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下つきだねって言われて。。。 [愛と性の美学]

下つきだねって言われて。。。

女性の大切なものが上についているか下についているか?
そのことは昔から男性にとっては楽しい話題だったようです。

でも、実際には女性の大切なものと言っても、外陰部のことではなく膣の開口部の位置を問題にしています。
開口部が肛門から遠い場合を「上つき」、肛門に近い場合を「下つき」と呼ぶようです。

上つきは名器、下つきは淫乱などという俗説があります。

そういうわけで、女性がこの事を耳にすると、自分のものが上つきなのか下つきなのか、気になる人も居ると思います。
でも、これは医学的にはまったく根拠のないことだそうです。

ちなみに肛門から膣までの距離は、4cm程度であるのが一般的とされています。これが5cmだったり3cmだったりしても、ほんの微妙な差です。極端な違いはありません。

つまり、10cm離れているとか、1cmしか離れていないというようなことはないはずです。
だから、それほど気にすることではないと思います。

上つき、下つきが問題になるとすれば、セックスする時の体位やペ○スの挿入角度を工夫することで問題が解決するはずです。
膣の位置だけで快感が左右されるわけではありませんよね。
体の構造よりも、もっとも感じやすい体位をボーイフレンドと工夫することが大切だと思いますよ。

『医学的には根拠がないそうですよ』より

レンゲさん、どうしたんですか?浮かない顔をしていますね。

洋ちゃんが気になる事を言ったんですよ。

どのような事を言われたんですか?

あたしのものは下つきだって。。。

それほど気にすることでもないでしょう。

でも、気になりますわ。

気にするから気になるんですよ。忘れてしまうことですよ。

忘れることができないから、気になるんですわ。

だから、他の事を考えるんですよ。

他の事を考えても、またすぐに気になって考え込んでしまうんですわ。

どうしてそれ程、気になるのですか?

だって、下つきの女は淫乱だと言われているんですよ。性的に無軌道で手に負えない女だと言うことですわ。

レンゲさんは自分でもそう思っているんですか?

んも~~。。。デンマンさんは、あたしが気にしている事をそうやってグサリと言ってのけるんですわ。

僕は尋ねているだけですよ。断定しているわけじゃありませんよ。

でも、デンマンさんだってそう思っているのでしょう?

僕は、レンゲさんが下つきだとは思っていませんよ。

。。。つうことわあああ。。。デンマンさんはあたしの知らないうちに、あたしの大切なものを調べたのですか?

いや、そういう。。。そういうわけでは。。。ないですよ。。。調べただなんて。。。なんと言うか。。。

なんですの?

レンゲさんは、また忘れてしまったのですかぁ~?



変わっていると言えば、あなたは長風呂ですねェ~。一時間ぐらい風呂に入っている人は居ないわけじゃないですよ。でも、あなたの場合は2時間ですよ。

2時間も、お風呂に入っているわけではありませんわァ。

だから、僕は心配になったんですよ。

なぜですの?

なぜって、決まっているじゃないですか!1時間たっても出てこない。僕はあなたがのぼせて、ひっくり返っているんじゃないかと思ったんですよ。

ひっくりかえったのなら声を出しますわァ。

だから、どうしているのかなと思うじゃないですか。それで、僕は気になって見に行ったんですよ。そしたら。。。。

あらっ、見たんですの?

見たんですのって、あなたはバスルームのドアを開けっぱなしでしたよ。

湯気が立ちのぼってバスルームに一杯になると私はのぼせてしまうんですよ。だから少し開けておくんです。

だったら、換気扇を使えばいいじゃないですか?

あのブーンという音がイヤなんですのよ。

とにかくあなたは変わっていますよ。風呂に入ったあとで変わった美容体操をするのですね?

あら、見ましたの?

見ましたのって、見えますよ。ドアが開けっ放しなんですからね。

ノックすればいいじゃありませんか?

だって、半分以上開いていたんですよ。だから僕は、てっきりあなたがもう出て、買い物にでも行ったのかと思いましたよ。そしたら、あなたは鏡の前で裸のまま逆立ちしているんですよ。

どうして声をかけてくださらなかったのですかァ~?

かけられませんよ。僕は、もうびっくりしましたよ。見てはならないものを見たと思いましたからね。声をかけると、お互いに気まずい思いをするのではないかと思ってね。

それで、ずっと見ていたのですか?

いや、別に見る気はなかったのですよ。。。

でも、見ていたのですね。。。?

み、。。見る、。。。見る気は、。。。なんと言うかあァ、。。。。でも、そういうことになりますよね。へへへへ。。。。ああいうものはいつでも見られるというものではないですからねェ。

どうして声をかけてくださらなかったのですか?

だから、言ったでしょう。声をかけられませんよ。僕は度肝を抜かれてしまったんですから。。。びっくりして、金縛りにあってしまいましたよ。あなたのようなきれいな人が素っ裸で逆立ちしているのですからね。

イヤですわァ~。。。見せたくないものを見られてしまって。。。んっも~~。

だから、そういうところが、ちぐはぐだと言うんですよ。見られるのがイヤなら、ドアを閉めておけばいいじゃないですか?あなたほどの知性のある人が、あのようなうかつな真似をするのですからねぇ~、僕は半ば呆れてしまいましたよ。

デンマンさんが見るとは思いませんでしたもの。。。。

僕だって、見たくて見たわけじゃないんですから。。。。

それで、どの辺までご覧になったのですか?

どこまでって。。。そうですねェ。へへへ。。。逆立ちして両脚を左右に目一杯に広げるところも見ました。 あなたは良く、あんなことができますねェ~~。体がものすごく柔らかいんですねェ~。僕は驚きましたよ。。。って言うかああああ、感心させられましたよ。

いやですわあああ、ふんとにモォ~~。

それで、どうしてああいう変わった美容体操をするのですか?

最近運動不足ですから。

しかし、何も風呂場で逆立ちすることはないじゃないですか?あぶないですよ。ところで、日本ではああいう体操が、最近はやっているのですか?

別に、はやっているわけではありません。私は高校の時に体操部に居たんですよ。それで、あんな風に。。。。

たれているお尻を引き上げるために逆立ちしていたわけですか?しかし、あんなことをしたって、あまり効果があるとは思いませんけれどね。

。。。(中略)。。。

デンマンさんは、そう言いながら内心ではあたしのことを馬鹿にしているんやわァ。菊ちゃんのエピソードを話したあとで、このようなあたしの恥ずかしい事をわざわざ書いている事が何よりの証拠ですわ。

違いますよ。僕は別にあなたをケナしているのでも、馬鹿にしているのでもありませんよ。実際、僕は、風呂場のドアを開けっ放しにしたまま、あなたが素っ裸で逆立ちしているのを見て、ものすごく感動したんですよ。

どうしてですか?

どうしてって、あんなことをする女性は僕の思い出す限りこれまでに誰も居ませんでしたよ。

つまり、風変わりな女だと言いたいのでしょう?あたしはサーカスの見世物のような女だと言いたいのでしょう?

ほら、そうやって必要以上に、自分が馬鹿にされていると思い込もうとする。あなたの良くない所ですよ。

だってぇ~、そうじゃありませんかァ~、デンマンさんはそう思っているのでしょう?

違いますよ。バスルームのドアを開けたまま、あのようにして逆立ちするということは、僕を信頼しているから出来るのだと僕は感じたんですよ。その信頼を裏切ってはいけない、と僕は何度も自分を戒めたものですよ。僕が言おうとしていることが分かりますか?

いいえ、そのような回りくどい言い方ではあたしには分かりませんわ。

つまりね、あなたはとてもきれいで魅力的な人なんですよ。それに若いし、ピチピチ、ムチムチしているし。。。ジューンさんが豊胸の持ち主だとあなたは言ったけれど、レンゲさんだって、結構大きな形のいいオッパイしているんですよ。しかも、着やせするタイプのあなたは、腰のあたりがむっちりして、あなたが逆立ちして両脚を広げたときなど、僕はもう目が離せませんでしたよ。心臓が張り裂けてしまうかと思うくらいドキドキしてしまって、。。。僕の言いたいことが分かりますかァ~?

いいえ、分かりません、はっきりとおっしゃってください。

僕はあなたが思うほど聖人君子ではないんですよ。だから、きれいな女性の裸を見れば、当たり前に欲情もするのです。しかも、菊ちゃんは絶対に見せようとしなかった桜の花びらを、レンゲさんは両脚を広げた時に惜しげもなく開いたチューリップのようにして見せてくれたんですからね。



あたしはデンマンさんに見せようとして、ああしたわけではありませんてばあああ~~。

とにかく、僕が10歳若ければ、あなたに飛びついて行ったかも知れませんよ。

どうして飛びついてこなかったのですかァ?

そ、。。それは。。。それは。。。あなたが僕を信頼しているからじゃないですかァ~。。。でもねぇ~、問題はここなんですよ。。。。レンゲさんのことを良く知らない男は、レンゲさんが誘っていると鼻の下を伸ばしてしまうんですよ。

つまり、あたしが男の人に抱かれたいので、無意識のうちに誘っていると。。。?

そのように思われても仕方が無いでしょう?直美ならバスルームのドアをロックして入りますよ。でも、あなたにはそのような警戒心が全く無いんですよ。つまり、性的に自分を守ろうとする気持ちが全くないんですよ。もちろん、僕が信頼できる男だと思ってくれていたんだろうけれど、それにしてもあまりにも無雑作と言うか無警戒ですよ。けれど、レンゲさんの頭の中では、そのことが当たりまえになってしまっている。

当たり前になっているわけではありません。デンマンさんと二人だけだから、あのようにしたんです。

だから、そこが普通ではありませんよ。バスルームのドアを半分以上開けたままで風呂に入った女性はこれまで一人も居ませんでしたよ。

『愛することに目覚めて。。。』より

デンマンさん、ずいぶん長い文章を引用しましたねぇ~~。。。あたしが“はしたない女”だということを、この記事を読む人に印象付けたいのでしょう? そういう魂胆(こんたん)で長々と引用したんでしょう? いけ好かんわああああ。。。

僕をにらみ殺すような目つきで見ないでくださいよ。。。実を言うとね、あまり面白い話題がなかったものだから、このエピソードを持ち出したわけなんですよ。へへへへ。。。。

つまり、あたしをサーカスの見世物にしたわけなのですね?

そういうわけじゃないですよ。本当わね、下つきではないと僕が否定したのは根拠があることだと言いたかったのですよ。でもね、その部分だけを短く引用すると誤解を招きますからね。それで長々と引用したわけですよ。わかるでしょう? 僕はいい加減な事を言ってませんよ。これだけ長々と詳しく引用すれば、僕がレンゲさんの大切なものをしっかりと記憶に残したと言うことが分かると思うのですよ。。。へへへ。。。レンゲさんは、どう思いますか?

どう思いますかって、。。。これだけでは証明したことにはなりませんわ。

でも、僕はレンゲさんの大切なものを見たんですよ。その僕が下つきではないと言っているんですよ。。。それだけで充分じゃないですか?

だけれど、あたしは逆立ちしていたんですよ。あの状態では、デンマンさんでも良く分からないと思いますわ。

レンゲさんは、このようなことになると、ものすごく慎重になりますね。どうして、男と付き合い始める時に、それだけの慎重さを示して男を選ばないのですか?

それって、絶対にあたしに対する嫌味ですよね?あたしと関係した男たちは、すべてロクデモない男たちだと言っているようなものじゃないですか?

ロクデモない男たちだとは言ってませんよ。僕はレンゲさんがもっと慎重に男を見極めてから付き合ったらどうですか?。。。と言っているだけですよ。

でも、デンマンさんは一昨日あたしを“女業平”だと決め付けましたわ。

決め付けたんじゃなくて、在原業平の恋愛遍歴がレンゲさんの恋愛遍歴と似ていると言ったまでです。

あたしがたくさんの男性と関係したと言うことをデンマンさんは強調したのですわ。だから、あたしは洋ちゃんに下つきだと言われて、なおさら気になってしまったんです。

なんですかあああ。。。一昨日の記事を僕が書かなかったら、レンゲさんはそれ程、気にすることもなかったと言うのですか?

そうですわ。

要するに、僕があの記事を書いた事を責めているのですね?

はっきり言えばそうですわ。

はっきり言わなくても、そうなりますよ。。。でもね、僕はレンゲさんが、たくさんの男と関係を結んだからといって、レンゲさんが性的に無軌道だとは思っていませんよ。

でも、そのように誤解されてしまいますわ。

では、誤解されないように言いますが、レンゲさんは愛のない家庭に育ったから、“幼児的なふれあい”がレンゲさんにとって憧れになっている。その憧れが思春期を迎えるにつれて、レンゲさんを愛と性の世界に導いてゆく。レンゲさんはこのようにして16歳のときに坂田さんの腕に抱かれてハラハラ。。。ワクワク。。。どきどき。。。しながら桜の花びらを散らしたんですよ。この坂田さんがレンゲさんの恋愛遍歴の原型になっているんですよ。一見、レンゲさんの恋愛遍歴は無軌道のように見えて、実はそうではない。僕は次のように書いていますよ。

レンゲさんがホステス時代に“お客リスト”を作っていた。レンゲさんはクラブ・オアシスで働いていた30人の女性のうちでナンバーワンになったんですからね。レンゲさんがマジメに一生懸命ホステス業に励んでいたことが僕は理解できましたよ。どんな職業でもそうですが、トップになるためには、それなりの努力が必要ですよ。実際、“ちゃらちゃらして”いたら、ナンバーワンにはなれなかったと思いますよ。

。。。

“セックスから愛が生まれることもあります”と言ったんですよ。覚えているでしょう?

セックスから愛が生まれる事は、極めてまれにはあるかもしれません。でも、普通は逆ですよ。愛し合っている男と女がやがて結ばれる。そう思いませんか?ただし、レンゲさんが“セックスから愛が生まれる”事を体験したと言う事は僕には理解できますよ。でも、その愛はレンゲさんが求めていた愛ではなかったようですよね。

本当の愛を見つけていたなら、レンゲさんはベターハーフを見つけていたでしょう。でも、人生の伴侶をいまだに見つけていないですからね。しかも、レンゲさんは求めている愛を見つけることが出来そうにないと思ったから、ホステスの世界からきれいに足を洗ったんですよ。2度と戻らなかった。これからもレンゲさんは戻らないと思いますよ。

本当の愛があることをレンゲさんは信じている。信じきれないまでも信じようとしているレンゲさんが居る。しかし信じたいにもかかわらず、レンゲさんの目の前に現れる愛は、理想とする「愛の形」からはあまりにもかけ離れている。それでレンゲさんは絶望を感じないわけには行かない。これ以上どうにも出来ない愛に無力感を覚える。レンゲさんがホステスを辞めたのは、この事が真の理由だと僕は思っていますよ。

  『とこしえの愛って。。。 』より

つまり、無軌道のように恋愛遍歴を重ねているようだけれども、レンゲさんは“本当の愛”を捜し求めているんですよ。“失われた幻の愛”を追い求めているんですよ。在原業平もレンゲさんと同様、愛のない、しかも呪われた家庭に育ったわけですよ。そういうわけで、レンゲさんと同様に“失われた幻の愛”を求める強い願望がある。それで、俗説によれば3373人の女性と媾合(まぐあ)ったわけですよ。でも、記録を作るために、ただ単に女あさりをしていたわけではないんですよ。

デンマンさんは、あたしも淫乱な女ではないと信じてくれますよね?

もちろんですよ。たとえ、レンゲさんが下つきだとしても、淫乱である根拠とはならないんですよ。トップに引用された文章の中にも書いてあるでしょう。医学的な根拠はないんだと。。。

でも、洋ちゃんに、そう思われていると思うと。。。

だから清水君が間違っているんですよ。彼にとって、レンガさんは初めての女性なんですよ。でしょう? 

そうです。

だから、比較のしようがないじゃないですか?

でも、写真でたくさんの女性のものを見ていると。。。

写真と実物では比較になりませんよ。それに、性経験では清水君などとは比べ物にならない程、レンゲさんは経験を積んでいるんですよ。清水君に言われたからと言って、それ程気にするレンゲさんではないでしょう?レンゲさんは、坂田さんに抱かれた頃の16歳の乙女ではないんですよ。しっかりしてくださいよ。

でも、あたし、他の女性のものなんて、じっくり見たことなんてありませんもの、比較のしようがありませんわ。

だから、僕が言っているではありませんか。。。レンゲさんは下つきではありません。

デンマンさん一人だけですわ。

他の人も言ってますよ。

他の人って誰ですの?

“お客リスト”を見た時に書いてありましたよ。

どのように。。。

夕べ篠田さんと愛し合ったとき、レンゲちゃんは小股の切れ上がったいい女だねと言われました。
なんだか空に舞い上がるようないい気持ちでした。

このようなことが書いてありましたよ。

篠田さんなんて覚えていませんわ。

名前は僕もうろ覚えだから、適当に書いたまでですよ。でも、誰だか知らないけれど、レンゲさんと愛し合った時に“レンゲちゃんは小股の切れ上がったいい女だね”と言った。レンゲさんもそれを聞いて“空に舞い上がるようないい気持ちでした”と書いていた。 だから、レンゲさんだって分かっているんですよ。

でも、あたし、小股って良く分かっていないんですよ。とにかく、“いい女だね”と言われたし、響きが良かったので、満ち足りたセックスのあとの快感と重なって、いい気持ちだったんです。。。それで、小股ってなんですの?

意味も良く分からずに、空に舞い上がってしまったんですかあああ。。。うへへへ。。。

じらさないで教えてくださいな。

また、引用になるけれど、僕がすでに書いたので読んでみてよ。

小股の切れ上がったいい女

「小股」とは何か?

○ 「小首を傾げる」: ちょっと首をかしげる。
○ 「小耳にはさむ」: ちょっと聞いたことがある。
○ 「小股で歩く」: 歩幅をちょっと狭くして歩く。

最後の「小股で歩く」の「小股」と関係がありそうなのですが、「小股の切れ上がった」という場合の「小股」は歩き方とは関係がなさそうです。
切れ上がったというのですから、どこか場所と関係がありそうです。

相撲に「小股すくい」というのがあります。
この技は相手のすねから膝頭にかけての部分に手をかけて払うようにして倒すのですが、しかし、この部分と女性の美しさがどうかかわりがあるのか判然としません。

足袋をはいた足の親指と人差し指の間の部分という説もありますが、この部分が切れ上がるとどうしていい女になるのかが分かりません。

民俗学者であり、また古代史の研究でも知られている折口信夫さんは「女陰の陰裂の長さ」という説を立てました。
意味するところが分からないわけではないのですが、「長さ」が切れ上がる、という表現が適切とは思えません。

作家の井上ひさしさんは長編小説『江戸紫絵巻源氏』(文春文庫)の上巻で「小股が切れ上がる」について触れています。
井上さんがその道の古老に尋ねたところによると、小股とは股の付け根の切れ目のことを言うのだそうです。あそこのところの略図を「Y」とすれば、
「V」の部分が深く切れていて、しかも、斜め上方に長く切れ込んでいる女性のことを「小股の切れ上がった女」と称するのだそうです。
さらに井上さんは、次のように説明しています。

『Y』の『V』の部分が、深く長い切れ込みを有しているとは、具体的にはどういうことか。
簡単に言えば土手が高いのであります。

あの丘がこんもりと盛り上がっているわけであります。
したがって、万事に具合がよろしいのであります。


女性の性器と結びつけるのは、おそらく誰もが一度は考えてみるのではないでしょうか?
しかし、ちょっと考えてみてください。
もし女性の性器と関係があるなら、ある女性を見たとして、その女性が「小股の切れ上がった女だ」と判断する時に、その女性の性器を調べなければなりません。
しかし、そんなことはないわけです。
そうだとしたら、うかうかと「小股の切れ上がったいい女」だと口に出来ません。

日本語の良いところは、この辺をぼやかして「感じ」「情緒」「雰囲気」として受け止めることです。
上のべティーさんを見てください。
私にとって、「小股の切れ上がったいい女」というのは、イメージとしてはこのべティーさんのような体形が想い浮かびます。
これを英語にすると、きわめて直接的な言い方になってしまいます。
つまり、

“A nice gal with a shapely ass” 

とか 

“A pretty broad with a cute butt”

もし、知り合いに日本語の分かるアメリカ人がいたら、このべティーさんを見せて、ぜひ訳してもらってください。
先ずこのように訳すはずです。

カナダで20年以上暮らしていますが、私の今までの経験では、日本語にマッチしたうまい訳が思い浮かびません。
「小股の切れ上がったいい女」という表現には非常に日本的なものを感じます。

「水もひたたるいい男」という表現がありますが、これなども実に日本的な表現です。
英語に訳せと言われても、これには困り果ててしまいます。
このような日本語は言語学的に理解するというより感覚的にイメージするより仕方がないものだと思います。

『私版・対訳ことわざ辞典 (小股の切れ上がったいい女)』より

でも、この文章では、「小股」が何か?という事をデンマンさんは、はっきりと書いていませんわ。

はっきりと断定していません。でも、充分に示唆していますよ。

どういうことですの?

井上ひさしさんの書いたものを上で引用しているでしょう?これで充分に理解できるでしょう?

でも、デンマンさんは書いていますわ。女性のあそことは関係がないって。。。

確かにそう書きました。でもね、“日本語の良いところは、この辺をぼやかして「感じ」「情緒」「雰囲気」として受け止めることです”と、書いているでしょう? つまり、レンゲさんのチューリップを見なくても、この水着姿を見ただけでも、レンゲさんが小股の切れ上がったいい女だと言うことが“感じ”で分かるんですよ。

つまり、「小股」と言うのは調べてみるものではなくて、感じでつかむものだと言うことですか?

そうですよ。やっと分かってもらえましたね。

でも、洋ちゃんは。。。

清水君は、レンゲさんの大切なものをこと細かに調べつくして断定したわけじゃないでしょう?。。。感じで言っただけなんですよ。だから、気にすることはないんですよ。

だって。。。

篠田さんは、はっきりとレンゲさんのことを小股の切れ上がったいい女だと言ったじゃありませんか。僕だって、レンゲさんが小股の切れ上がったいい女だと思っていますよ。

あらっ。。。そうなんですのォ~?デンマンさんも、そう思いますゥ~?

もちろんですよ。

デンマンさんが、あたしのことを褒めるなんて珍しいですわね?また、何かあたしの気に障(さわ)ることを言うのでしょう?

言いませんよ。たまにはレンゲさんの笑顔を見ながらこの記事を終わりにしたいんですよ。へへへへ。。。。

【ここだけの話しですけれどね、僕は本当にレンゲさんと清水君が末永く愛し合う関係が続けばよいと思っているんですよ。でもね、毎朝、毎晩求め合う事がいつまでも続くわけがないんですよ。清水君がレンゲさんのことを下つきだ言ったことが、何よりもそのことを物語っているんですよ。悪い予感がしますよね。でも、このことは言えませんよ。。。また、レンゲさんが落ち込んでしまいますからね。とにかくね、この話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲのバンクーバー紀行』

バンクーバーから戻ってきたレンゲさんの新しい悩みは次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『夢のバンクーバー“後記”』
 
レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『レンゲの悩みの数々。。。本当にわたしは悩みの宝庫です。。。』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさんのスナップ写真集』

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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