思っていた?だったらどうして。。。?
だから、デンマンさんはきっとイヤだとおっしゃると思って。。。
あなたねえええ、こういう時にこういう事を言いたくないけれど、あなたの恋愛がどうして壊れてしまうか知っている?それはね、あなたがね、このように身勝手だからですよ。
航空券をキャンセルした事とあたしの壊れた不倫が関係あると言うのですか?
イヤ、別に 。。。 なんと言うかァ。。。直接の関係はないですよ。あなたが明日バンクーバーから成田に飛び立つ事と、あなたの不幸に終わった不倫とは全く関係はありません。だけど、僕が問題にしているのは、あなたのそういう身勝手な態度の事ですよ。あなただって、僕が言おうとしている事は充分に理解しているはずですよ。そうでしょう?
でも、デンマンさんは夕べとてもあたしに優しかったです。
あのねェ、どうして夕べの事をここで持ち出す必要があるの?それこそ全く関係ない事でしょう?
いいえ、関係ありますよゥ。夕べあれ程デンマンさんがあたしに優しくしてくれなかったら、あたし、もう少しバンクーバーに居たいなんて思いませんでしたから。。。
。。。と言う事は、あなたは今朝キャンセルしたと言うこと?
そうです。
だけど、電話したようには見えなかったけれど。。。
買い物にちょっと出たときに公衆電話から。。。
つまり計画的に事を進めたというわけなんだァ~。
ゥフフフ。。。いけませんか?
いけないも何も、あまりに一方的だと思わないの?あなたの不倫の相手に対しても、あなたは一方的にあなたの欲求を押し通そうとしたんですよ。だから、相手だってあなたに愛想を尽かすのは当然のことなんですよ。相手の男には僕のように妻も子供もあったんですよ。あなたが会いたいと言っても、相手には都合の悪い時だってある。でも、あなたは、今朝、航空券をキャンセルしたように一方的に事を推し進めようとするところがある。僕はそのことを言っているんですよ。そのような態度をとる限り、これからだってあなたの恋愛は破綻してしまいますよ。
。。。
例えば、僕のワイフが明日成田をたってここにやって来るとしたらどうですか?
奥様がやって来るのですか?
だから、例えばの話ですよ。あなたは僕に相談もなく勝手にキャンセルして、ここに居続ける。もしも僕のワイフに明日ここに来る予定があれば、あなたは僕の家庭を破壊する事になるかもしれないんですよ。
でも、それはデンマンさんの落ち度でしょう?
僕の落ち度?
そうですよ。明日奥様が来るとおっしゃってくれれば、あたしだってここに居続けるなんて事はしませんわ。
だから、そのような事があれば、僕は当然あなたに話しますよ。僕のワイフは僕の知る限りバンクーバーに来る予定はありませんよ。だから、この話は例えばの話です。でも、あなただって今言ったでしょう。「そういうことであれば居続けることはしない」と。つまり、僕に何らかの予定があれば、あなただってここに無理やり居続けることはしないわけですよね。ところが、僕の予定も確かめずに、あなたは勝手にキャンセルしてしまった。むしろ、わざと相談しなかった。僕は、そこのところを問題にしているんですよ。
デンマンさんはあたしのした事を怒っているのですか?
別に僕は。。。怒っていると言うか、。。。。なんですよ。。。あなたが幸せになるように僕の意見を言っているんですよ。
あたしが幸せになるためとおっしゃるのなら、今のあたしの幸せは、ここにもうしばらく居ると言う事なんです。。。いけませんか?
だから、それを前もって言ってくれればいいじゃないですか?それを僕の都合も聞かないで一方的に事を推し進めてしまう。
やっぱり怒っていらっしゃるのですね?
いや、。。。僕は。。。僕は感情的にはなりたくないけれど、。。。
夕べのデンマンさんはとてもあたしに優しかったのに。。。
ちょっと、ちょっと。。。そういう言い方をして欲しくないんですよ。これを読んでいる人に誤解を与えますよ。
だったら、書かなければいいではないですか?
そういうわけにはゆきませんよ。僕は根が正直な男だから、あなたが言う事は何でも書いてしまうんですよ。あなただって、僕の性格を良く知っているでしょう?
だから、あたしだって正直に言っているんです。あたしとデンマンさんは夕べは最後の夜だと言うのでずっと一緒にすごしたと言う事を。。。
そういう言い方が誤解を与えると言っているんですよ。
誤解を与えませんてばアアア。あたしはただすばらしい夜だったと言っているだけです。
男と女がですよ、最後の夜を一緒にすごした。しかも、女の口から、それがすばらしい夜だったと言ったら、僕とあなたが不倫したと言うように受け止める人がきっと出てきますよ。んも~~!
でも、デンマンさんはおっしゃったではないですかァ、一度で止めておけば不倫にはならないと。。。
そんなことは言ってませんよ。
言ってましたってばアアア。。。。
あなたには何が何でも“美しい不倫”にしたいと言う願望があるんですよ。それはむしろ潜在意識となって常にあなたの思考の底に潜んでいるんですよ。
でも、デンマンさんはあたしを抱いてくれました。
ほら、ほら、。。。またあああ~~!そういう言い方がヤバイんですよ!完全にこれを読んでいる人に誤解を与えてしまいますよ。
あたしは何も不倫したとは言ってませんてばアアアァ~。あたしとデンマンさんは愛し合ったと言っているんですよ。
あなたがそのような言葉でしゃべると誤解を与えてしまうんですよ。どうしてそのように誤解を与えるような言葉を選んで話すんですかああああ?それでは、あなたと僕が一夜の関係を持ったように思われてしまうじゃないですかああああ!?
あたしとデンマンさんは愛し合って良い関係を保っていると言っているんです。それに、デンマンさんは、あたしともっと一緒に居たいと言ったではありませんか!だからあたしは航空券をキャンセルしたんです。
お願いだから、もうこれ以上しゃべらないでくださいよ。んも~!あなたのしゃべっている事は、僕の家庭を破滅させるかもしれないんですよ。僕は、あなたを精一杯にもてなしたはずです。あなたから、このような仕打ちを受けるほど恨まれる事を僕はした覚えはありませんよ。
デンマンさんこそ、あたしの言っている事を誤解しています。
あなたは、僕がどうしてこの記事を書いたか分かりますか?
いいえ、そんなこと、あたしに分かるはずがないじゃありませんか?デンマンさんが勝手にお書きになっているのですから。。。
このすぐ上であなたが書いた手記『釈迦の愛とライオンの愛』を読んでから、この記事の中に登場するあなたを見比べれば、読む人は全く別人を2つの記事の中に見るに違いないんですよ。つまりね、思慮も分別もある熟女が『釈迦の愛とライオンの愛』を書いたとしたなら、この記事の中に登場するあなたは、まったくわがままで身勝手な“4歳女児”なんですよ。これはあなたが使った言葉ですからね、言っときますが。。。このちぐはぐなイメージをあなたの恋愛相手が見つけてしまうんですよ。それが、男があなたから離れてゆく直接の原因になっているんですよ。でも、あなたは、このことに全く気付いていないようですね。どうなんですか?
どうなんですかって、。。。この記事の中のあたしも『釈迦の愛とライオンの愛』を書いたあたしも同じあたしですよ。それほど大きな違いがあるとは思いません。
そのことが問題を生んでいるんですよ。あなたが、この違いに気付いて本当に思慮も分別もある熟女にならない限り、あなたはいつまでも“美しい不倫”を追い続けるいい年をした夢見る乙女なんですよ。その追い続ける女が航空券をキャンセルしてしまったんですよ。僕の言っていることが分かりますか?
分かりません。
つまりね、『釈迦の愛とライオンの愛』を書いた女は、美しい不倫と言うのは幻想であることを充分に知り抜いているんですよ。ところが、“4歳女児”が忘れた頃に顔を出して今度のように航空券をキャンセルしてしまうんですよ。この事をあなたに知ってもらいたいために、この記事を書いたんですよ。分かってもらいましたか?
いいえ、分かりません。
仕方がありませんねェ~。あなたがもうしばらくバンクーバーに居れば、分かるかも知れませんよねェ~。
じゃあ、もうしばらく居てもいいのですか?(にっこり)
仕方がないですよねェ~。4歳女児のした事だから。。。(デンマンげっそり。。。)
(ここでレンゲさん喜んでフラダンスを踊りま~♪~す。)
レンゲさんの『不倫の悦びと苦悩』のスレッドは次のリンクをクリックして読んでください。
http://barclay.worldfreeweb.com/renge/tree.php?all=211
『美しい不倫にあこがれて。。。』というWikiをライブドアで立ち上げました。
これはあなたも参加できるホームページです。興味ありませんか?
次のリンクをクリックして、ぜひ覗いてみてくださいね。
http://wiki.livedoor.jp/barclay1720/
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