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性と愛の渇き。それから嫉妬。 [性の悩み・セクハラ・愛と性]

性と愛の渇き。



それから嫉妬。


 

わたしの胸には、愛情はない。
だって教わってないから。


2005-08-13

わたしは生まれた時から、
必要な愛情をあたえられなかった。
両親ともに、
こんなめんどくさい生き物の
ニーズなんて考えもしない。

わたしはいつも見捨てられてきた。
わたしの胸には、愛情はない。
だって教わってないから。

わたしは、親を憎んでいました。
今は“血のつながった
やっかいな他人”だと思っています。

これからどうなるか分かりませんが、
今の私には親との和解は無理です。

ウチの親を客観的に見れば、
社会性が欠如していたんです。
ふたりともボンボンとお嬢だから世間知らずだし。

で、わたし親から最後の一撃食らわされて、
自分は将来利用するために育てられてきたことがわかっちゃって。
親はわたしに向かって確かにそう言ったのです。
それで、わたしは親から離れたのです。

by レンゲ

『デンマンさんが私のことをグロリア・スタイナムに似ていると』より

デンマンさん。。。、今日は、あたしの手記を持ち出してきて古傷に触れるのですわね?

レンゲさんは、どうしてそのように被害妄想の先入観に囚われてしまうのですか?僕は何度も言っているように、レンゲさんを“心の恋人”として心から愛しているんですよ。

そのことは、もう何度も聞いていますわ。耳にタコができていますわぁ~。

だったら、分かっているでしょう?僕のいとしい心の恋人を悲しい想いにさせるなんて僕には考えられないことですよ。

でも、あたしの悲しい生い立ちのことをこうして世界のネット市民の皆様の前に晒しているのですわ。

これは、もともとレンゲさんが世界のネット市民の皆様に公開した手記なんですよ。僕が勝手に公開しているわけではないのですよ。

でも、デンマンさんは、くどいのですわ。何度も何度も引用してぇ~、んも~~。。。きっとこの記事を読んでいる人の中にも、またかぁ~。。。と思う人だって、きっと居ると思いますわぁ。

そう思う人もいるでしょう。でもね、この手記を最後に引用したのは今年の1月ですよ。。。つまり、もう、かれこれ半年になりますよ。レンゲさんが言うように、そうしばしば引用しているわけではないのですよ。

分かりましたわ。。。で、今日は洋子さんの話を続けるはずだったでしょう?

そうですよ。

でも、デンマンさんは続けようとしていませんわ。こうして話題を変えようとしていますわ。

上で引用した手記は洋子さんの話と関連しているから、こうして持ち出してきたんですよ。

いいえ、デンマンさんは絶対に話題を変えようとしているのですわ。あたしを捨てて、洋子さんを新しい心の恋人にするつもりなんですわあああぁ~~。

違いますよォ~~。レンゲさんは、僕にとって永遠の心の恋人なんですよ。レンゲさんは全く勘違いをしていますよ。僕は洋子さんと言う人を全く知らないんですよ。

でも、洋子さんはご主人に抱かれる時にデンマンさんのことを想わないとイケないと書いているのですよ。。。だから、きっと過去に、洋子さんはデンマンさんに抱かれて何度となくイッタことがあるのですわ。

だから、それもレンゲさんの妄想なんですよ。僕は、本当に洋子さんと言う人を知らないんですよ。レンゲさんが、勝手に想像を膨らませて被害妄想の先入観に囚われているんですよ。だから僕は、このことも含めて上の手記を引用したんですよ。

デンマンさんは本当にあたしのことを永遠の心の恋人だと思ってくださっているのですか?

もちろんですよ。。。とにかくね、次の手記を読んでくださいよね。そうすれば、レンゲさんの気持ちも少しは落ち着きますよ。

仲直りしたい。でも、。。。
不良娘は、それが
なかなかできないんです。


2004 09/08 13:03 編集 返信

ほんとうにありがとうございます。
わたしが、グレていた間も
ビーバーランド XOOPSに行きたかったんです。
でも、わかっていただけたらうれしいのですが、
不良娘は、それができないんです。

できないから、どんどん距離が大きくなる。
わたしの家庭はそんな所でした。
「話し合い」なんて、タブーでしたから。

トラブルが起きるたびに、
家族の溝は深まっていきました。

わたしは、その家庭崩壊を、
追体験したような、
そんな気持ちがします。

でも、デンマンさんは、
玄関の鍵をあけてくださるんですね。
感謝します。

できそこないの身に、痛いほどしみてきます。
ありがとうございます。

by レンゲ

『次元の違いとは端的に言うと』より

レンゲさんだって冷静になれば、自分の生い立ちから、どうして少女時代にグレたのか。。。ちゃんと理解しているんですよ。

ええ。。。こうして自分の書いた手記を見せられて、改めてグレていた頃のことを思い出しましたわ。

お互いに思っている事を素直に話し合えば分かり合えるものなんですよ。でもね、それがなかなかできないんですよね。感情的になったり、意地になったり、被害妄想の先入観に陥ったり。。。

あたしにもそのように話し合いを拒絶していた時がありました。。。?

ありました。。。?どころではありませんよ。レンゲさんはね、次のような詩を書いていたほどでしたからね。

  鍵



もう、あの場所へは
二度と行かない

とても難しいことばかり
嫌な気分になるだけ

さんざん悩ませて
鍵を開けてくれる気なんて
これっぽっちもなかったくせに

いつだって笑いものにされてた
答を考えて帰って行くわたしを
もったいぶった高い門のむこうで
いつだってばかにしてた

もう二度と何も聞くもんか

by レンゲ

『わたしのキャンディ』より

レンゲさんはね、こうやって思い込んでしまうんですよ。

でも、デンマンさんはあたしを落ち込ませるようなことを書いていましたわ。

僕はいつでもレンゲさんと対話がもてるように、鍵をかけていませんよ。レンゲさんだって良く知っている。それなのに勝手に思い込んで僕に確かめようとしない。僕と対話を持つことを拒絶してしまう。

だから、あたしも少しは反省して、こうしてデンマンさんに疑問に思っている事を尋ねるようにしているのですわ。。。それでビーバーランド XOOPSは今でもありますの?

削除されてしまいましたよ。でもね、ロンドンのサイトに英語版は今でもありますよ。関心があったら次のリンクをクリックして覗いてみてくださいね。
“ビーバーランド XOOPS (英語版)”

あたしが書いた投稿はすべてなくなってしまったのですか?

半分以上なくなってしまいましたよ。でもね、時々レンゲさんが書いた記事を保存しておいたので、現在は『レンゲのフォーラム』に当時の記事を保存してありますよ。次の記事も、もともとはレンゲさんが『ビーバーランド XOOPS』で書いたものですよ。

自分に欠落している部分を、
何かで埋めておかないと、
転落の一途をたどる。


2004-08-01 15:39

抑鬱がひどいのですが、
お礼をさせていただきます。
わたしのような、
ネットの何たるか、
ネチケットとは何か、
そういったことをわきまえず、
まして精神的落伍者の
垂れ流し文章を、
熟読していただいたことを、
心から感謝いたします。

わたしはいつも、
自分に欠落している部分を、
何かで埋めておかないと、
転落の一途をたどるような
弱い人間です。

そのせいで、
デンマンさんが名付けてくださった
「小説的人生」を送って来ざるを得なかったのかもしれません。
デンマンさんに、わたしの内面を見ていただいて、
最初の印象を払拭していただいたと信じています。
ありがとうございます。

                 by レンゲ

『抑鬱がひどいのですが、お礼をさせていただきます』より

こういう事を書いていたんですのね。。。なんだか、気恥ずかしくなりますわ。うふふふふ。。。

でも、こういうレンゲさんの文章を読むと、素直で可愛いところがあって、16才当時の可憐な乙女を見るような気がしますよ。

本当にそう思ってくださるのですか?

そうですよ。何と言ってもレンゲさんは僕の永遠の心の恋人ですからね。

デンマンさん。。。

何ですか?

そうやって、甘い言葉を並べて、あたしをいい気持ちにさせながら話題を変えようとしているのでしょう?あたしの手記や詩を持ち出してきて、何とか洋子さんの事をうやむやにしてしまうような。。。そんな魂胆(こんたん)が見えますわ。

レンゲさんも疑り深いですねぇ~。

だって、いつだってそうでしょう?いろいろな手記や詩や記事をデンマンさんは引用して、わけの分からない難しいことを書き並べて、あたしは結局、煙に巻かれて何も分からないままに、はぐらかされてしまうのですわ。でも、今日は、洋子さんのことがはっきりするまでは、あたしは絶対にごまかされないつもりですわ。

僕はレンゲさんをごまかそうなんて思っていませんよ。

でも。。。、でも。。。、デンマンさんは、あたしのように洋ちゃんに抱かれてイケない女より、デンマンさんのことを密かに想いながらイケる人妻に関心があるのですわ。デンマンさんが洋子さんのことを持ち出したことが何よりの証拠ですわぁ~。あたしが何も言わなければ、デンマンさんは、やがて洋子さんのことで記事を書き始めるつもりなんですわぁ~。。。あたしは。。。、あたしは。。。、そうやって、結局、デンマンさんに捨てられるのですわぁ~。。。

レンゲさん、それはちょっと小説的すぎますよ。ドラマチックすぎますよ。そうやって、またレンゲさんは「小説的人生」に浸(ひた)ろうとするのですか?

違いますわぁ~。あたしは、いつまでも、デンマンさんが想っているような16才の女学生ではありませんわ。デンマンさんの心の内も少しは理解しているつもりです。。。あたしのようにイケない独身の女よりも、デンマンさんには、恋焦(こ)がれている男のことを想いながらイッテしまう女。。。そういう体の歓びを知りつくした熟れた人妻の方に関心があるのですわぁ~。

それはちょっと話が違いませんか。。。?レンゲさんは僕のことをロリコンだと決め付けていたでしょう?レンゲさんが16才の頃の可憐な乙女の写真を持ち出してきて、僕は坂田さんのことを書いた事がありましたよね。愛のない家庭で育ったレンゲさんは、心のよりどころがなくて、当時近所に住んでいた坂田さん夫婦の家に時々遊びに行っていた。坂田さんも、レンゲさんの家庭の事情を良く知っていて、何かとレンゲさんのことを思いやり可愛がっていた。レンゲさんは、いつしか坂田さんに淡い恋を感じるようになっていた。坂田さんは良い人だけれど、競馬競輪にはハマッていて、そのことで妻の幸子さんと別居するようになった。レンゲさんは、そんなある晩、幼な妻のように坂田さんのために夕ご飯を作ってあげた。坂田さんにも何か感じるものがあったのかも知れませんよね。その晩、レンゲさんは坂田さんの腕に抱かれてハラハラ。。。、ワクワク。。。ドキドキしながら桜の花びらを散らした。。。

デンマンさんは、本当に良く覚えていますわねぇ~~?

何も、感心するほどのことでもないでしょう?レンゲさんが僕に話してくれたのですよ。

あたし。。。、あたし。。。そんなことまでデンマンさんに話したのですか?

そうですよ。レンゲさんは僕に素直に何でも話しますからね。。。レンゲさんは、僕にその晩のことを詳しく話したことをすっかり忘れてしまったのですか?

忘れた訳ではありませんけれど。。。、幸子さんのことまで話しましたかぁ~?

僕が名前を覚えているのだから、レンゲさんが話したということですよ。他に坂田さんの奥さんの名前を僕に話す人はいませんよ。。。とにかくね、その話をした時に。。。レンゲさんは、僕がロリコンだと決め付けましたよ。それなのに、今度は僕が体の歓びを知り尽くした熟女の人妻が好みだと言う訳ですか?

だって、デンマンさんは、そういう女性も好みなんですわ。あたしには分かりますゥ~。

つまり、僕はロリコンでもあり、熟女にもハマッているということですか~?

そうですわ。デンマンさんは、年齢には関係なく女性ならば、どのような女性にも関心があるのですわ。

それでは、僕が“女たらし”というようこ聞こえてしまいますよ。僕は、レンゲさんが思うほど女性に積極的に近づいてゆくわけではありませんよ。

だってぇ~~、洋子さんからメールをもらうと、デンマンさんはすぐに鼻の下を伸ばしてあたしから洋子さんへ乗り換えようとするではありませんかぁ~。。。

だから、そのことですよ。。。それはね、レンゲさんの妄想なんですよ。僕は、レンゲさんから洋子さんに乗り換えようなんて全く考えてもいませんよ。第一、何度も言っているように、僕は洋子さんという人を全く知らないんですよ。

でも、デンマンさんは、洋子さんに異常なほどの興味を示していますわ。デンマンさんを密かに想いながらじゃないと旦那さんに抱かれてもイケないと書いてあるからですわ。つまり、洋子さんはデンマンさんに抱かれて何度もイッタことがあるのですわ。だから、デンマンさんじゃないと抱かれてもイケない体になってしまったのですわ。

レンゲさんもしつこい人ですね。僕は言っているでしょう?洋子さんという人を僕は知らないんですよ。

それは絶対にウソです。初対面の人にそのようなことを書く女性なんて居ませんわあああ~。

だからぁ~、そういうことのできる破廉恥で低脳な女性なんですよ。。。実は、僕は、この女性が女性だとも思っていませんよ。

女性でない。。。?。。。一体どういうことですかあああ?

これはね、受け取ったアホな男をだます出会い系サイトを運営している下劣で愚かな管理人の手口なんですよ。

まさかぁ~。。。そんなぁ~。。。

レンゲさんにも良く分かるように、これから説明しますからね。。。まずね、レンゲさんは、この洋子さんが僕とレンゲさんのことを知っている、と決め付けているようだけれど、それは間違いですよ。

どうしてですの?

洋子さんは次のように書いていましたよ。

Subj: 度々のメールでごめんなさい。洋子です。
Date: 29/05/2006 9:04:54 PM Pacific Daylight Time
From: happyhapyy4156******@yahoo.co.jp
To: barclay1720@aol.com
Sent from the Internet


しつこくメールをしてしまってごめんなさい。

雄二さんと言う男性に8年間ほど思いを寄せていたのですが…。
アドレスも違っていた事で、連絡の手段も無くなってしまいました。

これは、そういう運命なのだと思い、彼の事は諦めたんですが。
離婚したばかりで、独身の今の私には心の支えが無くって…。

これも何かの縁だと思い、私と友達になってくれませんか?
ご迷惑になるのは嫌なので、無理にとは言いません。

ですが、前のメールで私自信の事を知られしまった事が恥かしくて…。
このまま引くに引けなくて。
離婚の原因は私の浮気ですし。
お見合だったので、流されて結婚してしまったのもあって、主人に対して不満は多かったんです。
主人に内緒で8年間浮気を重ねてきました。

今では年齢的にそこまで活発でも無いですし、出会いもありませんし。
こんなメールですら運命だと思ってしまう程、淋しい現状にあります。

私としては、お友達になれたのであれば、会う事を前提としてメールしたいです。
異性だと思えば尚更なのが本心です。
もちろん、すぐに会うのは何かと不安でしょうから、将来的にはと言う考えですが。

可能であれば、どちらにお住まいか教えて下さい。
県とか市でかまわないので。
近所だったり、お会いするのに可能な場所でしたらお返事したいと思ってますから。
それでは、お待ちしています。

この洋子さんは僕が書いた記事を読んでいませんよ。レンゲさんのことはおろか、僕のことも全く知りませんよ。

どうして、そのように断定できるのですか?

可能であれば、どちらにお住まいか教えて下さい。
県とか市でかまわないので。
近所だったり、お会いするのに可能な場所でしたらお返事したいと思ってますから。

僕のことを知っていれば、こんなことは書かないものですよ。僕はカナダのバンクーバーに居る。すぐに会えるはずがないんですよ。

でも、あたしは大阪からデンマンさんに会いにバンクーバーまで行きましたわ。

それは僕とレンゲさんが何度も投稿を交換していたからですよ。手記や、詩や、コメントなど、二人が書いたものを合計すれば5000通近い私信を太平洋を越えて交換していたんですよ。しかも、電話までしていたし、僕はレンゲさんの写真まで受け取っていた。

あたしのように洋子さんだってバンクーバーへ行く事だって考えられますわ。

でもね、さっきレンゲさんも言っていたように、これまで会った事もない人に、しかも、相手を確かめもしないで、次のようなことを書く人は非常識ですよ。

Subj: 雄二さん、覚えているでしょうか?洋子です。
Date: 27/05/2006 10:13:34 PM Pacific Daylight Time
From: happyhapyy4156******@yahoo.co.jp
To: barclay1720@aol.com
Sent from the Internet


吉沢さんから雄二さんのメールアドレスを教えてもらいました。

驚いたと思いますが、私は半年ほど前に主人と離婚しました。
いろいろありましたが、もともと性格が不一致だったのでしょうね。
別れるまでの3年間はセックスレスで主人との交渉は一度もありませんでした。

離婚してからしばらくの間、落ち込んでいましたが、何時まで気にしていても始まらないので、人生をもう一度やり直したい気持ちでいます。
主人とは見合いで結ばれましたが、私は高校時代から雄二さんのことが好きでした。
でも、雄二さんには好きな人が他に居るようでしたので、私は思いのうちを打ち明けなかったのです。

これまでにも雄二さんのことをたびたび思い出しては懐かしんでいました。
こんな事を書くのは、とてもお恥ずかしいことですけれど、
主人に抱かれていた頃も、心の中では相手が雄二さんであることを想いながらエッチしていたのです。
そうでないと、あたしにはイケないのでした。

でも、そんなある晩、私が無我夢中でイッテしまった時に雄二さんの名前を口にしたと主人が言うのでした。
雄二さんとの浮気を疑われ、それが離婚の一つの原因でもありました。
もちろん、雄二さんにその責任をなすりつけるつもりはありませんが。。。

たまたまクラスメートの吉沢さんに会ったら、雄二さんがまだ独身だと聞いたので、
このメールを出す決心がつきました。

できたら雄二さんに会って私の心の悩みを聞いて欲しいと思います。
もし、迷惑でなかったら、ぜひお返事ください。
今の私は雄二さんに会いたい気持ちでいっぱいです。

では、お返事をお待ちしています。

相手を確かめてならともかく、相手を確かめもせずに、このようなことを書くのは、女性の心理を全く理解していない男が書いたものとしか考えられませんよ。

つまり、出会い系サイトの管理人が書いた勧誘のためのスパムメールですか?

そうですよ。

まさかぁ~~

そのまさかなんですよ。僕は次うのようなメールももらっているんですよ。

Subj: ちょっとショックな事がが起きました。
Date: 28/05/2006 5:45:28 PM Pacific Daylight Time
From: fanfan****sansan@white.livedoor.com
To: barclay1720@aol.com
Sent from the Internet


いつもメールをしている漫画喫茶がつぶれてしまいました…。
昨日までは普通に開いていたのに…。
どうやら店長さんが夜逃げしたみたいです。
笑えないですよね。
今は車で30分かかる漫画喫茶からメールしてます。
でも、今後も通い続けるのは正直大変なんです。

あまりメールもしてませんし、短かい時間でしたけど、私にとっては凄く楽しい時間でした。
こんなに沢山自分の事を話すのも久々でしたし…。
それが今日で終わってしまうと思うと悲しい気分です。

それで、どうにか出来ないかと色々と探していたら
写真を掲載したり、メールを携帯に転送したり出来るSNSポータルと言うのがあったので
そこで今後は連絡を取り合いたいんです。
無料で使えましたし。

恥かしいんですけど、そこにプロフと写真を載せました。
全部で5枚あります。
音声の録音もできたので、伝言も入れておきました。
私のイメージを少しでも多く伝えたかったので。

私が紹介しないと使えないみたいだったので、紹介登録はしておきました。
ここが私のプロフのページです。
http://man-*-****.zone.ne.jp/ysm/form.cgi?mailAddr=626172636c61793137323040616f6c2e636f6d
プロフのページからメールが送れるので、お返事はそちらからお願いしますね。
メールは私の携帯に届くように設定しておきましたので。
今教えればって思うかもしれないですけど、念のためって事で納得して下さい。
もう少しお話しをしたら、携帯を教えたいと思います。

このアドレスはもう使わなくていいと思うので、削除してください。
私も漫画喫茶に来ないと見れないので意味も無いですし。

メールが来るのを楽しみに待っていますね。

洋子さんから初めてメールをもらった翌日に、このメールをもらいました。しかし、このようなメールを僕はすでに20通程もらっているんですよ。もちろん、初めからスパムメールだと分かっていたから、無視し続けて、今までに返信を書いたことはありません。馬鹿馬鹿しくって、こういうスパムメールを相手にしている時間がありませんよ。

でも、洋子さんは。。。

デモも、機動隊もありませんよ。この上の洋子さんのメールも、女性の心理が分からない愚かで未熟な馬鹿野郎が書いたものなんですよ。こういうメールに引っかかって有料会員になる愚か者も居るんだろうけれど、僕はそこまでのシンプルトンではありませんからね。うへへへ。。。

それで、確証でもあるのですか?

もちろん調べる気になれば、この洋子という愚か者の身元もすぐに分かりますよ。でも、そこまでしなくても分かりましたよ。

どのようにして。。。?

僕は30近いブログに同じ記事を書いているんですよ。つまり、僕は自分でシンジケートを構築したんです。2万人近い人が毎日僕の記事を読んでいます。たまたま僕が5月31日にHATENA DIARYで書いた記事(『性と愛の渇(かわ)き。バツイチの嘆き』)を確認したら、雄二さんの事でメールした洋子という語句がキーワードに登録されていて、これがリンクになっていたんですよ。つまり、僕以外にも同じメールを受け取った人が居て、その人がHATENA DIARYでそのメールを紹介していたというわけですよ。そういうわけで、僕が記事を書くと、上の語句が自動的にリンクできるようになっていた、と言う訳ですよ。

つまり、デンマンさんが洋子さんからもらったメールは、たくさんの人が受け取っていたということですか?

そうですよ。スパムメールだったんですよ。まず間違いなく出会い系サイトの勧誘のメールですよ。返信を書くとさらに同じようなメールを受け取ることになる。そのメールはHATENA DIARYの5月31日の僕の記事の中の、上で紹介したキーワードをクリックすると見ることができますよ。

一体何のために?

だから、こうして出会い系サイトの有料会員を集めるんですよ。引っかかる愚か者がけっこう居るんでしょうね。へへへへ。。。

出会い系サイトの管理人がやっているのですか?

管理人でなければ、サクラがやっているんですよ。受け取った相手が有料会員になれば金がもらえるし、後でその会員と投稿を交換すれば、すればするだけコミッションが増えてゆくというわけですよ。

信じられませんわ。

こう言う事をやっている愚か者がネットにはけっこう居るんですよ。僕は、実際、サクラになって働いている女性と投稿を交換していた事がありますよ。

つまり、デンマンさんは出会い系サイトの会員になっていたのですか?

もちろん、そういう馬鹿馬鹿しいことはしませんよ。サクラになっていた女性が僕の記事にコメントを書いてくれたんですよ。それが知り合うきっかけでした。だから、出会い系サイトのカラクリをかなり以前から知っていましたよ。レンゲさんも気を付けてくださいよね。

あたしは出会い系サイトの会員になることはありませんわ。

でもね、レンゲさんのファンは多いからね。文通が始まって、変わり者に引っかかって、命を落とさないとも限らない。すでにレンゲさんは椎名さんに殺されそうになったからね。

もう、そういう失敗は繰り返しません。

でも、失敗に学ぼうとしていながら、レンゲさんは恋愛にずいぶんと失敗を重ねていますからね。。。

また、デンマンさんは、そうやってあたしを落ち込ませるようなことをおっしゃるのですか?

洋子さんのメールを読んで、妄想をたくましくして僕がレンゲさんを捨てると言って騒ぎ立てる。。。

あたしはただ。。。そういう事もあるのではないかと。。。 

洋子さんが僕のことを想いながらイクことを、何の疑いもなく、妄想をたくましくして、そのまま信じてしまう。

だからぁ~。。。そういうことも、もしかすると、あるのではないかと。。。

僕がレンゲさんのことを永遠の心の恋人だと言ったことを、レンゲさんは全く信じて居なかったということですよね。僕が、下らないことを書くオツムの足りない洋子さんに、すぐに乗り換えてしまうような、そういう薄情な男だと思っていたというわけですよね。

デンマンさんは、そうやってまたあたしの心にチクチクと痛みを感じさせるのですわぁ~。

違いますよ。何度も言うように、僕は次の座右の銘に従って、レンゲさんに失敗しないようにと注意したまでですよ。それに、僕とレンゲさんの愛が盲目にならないようにね。。。うへへへへ。。。

“愛なき批判は空虚にして、
 批判なき愛は盲目なり!”

分かりましたわ。もうそれ以上言わないでくださいな。

【ここだけの話しですけれどね。洋子さんと僕が全く無関係であることをレンゲさんは分かってくれたようです。でも、イクことには、まだこだわりがあるようですよね。うひひひひ。。。とにかく、レンゲさんの話はますます面白くなりますからね。これまでの話を読みたい人はリンクを貼っておきましたから、ぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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性と愛はとこしえに [性の悩み・セクハラ・愛と性]

性と愛はとこしえに



 



かなしいメロディー


あなたとわたしの部屋のために
まず大きなベッドを買おう
きれいな肌ざわりのいいシーツと
大きなまくらも買おう

休みの日には朝から晩まで
ふたりはベッドの中にいて
いっぱいキスして過ごそう

きっととても楽しくて
ふたりはずっとわらっている
わたしは多分しあわせすぎて
時々泣いたりするかもしれない

今もわたしは泣いているけど
それはこのかなしいメロディーが
この胸の中とまらなくて
あなたへの思いをくもらせるから

きっとわたしはベッドは買わないし
あなたと眠ることもない

想像の中のふたりの未来は
わたしひとりのかなしいメロディー

by レンゲ




『わたしひとりのかなしいメロディ』より

デンマンさん。。。、今度は、こうしてあたしの詩を持ち出してきて古傷に触れるのですわね?

レンゲさんは、どうしてそのように被害妄想の先入観に囚われてしまうのですか?僕は何度も言っているように、レンゲさんを“心の恋人”として心から愛しているんですよ。。。僕のいとしい心の恋人を悲しい想いにさせるなんて僕には考えられないことですよ。できませんよ。レンゲさんには僕の言葉が信じられないのですか?

でも、デンマンさんは。。。、こうして。。。こうして。。。あたしが悲しい想いに沈んでいた頃の詩を持ち出しているではありませんかぁ~?

上の詩はレンゲさんを悲しませるために持ち出してきたのではありませんよ。全く逆ですよ。現在のレンゲさんには清水君という恋人がいる。。。と言うより愛人ですよね。すでに一緒に暮らし始めてから半年になろうとしている。毎日愛し合っている。上の詩を作った頃のことを考えれば、現在のレンゲさんは幸せいっぱいのはずですよ。違いますか?

確かに。。。

なんだか実感が伴っていない返事ですねぇ~。

だって。。。

何ですか?

デンマンさんは、またあたしの口から言わせたいのですか?デンマンさんはご存知のはずですわ。知っていながら、あたしに言わせようとする。。。こうして世界のネット市民の皆様の前で、またあたしをコケにしようとしているのですわぁ~

違いますよ。何度も言うようにレンゲさんは被害妄想の先入観に囚われていますよ。僕がレンゲさんの書いた詩を持ち出してきたのは、何もレンゲさんを悲しませるためだとか、レンゲさんを馬鹿にするためだとか。。。そういうことではありませんよ。それどころか、僕はレンゲさんの詩を読んで、今さらながら、レンゲさんが愛することに人生のすべてを注ぎ込んでいるような。。。そういう純な想いを感じるのですよ。。。僕の言おうとしていることが分かりますか?

いいえ。

はっきり否定してしまうのですねぇ~~。。。つまりね、レンゲさんはこれまでにたくさんの、さまざまな恋愛を経験してきている。普通の女性ならば、すでに妥協すると言うか。。。諦めると言うか。。。しんどくなったと言うか。。。もうこの辺で止めておこうと言うか。。。だいたい、男なんて、この程度だなあぁ~と自分に言い聞かせて。。。とにかく、恋愛する事に疲れて、いいかげんに結婚するものですよォ~。

つまり、あたしに早く洋ちゃんと結婚しろ、とおっしゃりたいのですね?

いや、そうではありませんよ。僕が言おうとしている事は、レンゲさんはまるで16才の乙女が恋に恋しているように、飽くことなく“ほんとうの愛”を追い求めている。レンゲさんが詩心を忘れずに、上のような詩が書けるのは、そのような純な気持ちで“ほんとうの愛”を探し求めているからだと僕には思えるのですよ。

他の女性はそのようにしないと言うことですか?

あのね。。。、平均的な女性はね、仕事に追われ、生活に追われ、“ほんとうの愛”なんて、考える心のゆとりがありませんよ。生活にやつれていて、そんな“夢のような愛”があるなんて、もうとっくの昔にあきらめてしまっていますよ。せいぜいヨン様の映画を見て日頃のウサを晴らしている程度ですよ。詩を書くなんて気持ちになれないし、詩を書くなんてことは、全く無駄なことだと思っている人がほとんどですよ。詩を書いたところで、生活の足しにもならない。馬鹿馬鹿しいことだと思っている人がたくさん居ますよ。

つまり、あたしが、そのような馬鹿馬鹿しい事をやっているとデンマンさんはおっしゃりたいのでしょう?

ほらね。。。、レンゲさんはね、わざと、必要以上に、自分が馬鹿にされていると思い込んでいる。。。いや、思い込もうとしている。。。でも、レンゲさんだって僕の思いが分からないわけじゃないんですよ。。。でしょう?

冗談ぬきで、舞い上がるような
いい気持ちです。


2004-8-16 19:46



ご苦労様、ありがとうございます。
バンクーバーでのわたしは、
デンマンさんにエスコートされて、
のびのびした表情をしていますね。
ここ大阪では考えられません。

あたしの精神年齢は32歳ですか?
大人ですね。
昔から思索にふけることが
多かったのですが、
そういった時に、
わたしは大人に
なれるのかもしれません。

でも、妄想にふける
中学生のわたしもいますが。
もうひとつ言えば、
不安にさまよう
4歳のわたしもいます。

わたしの詩・・・
(自分では自慰行為と呼んでいますが)
人に見せるのも、
まして批評していただけるなんて、
全く初めてだったんです。

デンマンさんが感想を書いて下さって、
冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ちです。
ネットで公開してよかった・・・

デンマンさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。

わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

それにしても、わたしは幸せ者ですね。
この、“夢のバンクーバー”で、
わたしはデンマンさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございます。

質問の方もできるだけ早く、残りをお答えしますね。

by RENGE

『次元の違いとは端的に言うと』より

レンゲさんは、一体、何度僕にこの手記を書かせれば気が済むのですか?

デンマンさんが勝手に書いているのですわぁ~~。あたしは。。。、あたしは。。。書いて欲しいと言っているわけではありませんわ。

レンゲさんが、わけの分からないことを言うから僕はこの手記をまた書かねばならないんですよ。レンゲさんと僕は詩を通じて心と心が触れ合っていますよね。いわば、“比翼連理”ですよ。。。でしょう?レンゲさんにとっても、僕にとっても詩は大切なものですよ。詩を通して僕とレンゲさんの出会いがあり、詩を通して僕とレンゲさんは心と心でしっかりと結ばれているんですよ。。。ですよね?

だからぁ~~あたしは言ったんですわぁ~。。。デンマンさんは、あたしの心のうちを良~くご存知なんですわぁ~。あたしが洋ちゃんに抱かれてもイケない事を知っているんですわぁ~。知っていながら、いろいろと回りくどい事をクダクダと書いて、結局あたしにこうやって言わせてしまうのですわああああ。。。あたしは、馬鹿みたい。。。今、そういう気持ちですねん。

ついに、また、言ってしまいましたねぇ~。

デンマンさんが、言わせるように仕向けたんやわああああ。。。いけすかんわあああ~~。。。んも~~

初めから言う必要のないことをレンゲさんは言ったんですよ。

どういうことですか?

きっとわたしはベッドは買わないし
あなたと眠ることもない

想像の中のふたりの未来は
わたしひとりのかなしいメロディー

上の詩の中でレンゲさんはこのように書いていたんですよ。そのことを思えば、現在のレンゲさんは大きなベッドも買ったし、きれいな肌ざわりのいいシーツも買ったし、でっかい枕も買ったじゃありませんか?。。。清水君の腕の中でたくさんキスしているし、毎日抱かれて悲しいどころではない。。。、幸せいっぱいでしょう?

それは。。。

レンゲさんは、現在、幸せな気分に浸(ひた)っていないのですか?

だから、それは。。。あたしが上の詩を書いていた頃と比べれば幸せかもしれません。

幸せすぎて涙が出てくるほどでしょう? うへへへへ。。。

デンマンさん。。。からかわないでくださいな。

僕がなぜ上の詩を持ち出したかと言うと、レンゲさんに悲しいメロディーを感じていた頃のことを思い出して欲しかったからですよ。僕はそのために徳川家康さんの残した遺訓をおととい書いたんですよ。



人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。
いそぐべからず、
不自由を常と思えば不足なし、
こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。

堪忍は無事長久の基、
いかりは敵とおもえ、
勝つ事ばかり知りて、
まくること知らざれば害その身にいたる。

おのれを責めて人をせむるな、
及ばざるは過ぎたるよりまされり。

人の一生と言うものは重い荷を背負って遠い道を行くようなものですよ。
急いではいけないのだ。
いつも不自由していると考えれば、不満が生じるはずがないんだよ。
何かがとても欲しいと思った時には、自分の過去にあった苦しい時代を思い出すことだね。

“堪忍”こそが無事に長く安泰でいられる基礎なんだよ。
“怒り”は敵と思いなさい。
また、人生では勝つ事ばかりを知って、負けを知らない事は危険ですよ。

自分の行動を反省することです。人の責任ばかりを追及する事は良くありません。
何かをやるとき、なかなか達成できない事の方が、やり過ぎてしまう事よりましなんですよ。


『性と愛は限りなく』より

つまり、デンマンさんがおっしゃりたいのは“何かがとても欲しいと思った時には、自分の過去にあった苦しい時代を思い出すことだね”。。。ということですか?

そうですよ。常に幸せなことばかりじゃないんですよね。レンゲさんだってオツムの中では分かっているはずですよ。でも、つい忘れてしまうんですよね。現在、レンゲさんは幸せだとは思っていないかもしれない。でもね、レンゲさんがこのページのトップに載せた詩を書いていた頃と比べれば、今のレンゲさんは、幸せすぎるほど幸せなはずですよ。涙があふれてくるほど幸せなはずですよ。レンゲさんが詩の中で書いていた通りの幸せを今のレンゲさんは自分のものとして、つかんでいるんですよ。だから、その幸せをじっくりと噛み締めればいいんですよ。そう思いませんか?

でも。。。でも。。。

幸せだとは思えないんですか?

だって。。。だって。。。

なんですか?

洋ちゃんに毎日抱かれているのに、あたしはイケないんですねん。

だから、僕は言ったでしょう。レンゲさんはイッているんですよ。

イってませんてばあああぁ~~ あたしがイってないと言っているんです。デンマンさんは、見てもいないのに、どうしてあたしがイッたという事が分かるのですか?

去年の夏、レンゲさんは僕の腕の中でイッタと言ったじゃないですか?

そうです。。。だから、洋ちゃんとも、あの時のようにイキたいんです。

次の絵を見てくださいね。

一度見ましたわ。

レンゲさんは、僕が説明したことを良く理解していませんよね。レンゲさんは、上の絵の中の若い女が見えないんですよ。

ちゃんと見えますわ。おばあさんと若い女の人が描いてあるんですよね。あたしにも若い女の人が居るのが分かりますわ。

僕が言ったから分かるんですよ。ところが、レンゲさんは清水君に抱かれると、この若い女が見えなくなってしまう。本当は目に見えている。ところがオツムがこの若い女を見ようとしない。

どういうことだか、まだ良く分かりませんわ。第一、この絵の中の若い女の人と、あたしが洋ちゃんに抱かれてイケない事がどのように関係していると言うのですか?

また、このアヒルの写真ですか?

レンゲさんは、まだ良く理解していないようだから、もう一度説明しますよ。アヒルが卵から雛(ひな)になる時に、目の前で最初に動くものを母親だと思う習性があるんですよ。そのことをimprintingと言っているわけです。日本語では“刷り込み”と言うようですよ。 つまりね、上の写真の中の人間の大人をアヒルたちは母親だと思い込んでしまっているんですよ。

あたしには信じられませんわ。

レンゲさんには信じられないかも知れませんよね。でもね、これは真実なんですよ。心理学の教科書には、この上の写真は良く出てくる。英語ではimprintingと言われている本能的な行動なんですよ。僕は子供の頃アヒルを飼ったことがあるんですよ。だから、このことを信じることができます。僕を終生母親だと思って、上の写真のように僕の後をついてきましたよ。もちろん、僕も母親になったつもりで、よく可愛がって世話をしました。僕の手から食べ物を食べるときのクチバシが触れる感触が、いまだに僕の手にはっきりと残っていますよ。可愛いものですよ。

デンマンさんって、そういう優しいところもあるのですね?

そうでしょう?レンゲさんにも分かるでしょう?僕はレンゲさんにだって優しいでしょう?だから、レンゲさんは僕の腕の中でイッたんですよ。

デンマンさん、。。。また脱線していますわぁ~。まさか、デンマンさんがアヒルを飼ったから、あたしがデンマンさんの腕の中でイッたんだと言うわけではありませんよね?

もし、そう言ったらどうします? うへへへへ。。。

そんな馬鹿馬鹿しい話などありませんわ。

もちろん、そう言うつもりはありませんよ。そんなことを言ったら、レンゲさんに馬鹿にされることが分かっていますからね。僕はレンゲさんに馬鹿にされたくありませんから。。。

デンマンさん、いい加減にしてくださいな。こういう、どうでもよい話をするから、デンマンさんの記事は長くなるんですわ。もっと手短に簡単に説明することはできないのですか?

だから、そうせかせないでくださいよ。物事には順序と言うものがあるんですよ。この順序を無視するから、レンゲさんは清水君の腕の中でイケないんですよ。

分かりましたわ。。。それで、アヒルの親子がどういうわけで、洋ちゃんに抱かれてあたしがイケない事と関係があるのですか?

この絵はアヒルの親子が仲良く歩いているところですよね。レンゲさんにも分かるでしょう?

幼稚園児でもそのぐらいのことは分かりますわ。

これがごく自然なアヒルの親子の姿です。仮に、この自然なアヒルの親子の姿を見ることが“イク”ことだとしますよね。そう仮定した時に、レンゲさんは、このアヒルの親が見えない。ちょうどその上の写真のように、全くアヒルじゃない人間の大人がレンゲさんのオツムに映っている。だからイケない。

どういうことですか?
 
つまり、人間にも無意識のうちにこの“刷り込み”が行われている。メンタルブロックなど、この良い例ですよ。幼い時の自分のイメージが自分だと思ってしまって、そのメンタルブロックを壊すことができずに、精神的に何時までたってもそのイメージに引きずられて成長しないでいる。詳しいことは次の記事を読んでくださいね。
『あなたは自分の可能性と潜在能力をもっと伸ばしたいと思いませんか?』

そのお話はデンマンさんから以前にも聞いていますわ。同じ事をアヒルの親子を持出して言ったという事ですか?

同じよな事だけれど、ここではレンゲさんが“刷り込”まれた事に焦点を当てているわけですよ。

それで、あたしが何かを刷り込まれたと言うことですか?

わたしの心の軌跡

投稿日時: 2004-9-8 11:45

わたしは精神障害者です。
しかも、誰もが関わりたがらない
境界性人格障害者です。
時に、感情の爆発という
発作も起こります。

愛憎にあやつられる人生です。
わたしの世界には、
シロかクロしかありません。
誰かに愛着をかんじすぎると、
怖いのです。
見捨てられ感、迫害妄想で、
全面的に愛していた人のことを、
全面的に否定してしまうのです。

そのうえ、わたしはある人に対して、
“ほれこむ”ということも、よくあります。
でも、その場合でも、
相手から見れば全く理不尽な
理由で、ほれこんでいた人のことを、
全否定してしまうのです。

これらは、精神の発達が
未熟であるのはもちろん、
幼少時の体験によって
「見捨てられる恐怖」が、
頭にこびりついていて、
見捨てられる(つらさを味わう)くらいなら、
こっちから先に、
相手との関係を絶つ、という
逃げの行動なのです。

わたしは、この障害で苦しんでいます。
わたしに関わったことで、
理不尽な気持ちで去ってゆく
“被害者”の方々も、多いと思います。
治せるものなら治したい。
でも、幼い頃の心の傷が、
真人間になることを、
かたくなに拒み続けます。
二度と傷つきたくないから、
防衛するのです。
この硬い殻を、どうすればこわせるのか・・・

治療はうけていますが、今は目先の“うつ”
の治療が主です。
それも、最近容態が悪いようで、
心理テストなどばかり受けています。

長々と書いてしまいましたが、
こんな(迷惑な)人間もいるのだということを、
書き連ね、より自虐的に、とことんどんぞこまで
落ち込み、自分への罰としたいとおもいます。

by レンゲ

『未熟者であることに甘えていることがすべての問題を生んでいる』より

レンゲさんはね、清水君から嫌われることを極度に気にしている。つまりね、上の手記でも書いていたように清水君から“見捨てられる恐怖”には耐えられない。だからこそ、レンゲさんは清水君がファンディー(fundies)をはいてドライブに出かけようと言えば、断れないと言っていたんですよ。でしょう?

そうです。

この手記を書いていた当時から比べれば、レンゲさんは社会にも復帰したし、症状は良くなっているという事を僕もはっきりと感じます。でもね、清水君の申し出を断れなかったように、今でも“見捨てられる恐怖”にレンゲさんは囚(とら)われている。

でも、それとあたしがイケない事とどのような関係があると言うのですか?

つまりね、清水君に“下つき”だと言われたことは、レンゲさんは気にしないようにしているかもしれない。気にしたところでどうにもならない。背の高い人は背が高い。背の低い人は背が低いんですよね。背の低い人が背丈の低いことをいくら気にしても仕方がないことだし、背が低いからって知能程度が低いわけでもなければ、性感度が低いわけでもない。性生活には何の問題もない。レンゲさんだってこの理屈が分かるでしょう?

分かりますわ。だから、あたしも気にしないようにしているんです。

確かにレンゲさんは“下つき”であることは気にしていないかもしれない。ところが無意識のうちに“下つきの女は淫乱だと言われているんですよ。性的に無軌道で手に負えない女だと言うことですわ”という事を刷り込まれてしまっている。そう、レンゲさんは僕にはっきりと言いましたからね。覚えているでしょう?

ええ。覚えていますわ。

つまりね、心配事だとか、気になることを抱えていると女性はイケないと言う事を去年(2005年)オランダの性科学者が発表しているんですよ。僕に言わせてもらえれば、レンゲさんは無意識のうちに“下つきの女は淫乱だと言われている。性的に無軌道で手に負えない女だ”という事を刷り込まれている。このことがメンタルブロックになっている。だから、清水君の前では“淫乱な女”であると思わせるような反応を無意識のうちに見せないようにしている。“性的に無軌道で手に負えない女”であると思わせるような反応を見せないようにしている。このメンタルブロックがレンゲさんのイクことにブレーキをかけている。これがレンゲさんが清水君に抱かれてイケない事の説明ですよ。僕には、このこと以外に考えられませんね。

そうでしょうか?。。。で、あたしはどうすればよいのでしょうか?

だから、僕が上で引用した徳川家康さんの残した遺訓をもう一度しっかりと読んで味わうことですよ。

でも、家康さんは江戸時代の人ですわ。そんな昔の人が言ったことを真に受けて。。。

レンゲさん。。。、時代には関係ないことですよ。家康さんが言った事の中には真実が込められていますよ。ニュートンが万有引力の法則を発見したのも江戸時代ですよ。その法則をアインシュタインが修正して相対性理論を発見した。つまりより真実に近づいた。その理論に従ってロケットを飛ばしたので、人間が初めて月に行くことができた。要するに、江戸時代であろうが奈良時代であろうと、苦労人の言った事の中には真実が込められているんですよ。

それで、家康さんはどんな真実を残したとおっしゃるのですか?

だから、“何かがとても欲しいと思った時には、自分の過去にあった苦しい時代を思い出すことだね”。。。と言うことですよ。つまり、“足るを知る”と言うことですよ。そのような気持ちになれば、“下つきの女は淫乱だと言われている。性的に無軌道で手に負えない女だ”と言うことが気にならなくなる。イクことにそれ程こだわることもなくなる。要するに、禅で言うところの“心を空にする”境地に近づくことができるわけですよ。

そういう境地になると、あたしもイケルのですか?

そうですよ。レンゲさんがイケないのは体の問題ではありません。心の持ち方の問題ですよ。もう一度レンゲさんが書いた上の詩を読んでくださいよ。

あたしの詩を読むと、どうなるとおっしゃるのですか?

読めば読むほど、今のレンゲさんが幸せの中に浸(ひた)っていることが分かるはずですよ。。。でしょう?

(。。。レンゲさん、無言。。。)

【ここだけの話しですけれどね。。。レンゲさんは、やっぱりイクことにこだわっていますよね。でもね、かつてのように、落ち込んで死ぬことにこだわるよりはマシだと思います。とにかく、レンゲさんの話はますます面白くなりますよ。これまでの話を読みたい人はリンクを貼っておきましたから、ぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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性と愛は限りなく [性の悩み・セクハラ・愛と性]

性と愛は限りなく


 
 



不倫の悦びと苦悩


わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。
そして、何かを得ようとも思っていました。

でも、彼との長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。

世間のすべての不倫カップルがそうだとは
限らないとは思いますが、
わたしたちの場合は、
おたがいを傷つけあって
後々笑顔で思い出せるようなものではありませんでした。

おそらく今、会ったとしても、
お互い自分の残した
嫌なものを見ているような気持ちしか、
生まれてこないでしょう。

最初の頃のときめき。
彼のやさしさ。
いきいきとしたわたし。
何もかも、なくしてしまってからの別れ。

本当は、彼と和解したいと考えている自分がいます。
よりを戻すのではなく、ただ、醜い別れを修正したい。

・・・そんな甘い話は、ありませんよね。

by レンゲ




『不倫の悦びと苦悩』より

デンマンさん、また、こうしてあたしの古傷に触れるのですわね。

いや、。。。そういうわけでは。。。決してレンゲさんの古傷を痛めつけるわけではありませんよ。

だって、また上の手記を持ち出してきましたわ。

これは、おとといの手記の後半ですよ。レンゲさんが “誤解されて受け取られるような引用の仕方ですわ” と言ったので、この記事を読んでくれる人が誤解しないようにと残りの大切な部分もこうして書き出したわけですよ。

でも。。。でも。。。

なんですか?

デンマンさんは、きっとまたあたしが落ち込むようなことを言いますわ。

レンゲさんは、どうしてそのように被害妄想の先入観に囚われてしまうのですか?僕は何度も言っているように、レンゲさんを“心の恋人”として心から愛しているんですよ。。。レンゲさんは僕の言葉が信じられないのですか?

でも、デンマンさんは、あたしに向かって何度も何度も“愛している”とおっしゃいましたわ。それ程たびたび言われると、ありがたみが無くなってしまいますわ。

レンゲさんは、やっぱりまだ“愛の国際化”ができていませんよね?

なんですの。。。? その“愛の国際化”ってぇ~?

レンゲさんは上の手記の中で次のように書いていますよ。

わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。

そうですわ。確かに、そのように書きましたわ。デンマンさんは、またアラ探しをするのですか? あたしが、何か間違ったことでも書きましたか?

いや、何も間違ったことは書いていませんよ。むしろ、レンゲさんの心構えをすばらしい事だと思っていますよ。レンゲさんは恋愛を通して成長しようとしているのかもしれません。でもね、レンゲさんはこれまでに不倫も含めて、平均的な女性が経験する少なくとも5倍ぐらいの恋愛経験を積んでいるんですよ。

つまり、あたしがたくさんの恋愛をしたことが悪い事だとおっしゃるのですか?

僕は悪い事だと言うつもりはありませんよ。

でも、デンマンさんは、あたしが浮気な女だと思っているのですわ。16才の女学生の身で妻のある坂田さんの腕に抱かれて桜の花びらを散らしたこと。。。大学を中退して、クラブ・オアシスでホステスとして働き、ナンバーワンになるために恋愛を売り物に蝶のように男の間を舞い続けたこと。。。ホステスを辞めて、会社員になれば、上司で妻子ある吉村さんとの不倫にはまってしまう。。。心の痛手から救いを求めるようにホステス時代のお客の椎名さんにすがる。別れては再び関係を結び、あたしが殺されそうになっても、別れずにまた関係を結ぶ。デンマンさんの紹介でブテック・フェニックスの店長として働き始めると、問屋筋の野々宮さんと離れられない関係になってしまう。ごたごたの末に別れると、今度は野々宮さんの代わりに来た洋ちゃんと抜き差しならない関係になってしまう。。。デンマンさんは、こういうあたしの恋愛遍歴を眺めながら、心の中であたしを浮気な女だと蔑(さげす)んでいるのですわ。そうでしょう?

。。。そうやって、レンゲさんは、自分で決め付けているんですよ。僕はレンゲさんをすばらしい女性だと思い“心の恋人”だと決めているんですよ。そういう僕がレンゲさんを蔑んでいるはずがないじゃないですか?

でも、デンマンさんは、何時でもあたしにお説教をしますわ。あたしのアキレス腱をチクチクと傷つけて、あたしのか弱い心を痛めつける。

だから、それは次のような古言を僕が座右の銘にしているからですよ。

愛なき批判は空虚にして、
批判なき愛は盲目なり

僕はレンゲさんに失敗を重ねて欲しくないから、いろいろと言うわけですよ。

つまり、あたしの経験した恋愛は、すべて盲目だったとおっしゃるのですか?

すべてが盲目だった、と言うつもりはありませんよ。でも、これまでレンゲさんはたくさんの恋愛を経験してきたけれど、今だに人生の伴侶を見つけていない。

要するに、デンマンさんは、あたしが浮気者だと言いたいのでしょう?恋愛の間をただ闇雲(やみくも)に蝶のように飛び回っている。真剣に人生の伴侶を探そうとしていない。やっぱり、デンマンさんは、あたしが浮気な女だとおっしゃりたいのですわ。

そうではありません。僕はレンゲさんの恋愛経験が豊富だという事が悪いと言っているわけではないんですよ。人間には誰にでも浮気心があるものですよ。あの有名なモンテスキューが次のように言っているほどです。

The possession of many wives does not always prevent their entertaining desires for the wives of others. It is with lust as with avarice, whose thirst increases by the acquision of treasures.

--- Montesquieu



たくさんの妻を娶(めと)ったからと言って他の男の妻に対する浮気心が無くなると言うわけではありません。

それどころか、女性に手を付ければ付けるほど他の女性も欲しくなるものです。

それはちょうど、お金が増えれば増えるほど、さらにお金が欲しくなるようなものですよ。

モンテスキュー


モンテスキュー (Montesquieu)

本名: Charles-Louis de Secondat シャルル=ルイ・ド・スコンダ

啓蒙期のフランスの哲学者、政治思想家。
ラ・ブレド (la Brède) とモンテスキュー (Montesquieu) を領地とする男爵 (baron) でもあった。

彼は、1689年1月18日に、ボルドー (Bordeaux) 近郊で生まれ、
1755年2月10日に逝去した。

ジョン・ロックやイギリスの政治に影響を受け、フランス絶対王政を批判し政治権力を分割し、均衡と抑制による権力分立制の基礎を築いた。

法とは「事物の本性に由来する必然的な関係」であると定義し、権力を分割しない統治形態による法からは政治的自由が保障されないと考え、執筆に20年かけたといわれる著作『法の精神』で、権力を立法・行政・司法に分割する三権分立論を唱えた。

社会学の父と考えられている。

SOURCE: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

モンテスキューのような卓越した哲学者でも人間の本性を上のように見究めているわけですよね。つまり、人間の心はどんなに求めても所有できるものではない。それが分かっていても、色欲の事になると、お金と同様、人間の目がくらんで、あくなき欲望のとりこになると言っているんですよね。

つまり、あたしのようにたくさんの恋愛をすることもアホな事だと言っているわけですよね?

そういうわけではありませんよ。人間は完璧ではない、と言っているんですよ。

いいえ、デンマンさんは、上のモンテスキューの格言を引用してまで、あたしが飽くなき愛欲に囚われていることを言いたいのですわ。そうでしょう?

違いますよ。人間の弱さを認めることも大切だと思うから、僕はモンテスキューの格言を持ち出したんですよ。つまり、モンテスキューは弱みや欠点を何時までも欠点のままにしておかないことだよ!と言おうとしているんでしょう。レンゲさんだって、このことを無意識のうちに知っているんですよ。だから、次のように書いたわけですよね。

わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。

過去の恋愛の失敗に学んで、レンゲさんは成長してゆきたいと思っている。。。そういうことでしょう?

そうです。

でも、レンゲさんは失敗からあまり学んでいないようですよね?

あたしが、何時までたっても恋愛で失敗を繰り返していると言いたいのでしょう?。。。そうやって、あたしと洋ちゃんのこともデンマンさんは、批判しているのですわ。

レンゲさんに失敗して欲しくないからですよ。

それで、“愛の国際化”って、どういうことですの?

うん、そのことですよ。その事を言うために僕はモンテスキューの格言を引用して“性と愛は限りなく”と言うことを話してきたんですよ。性欲も愛欲も限りが無いものです。

でも、その事と愛の国際化がどのように関係しているのですか?

僕はすでにレンゲさんに話したことがあるのだけれど、多分忘れていると思うから、もう一度ここに書きますよ。

僕がエドモントンに居た頃に付き合っていたシングルマザーのことを書きますけれどね、この女性はエミリーさん(仮名)といって3人の子持ちでした。長男が5つぐらいでしたよ。

そのエミリーさんは30歳ぐらいの女性ですか?

そうです。

きれいな方だと言いたいのでしょう?

いや、ブスだとか美人だとかは、この場合関係ないんですよ。

でも、デンマンさんが付き合っていた方ですから気になりますわァ。

こんな感じの人でしたよ。

きれいな方ですわ。デンマンさんがお付き合いする人って、どうしてこのようにォきれいな方ばかりなんですの?

これは実物の写真ではありませんよ。プライバシーを守らなければなりませんからねぇ。

それで、そのエミリーさんはどんな躾をしていたのですか?

それが驚いたのなんのって。。。

だから、どのような。。。

そう、せかせないでくださいよ。その5歳のマイケル君が食事のあとに皿洗いをするんですよ。5歳ですよ。日本では考えられない事でしょう?僕は危ないのじゃないか?と思いましたよ。ナイフなんかがシンクの中に混ざっていますからね。

しかし、5歳の坊やでは流し台にとどかないでしょう?

そうなんですよ。欧米の台所の流しはかなり高いですからね。そのままではとてもマイケル君には皿洗いができないんですよ。

それでどのようにして?

ビール瓶が1ダース入ったプラスチック製のケースがスーパーマーケットなんかにあるでしょう?あれが台所の隅に置いてあってね、それをマイケル君が流しの所に引きずって行き、ケースをひっくり返してその上に乗るんですよ。

そんなことまでして5歳のマイケル君に皿洗いをさせるのですか?ちょっと可哀想ですわ。

そうなんですよ。見かねて“危ないから僕がやりましょう”と申し出たのだけれどね、“それは躾のひとつだからマイケルにやらせているの”と言って僕の申し出を断固として拒絶しましたよ。

エミリーさんの家が特別なのではありませんか?

いや、そういうわけじゃないんですよ。欧米で僕は他の家でも同様な躾を何度か見ています。僕自身の小さい頃や、その当時友達の家に遊びに行った時などに目にした家庭の様子などを振り返ってみて、日本人の家庭では子供が甘やかされていると、僕はしみじみと感じましたよ。

しかし、躾と家庭崩壊とどのような関係があると言うのですか?

つまり、躾を通して社会的な規則や家族の絆を学んでゆくという姿勢ができてゆくと思いますね。マイケル君のような5歳の男の子に日本で皿洗いをさせたら、児童虐待と言われかねないかもしれません。でもね、もし家族7人を殺害した日本人のカップルが幼い頃しっかりした家庭教育を受けていたら、社会的常識や規則、家族の絆を身に着けていたでしょう。だから、あのような無残な殺人をやってのけるような事にはならなかったと僕には思えるんですよ。

そうでしょうか?

じゃあ、もう一つエピソードを。。。僕はエミリーさんと子供たちと一緒に近くのショッピングセンターへ買い物に付きあった事があるんですよ。その時マイケル君がおもちゃの棚のところでプラモデルの飛行機が欲しいと言って駄々をこねたんです。エミリーさんは“前にも同じようなプラモデルを買ったじゃないの?あのプラモデルを途中で投げ出してしまったでしょう?だからこれは駄目よ!まだ、あのプラモデルがあるのだから、これは元の所に返してきなさい” このように言ってエミリーさんは断固として譲らなかったんですよ。

それで。。。?

マイケル君は泣きだしてしまいましたよ。“泣く子と地頭には勝てぬ”という諺が日本にはありますが、エミリーさんは断固としてマイケル君の言う事を無視し続けました。日本人の母親なら、子供が泣いてまで欲しがるのだから、おもちゃを買い与えてしまうかも知れませんよね。しかもショッピングセンターで子供が泣き出して駄々をこねる様子は日本人なら“みっともない”と考えて、そう高くはないおもちゃを買い与えてしまうかも知れません。

それで、どうしたのですか?

エミリーさんは全く取り合わなかったですよ。僕は、マイケル君にかなり同情していました。皿洗いまでしていましたからね。ご褒美に、もう一つぐらいプラモデルを買い与えてもいいのじゃないか?僕は、そう思いましたよ。

デンマンさんはどうなさったのですか?

僕が買ってあげると言い出したところで、エミリーさんが拒絶するのが分かっていましたからね。僕は何も言いませんでしたよ。あとでマイケル君にエミリーさんには内緒で買ってあげるつもりでした。そのことよりも、このあとマイケル君がどのような態度を取るのか?そのことの方に興味がありましたね。

マイケル君はどうしたのですか?

マイケル君もお母さんの性格が全く分からないわけじゃない。ひとしきり泣いていたけれど、お母さんが買ってくれないと分かると、泣き止みましたよ。そうなると、お母さんの機嫌を損ねた事が気になるのですね。マイケル君が駄々をこねたのでエミリーさんは無視し続けましたからね。マイケル君はエミリーさんと少し離れながら、買い物のあとに付いて行きましたよ。エミリーさんも気にならないわけじゃない。時々マイケル君の様子を見ていました。レジに着く頃にはマイケル君は駄々をこねた事を少し反省したらしくて、エミリーさんの手をそっと取って、じっと見上げるんですよ。

エミリーさんは何と言ったのですか?

何も言いませんでした。でも、マイケル君が握った手を離さずに、見上げるマイケル君にちょっぴり笑みを浮かべました。“Mommy, I'm sorry.” マイケル君は小さな声でそう言いました。エミリーさんはそんなマイケル君を見て前よりもやさしい笑みを浮かべたものですよ。僕がハッと思ったのはその次にマイケル君が言った言葉です。“Mommy, I love you.” 日本では、絶対にこのような会話は聞く事ができないですよね。



いいお話ですわァ。“小説的人生”を送っているあたしにはうらやましい限りです。

僕はその時“家庭の絆”を目にしたような気がしましたよ。躾は厳しいだけじゃない。“母親のぬくもり”も充分にマイケル君に伝わっていたんですよね。この厳しさと母親のぬくもりが現在の日本には欠けているのではないか?日本人はもう一度“家庭の絆”という事を考えてみる必要があるのじゃないか?そうすれば、レンゲさん、あなたが育ったような崩壊した家庭も無くなるような気がするのですよ。ちょっと、言い過ぎましたか?

いいえ、あたしの耳には痛みが残りましたが、デンマンさんの言われた事は理解できますわ。

そうですか。そう言ってもらえると、ちょっと長めに書いた甲斐がありますよ。レンゲさんが、いづれお母さんと仲直りできる事を祈っています。

『不倫と家族の絆』より

僕の言おうとしている“愛の国際化”が、このエピソードから分かりませんか?

なんとなく分かるような気もしますが、どういうことですか?

マイケル君がお母さんに言った“I love you”は、日本には無い“愛”ですよ。5才か6才の子供がふざけてお母さんに“ママ、愛しているよ”と言うことがあるかもしれないけれど、僕は日本で上のような場面を目にしたことがありませんよ。もちろん、僕自身の子供の頃を考えても、母親にそのような意味のことを言った事もない。つまりね、欧米では“愛”と言うものを5才の頃から実際にお母さんに感じているし、それが言語化されている。家庭の中で育(はぐく)まれている。

デンマンさんは、日本の子供たちは愛を感じていないとおっしゃるのですか?

感じているかもしれません。僕は感じていましたからね。母親に愛されていたことを肌で感じていましたよ。実際、上のジューンさんにだっこされている幼児のように、僕も母親に抱かれてオッパイを飲んだ頃の思い出が、かすかに残っていますよ。乳クビを口に含んだときのブツブツした感触までが、かすかに記憶に残っていますよ。。。でもね、日本には愛を言語化してお互いに確かめ合うと言う手段が欠如していると思いますよ。また、そういう事を言う必要がないという考え方が日本にはある。これは夫婦の間にもある。“愛しているよ”なんてマジでは言わないものですよね。そんなことは分かっているとお互いに思い込んでいる。“以心伝心” これを美徳だと思い、“愛している”なんて口に出すことは、はしたない事だ、と思う考え方が日本には江戸時代の頃からありますよね。

そうでしょうか?

あるんですよ。山本周五郎さんの時代小説などを読むと、“好きだ” とか “愛している” とか、一度も口に出したことのない老夫婦の、それでも愛でしっかりと結ばれている、ほのぼのとした話を読むことができますよ。決して“愛”が無かったわけではない。江戸時代や、明治・大正時代のようなテンポの遅い、西洋社会の影響をあまり受けていなかった時代には、そういう日本的な以心伝心で夫婦がお互いに分かり合えていたのかも知れませんよね。

現在の日本には、そのような以心伝心は無いとおっしゃるのですか?

あるかも知れませんよ。でもね、現在の日本人は社会生活から、恋愛まで、すべての点で欧米の影響を受けている。10代の男女がデイトをしたり、キスをしたり、エッチをしたり。。。、そういうことは欧米の映画の影響をもろに受けた結果ですよ。ところが、マイケル君がお母さんに“I love you。” と言うことなど全く知らない。そこまで、日本人は欧米の影響を受けていない。

つまり、日本人は表面的にしか欧米化していないということですか?

そうですよ。日本は良い点でも悪い点でも欧米化しているけれど、愛に関する限り、日本は中途半端になってしまっていますよ。だから、表面的に欧米の映画を観て、あのように恋愛すると失敗してしまう。なぜなら、欧米の家庭では、マイケル君の上のエピソードで見たように、けっこう厳しい家庭教育が行われ、そのような中で“愛”を知る心が育ってゆく。ところが、現在の日本の家庭を見ていると、そのような厳しさと愛が欠如している。

つまり、デンマンさんがよく言う家庭崩壊ですか?

そうですよ。愛を知らない子度が育っている。そういう子供たちが、常識では考えられない事件を起こしている。

そして、あたしも、家庭崩壊の落とし子だとおっしゃるのですね?

レンゲさんは、そのことに気付いている。自分でも、家庭的な愛に恵まれなかった事を自覚しているし、そのことが原因で境界性人格障害に悩まされている事も知っている。10年以上も治療を受けている。少しづつだけれどもレンゲさんは快方に向かっている。でもね、僕がこれまで投稿を交換してきた人の中には、自分では全く自覚していない境界性人格障害者がたくさん居ますよ。

それで、デンマンさんは、どうしろとおっしゃるのですか?

だから、“愛の国際化”ですよ。表面的にグローバルするだけじゃなく、愛もグローバル化する必要がありますよ。

そのようなつもりで、デンマンさんは、あたしのことを“愛している”と言うわけですの?

そうですよ。僕の“愛している”は、マイケル君がお母さんに向かって“愛している”と言うのに似ていますよ。つまり、厳しさの中で感じる信頼・親愛・仁愛ですよ。愛にはさまざまな愛があるけれど、僕がレンゲさんに感じている愛はレンゲさんとエッチすることによって完結する愛ではないんですよ。分かるでしょう?

デンマンさんは、そうやって、またあたしがエッチにこだわリ過ぎていると言いたいのでしょう?イケすかんわああああ~~~

とにかくね、レンゲさんはアメリカ映画の見すぎだと思いますよ。

どういうことですか?



不倫の悦びと苦悩


ある既婚男性のことを、
どうしようもなく好きになってしまったのです。

初めは手の届かない相手だと、
片思いを続けていたのです。

でも、どうしても我慢できずに、
彼にモーションをかけはじめたのです。

そして、長い時間を経て
彼と肉体関係を持ちました。

そこから、彼はわたしのことを
「彼女」だと呼ぶようになりました。

わたしは、一度の関係で終わろうと思っていました。
してはならないことをしてしまった、という思いと、
これで完結した、という気持ちがあったからです。

でも、長い間モーションをかけ続けておいて、
セックスして、「はいさよなら」なんて図々しいですよね。

結局わたしたちは、
不倫関係に陥ってしまったのです。

そして次第にわたしは
苦悩に苛まれはじめたのです。

by レンゲ




『不倫の悦びと苦悩』より

また、この手記ですかあああ?

もう、見るのもイヤですか?

それで、デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

普通ね、“長い時間をかけて。。。”と言う場合、それは、1ヶ月とか2ヶ月ではないんですよ。

でも、映画の中の恋愛から比べれば、1ヶ月、2ヶ月は充分に長いでしょう?

長いと言う場合、3年とか5年ですよ。僕の知り合いには8年間付き合ってようやくエッチした、と言う人だって居ますよ。

つまり、あたしはエッチにこだわリ過ぎていて、しかも、エッチするのが早すぎると言うのでしょう。。。?デンマンさんは、そうやってまたあたしをコケにするのですわね?

僕は、レンゲさんを馬鹿にしているんじゃないんですよ。レンゲさんに幸せになってもらいたいからですよ。これまでの豊富な恋愛経験にもかかわらず、レンゲさんは今だに人生の伴侶を見つけていない。それはね、恋愛の進行が早すぎるのではないか?エッチするのが早すぎるのではないか?相手を理解していないにもかかわらず、エッチしたので理解しているつもりになっているのではないか?そういうことが恋愛の失敗になっているのではないか?僕はそう思っているわけですよ。分かりますか?

つまり、充分時間をかけて、相手を見極めてからエッチしなさいと言うのでしょう? 

。。。まあ、なんですよ。。。一言で言うならそういうことですよ。うへへへへ。。。

それで、デンマンさんは、あたしとなかなかエッチしてくれないんですのね?

違いますよ。そういう事は、あまり考えない方がいいのじゃないかと言っているんですよ。つまり、期待を持ち過ぎてもいけないんですよね。家康さんの言った事をもう一度読んでくださいね。じゃあね。



人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。
いそぐべからず、
不自由を常と思えば不足なし、
こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。

堪忍は無事長久の基、
いかりは敵とおもえ、
勝つ事ばかり知りて、
まくること知らざれば害その身にいたる。

おのれを責めて人をせむるな、
及ばざるは過ぎたるよりまされり。

人の一生と言うものは重い荷を背負って遠い道を行くようなものですよ。
急いではいけないのだ。
いつも不自由していると考えれば、不満が生じるはずがないんだよ。
何かがとても欲しいと思った時には、自分の過去にあった苦しい時代を思い出すことだね。

“堪忍”こそが無事に長く安泰でいられる基礎なんだよ。
“怒り”は敵と思いなさい。
また、人生では勝つ事ばかりを知って、負けを知らない事は危険ですよ。

自分の行動を反省することです。人の責任ばかりを追及する事は良くありません。
何かをやるとき、なかなか達成できない事の方が、やり過ぎてしまう事よりましなんですよ。

【ここだけの話しですけれどね。。。レンゲさんは、やっぱりエッチにこだわっていますよね。でも、レンゲさんに言わせると、僕の方がこだわっていると言いますよ。うへへへへ。。。僕は、こだわっていませんよ。とにかく、レンゲさんとは“心の恋人”ですからね。いずれにしても、レンゲさんの話はますます面白くなりますよ。これまでの話を読みたい人はリンクを貼っておきましたから、ぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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性と愛の完結 [性の悩み・セクハラ・愛と性]

性と愛の完結


 
 



不倫の悦びと苦悩


ある既婚男性のことを、
どうしようもなく好きになってしまったのです。

初めは手の届かない相手だと、
片思いを続けていたのです。

でも、どうしても我慢できずに、
彼にモーションをかけはじめたのです。

そして、長い時間を経て
彼と肉体関係を持ちました。

そこから、彼はわたしのことを
「彼女」だと呼ぶようになりました。

わたしは、一度の関係で終わろうと思っていました。
してはならないことをしてしまった、という思いと、
これで完結した、という気持ちがあったからです。

でも、長い間モーションをかけ続けておいて、
セックスして、「はいさよなら」なんて図々しいですよね。

結局わたしたちは、
不倫関係に陥ってしまったのです。

そして次第にわたしは
苦悩に苛まれはじめたのです。

by レンゲ




『不倫の悦びと苦悩』より

デンマンさん、また、こうしてあたしの古傷に触れるのですわね。

いや、。。。そういうわけでは。。。決してレンゲさんの古傷を痛めつけるわけではありませんよ。

だったら、どうして上の手記を持ち出してきたのですか?

実は、上で引用した部分はレンゲさんが書いた手記のごく一部なんですよね。でしょう?

そうです。。。しかも、あたしのことが誤解されて受け取られるような引用の仕方ですわ。

そのようなイヤらしい事までしてレンゲさんの気持ちを傷つけるようなことなど、僕にはできませんよ。

でも、デンマンさんは、こうしてイヤらしい事をしていますわ。あたしは、これまでにも、同じように心が傷ついて、何度悔し涙を流したか知れませんわ。。。

それはちょっと大げさでしょう?

いいえ、決して大げさな事ではありませんわ。。。あたしが忘れようとしている事を、また、こうして持ち出してきて、あたしの古傷を痛めつける。。。あたしは。。。あたしは。。。

ちょっと。。。ちょっと。。。レンゲさん、何をするのですか。。。? わざわざ真っ白い風呂敷のような大きなハンカチなど出してきて涙を拭く真似などしなくてもいいじゃないですかぁ~?

真似ではございませんわ。。。

あれっ。。。なんだか卑弥子さんのような口調になってきましたねぇ~。 あの人なら、“真似ではござ~♪~ませんのよ。おほほほほ。。。”と言うでしょうね。

デンマンさん、いい加減にして下さいな。ほらぁ~。。。ご覧になってくださいな。この通り、あたしの頬は涙で泣き濡れているのですわぁ~。

涙など出ていませんよ。。。ったくゥ~

出ていますってばああああ。。。デンマンさんのウェブカムが感度悪いのですわああああ。。。

僕のじゃなくて、レンゲさんのウェブカムでしょう?

。。。とにかく。。。とにかく。。。あたし、とっても悔しくって、涙がこみ上げてきているんですわぁ~。

分かりましたよ。。。分かりましたから、その大きな真っ白いハンカチをしまってくださいよ。。。もしかして、それってシーツじゃありませんかぁ~?

違いますわ!んも~~。。。あたしの心が痛んでいることをデンマンさんは分かってくださるのですね?

僕はレンゲさんの心を痛めつけていませんよ。

あたしの心が傷ついている事をまだ分かってくださらないのですね?

とにかくね、。。。その白い大きなハンカチね、目障りだからしまってくれませんか?。。。どうも、それを見ていると気が散って話ができませんよ。

デンマンさんに、あたしがどれほど心を痛めているのかが分かっていただけるまでは、このハンカチを手放すわけにはゆきませんわ。

レンゲさんは、いつも僕の記事が長いと苦情を言ってますよね?

急に話題を変えないでくださいな。

変えているわけではありませんよ。レンゲさんが、このように手の込んだことをするから、僕もこうして余計なことを書かなければならないんですよ。そんな大きな真っ白いハンカチなど出してくる必要はないでしょう?

デンマンさんが、あたしの古傷を痛めつけてあたしを泣かせているのですわ。。。その涙を。。。その涙を。。。こうして白いハンカチで拭って、どこがいけないのですか?

レンゲさんは盛んに涙を拭っているつもりになっているけれどね、僕には涙が見えませんよ。第一、僕がレンゲさんの手記の一部を引用したぐらいで涙が出るほど心が痛むわけがないじゃありませんか?

デンマンさんは。。。デンマンさんは。。。あたしの心がそれほど鈍感だと思っているのですか?

すばらしい詩を書くレンゲさんの心が繊細だということを僕は充分に知っているつもりですよ。

だったら。。。だったら。。。あたしが、こうして涙を流していることだって、分かっていただけますよね?

そお思え、と言うなら思いますが、僕の言いたい事は、何もそこまでレンゲさんが手の込んだことをする必要はありませんよ。レンゲさんが、そのように手の込んだことをするから、僕がこうして余計なことを書かなければならない。それで僕の記事が長くなる。そうすると、レンゲさんが記事の長いことについて僕に苦情を言う。。。分かりますか?僕の言っている事がぁ~。。。?

デンマンさんは、いつでも手記だとか詩だとかを引用してあたしの心を傷つけるのですわ。いつも、あたしはじっと我慢しているのですわ。でも、今日は。。。、今日は。。。こらえきれずに、こうして涙が溢(あふ)れ出てくるのですわぁ~。

分かりましたよ。。。分かりました。。。ところでね、そのハンカチね、。。。それって、やっぱりシーツだよね?

違いますってばああああ。。。。

でも、ずっと下までつながっているでしょう? 画面の下の方は見えないけれど。。。ちょっと立ち上がって見せてくれるゥ~?

いいえ、これはハンカチですわ。

レンゲさん、。。。あなたね、ハンカチとシーツを間違えて取り出してしまっているよ。うへへへへ。。。。

違いますってばああああ。。。これは絶対にハンカチなんです。あたしは。。。あたしは。。。とにかく、心が痛んでいるんですわ。。。こらえきれなくって、それで涙が出てくるんですわぁ~。。。

分かったよ。。。何時までもハンカチにこだわっていたら、この記事はハンカチだけで終わってしまうからね。

それで。。。それで。。。デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

だから、それを初めに言えばいいんじゃないの。。。?それを。。。、それを、涙を出してみたり、ハンカチを取り出そうとして、間違ってシーツを取り出したりするから、僕の記事が長くなってしまうんですよ。

これはシーツではありませんてばあああああ。。。。

分かりましたよ。とにかく、その白い物をしまってくださいよ。んも~~。。。目障りだなぁ~

デンマンさんは、今日もまた、そうやってあたしをコケにするのですのね?

僕はレンゲさんを馬鹿にしていませんよ。何度も言っているではありませんかぁ~! レンゲさんは僕の“心の恋人”なんですよ。僕は誰よりもレンゲさんのことを愛していると信じきっていますよ。

分かりましたわ。それで何をおっしゃりたいのですか?

急に素直になりましたね。初めからそう言ってくれれば良かったんですよ。僕はね、タイトルに書いたとおり“性と愛の完結”の事について話したいためにレンゲさんの手記を持ち出したんですよ。

あたしが書いたものの中にまたアラを探すわけですのね?

いや、別にアラを探すつもりではないけれど。。。

それで、上の引用の中のどこが悪いとおっしゃるのですか?

僕は“悪い”と言うつもりではないんですよ。ただね、上の部分を読むと、レンゲさんはエッチすることによって“恋愛”を完結したつもりになっているところがありますよね。

そうでしょうか?

だって次の部分がそのものズバリでしょう?



長い時間を経て
彼と肉体関係を持ちました。

そこから、彼はわたしのことを
「彼女」だと呼ぶようになりました。

わたしは、一度の関係で終わろうと思っていました。
してはならないことをしてしまった、という思いと、
これで完結した、という気持ちがあったからです。

デンマンさんは、あたしがエッチしてはいけないとおっしゃるのですか?

そんな事を言うつもりではありませんよ。

だったら、どうして。。。?

レンゲさんは完結だと思っているけれど、それは上の手記の全文を読む限り、決して完結などではなく、レンゲさんと吉村さんの不倫の始まりだったんですよ。

結果としてそうなったまでですわ。

でもね、平均的な女性の考え方はそうではありませんよ。

どういうことですか?

女性に出会いがある。相手はクラスメートであったり、幼友達であったり、友達に紹介された相手であったり。。。それはさまざまでしょう。でも、やがて友達づきあいから恋が芽生え、恋愛関係が始まる。その過程で人生の伴侶にしても良いと心に決めて女性は身を任せる。つまりエッチすることは決して完結ではなく、これから長い二人の人生のスタートラインに立ったということの証(あかし)なんですよ。“契(ちぎ)りを交(か)わす”と言う事は、そういう事でしょう?

そうでしょうか?

レンゲさんだって知らないわけじゃない。エッチするのは、握手をするような簡単な事じゃない。

でも、そのようなつもりでエッチする人だっているでしょう?

レンゲさんも握手するようなつもりで吉村さんとエッチしたのですか?

もちろん、違いますわ。

でしょう?でもね、レンゲさんは吉村さんと“契りを交わした”わけじゃない。

だって吉村さんには奥さんも子供もいましたから。。。

それは、レンゲさんにも初めから分かっていた事ですよ。だから、平均的な女性なら、レンゲさんのような選択をしないものですよ。つまり、妻子のある男性とは人生の伴侶として長い二人の人生のスタートラインに立てないから、初めからエッチなどしないものですよ。

あたしは、吉村さんと長い人生を伴侶として歩むつもりではありませんでした。

分かりますよ。上の手記に書いてある通りですよね。つまり、してはならない、という気持ちもあった。でも、どうしても吉村さんとの“愛”を完結したいという思いも強かった。それでエッチになった。レンゲさんはそれで終わらせるつもりだった。でも終わらなかった。二人は不倫関係にはまってしまった。そういうことですよね?

デンマンさんは、そうやってあたしにまた心の痛みを感じさせるのですわね?

そうではありませんよ。レンゲさんに悲しい不倫の思い出を呼び戻させるだけなら、僕は上の手記を持ち出したりしませんよ。

それならば、どうして。。。?

清水君との恋愛関係がまるで吉村さんとの不倫関係とあまり変わらないなと思ったからこうしてレンゲさんに、あの当時のことを思い出して欲しかったのですよ。

あたしは洋ちゃんと不倫しているのではありませんわ。

もちろん、不倫している、と言うつもりではありませんよ。清水君もレンゲさんも独身ですからね。でもね、レンゲさんの口から清水君と結婚したい、という事をまだ一度も聞いたことがありません。

それは、あたしも洋ちゃんも結婚にこだわっていないし、まだ、あたしたちには結婚して家庭を持ちたいという気持ちがないからですわ。

つまり、今のまま恋愛していたいという事ですか?

たぶん。。。

でも、その先のことを考えないのですか?

あたしは洋ちゃんさえその気なら結婚しても良いと思っています。

清水君にそう言ったことがありますか?

いいえ。

どうして言わないのですか?

だって、あたしが言いだす事ではないと思うから。。。洋ちゃんがその気になったら、あたしと結婚したいと言うと思います。

つまり、プロポーズは男が先にするものだと思っているからですか?

そう言う訳ではありませんわ。洋ちゃんはあたしよりも不幸な家庭に育ったから、家庭を持つ事にこだわりがあると思うからですわ。

でもね、レンゲさん自身が家庭を持つ事を避けているように僕には見えるんですよ。

どうして、そのように思うのですか?

だってね、最近レンゲさんが最も気にしている事は、清水君と結婚したいと言う事じゃないんですよね。清水君に毎日愛されているのにイケない、と言う事なんですよね。でしょう?

そうですわ。あたしがデンマンさんに何度聞いてもデンマンさんは、はぐらかしてあたしがどうすべきなのか具体的に教えてくれないんですわ。

レンゲさんは、具体的に手をとり足を取って教えてくれと言う。。。しかし、そんなことはできませんよ。

どうしてですの?

レンゲさんは意識的に、そう言っているのではないかもしれないけれど、上の手記にも書いていましたよね。



ある既婚男性のことを、
どうしようもなく好きになってしまったのです。

初めは手の届かない相手だと、
片思いを続けていたのです。

でも、どうしても我慢できずに、
彼にモーションをかけはじめたのです。

つまり、あたしがデンマンさんにモーションをかけていると言うのですか?

いや、今のレンゲさんは、自分の思っている事を素直に僕に言っているだけかもしれない。でもね、普通の女性はレンゲさんほど素直にはなれないものですよ。ジューンさんは、かなり素直な方だけれど、僕にそういうことを言った事がありませんよ。

あたしが、そのように言う事はいけない事ですか?

何を言ってもかまわないけれど、僕がその気になれば、レンゲさんはまた不倫にはまってしまうでしょう?同じ過ちをまた繰り返す事になるでしょう?レンゲさんは一度では終わらない人なんですよ。だから、このように分かりきったことをまたしでかすのは愚かなことですよ。レンゲさんに、手取り足取り教えたら不倫になってしまうのが分かりきっていますよ。

結局、デンマンさんは、あたしが愚かな女だと言いたいのでしょう?

レンゲさんは、決して愚かではありませんよ。頭のいい女の子なんですよ。ただし、分かっているのに同じ過ちを犯してしまう傾向にある。

なぜですの?

タバコを止めたい人が止められないのと全く同じ理由ですよ。

つまり、あたしは意志が弱いとおっしゃりたいのですね?

はっきり言ってしまえば、そういう事ですよ。

あたしは。。。あたしは。。。一体どうしたら良いのでしょうか?

徳川家康さんがね、次のような遺訓を残しているんですよ。レンゲさんにも参考になると思いますよ。



人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。
いそぐべからず、
不自由を常と思えば不足なし、
こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。

堪忍は無事長久の基、
いかりは敵とおもえ、
勝つ事ばかり知りて、
まくること知らざれば害その身にいたる。

おのれを責めて人をせむるな、
及ばざるは過ぎたるよりまされり。

人の一生と言うものは重い荷を背負って遠い道を行くようなものですよ。
急いではいけないのだ。
いつも不自由していると考えれば、不満が生じるはずがないんだよ。
何かがとても欲しいと思った時には、自分の過去にあった苦しい時代を思い出すことだね。

“堪忍”こそが無事に長く安泰でいられる基礎なんだよ。
“怒り”は敵と思いなさい。
また、人生では勝つ事ばかりを知って、負けを知らない事は危険ですよ。

自分の行動を反省することです。人の責任ばかりを追及する事は良くありません。
何かをやるとき、なかなか達成できない事の方が、やり過ぎてしまう事よりましなんですよ。

どうですか、レンゲさん。。。? なかなか、味わい深い言葉だと思いませんか?

つまり、あたしが洋ちゃんに毎日愛されているにもかかわらず、イケない、と言って不満に思う事は、あたしが多くの事を求め過ぎると言うことですか?

そういう事でしょうね。家康さんも“足るを知る”ことを大切な事だと言っているわけですよね。

デンマンさんは、そうやって何もかも理屈で割り切って満足しているのですか?

もちろん不満に思う事もありますよ。でも、何もかもすべてがうまく行っている人は、この世には居ませんよ。なぜなら、人間は誰もが不完全ですからね。もともと完璧を望むのは無理な事ですよ。自分に対しても、。。。それに相手に対しても。。。

でも、あたしはデンマンさんの腕の中で満ち足りていました。

レンゲさんに、そう言われると僕は鼻の下を伸ばしたくなりますよ。でもね、“初心忘るべからず”とも言いますよね。

冗談ぬきで、舞い上がるような
いい気持ちです。


2004-8-16 19:46



ご苦労様、ありがとうございます。
バンクーバーでのわたしは、
デンマンさんにエスコートされて、
のびのびした表情をしていますね。
ここ大阪では考えられません。

あたしの精神年齢は32歳ですか?
大人ですね。
昔から思索にふけることが
多かったのですが、
そういった時に、
わたしは大人に
なれるのかもしれません。

でも、妄想にふける
中学生のわたしもいますが。
もうひとつ言えば、
不安にさまよう
4歳のわたしもいます。

わたしの詩・・・
(自分では自慰行為と呼んでいますが)
人に見せるのも、
まして批評していただけるなんて、
全く初めてだったんです。

デンマンさんが感想を書いて下さって、
冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ちです。
ネットで公開してよかった・・・

デンマンさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。

わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

それにしても、わたしは幸せ者ですね。
この、“夢のバンクーバー”で、
わたしはデンマンさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございます。

質問の方もできるだけ早く、残りをお答えしますね。

by RENGE

『次元の違いとは端的に言うと』より

どうですか、レンゲさん。。。僕とレンゲさんは“心の恋人”として、こうして今だに詩を通して心と心がしっかりと触れ合っている。この間にもレンゲさんは関係を結んで別れてしまった男が数人居るんですよ。レンゲさんは僕の“求愛”を受け入れて、それ以来レンゲさんは僕にたくさんの詩を書いてくれ、僕に思いの内を素直に打ち明けてくれている。どんな事でもレンゲさんは僕に話すことができる。そんなレンゲさんの真心に対して僕は素直に“愛している”と思っているし、そのことを僕はレンゲさんに率直に言ってきたんですよ。でしょう?

。。。(レンゲさん無言)。。。

“心の恋人”とは、素直に信じていることを伝え合うと言うことですよね。詩を通して心と心が触れ合い、喜びを分かち合うこともできる。そういう喜びだってある。レンゲさんだって上の手記の中で認めていますよ。でも、清水君に毎日愛されているのにイケないと言って不満に思うレンゲさんも居る。

デンマンさんは、ずるいですわ。

どうして?

だって、こういう時にあたしが書いた手記を持ち出してきて見せ付け、あたしを黙らせてしまう。あたしの弱みをデンマンさんはしっかりと握っているのですわ。

上の手記は、レンゲさんの弱みではありませんよ。レンゲさんのすばらしさでしょう? だからこそ、僕はこの手記を何度も引用するんですよ。レンゲさんのすばらしさをレンゲさん自身に分かってもらいたいからですよ。

でも、このような時にあたしの手記を持ち出されるのって、とっても恥ずかしいんです。。。でも。。。でも、デンマンさんは、そう言うことまで分かっていてあたしの目の前に持ち出すんですわ。。。あたしの弱みを握っていると言うのは。。。そう言う意味ですわ。。。とにかく、デンマンさんはあたしがエッチでイク事にこだわリ過ぎていると言いたいのでしょう?

そうですよ。清水君との心の触れ合いを探してくださいよ。

そうすれば、あたしもイケるのでしょうか?

だから、大きな期待を持たないと言う事ですよ。家康さんの言った事をもう一度読んでね。じゃあね。

【ここだけの話しですけれどね。。。レンゲさんは、やっぱりイク事にこだわっていますよね。でも、死ぬ。。。死ぬ。。。と言って落ち込んでいた頃よりは、ずいぶんマシになりましたよ。うへへへへ。。。とにかく、レンゲさんの話はますます面白くなりますよ。これまでの話を読みたい人はリンクを貼っておきましたから、ぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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性と愛の極地? [性の悩み・セクハラ・愛と性]

性と愛の極地?




  羽根と血



公園に飛び来る鳥
近づけば飛び立つ
はなれれば羽根をやすめて
何かを探す

あんたの羽根はきれいな羽根
車にひかれて羽根はちぎれて
飛び散る血は
あたしの足にかかる
白いくつ下が汚れる

はだしで歩いて行こう
あんたの羽根を背中につけて
飛び立つことはできないけれど

by レンゲ

『極私的詩集 (その2)』より

デンマンさん、これって、あたしが書いた詩ですよね。

そうですよ。レンゲさんの詩は、なかなか読み応えがありますよ。

そう言ってくださるのはうれしいのですけれど。。。

なんですか。。。?奥歯に物が挟(はさ)まったような言い方ですねぇ。。。あまり嬉しそうでもなさそうですね。どうしてですか?

デンマンさんは必ずあたしが気になることを言うでしょう?今度も必ず何かあたしが落ち込むようなことを言いますわ。。。きっと。。。

僕は何度も言いますが、レンゲさんは僕の心の恋人なんですよ。僕はレンゲさんのことを愛しているんですよ。

でも。。。でも。。。

なんですか?

日本人の男の人って、そうやって面と向かって“愛しています”なんて言いませんわ。

だから、僕は言ったでしょう。。。僕は日本人に生まれたけれど、一度日本人の自分を解体して、改めて国際人としてのデンマンを構築したと。。。

ええ、聞きましたわ。でも、国際人であろうが、火星人であろうが、あたしに面と向かって“愛しています”なんて言った人、これまでに一人も居ませんわ。

僕がレンゲさんに向かって“愛しています”と言うのはいけませんか?

いけないことはありませんけれど。。。でも。。。こういう時に言われても。。。

レンゲさんが言おうとしていることは分かりますよ。。。もしね、レンゲさんでなくジューンさんなら、僕はここでジューンさんを抱きしめてキスしますからね。。。そうしながら、愛しているよ。。。と、甘くささやきますからね。うへへへへ。。。

その笑いは余計ですけれど、あたしに対しては、そうなさらないのですか?

この話を続けると、レンゲさんは必ず人種差別と言い出しますからね。。。、僕は、もうこれ以上言いませんが、とにかくね、これまで僕が書いた記事を読んでもらえば分かりますが、僕は一度でも悪意からレンゲさんを落ち込ませようとしたり、心を傷つけようとしたり。。。そのようなことは一度としてした事はありませんよ。

分かりますけれど。。。あたしが気になることをデンマンさんはズケズケと言いますわ。

愛なき批判は空虚にして、
批判なき愛は盲目なり

何ですの? またこんな標語を持ち出してきて?

僕はこの標語を座右の銘にしているんですよ。レンゲさんにも意味は充分に分かりますよね。

ええ、分かりますわ。

だったら、僕は説明する必要はありませんよね。

デンマンさんの言おうとしていることは分かりますわ、でも、あたしは、いつでもナイフを心にグサリと突き刺されているような痛みを感じるのです。

“良薬口に苦し”とも言いますよね。レンゲさんは、歯の浮くような甘い言葉をかけられて、チヤホヤされるのが好きなんですか?

そうではありませんわ。

でも、レンゲさんは僕に批判めいたことを言われるのがイヤなんでしょう?

デンマンさんは、あたしに厳しすぎますわ。

“厳しさ”と“愛”とは表裏一体なんですよ。愛には必ず厳しさがなければならないんですよ。その事は定さんも予審調書の中で次のように言っていますよ。

「お前は淫売をしても人の亭主を取っても俺は驚かない。初めから良い事をしている女ではないと思っていたが何とか救ってやりたい、ぜひ真面目になれ。俺は名前こそ話さないがお前の将来は必ず引受けてやる」
そう言って、夜通し意見してくれました。

初め先生に対する気持は一時の浮気程度でしたが、非常な潔癖性で寝間での女の扱いもうまくはなく、面白くなかったので私は頼りなく思って居たのです。でも、今度もわざわざ私を尋ねて来てくれたのだし、万事親切で私と会うと誠心誠意私を良くしようと意見してくれるので、この時シミジミ有難く思いました。先生の気持ちに動かされて将来は真面目になって先生に頼ろうと決心し、翌日沼津まで送り涙で別れました。

。。。

昭和10年11月下旬から今年1月10日頃まで草津に行っておりました。 草津に一度先生が来ましたが、私が煙草を吸わなくなったのを知って驚いておりました。 先生は一晩泊りましたが布団2つ敷き、私が寄っても今日は疲れて居ると言い関係しませんでした。

その時、私に夫婦や女の道を話して聞かせてくれました。

「夫婦は生活本意で、色事は夫婦の交りのためとは言え第二の問題である。
男女間でも色事は第二でなければならない。
心と心と触れ合って居ればそれで満足しなければならない。
俺はお前を見ればそれで安心するのだ。
お前は手を握っても直ぐ眼の色を変えるほど色情が強過ぎる。
男女一緒に寝ても自制出来るぐらい修養しなければならない。
俺は関係しないと思えば絶対関係しない」

私は実につまらないと思いましたが、意志の強い立派な人だとも思いました。

『自伝・阿部定の生涯 その2』より

定さんは大宮先生に愛されていると思っていますよ。だからこそ “つまらないと思いましたが、意志の強い立派な人だ”と思ったんですよね。

デンマンさんは、何がおっしゃりたいのですか?

つまりね、石田吉蔵さんに、もし10分の1でもいいから大宮先生のような厳しさがあったら、あの事件はなかったと僕は言いたいんですよ。つまり、次の標語で言っていることですよ。

愛なき批判は空虚にして、
批判なき愛は盲目なり

この標語で言っている事とは。。。?

だから、定さんと吉蔵さんの愛は“盲目の愛”だったんですよ。大宮先生が定さんに言ったような“愛の厳しさ”がない限り愛は盲目になってしまう。そして行き着くところは愛の破綻、それから死ですよ。大宮先生は分かっていた。分かっていたからこそ定さんとの愛にのめり込んでいかなかった。

つまり、あたしと洋ちゃんの愛は盲目の愛だと言うのでしょう?

僕は断定しているわけではありませんよ。

でも、それがデンマンさんのおっしゃりたいことですわ。上のあたしの詩もその事が言いたくて持ち出したのですわ。

やっぱり分かりますか?

デンマンさんとのお付き合いも長くなりましたから。。。

それもそうですよね。レンゲさんと清水君は毎日、ベッドの中で愛し合っているけれど、僕とレンゲさんは心で強く結ばれていますからね。うへへへへ。。。

そうやって、からかわないでくださいな。んも~~

実は、上の詩については僕はすでに次のように書いていたんですよ。

僕はこの詩の中にも 『不倫の悦びと苦悩』の影を見る様な気がします。
つまり,「羽根」というのは「不倫」によって得られた「愛」なのです。
この「羽根」は背中につけても飛ぶことが出来ないんですよ。

こういうことは、人間、「不倫」に足を踏み込まなくても分かるものなんですね。
レンゲさんも、そのように書いています。

しかし、人間というのは、やはり不完全なんですね。
僕も、そしてレンゲさんも。。。

人間は、往々にして、
一歩を踏み出してはならないと分かってはいても、
つい踏み出してしまうことがよくある。。。。
若いということはそういうことですよね。。。。
レンゲさんは、「まだ若いです」とプロフィールで書いていましたよ。。。

でも、これは取り返しのつく若さです。。。

by デンマン

『愛は大海の如く、心はすみれの花のように』より

でも、あたしは洋ちゃんと不倫しているわけではありませんわ。

分かっていますよ。分かっています。。。でもね、今度の愛の「羽根」を背中につけても飛ぶことはできませんよ。

どうしてですか?

盲目の愛だからですよ。定さんと吉蔵さんの愛とあまり変わりがありませんよ。

走行中、愛し合う事は危険です

【ベルリン 2003日7月5日 AP通信】

ドイツの高速道路で時速100キロで走行中に金髪女性とセックスした男(23)が道路標識に突っ込んだ揚げ句、現場から逃げたため、裁判所に当て逃げの罪で、罰金刑を言い渡された。 コトに没頭した前方不注意が原因とみられるが、「高速道路のセックスを取り締まる法律はない」との理由で、行為そのものの罪は問われなかった。

ドイツ西部の都市ケルンの裁判所は、この「交通事故」に対する判決を下した。 事故現場から逃亡した事実を認めた男(23)に対し、600ユーロ(約8万4000円)の罰金刑を言い渡したのだが、事故の“原因”は「高速道路を走行中に運転席でHしたため」だった。

地元警察などによると男は事故前、ヒッチハイクの金髪女性を乗せた。 2人はすぐに意気投合したため、時速100キロで高速道路を走行していたにもかかわらず、助手席にいた女性が男の上にまたがる形でコトを始めてしまったというのだ。

だが、男は行為に没頭したせいか、車が道路標識に衝突。幸い大事には至らなかったが、標識などが大破したため、男は「警察に捕まる」と考え、現場から逃走した。全裸だった女性も衣服を車内に残したまま、男と別れて現場から姿をくらました。

あたしと洋ちゃんも、いつかこのような事故を起こすと言うのですか?

そうですよ。今まで事故が起こらなかったことが不思議なほどですよ。レンゲさん、。。。車の中で清水君が運転している最中に愛し合うことだけは絶対にやめた方がいいですよ。事故を起こしたらどうするんですか? その時の状況を思い浮かべると目も当てられませんよ。レンゲさんだって、想像が付くでしょう? 『カップル専用パンツをはいた男女が走行中にエッチに夢中になってガードレールに激突。つながったまま昇天!』 こういう見出しが新聞に出ますよ。

もう、していませんてばああああ~~

信用していいんですか?

デンマンさんはあたしが嘘を言う女じゃないことをご存知ですよね?

もちろん、レンゲさんがウソをついているとは思っていませんよ。

だったら。。。

でもね、レンゲさんは次のような詩も書くんですよ。

  コンビニにて

2004 12/24 23:06

帰り道にファミマに寄りました。

ぶたまんが恋しくなったからです。

でも、それだけ1個だけしか買わないなんて

なんだか駄菓子屋でチョコバット1本・・・

みたいな、へんな恥じらいにおそわれて、

ピザまんも、連れてかえってきました。

よしよし、ピザまんチャン (^Д^)うふっ♪

次はあなたの番よ。。。!



by レンゲ

『レンゲさんの日記に答えて』より

これは詩のつもりで書いたのではありませんわ。

何のつもりでも、レンゲさんの天真爛漫・天衣無縫な面を上の文章の中に僕は見るんですよ。レンゲさんの詩には、圧倒的に沈思黙考の詩が多いのだけれど、このようにお茶目な中学生の女の子が書いたかと思うようなものもあるんですよ。だから、愛の詩だけを読んでいると、レンゲさんの性格の陽気で明るい部分を見失ってしまう。

こんな事を書いていたなんて、あたしはもうすっかり忘れていましたわ。

だから言ったでしょう?むやみに自分の日記やブログを削除するものではないと。。。

デンマンさんは、あたしの書いたモノなら何でも保存しておくのですか?

そうですよ。愛する人の書いたものは、その人と同じぐらい愛(いと)しいものですよ。

なんだか。。。急に女心をくすぐるようなことをおっしゃるのですわね。でも、そういう時って、きっとあたしの心にグサリと突き刺すようなことを言うのですわ。そうでしょう?

僕のことをずいぶんと理解するようになりましたね。うへへへへ。。。

それで、何がおっしゃりたいのですか?

天真爛漫・天衣無縫というのは表面だけに過ぎないんですよ。それを裏返すと、レンゲさんの衝動性につながるんですよ。

<< 境界性人格障害の判断基準 >>

■ 対人関係が不安定だ。
  理想化とこき下ろしの
  両極端を揺れ動く。

■ 衝動性が強い。
  浪費、薬物乱用、過食、無謀運転、
  見境なしのセックスなどに陥る。
  衝動的に不倫に走ったりする。

■ 感情が不安定だ。
  強い不快、イライラ、
  不安などに悩まされる。

■ 自分ではコントロールできない
  不適切なほどの強い怒りが起こる。

■ 自殺の振る舞いや
  自傷行為などを繰り返す。

■ 自分自身に対するイメージが不安定。
  自己同一性の顕著な混乱が見られる。

■ 慢性的な空虚感、退屈さがある。

■ 見捨てられる不安とそれを
  避けようとする行為を繰り返す。

■ 妄想観念や解離性障害
  (記憶喪失や現実感の喪失など)がある。

上の9つの項目のうち、5つ以上当てはまると境界性人格障害と診断される可能性が高い。

分かりますよね。レンゲさんの天真爛漫・天衣無縫な性格の裏にはこの衝動性が隠されている。上の愉快な楽しい手記の中にも、その衝動性が見えていますよ。帰り道に急に豚マンが恋しくなった。それでファミマに立ち寄る。でも豚マンの他にピザまんも目にすると、それも食べたくなって買ってしまう。衝動性の数珠(ジュズ)繋(つな)ぎですよ。

それで、その衝動性があたしと洋ちゃんの愛にどのように関係しているとおっしゃるのですか?

レンゲさんはファンディー(fundies)をはいてドライブに出かけることをすべて清水君のせいにしているけれど、レンゲさんにだって充分にそうしたい気持ちがあるんですよ。そうでない限り、高速道路に出て80キロで走行中にエッチするなんて、とても考えられない。考えたって、行動に移すことなんて普通の人にはとてもできないものですよ。

そうでしょうか?

たとえば、定さんが今生きているとして大宮先生に同じ事をしましょう、と言ったら、大宮先生は必ず定さんに2時間ぐらいお説教して必ず止めさせますよ。

デンマンさんも、もしあたしがファンディーをはいて一緒にドライブしましょうと言ったらお説教するのでしょう?

もちろんですよ。スリルがあってやりたい気持ちは分かるけれどさぁ、死ぬことよりも、つながったままでお巡りさんに捕まることを考えると、カッコが悪くってとてもできませんよ。カッコが悪いというより、馬鹿馬鹿しいというか、呆れると言うか、お巡りさんもビックリすると思いますよ。レンゲさんたちは、これまでにお巡りさんに見付かって職務尋問されたことがないの?

ありません。

幸運なんだよねぇ~。事故を起こしていないばかりか、お巡りさんにも見付かってない。。。それで、今でもやってるの?

もうやってません。

ちょっと、信じがたいけれど、どうして?

桜も終わったし。。。うふふふふ。。。

つまり、夜桜見物ができなくなったんで止めたんだぁ~。それで、今度はファンディーはいてつながったままで何すんのォ~?

そうやって、デンマンさんは、またあたしをコケにするのですかぁ~?

別に、そういうわけじゃないけれどさぁ~。。。やっぱり、次に何を始めるのか、興味があるからねぇ~。。。

そういう言い方があたしをコケにしていますわ。

衝動的に何を始めるのも、僕がとやかく言うことではないかもしれないけれど、豚マンとピザまんを買う事ぐらいに止めておいた方がいいよ。高速道路で80キロで走行中にエッチするのはやっぱりヤバイよ。

だから、しませんてばああああ。。。。デンマンさんは絶対にあたしをコケにしていますわ。

分かりました。もうファンディーのことは言いませんよ。

デンマンさんは、また今日もあたしの質問に答えてくれませんでしたわ。

なんの質問ですか?

だから、あたしが洋ちゃんとイケないことですわ。

それは、おとといの記事で僕は答えたはずですよ。

いいえ、答えていませんわ。

心と心が触れ合うような趣味を持ったらどうですか。。。と言ったんですよ。それに“足るを知る”という気持ちを持てば、今でも充分にレンゲさんは満ち足りることができるんですよ。

でも、具体的に教えてくれませんでした。

それはできませんよ。アダルトになってしまいますよ。このブログはエログではないんですからね。

だったら、このブログで書けるところまででけっこうですから。。。

どうして、そのことにこだわるんですか?

だって、洋ちゃんと愛し合って本当にイキたいんです。デンマンさんは、いろいろと難しいことを言って、いつものようにあたしを煙に巻いて話題を変えてしまったんですわ。

難しいことではありませんよ。レンゲさんが無意識のうちにやっていることです。

だから、それって何ですか?
 
自己催眠ですよ。ヨガも禅も、この煩雑な世界で精神を集中することによってオツムを“空”にする。考え方によれば、“自分をだましている”ことですよ。現実世界で、オツムを“空”にすることなんて不可能ですからね。でも、修行することによって、そのことに限りなく近づいてゆける。だから、禅をする人は、誰も自分をだましているなんて思っていませんよ。その同じ事をレンゲさんも無意識のうちにやっているんですよ。

やっていませんわ。とにかく、あたしには、そんな難しい事はできませんわ。

できますよ!

できませんてばあああ~

できます!だから、僕とエッチしたわけじゃないのに、レンゲさんはイッてしまったじゃないですかぁ~。。。? でしょう?

そ。。。そ。。。それは。。。

【ここだけの話しですけれどね。。。レンゲさんは分かっているようで、分かっていなかったですよね。あなたは僕の話を理解してくれましたあ?ん?なんとなく分かったあ。。。? でもね、僕の話を信じるかどうかは、また別の問題ですよね。うへへへへ。。。とにかく、レンゲさんの話はますます面白くなりますよ。これまでの話を読みたい人はリンクを貼っておきましたから、ぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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性愛の快楽とメカニズム [性の悩み・セクハラ・愛と性]

性愛の快楽とメカニズム

あなたはイクことにこだわるのですか?
 


  

前代未聞の阿部定事件が発覚すると、それは野火のように瞬く間に日本全国、津々浦々まで広がる勢いを示した。

各新聞は一斉に号外を出して「阿部定逮捕」を報じた。 このとき、国会では2つの委員会が開かれていた。 ところがこの号外を耳にした委員長は緊急動議を発令し会議を中断するほどだった。

委員会の全員が号外を手にして、それこそ世界大戦争が始まったかと思うほどに、血眼(ちまなこ)になって号外を読み耽った。

当然の事ながら阿部定さんが異常性欲の持ち主だと言う事が噂され、この種の噂は後を絶たない。 定さんと関係した男たちは、彼女がオーガズムに達すると体が震え出し、それから1時間近く失神していたと証言した。

中京商業高校の校長の大宮五郎先生は、最初に定さんと関係したとき、欲情した彼女の淫水が多いことに驚いて、病気ではないかと思ったと述べている。

定さんの精神鑑定をした東京帝国大学の村松常雄教授は、彼女を先天的なニンフォマニア(nymphomania:淫乱症)と診断した。

『阿部定事件の波紋と後半生』より

デンマンさんは、あたしも定さんのように淫乱症の女だと思っているのですか?

イヤ、決してそう思っているわけではありませんよ。僕は定さんだって、普通の女性とあまり変わるところがなかったと信じていますよ。

なぜ、そのように思うのですか?

むしろ定さんは、ある意味では性的に晩生(おくて)じゃなかったのか。。。? なぜならね、定さんが初めて抱かれたのは15才の時だったわけですよ。でも、男の腕に抱かれるようになって、本当に体の歓びを感じ、癒されるという思いに浸ったのは28才になってからですよ。この事はおとといの記事に書いたとおりです。つまり、定さんが女性として開花したのは初体験の時から数えて13年目ですよ。男にとっては、なかなか理解しにくい事ですよ。

そうなんですの?

レンゲさんも、その点では定さんと良く似ているんですよ。初体験は16才の時で比較的早かった。

定さんはお母さんを“恨んでいました”とはっきりと言っていますよ。しかし、具体的にどのようなことを恨んでいたのか?その事は言ってません。調書を読む限り、お母さんから可愛がられていたように思える。

一体何を恨んでいたのですか?

“母は派手好きで見え坊でしたから小学校2年生頃から私に三味線を習わせ綺麗にしては連れ歩いたのです” つまり、派手好きで見栄坊のお母さんの“小道具”にされていたのに過ぎなかったのではないか? つまり、可愛いペットに過ぎなかったのではないか? 本当に愛していたのなら、可愛い娘を水商売などに出さないに違いない!そう思ったのかも知れませんよね。

でも、お父さんが(娼妓にしてしまおうと)連れて行ったわけでしょう?

だから、本当に愛しているのなら、お母さんが引き止めたはずだと思ったのでしょう。レンゲさんの場合は、お母さんが教育ママゴンだった。レンゲさんにりっぱな教育をつけさせる事がお母さんの見栄でもあった。でも、レンゲさんにとって、それは教育という名の虐待だった。その虐待から逃れるために、レンゲさんは坂田さんの腕の中に飛び込んでいった。そうやって、レンゲさんはハラハラ。。。ワクワク。。。どきどき。。。坂田さんの腕に抱かれて桜の花びらを散らしたんですよ。

定さんは15歳の時なんですね?

でも、残念ながらレンゲさんのように期待して抱かれたわけではなかった。そこがレンゲさんと定さんで大きく違ってくるところです。

でも、定さんも“幼児的なふれあい”を求めていたとおっしゃるのですか?

つまりね、ここで境界性人格障害を考えればうまく説明する事ができますよ。

どういうことですか?

つまり、お母さんに愛されなかった以上に、学生さんに拒絶された事が定さんにとってはトラウマだったと僕は思っているんですよ。定さんは書いていました。

もう自分は処女ではないと思うと、このような事を隠してお嫁に行くのは嫌だし、これを話してお嫁に行くのはなお嫌だし、もうお嫁に行けないのだとまで思ひ詰め、ヤケクソになってしまいました。

私は父と口もきかず、どうせヒビの入った身体だし、こうなった以上はどうともなれモウ決して親元へは帰らないと決心しました。


つまり、学生さんに拒絶された事がトラウマになって、“幼児的なふれあい”を求めていると。。。?

レンゲさんと同じように拒絶される事への恐怖があの事件を引き起こしたように思いますよ。

『愛のコリーダとレンゲさん』より

いづれにしても、定さんはその後、水商売の世界に足を踏み入れてゆく。レンゲさんも大学に入ったものの、水商売の世界へ足を踏み入れてゆく。この点も、レンゲさんは定さんと良く似ているんですよ。

レンゲさんには、間違いなく野心家の一面もある。だからこそブティック・フェニックスでも3ヶ月余りで、他の店長をゴボウ抜きに抜いてあなたは売り上げでトップの座を獲得した。クラブ・オアシスでもあなたは30人余り居るホステスの中でナンバーワンに躍り出た。これがその当時のレンゲさんの写真ですよね。若くてピチピチしていた。しかも素人っぽくって素朴な美しさがある。それでいて洗練されたところもある。そういうところがお客さんの関心を誘った。それに加えて、話題が豊富でお客を飽きさせない。あなたは頭のいい女の子なんですよ。自分をどう演出してよいかも、ちゃんと心得ている。だから、ナンバーワンになることも時間の問題だった。

。。。

あなたにとって大学生活は慢性的な空虚感と退屈さが伴っていたんですよね。少なくともホステスの生活の方が楽しかったんですよ。楽しいという言葉が適切でないなら、レンゲさんの求めているものは、大学生活よりもホステス生活の方にたくさん見出すことが出来たんですよ。

あたしの求めているもの?。。。それは何ですか?

“幼児的なふれあい”ですよ。

レンゲさんがホステス時代に“お客リスト”を作っていた。レンゲさんはクラブ・オアシスで働いていた30人の女性のうちでナンバーワンになったんですからね。レンゲさんがマジメに一生懸命ホステス業に励んでいたことが僕は理解できましたよ。どんな職業でもそうですが、トップになるためには、それなりの努力が必要ですよ。実際、“ちゃらちゃらして”いたら、ナンバーワンにはなれなかったと思いますよ。

  『とこしえの愛って。。。 』より

どうして、デンマンさんはあたしのホステス時代の事を持ち出すのですか?

定さんと同じように、レンゲさんも男に無知ではなかったということを言うためですよ。それに、その当時のレンゲさんは“セックスから愛が生まれることもある”と信じていた。

実際、そういうことがありました。

セックスから愛が生まれる事は、極めてまれにはあるかもしれません。でも、普通は逆ですよ。愛し合っている男と女がやがて結ばれる。そう思いませんか?ただし、レンゲさんが“セックスから愛が生まれる”事を体験したと言う事は僕には理解できますよ。でも、その愛はレンゲさんが求めていた愛ではなかったようですよね。

どうして、そういう事をおっしゃるのですか?

本当の愛を見つけていたなら、レンゲさんはベターハーフを見つけていたでしょう。でも、人生の伴侶をいまだに見つけていないですからね。しかも、レンゲさんは求めている愛を見つけることが出来そうにないと思ったから、ホステスの世界からきれいに足を洗ったんですよ。2度と戻らなかった。これからもレンゲさんは戻らないと思いますよ。違いますか?

多分、もうホステスをやることはないと思います。

でしょう。本当の愛があることをレンゲさんは信じていた。しかし信じたいにもかかわらず、レンゲさんの目の前に現れる愛は、理想とする「愛の形」からはあまりにもかけ離れていた。それでレンゲさんは絶望を感じないわけには行かなかった。レンゲさんがホステスを辞めたのは、この事が真の理由だと僕は思っていますよ。

やはり、セックスから愛は生まれませんか?

だから、そういうことも極めてまれにはあるでしょう。でもね、これだけはハッキリ言えますよ。クラブに行く男たちは、そこで愛を探そうとしているわけではないんですよ。女の子と遊ぶために行くんですよ。だから、そこで仮に求める女の子を男が“釣った”としても、釣った魚にエサをやるようなことはしないものですよ。

クラブに行く男は、遊びだけが目的だと言うのですね。

僕はそう思いますよ。レンゲさんだって、そう思ったからこそ、馬鹿馬鹿しくなって、ホステス業を廃業にしたはずでしょう?

分かりますか?

レンゲさんは頑張り屋の性格ですからね、ホステス業が本当にすばらしいと思うなら、あなたは自分のクラブを立ち上げる事の出来る人ですよ。しかし、レンゲさんは結局、ホステス業を廃業した。大学にも戻らなかった。何をしたか。。。?ホステス時代の関係を引きずってしまったんですよ。

何もかもご破算にすることなんて出来ませんわ。

そういうところがレンゲさんの優柔不断なところです。頑張り屋の面があるくせに、意志の弱い面もある。感情に押し流されやすい。レンゲさんを衝動的に殺そうとした椎名さんはホステス時代からの付き合いですよ。あなたのドクターもこの人だけとは別れなさいと言っていた。

でも、椎名さんは可哀想な人なんですよ。

レンゲさんと同様、不幸な家庭に育った。だから、同病相哀(あいあわ)れむような関係だったんですよね。レンゲさんに同情する気持ちがあった事は分かるけれど、レンゲさん自身にとっては、その感情が結局ネガティブに作用しましたよ。

どういうことですの?

レンゲさん自身が溺れようとしていたんですよ。そのレンゲさんが溺れかけていた椎名さんを助けようとした。それがレンゲさんの感じていた“愛”だった。しかし、溺れかけていた人が溺れようとしている人を助けようとして、結果的に二人とも溺れてゆく。僕にはそのように見えましたよ。

つまり、“不毛の愛”ですか。。。? デンマンさんは、洋ちゃんとあたしが愛し合っているのも、結局、この不毛の愛だとおっしゃるのですか?

僕は断定するつもりはありませんよ。でもね、単純に考えるなら、身も心も一つになれると言うことは“一緒にイケる”と言う事でしょう?ところが、レンゲさんは清水君と毎日愛し合っているのにイケないと言う。でしょう?

そうです。

つまり、エッチに溺れてはいるけれども、“一緒にイケ”ないのであれば、“不毛”という感じがしますよね?

だから、あたしは、もうずいぶん前からデンマンさんに相談しているではありませんか?それなのにデンマンさんはあたしの悩みを本当に聞いてはくれなかったんです。いつでも、逃げ回っていてあたしの悩みを本気になって聞こうとはしませんでした。

その悩みは僕にしてみればすでに解決している問題ですよ。でも、レンゲさんは僕の言ったことに対して聞く耳を持っていないんですよ。

解決しているって。。。どういうことですか?

だから何度も言ったでしょう?心と心の触れ合いが大切だと。。。

でも、そんなことを言われたって、何の事だか良く分かりませんわ。心と心の触れ合いだなんて。。。、雲をつかむようなお話ですわぁ~。

僕とレンゲさんは“心の恋人”として愛し合っているじゃありませんか!

だからどうだとおっしゃるのですか?

だから、レンゲさんはあの夏の夜にイッてしまったじゃないですかぁ!心と心が触れ合っているからこそ、そうなったんですよ。そうでしょう?実際にレンゲさんが体験したんですよ。それが何よりの証拠じゃないですか?

でも、その時からデンマンさんはあたしを愛してくれません。

愛しているでしょう。“心の恋人”として愛し合っていますよ。レンゲさんが言う“愛している” “男と女が理解しあう” と言うことには “関係を結ぶ” と言うことが当然のように含まれているんですよ。その考え方に関しては、レンゲさんのホステス時代から変わっていないんですよ。でもね、レンゲさんはね、一度の関係では終わらないタイプなんですよ。だから、あなたが求めるような愛に、僕はのめり込むことは出来ないんですよ。溺れるものを助けるために溺れてどうします?ミイラ取りがミイラになってしまってはお笑いモノですよ!

それで、デンマンさんは、あたしをバンクーバーから日本へ連れ戻してしまったんですね?

僕のためにも、レンゲさんのためにも良かった事ですよ。レンゲさんはブティック・フェニックスの熊谷店長として売り上げでトップの座を保っている。経済的にも問題がないし、ゆくゆくは社長の後継者とまで目(もく)されている。今では薬漬けから立ち直って、薬のお世話にもなっていない。清水君という愛人ができて一緒に暮らしている。寂しくもないし、死にたいとも思っていない。何もかもうまくいっているではないですかぁ!

でも、あたしの心の中にはぽっかりと空洞が開いているんです。

その空洞を埋めることは簡単なことですよ。

どうすれば良いのですか?

だから、おとといも言ったように“足るを知る”気持ちになるということですよ。これまでのレンゲさんの記事を読んできた人なら、必ずそう言いますよ。誰が考えたってそう思いますよ。現在のレンゲさんは、2年前のレンゲさんと比べたら、別人かと思うように幸せの中に居るんですよ。レンゲさんだって、その事に気づかないわけではないでしょう?

でも、経済的に問題がなくなっても幸せになったとは思いません。社長の後継者だと言われても、そのことで幸せになれるとも思っていません。薬漬けから抜け出せたことも、ただ、普通の生活に戻ったということだけで、とりわけあたしが幸せになった、と言うわけではありません。あたしは洋ちゃんと愛し合いたいんです。

今でも愛し合っているでしょう?

でも。。。、でも。。。あたし、イケないんです。

レンゲさんのように男性経験が豊富であってもダメなのですか?

そうなんです。とっても、つらいんです。。。あたし、どうしてでしょうか?

おとといも書いたけれど、95%の女性がイッたことがない、と言う研究者さえ居ますよ。男と違って女性のイクことが、そう単純で簡単なものじゃないと言うことは僕も理解していますよ。最近の性の問題の本を読むとG-スポットだとか、性のテクニックの事にかなりのページを費やして書いてあるけれど、僕は心の問題だと思っていますよ。

どういうことですか?

つまり心と心が触れ合うことが少なくなっている。

冗談ぬきで、舞い上がるような
いい気持ちです。


2004-8-16 19:46



ご苦労様、ありがとうございます。
バンクーバーでのわたしは、
デンマンさんにエスコートされて、
のびのびした表情をしていますね。
ここ大阪では考えられません。

あたしの精神年齢は32歳ですか?
大人ですね。
昔から思索にふけることが
多かったのですが、
そういった時に、
わたしは大人に
なれるのかもしれません。

でも、妄想にふける
中学生のわたしもいますが。
もうひとつ言えば、
不安にさまよう4歳のわたしもいます。

わたしの詩・・・
(自分では自慰行為と呼んでいますが)
人に見せるのも、
まして批評していただけるなんて、
全く初めてだったんです。

デンマンさんが感想を書いて下さって、
冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ちです。
ネットで公開してよかった・・・

デンマンさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。

わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

それにしても、わたしは幸せ者ですね。
この、“夢のバンクーバー”で、
わたしはデンマンさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございます。

質問の方もできるだけ早く、残りをお答えしますね。

by RENGE

『次元の違いとは端的に言うと』より

共感する、感動する。。。そういう心の触れ合いがあれば、エッチしなくてもレンゲさんだって舞い上がるような気分になれるんですよね。でしょう?清水君と舞い上がる気分にはなれないんですか?

洋ちゃんは詩にはまったく興味がありません。

かれは、何が趣味?

マージャンだとか、競馬、競輪です。

趣味はギャンブルなんだぁ~。

そうです。

あまり、いい趣味じゃないねぇ~。。。で、他には?

特にありません。

テニスだとか、ゴルフだとか、ジョギングだとか。。。一緒にやるスポーツはないの?

特にないんです。

。。。つまり、なんですかぁ~。。。一緒にやる事と言えばエッチぐらいしかないということ。。。?

(レンゲさん苦笑しながらうなづきました。)

そうなんだぁ~~うへへへへ。。。。

デンマンさん、馬鹿にしたような笑い方はやめてくださいな。

別に馬鹿にしているわけじゃないけれど。。。何か他に共通の話題だとか趣味があるでしょう?

あたしも洋ちゃんも仕事で忙しいんです。

確かにねぇ~、直美も言っていたけれど、レンゲさんはほとんど休みを取らずに頑張っているんだってねぇ。。。売り上げトップの座をキープすることはそれなりに努力が居ることなんだろうけれど。。。、でもね、実は直美も心配していたんだよ。一生懸命やってくれるのはありがたいことだけれど、そのしわ寄せが清水君との生活に悪い影響を与えるんじゃないかってね。。。実は、僕も気にはなっていたんだけれど。。。

どうすれば。。。?

ファンディーをはいてドライブする気持ちは分かるけれどさぁ~、もう少し心の触れ合いになるようなことはできないの?

詩ですか?

詩じゃなくても、映画を見るとか、小説を読むとか。。。もう少し心に響くようなことを探してできないの?

とにかく、あたしも洋ちゃんも仕事で忙しいんです。洋ちゃんは残業があったり出張があったりで、あたしたちエッチすることで愛し合っていることを確かめているような。。。

でも、まだいいほうだよ。最近は、若いカップルの中にもセックスレスが増えているという記事をネットで読んだよ。そうなったら、またレンゲさんは落ち込みそうだからね。

たぶん。。。そうなると思います。

だからね、それほど深刻に考えずに、これからは休みを取るようにして、エッチ以外に何か二人で一緒にできることを考えたらどうなの?

でも、あたしつらいんです。

分かるけどさぁ~。イケない女性が95%も居る。その数字が正しいとすれば、イクことを体験している女性はわずかに5%だけだと言うことになるよね。レンゲさんのように、イクことにこだわっている女性がすべてなら、性生活満足度は5%と言うことになるんだよ。でも、実際には25.7%と言う数字が出ている。つまり、イケない女性でも性生活に満足している人が居るという事ですよ。

デンマンさんは、イクことだけが性生活の満足度を決める物差しではない、と言うのでしょう?

そうですよ。レンゲさんには“足るを知る”と言う気持ちが欠けているんですよ。こだわる必要のない事にこだわっている。やっぱり僕は、そう思っていますよ。

あたしは、ただ。。。あたしは、デンマンさんに抱かれた時のように。。。イキたいと。。。ただ、そう思っているだけですわぁ~。

ほら。。。ほらぁ~~。。。また、レンゲさんは同じことを言うゥ~~僕は泣き出したくなりますよぉ~~。んも~~。。。僕はレンゲさんを抱いたわけではありませんよ。去年の夏、レンゲさんは怖い夢を見たと言って僕の部屋に入ってきたんですよ。まるで8歳の女の子のように、べそを浮かべて僕の部屋にやってきたんですよ。そんなレンゲさんを見たら、むげに突き飛ばして追い返すわけにもゆかないでしょう?だから僕はレンゲさんに“怖がらないようにね。。。”と寅さんのように優しくハグしたんですよ。。。ねっ?そうだったでしょう?

そうかもしれませんわ。。。でも、。。。でも、。。。とにかく、デンマンさんのベッドの中で、デンマンさんの腕の中であたしはイッタんです。

そういう風に言うから誤解を招くんですよ。んも~~。。。僕とレンゲさんはエッチしたわけではないんですよぉ~。

だから、あたし、あの時どうなったのか知りたいんです。

僕よりもレンゲさん自身のほうが分かっているでしょう?

でも、ああいうことってあの時だけでした。あたしが何度聞いても、デンマンさんは関係ないことを言い始めて、あたしに教えてくれなかったんですわ。

分かりました。それほどまでに言うのだったら、何とかレンゲさんにも分かるように話しますよ。でも、この記事はちょっと長くなりすぎたので、またあさってということですね。

そうやって、またヒヨるのですわね?いつものデンマンさんのやり方ですわ。

別に、逃げているわけではありませんよ。これ以上記事が長くなると、3ページにしたり4ページにしてブログに書かなければならなくなるんですよ。

分かりましたわ。

【ここだけの話しですけれどね、先手を取って、何とかレンゲさんの矛先をかわしたつもりだったのですが、またイクのイカないのと。。。】

デンマンさん、あたしは素直に自分の思っていることを話しているだけですわ。

レンゲさん、まいったなあああ。。。【 】の中に書いた事はレンゲさんには見えないことになっているんですよ。

そうやって、いつでも最後に私の悪口を言うのですね。んも~~

悪口ではありませんよ。

いいえ、あたしをコケにしていますってばああああああああ~~

分かりましたよ。。。分かりました。そんなに大きな声で喚(わめ)かなくても聞こえますよぉ~。

【ここだけの話しですけれどね。。。とにかく、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
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■ 『不倫の悦びと苦悩』

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レンゲさんの写真を見たい人は。。。

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性の快楽とスキンシップ [性の悩み・セクハラ・愛と性]

性の快楽とスキンシップ

あなたはイクことにこだわっていますか?




  

昭和7(1932)年28歳の時に大阪へ行き同じ商売(コールガール)をしました。 しかし、間もなく淫売を止め1年ばかり妾をしておりました。 その間、相手は3人変り毎月60円から100円の手当をもらっていました。

この頃から情事に快感を覚え一人寝は淋しくてなりませんでした。 妾では旦那の来るのが月に5回か6回なので淫売当時の好きな客2人ばかりとも時々関係していました。 金もたやすく入ったし暇もあったので遊蕩三昧の生活をするようになりました。 暇に任せて麻雀したり、宝塚へ遊びに行ったり、道頓堀へ出掛けたりして浮かれておりました。



男と関係を持っていないと気がイライラするので、
当時お医者さんに診察してもらった事がありました。

お医者さんは「別に異状はない。そのような事は人間として当然ある事だから独身より真面目な夫婦生活をするがよい、それができないようであれば、精神修養の本を読んで気分を転換しなさい」
そう言われました。

『自伝・阿部定の生涯 その2』より

デンマンさん、また、定さんの事を持ち出すのですか?

阿部定さんは有名だからね。ほとんどの人が知っているし、それに定さんの事は予審調書に基づいて書かれている。つまり、デタラメやいい加減なことを書いているわけじゃない。

でも、定さんが事件を起こしたのは70年前ですよ。

人間の心も体も70年前と変わっていませんよ。

でも、時代が違いますわ。

時代は変わってゆくものですよ。でも 1+1 が2であることに変わりがないですよ。

デンマンさんは、すぐに、そのような理屈をこね回してあたしを煙に巻いてしまうのですわ。

僕が言いたいことは、真実とか、真理と言うものは時代とともに変わってゆくものではなくて、変わらないものが真実だとか真理だと思う、と言うことですよ。

でも、デンマンさんは、どこかで真理も変わってゆくものだと書いていましたわ。

1000年ぐらいの時間を考えれば変わってゆくと言ったまでですよ。ニュートンの万有引力の法則は真理だと思われていた。もちろん、間違っているわけではないけれど、アインシュタインがそれを修正して相対性理論を構築した。絶対真理はない、と言うことですよ。あるのかもしれないけれど、人間が不完全である以上見えませんよ。だから、人間は常にその絶対真理に限りなく近づこうと進化している。アインシュタインだって、相対性理論を絶対真理だとは思っていなかった。だから、現在では、アインシュタインの相対性理論をさらに修正統合する理論ができている。でも、それだって、絶対真理ではない。

何も、そのような難しいことを持ち出さなくてもいいでしょう?

レンゲさんが、定さんの事にケチをつけたから僕がガタガタ言っているわけですよ。

とにかく、定さんは普通の女性ではありませんわ。その女性のことを持ち出してきて、あたしと比較するのはちょっと。。。

そんなことを言ったらきりがないですよ。なぜなら、この世には一人として全く同じような考えを持った人は居ないし、それぞれの人がみなユニークな性格や考え方を持っている。顔も違えば、生い立ちも育ちも皆違う。極端に言えば、人はそれぞれ皆違っているわけですよ。

だったら、定さんのことを持ち出すことも意味がないでしょう?

でも、定さんも、僕も、レンゲさんも同じ人間である事に変わりがない。だから、同じ人間として理解することができる。それが基本ですよ。

でも、あたしと定さんとでは違いすぎますわ。

それは、レンゲさんの極めて個人的な考えですよ。僕がこれまで知り合った女性のことを考える時、僕にとって定さんに最も似ているのがレンゲさんなんですよ。

でも、デンマンさんのそう言う考え方、見方だって極めて個人的なものでしょう?

だから、こうして記事を書いて、僕は世界のネット市民の皆様に読んでもらっているわけですよ。共感してくれる人も居るだろうし、デンマンは馬鹿なことを書いていると思う人だって居るでしょう。

つまり、理解してくれる人に向かって書いていると言うことですか?

そうですよ。すべての人が僕の言うことを理解してくれるとは思っていませんよ。アインシュタインの相対性理論だって、すべての人が理解しているわけではありませんからね。

分かりましたわ。それで今日はあたしがイクことにこだわっていると言って、デンマンさんはあたしを世界のネット市民の皆様の前で晒すのですわね?

別に、レンゲさんを晒すつもりではありませんよ。僕はレンゲさんのようにイクことにこだわっている人が、結構他にもたくさん居るのではないかと思うわけですよ。

どうしてそのようなことが分かるのですか?

レンゲさんが、そのように尋ねるのなら、くどいようですが次の統計を見てくださいよ。

性生活満足度ランキング最下位は日本



AP通信によると、米シカゴ大学の研究グループが29カ国・地域を対象に実施した性行動・態度に関する調査の結果が、学術誌アーカイブス・オブ・セクシャル・ビヘイビアー4月号に発表された。
それによると、性生活に満足している人の割合が最も高かったのはオーストリアだった。
71.4%が「満足している」と答えた。
一方、最も低かったのが日本で25.7%だった。

上位5カ国は、オーストリア71.4%、スペイン69.0%、カナダ66.1%、ベルギー64.6%、米国64.2%。
下位5カ国は、タイ35.9%、中国34.8%、インドネシア33.9%、台湾28.6%、日本25.7%

ただし、この研究の対象者は40歳から80歳まで。

結論:

性的問題で肉体的要素が占める割合は、年を重ねるにつれて男性の方に大きく影響する。
しかし、心理的な要素、パートナーとの人間関係が、肉体的要素と同様に性的満足感とパーフォーマンスに大きな影響を与えているようだ。

SOURCE: AP通信 (2006年4月19日)
“Sexual Problems Among Women and Men Aged 40-80”

また、この記事ですか?

またですかって。。。レンゲさんがイクことにこだわっている事と関係しているから、また出すんですよ。

一体、どのように関係していると言うのですか?

レンゲさんは、どうして日本人の性生活満足度がこれほど低いと思いますか?

だから、デンマンさんがおっしゃったではありませんか。。。心理的な要素、パートナーとの人間関係が、性的なテクニックだとか肉体的要素以上に悪い影響を与えているからだと。。。

よく覚えていますね?忘れてしまったのかと思っていましたよ。そうですよ。上に引用した文章の中でも研究者が指摘していますよ。セックスそのものが問題と言うよりも、心の問題なんですよ。つまり心理的なもの、人間関係そのものが影響しているんですよ。僕もレンゲさんの話を聞いたり、僕が2ヶ月間レンゲさんと暮らしてみて、しみじみそう思いますよ。

あたしには心の問題があると言うことですか?

そうですよ。

あたしの心の問題って何ですの?

一言で言えば、レンゲさんの期待が大きすぎるんですよ。

そんなことありしませんわぁ~。あたしはイクことに大きな期待を持っているわけではありません。

期待を抱いていないのなら、こだわりすぎていますよ。僕がおととい言ったように“足るを知る”と言うことなんですよ。早い話が、オリンピックの100メートルで10秒を切る選手が居る。誰もがすごいと思うでしょう。だからと言って、僕が100メートルを10秒で切れるように一生懸命練習して頑張るか?レンゲさんはどうですか?100メートルを10秒をきるように走りたいと思いますか?

もちろん、思いませんわ。

なぜですか?

だって、そんなことができるとも思いませんもの。それに、100メートルを10秒以内で走れたからって、あたしの人生がバラ色になることもありませんわ。

でしょう?つまり、レンゲさんは100メートルを10秒以内で走らなければ、幸せになれない、とは思っていない。でしょう?

もちろんですわ。

でも、イクことにはこだわる。。。なぜですか?

だって、愛し合っている人と一緒にイキたいです。

でもね、おとといも言ったけれど、レンゲさんは寂しくて死にたいともらしていたこともある、孤独に追い込まれて、落ち込んで、クスリ漬けになって、もう生きるのがしんどいと、自暴自棄になっていたことがある。あの頃から比べれば、現在のレンゲさんは幸せそのものでしょう。清水君とは毎日愛し合っている。寂しくはない。経済的にも困っていない。仕事も順調。そして愛し合える人が居る。だから、現在のレンゲさんは幸せだと感じていいんですよ。でしょう?

以前の落ち込んでいた頃と比べれば、あたしは確かに幸せかもしれません。でも、洋ちゃんと愛し合っていて一緒にイケないと言うことはつらいんです。洋ちゃんの愛に充分に応じていないように感じるし、あたし自身が洋ちゃんを充分に愛していないのではないかと。。。

だから、そのように考えることが100メートルを10秒以内で走ると言うことなんですよ。何も、新記録を目指す必要はないですよ。100メートルを10秒以内で走って幸せだと感じる人も居るでしょう。でもね、オリンピックに出たいと思わない人にとって、100メートルを10秒以内で走ることは意味のないことなんですよ。レンゲさんだってそう言ったでしょう?

100メートル競走とイクことを一緒にしないでくださいな。

しかし、心の問題として考えるなら、100メートル競走もイクこともまったく変わりがないんですよ。

どういうことですか?

あのね、江戸時代、明治、大正、昭和と。。。戦前まで『女大学』の教えに従って、愛している男に抱かれても冷凍された“マグロ”のように布団の中で冷たく横たわっていた女性がたくさん居たんですよ。でもね、21世紀になってもイクことを知らない女性が95%も居ると書いていた人が居ました。



さまざまなテクニックの実践による性的満足が幸せな結婚生活への道であると説いています。『完全なる結婚』が強調しているのは、従来の男性が一方的に性的満足を得るような性交のあり方ではなく、男性と女性の双方が満足できるようなセックスを通して結婚生活が築かれるとしている点です。そこでは女性の能動的な参加も、望ましいこととして推奨されています。

1960年代になると、マスターズ&ジョンソンの膨大な人体実験による「人間の性反応」が刊行され、性理論は、確立されたかに見えました。しかし、その理論は、あまりに膨大な実験の結果であったため、誰も異論を唱えることができず、そこに内在する重大な矛盾を放置したまま、それを土台にした理論が氾濫して行くことになります。マスターズ&ジョンソン理論においても、オーガズムの定義は確立したとは言い難いようです。

21世紀を迎えた今日、女性の95%がオーガズムを知らないという状況が続いているそうです。ヴァン・デ・ヴェルデは、女性のオーガズムは男性のそれより後で発現することを実験によって明らかにしました。しかし、後の動物実験(アカゲザル)では、メスのオーガズム収縮によって、オスの射精が起こるということが確認されています。

『完全なる結婚』より

この95%という数字をそのまま受け入れるわけではないけれど、男と違って女性のイクことが、そう単純で簡単なものじゃないと言うことは僕も理解していますよ。しかも、男性経験の豊富なレンゲさんが清水君と毎日愛し合っているのに、イケないと言うんですからね。。。僕は初めて聞いた時、信じることができませんでしたよ。

でも、今は信じているのでしょう?

そうですよ。。。なぜなら、心の問題だと思うようになったから、レンゲさんのつらさも理解できるようになりましたよ。仮に上の95%という数字が正しいとしますね。すると、イクことを体験している女性はわずかに5%だけだと言うことになりますよ。だから、レンゲさんのように、イクことにこだわっている女性がすべてなら、性生活満足度は5%と言うことになりますよね。でも、実際には25.7%と言う数字が出ている。僕が言おうとしていることが分かりますか?

イケない女性でも性生活に満足している人が居るという事をデンマンさんは言いたいのでしょう?

そうですよ。イクことだけが性生活の満足度を決める物差しではない、と言うことですよ。つまり、心理的な要素、愛し合う二人の人間関係の良さ・悪さが関係してくるわけですよ。

つまり、デンマンさんは、あたしと洋ちゃんの人間関係に問題があると言うのですか?

レンゲさんと清水君は文字通り毎日愛し合っている。だから、二人の人間関係には問題があるとは思いませんよ。

何が問題なんですの?

だから、僕がおととい言ったように、レンゲさんには“足るを知る”と言う気持ちが欠けているんですよ。こだわる必要のない事にこだわっているんですよ。

こだわっていませんてばああああ。。。。あたしは、ただ。。。あたしは、デンマンさんに抱かれた時のように。。。イキたいと。。。ただ、そう思っているだけですわぁ~。

ほら。。。ほらぁ~~。。。また、レンゲさんは同じことを言うゥ~~僕は泣き出したくなりますよぉ~~。んも~~。。。僕はレンゲさんを抱いたわけではありませんよ。去年の夏、レンゲさんは怖い夢を見たと言って僕の部屋に入ってきたんですよ。まるで8歳の女の子のように、べそを浮かべて僕の部屋にやってきたんですよ。そんなレンゲさんを見たら、むげに突き飛ばして追い返すわけにもゆかないでしょう?だから僕はレンゲさんに“怖がらないようにね。。。”と寅さんのように優しくハグしたんですよ。。。ねっ?そうだったでしょう?

そうかもしれませんわ。。。でも、。。。でも、。。。とにかく、デンマンさんのベッドの中で、デンマンさんの腕の中であたしはイッタんです。

そういう風に言うから誤解を招くんですよ。んも~~。。。僕とレンゲさんはエッチしたわけではないんですよぉ~。

だったら、あたし、どのように言えばイイのですかぁ~?

だから、誤解を与えるような場合には黙っていればいいじゃないですかぁ~~。

もう、言ってしまいましたわぁ。うふふふ。。。

うふふ、じゃないですよ。ったくうゥ~~。。。仕方ありませんよ。僕はできる限りここで弁解しますよ。

どのように?。。。うふふふ。。。。

僕をこのような苦しい立場に追い込んで、楽しんでいるのですかああああ?

デンマンさんがどのように、こじつけて説明してくださるのかと思って楽しみなんですわぁ。

ではね、まず次の定さんに関わった人の証言を読んでくださいよ。

前代未聞の阿部定事件が発覚すると、それは野火のように瞬く間に日本全国、津々浦々まで広がる勢いを示した。

各新聞は一斉に号外を出して「阿部定逮捕」を報じた。 このとき、国会では2つの委員会が開かれていた。 ところがこの号外を耳にした委員長は緊急動機を発令し会議を中断するほどだった。

委員会の全員が号外を手にして、それこそ世界大戦争が始まったかと思うほどに、血眼(ちまなこ)になって号外を読み耽った。

当然の事ながら阿部定さんが異常性欲の持ち主だと言う事が噂され、この種の噂は後を絶たない。 定さんと関係した男たちは、彼女がオーガズムに達すると体が震え出し、それから1時間近く失神していたと証言した。

中京商業高校の校長の大宮五郎先生は、最初に定さんと関係したとき、欲情した彼女の淫水が多いことに驚いて、病気ではないかと思ったと述べている。

定さんの精神鑑定をした東京帝国大学の村松常雄教授は、彼女を先天的なニンフォマニア(nymphomania:淫乱症)と診断した。

『阿部定事件の波紋と後半生』より

デンマンさんも定さんが淫乱症の女だと思っているのですか?

イヤ、決してそう思っているわけではありませんよ。僕は定さんは普通の女性とあまり変わるところがなかったと信じていますよ。

なぜ、そのように思うのですか?

むしろ、ある意味では性的に晩生(おくて)じゃなかったのか。。。?なぜならね、定さんが初めて抱かれたのは15才の時だったわけですよ。でも、男の腕に抱かれるようになって、本当に体の歓びを感じ、癒されるという思いに浸ったのは28才になってからですよ。このページの初めに引用した文章の中に書いてある通りです。

このためにデンマンさんは、初めの文章を引用したのですか?

そういうわけですよ。定さんが女性として開花したのは初体験の時から数えて13年目ですよ。でも、定さんが男に対して単純なパターンで対応していたかと言うと決してそうではないんですよね。定さんは次のように言っているんですよ。

私が変態性欲者であるかどうかは私の今までの事を調べてもらえば良く判ると思います。今までどんな男にも石田と同じような事をした訳ではありません。今までは自分を忘れて男と関係したことはなく好きな男だと思い金をもらわないで遊んだこともずいぶんありました。それでも自分を忘れず時と場合と考えて簡単に別れておりました。

例えば中川朝次郎さんにしても寝た時は良いが顔や姿の悪いアラが良く判っており、同人と関係して自分が眠っている間に帰られ、今頃は奥様を抱いているなと想像しても平気でした。

大阪で淫売している時に知り合った八木幸次郎という人は様子も良いし表面金離れもよかったし、かなり惚れ合っていましたが金もないのに取りつくろって見栄をはる様子が目に付き、別れるのを何とも思いませんでした。

今まで私はそれほどに理性が勝って男にビックリされた事もありました。

ところが石田だけは一点の非の打ち所がなく、強いて言えば品がありませんが、かえってその粋な所を私が好いたので全く身も心も惚れ込んでしまったのです。

女として好きな男を好くのは当り前です。私の事は世間に判ったから可笑く騒がれるのですが、女が男のモノをすごく好きになるのは世間にざらにあると思います。

『自伝・阿部定の生涯 その6』より

定さんは、このように自分のことをむしろ理性的な女だと思っていた。感情に押し流されて自分を見失うことはなかったと言っているんですよね。

石田吉蔵さんだけは別だったわけですね。

そうですよ。

なぜでしょうか?

“気が合う人”と言う言い方がありますよね。一口で言ってしまえば、定さんにとって吉蔵さんは、そういう人だったんでしょうね。昔からこの種の言葉はありますよ。たとえば、“比翼連理”だとか“断琴の交わり”とか。。。“以心伝心の人”とかね。。。定さんにとって、吉蔵さんは、生まれて初めて出合った“気心が通じ合う人”だった。心ばかりではなく、性的な関係でも、二人はぴったりと合う鍵と鍵穴のように、うまく気持ちが通じ合った。定さんは吉蔵さんとの関係を次のように言っていますよ。

私は石田をこのように恋慕愛着したのですが、石田のどこがそれほど良かったのかと言われても、ここと言って答えることは出来ません。石田は様子といい態度といい、けなす所は一つもなく、あれ程の色男に会った事はありません。

42才とはとても思えず、せいぜい27才か28才に見え皮膚の色は20代の男のようでした。気持ちは極く単純でちょっとした事でもとても嬉しがり、感情家で直ぐ態度に表わし赤ん坊のように無邪気で、私が何をしても喜んでくれ、甘えてたりしていました。

また、石田は寝間がとてもたっしゃな男で情事の時は女の気持ちをよく知っており自分は長く辛棒して、私が充分気持ちが良くなるようにしてくれ、口説百万陀羅で女の気持ちをよくすることに努力し、一度情交してもまた直ぐ○○○○○という精力振りでした。

私は石田が技巧だけでなく本当に私に惚れて情事をするのかどうか試したことがありました。申し上げるのも失礼やら愧(はずか)しいやらですが4月25日吉田屋を家出した時、私は○○でお腰が少し汚れていたのですがそれでも石田は厭がらず触ったり舐めたりしてくれました。

4月27日か28日頃、待合「田川」にいた時、私が椎茸のお吸物をアツらえ石田に「本当に惚れ合うと椎茸やお刺身を前に付けて喰べるんだってね」と言うと石田は「俺だってしてやるよ」と言ったのでお吸物から椎茸を出して箸でそれを私の前に差込み汁を付けてチャブ台の上に置いたところ、しばらく巫山戯てから石田がそれを半分喰べて私もそれを半分喰べました。

私が余り可愛くて気が詰まる程石田をギュッと抱きながら誰ともよい事をしないように殺しちまおうかしらと石田に言うと石田はお前のためなら死んでやるよと言いました。

私たちが5月4日か5日頃「満左喜」に居た当事は、金が続かないから家に帰らなければならないと言うので私が石田のものを取ってしまうと言うと、石田は「家へ帰ったってしやしないよ。お前だけだよ」と言ったり、冗談にせよ石田は恋の技巧がとても上手でした。

その他、石田が私に親切であったことは今まで述べた通りでしたから石田と初めて関係してから、だんだん石田に心を惹かれ、4月23日から5月7日まで2週間も待合を泊り歩いたのですから普通なら飽きが来るはずですがどうしても石田と一緒に居るとますます良くなるばかりで、一旦別れて8日から10日まで一人で居た時の嫉妬と焦燥の気持ちは今考えてもあれ程辛かった事はありません。

『自伝・阿部定の生涯 その6』より

どうですか?あれだけ自分のことを理性的な女だと言っていた定さんが自由奔放な可愛い女になって吉蔵さんにのめりこんでゆく。理性の世界から情念の世界へと自分を駆り立ててゆく衝動が定さんをすっかり捉えてしまう。こうして二人は情痴の世界に溺れて行く。ブレーキが利かなくなったのは、二人があまりにもぴったりと合う鍵と鍵穴だったからですよ。僕はそう思いますね。

分かりましたわ。デンマンさんのおっしゃることが分かったような気がしますわ。

そうですか。

つまり、あたしが洋ちゃんに抱かれてイケないのは、あたしと洋ちゃんがピッタリと合う鍵と鍵穴ではないと言うことなんですね?

そうだとは断定できませんよ。他のカップルと比べたら、清水君とレンゲさんが気心の通わないカップルだとは思えない。第一、文字通り毎日愛し合っているのですからね。

でも、デンマンさんが、定さんの調書を引用して言おうとしていることは、あたしと洋ちゃんが“比翼連理”のカップルではないと言うことですわ。

レンゲさんは、僕がこの話をしたので初めて気づいたようなことを言っているけれど、実は知っていたんですよね。でしょう?

そうやって、デンマンさんは、あたしの一番触れて欲しくないところにグサリとナイフを突き立てるのですわね?

レンゲさんは、頭の良い人なんですよ。すべて分かっている。分かっているのに、気持ちを切り替えることができない。つまり、“足るを知る”と言う気持ちになれないのは、タバコをやめたいのにタバコがやめられない人とすっかり同じですよ。

つまり、あたしの意志が弱いと言うのでしょう?

誰でも欠点がありますからね。意志が弱いと言うか、感情に押し流されやすい、という事がレンゲさんの欠点なんでしょうね。レンゲさんが、何もかも理性で割り切ったら、レンゲさんの可愛さがなくなってしまうかも知れませんよね。

そう言うデンマンさんこそ、タチが良くありませんわ。何もかも知っていて、あたしをこうして精神的にもてあそぶ。

どっちもどっちでしょう?同じ穴の狢(むじな)ですよ。狸と狐の化かし合いでしょうね。でも、そういう可愛さがレンゲさんにあるから、僕はレンゲさんに惹かれているんですよ。だから、こうして2年近くも“心の恋人”として付き合うことができるんですよ。でもね、レンゲさんが清水君に抱かれてイケないことまで僕の責任にしないでくださいよね。

していませんわ。

でもね、レンゲさんは、これから言うんですよ。“デンマンさんが、あたしを無理やり日本へ連れ戻したからこうなってしまったんですわ”とねぇ~~。

いいえ、あたし、そんなことは言いませんてばああああああああ~~

分かりましたよ。。。分かりました。そんなに大きな声で喚(わめ)かなくても聞こえますよぉ~。

【ここだけの話しですけれどね、先手を取って、何とかレンゲさんの矛先をかわすことができました。またイクのイカないの、とレンゲさんが言いだすかもしれませんよ。へへへへ。。。とにかく、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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性の堕落とスキンシップ [性の悩み・セクハラ・愛と性]

性の堕落とスキンシップ



あなたは性的に不満ですか?




  

昭和7(1932)年28歳の時に大阪へ行き同じ商売(コールガール)をしました。 しかし、間もなく淫売を止め1年ばかり妾をしておりました。 その間、相手は3人変り毎月60円から100円の手当をもらっていました。

この頃から情事に快感を覚え一人寝は淋しくてなりませんでした。 妾では旦那の来るのが月に5回か6回なので淫売当時の好きな客2人ばかりとも時々関係していました。 金もたやすく入ったし暇もあったので遊蕩三昧の生活をするようになりました。 暇に任せて麻雀したり、宝塚へ遊びに行ったり、道頓堀へ出掛けたりして浮かれておりました。

。。。

男と関係を持っていないと気がイライラするので、当時お医者さんに診察してもらった事がありました。
お医者さんは「別に異状はない。そのような事は人間として当然ある事だから独身より真面目な夫婦生活をするがよい、それができないようであれば、精神修養の本を読んで気分を転換しなさい」 そう言われました。

。。。

昭和10(1935)年4月、大宮五郎先生が私の働いていた料理屋「寿」に来られました。一緒に連れてきた女中に対する態度が誠に紳士的であり、どことなくキリッとしていたので初めて会ったのですが立派な人だと惚れてしまいました。

4、5日後、今度は先生一人でお出になり水菓子等を食べながら私の身の上話を聞きたがるものですから哀れっぽい調子で同情を惹くように、東京の生れだが9つになる女の子を残されて亭主に死なれ子供を育てるためにこんなことをしていると出鱈目を言ったところ、先生は子供に何か買ってやりなさい、と言って10円くれました。 良い人だと思い、ますます惚れてしまいました。

先生は4、5日後、また一人で和服で来ましたから私に気があるに違いないと思い子供の話をしながら先生の膝に伏して涙を流すと、「そんな所へ手をやってはいけない、男だから変な気持ちになる」と、言いましたからこの時だと思い、色っぽい様子をしてなお先生にもたれかかると、先生は私を抱きしめましたので、そのまま先生を倒して関係を持ちました。

。。。

昭和10年7月中旬のある夕方、金子静が大宮先生が来て居ると私を迎えに来ました。静さんの家に行くともう3時間も居るとのことでした。私は嬉しく、早速支度して先生と汽車で熱海に行き「玉の井」旅館に泊りました。先生は静さんから色々話を聞いたようでした。

「お前は淫売をしても人の亭主を取っても俺は驚かない。初めから良い事をしている女ではないと思っていたが何とか救ってやりたい、ぜひ真面目になれ。俺は名前こそ話さないがお前の将来は必ず引受けてやる」
そう言って、夜通し意見してくれました。

初め先生に対する気持は一時の浮気程度でしたが、非常な潔癖性で寝間での女の扱いもうまくはなく、面白くなかったので私は頼りなく思って居たのです。でも、今度もわざわざ私を尋ねて来てくれたのだし、万事親切で私と会うと誠心誠意私を良くしようと意見してくれるので、この時シミジミ有難く思いました。先生の気持ちに動かされて将来は真面目になって先生に頼ろうと決心し、翌日沼津まで送り涙で別れました。

。。。

昭和10年11月下旬から今年1月10日頃まで草津に行っておりました。 草津に一度先生が来ましたが、私が煙草を吸わなくなったのを知って驚いておりました。 先生は一晩泊りましたが布団2つ敷き、私が寄っても今日は疲れて居ると言い関係しませんでした。

その時、私に夫婦や女の道を話して聞かせてくれました。

「夫婦は生活本意で、色事は夫婦の交りのためとは言え第二の問題である。
男女間でも色事は第二でなければならない。
心と心と触れ合って居ればそれで満足しなければならない。
俺はお前を見ればそれで安心するのだ。
お前は手を握っても直ぐ眼の色を変えるほど色情が強過ぎる。
男女一緒に寝ても自制出来るぐらい修養しなければならない。
俺は関係しないと思えば絶対関係しない」

私は実につまらないと思いましたが、意志の強い立派な人だとも思いました。

『自伝・阿部定の生涯 その2』より

デンマンさん、また、心と心の触れ合いですか?

いけませんか?

だって、『女大学』を読まされているような気がしますわ。

大宮先生はそれほど厳しいことを言っていませんよ。

そうでしょうか?

『女大学』は、もっと厳しいう事を書いていますよ。

江戸時代から明治時代を経て、戦争中も女性の“性”は抑圧されていた。
結婚生活の中で女性が性的満足感を詠(うた)いあげるなんて、とても考えられなかった。
女は天皇の国家に奉仕する“家”の制度の中で“重い荷を背負わされ”、男に抱かれても、冷凍されたマグロのように寝床の中で、じっとして横たわって居なければならなかった。

実際、そのような教えを受けて、良家の女はマグロでなければならなかった。
このような『女大学』的な“教え”の中では“性の平等”など望んでも実現できる事ではなかった。
でも、もちろん当時の女性に不満がなかったというわけではないでしょう。

でも、その不満を口に出す事が出来なかった。
本音では不満でも、建前ではあくまでも『女大学』の“教え”を守らなければならなかった。

分かりますよね。
“建前”と“本音”!

日本に、こういう考え方が根付いてしまった背景には、“性の不平等”が長い間、日本文化の中に温存されていたからだと僕は信じているほどですよ。
僕の妻は京都出身ですが、旧家の生まれですから、お公家さんの流れをくむ、しつけの厳しい家庭に育ちました。
だから、本音と建前を使い分けるのがとても上手ですよ。
もちろん、京都出身の人がすべて本音と建前を使い分けるのが上手だと言うつもりはありませんよ。へへへへ。。。。

概して、日本では女性の方が昔から(性的以外にも)抑圧されていたので、本音と建前を使い分ける人が多いですよね。
もちろん例外は居ます。
大正昭和では阿部定さんなどは本音で生きた人でしょうね。
本音で生きた結果、あのような事件を起こしてしまった。

最近では、レンゲさんでしょうね。
ファンディー(fundies)をはいてパンツの中でつながりながら、高速道路を80キロのスピードで突っ走る。そうしながら清水君とエッチに夢中になってしまう。
まだ交通事故を起こしていませんが、このまま続けていれば、遅かれ早かれ事故を起こしてしまいますよ。
平均的な女性ならば、本音では考えていても、建前ではOKしないものですよ。

でも、レンゲさんは本音の人だから、ついついやってしまう。
阿部定さんのような事件になったら取り返しが付かないのですが、レンゲさんにはまだよく分かっていないようです。
だから、本音だけで生きるのも、このように問題がある場合もありますよね。

『性愛の自由の影に』 (2006年5月6日)より

このように、定さんにしろレンゲさんにしろ、日本ではむしろ自由恋愛を謳歌しているじゃありませんか。

あたしが謳歌しているだなんてぇ~。。。

清水君と夜桜を見ながらあれほど車の中でシコシコと楽しんでいたのに、レンゲさんにも不満があるのですか?
 
もちろんですわ。

一体何が不満なのですか?

あたしはデンマンさんに何度も言いましたわ。

そうでしたか?

そうやってとぼけるのですの?

僕はとぼけていませんよ。

あたしは洋ちゃんと毎日愛し合っていますけれど。。。

知っていますよ。だから、うらやましいと僕は思っているほどですよ。それなのに、レンゲさんは不満があると言う。ちょっと理解に苦しみますよ。

あたしは洋ちゃんに愛されていると思います。

間違いなく愛されていますよ。ファンディーをはいて一刻でも惜しむようにつながっているんですからね。誰が聞いてもレンゲさんと清水君は愛し合っていると思いますよ。

でも、あたし。。。

どうしたんですか。。。口ごもっちゃって。。。

あたし、とてもつらいんです。

何がつらいのですか?レンゲさんと清水君ほど愛し合っている人など、僕の知る限り他に居ませんよ。もうこれ以上、ここに統計を出しませんが、日本の夫婦の性生活満足度は25.7%なんですよ。レンゲさんと清水君は結婚しているわけではないけれど、日本のカップルの中でも、珍しいほど愛し合っている。とにかく毎日ベッドの中で愛し合っている。でしょう?

(レンゲさん、申し訳なさそうに苦笑いを浮かべながら頷〔うなづ〕きました。)

それほど愛し合っている二人なのに、レンゲさんにはつらいことがあると言うのですか?

あります。

一体なんですか?

デンマンさんに、あたしは何度か言いましたわ。

そうでしたか?

デンマンさんだって、そうやって忘れっぽいところがありますわ。。。本当に忘れてしまったのですか?

うへへへへ。。。実は覚えていますよ。

んも~~。。。そうやって、あたしをからかって楽しいのですか?

レンゲさんはね、心配性なんですよ。何も心配することはないんですよ。その事をつらいと思うこともないんですよ。

でも。。。、でも、あれほど洋ちゃんに愛されているのに、あたしはイケない事がつらいんです。

つらいと思うことはありませんよ。レンゲさんはね、心配事を見つけて心配する性分なんですよ。

そうではありませんてばあああ。。。

だったらね、レンゲさんが深刻に悩んでいた頃の次の手記をもう一度じっくり読んでみてくださいよ。

幼児的なふれあいへのあこがれ

2004-12-27 11:37:24

わたしのぐずぐず

さびしいよおおおお!

彼氏にあえないからねえ・・・

でも、本当はね、ここがふんばりどころだと気付いてる

遊びだけの男とセックスするのはやめとこう

連絡したら来てくれるヤツもいるけど・・・


ずるずると同じことくり返して学習しないわたしを変える

誰とでもセックスするヤツやったんや!って

あの人を傷つけてしまった。

さびしさでこわれてるけど、きっと直る、この心。

どうしても、幼児的なふれあいへのあこがれが、

この年になると、イコールセックスになるんやわあ。

by レンゲ

『愛とセックスは、もちろん、違いますよね?』より

この手記を書いた頃のレンゲさんと比べれば、今は清水君と一緒に暮らしているんですよ。毎日愛し合っているじゃないですか。それなのにレンゲさんは、わざわざ心配事を見つけ出して心配している。僕はその事を言っているんですよ。

あたしは別に心配事を見つけ出しているわけではありませんわ。

それなら、言い方を変えますよ。こだわる必要のない事にレンゲさんはこだわっていますよ。

あたしは洋ちゃんに愛されているのにイケないんです。。。これが、こだわらずに居られますか?

レンゲさん、もう一度上の手記を読み直してくださいよ。レンゲさんにとって“寂しさ”は何よりもつらいことだった。でも、今は清水君と一緒に暮らしているから寂しくはないでしょう?

寂しくはありません。

だから、寂しかった頃の事を考えれば、レンゲさんは救われているんですよ。

強烈な寂しさが
原因で、
死ねればいいのに!
   
イベントごと、世間のあわただしさ、師走です。

わたしは相変わらずひきこもっています。

お薬があまり効いていなくて、

自分が正常な判断力を保っているのか?

とても不安です。

リタリンの効果が下がっているようなので、

断薬したいのですが、ついスニってしまいます。

わたしはとても孤独です。

時に人を求める気持ちが爆発しそうになります。

強烈な寂しさが原因で、死んでしまえればいいのに。

誰か、救ってほしい。

by レンゲ

2004 DEC 07 16:16

『寂しくて死にたい!』より



あああ。。。
生ける屍
 

今わたしは、毎日が

早くすぎてくれるのを、

楽しみにしています。

だって、自分で死.ねないんだもん。

だから、早く死期をむかえたい。

そんなこと、まちがった

馬鹿げた考えだと

言われたって、

もうつらい。

しんどい。

by レンゲ

2004 DEC 07 19:58

『寂しくて死にたい!』より

このようにレンゲさんは寂しさに苦しめられていた頃があった。その頃の事を考えれば、現在は天国に居るようなものじゃないですか。そう思わないのですか?

デンマンさんは、どうしてこうやってあたしを困らせるのですか?

困らせているのじゃなくて、僕はレンゲさんを励ましているんですよ。僕はこのようにレンゲさんが寂しくて死にたい、と悲観していた頃からレンゲさんを知っているんですよ。かれこれ2年近い。でしょう?

(レンゲさん沈黙。)

引きこもっていた頃から比べれば、レンゲさんは曲がりなりにも社会に復帰して、現在では“ブティック・フェニックス”の熊谷店長をしているんですよ。しかも、15店中売り上げがトップで経済的にも仕事の上でも何の問題もない。そんなレンゲさんを見たら、うらやましいと思う人はたくさん居ますよ。

でも、あたしは。。。

やっぱり不満なんですか?。。。しかしね、何もかも思い通りに行っている人なんて居ませんよ。“足るを知る” 今、レンゲさんに必要なのは、この言葉ですよ。僕の言っていることが分かりますか?

分かりますわ。でも、あたしにとって経済的に問題がなくなっても、仕事でうまく行っても、愛し合える人と悦びを分かち合えないと言うことはつらいことですわ。

だから、それは贅沢な悩みだと僕は言っているんですよ。悩む必要のない事だと言っているんです。そのようなことで悩む時間があったら、その時間を仕事につぎ込んだり、ブログの記事を書いたりした方がよっぽど人生が豊かになりますよ。

デンマンさんは、そうやって何もかも理屈で割り切ってしまうんですわ。でも、そのように理屈で割り切れないことだってありますわ。

レンゲさんも理屈で割り切ったらどうですか?

あたしにはできません。

でも、上の惨めな手記を書いていた頃から比べれば、幸せでしょう?

でも。。。

今でも死にたいと思っているのですか?

いいえ、死にたいとは思いません。

だから、あの頃から比べれば幸せなんですよ。その幸せをじっくりと味わったらどうですか?

幸せを味わおうと思うと、洋ちゃんとの事が気になってつらくなるんです。

レンゲさんは期待が大きすぎるんですよ。上の手記をもう一度読んでくださいよ。あれほど寂しかったレンゲさんだったけれど、今のあなたは清水君と言う愛人が居るじゃないですか。しかも一緒に暮らしている。もうレンゲさんは寂しくないはずですよ。でしょう?それに、幼児的な触れ合いだって清水君と毎日愛し合っていることで満たされている。経済的にも問題がないし、仕事もうまく行っている。だから、レンゲさんがつらく思うことは何もないんですよ。

デンマンさんの理屈では、そうなるかもしれません。でも、今のあたしはつらいんです。

何もつらいと思うことはないですよ。毎日、清水君と愛し合っているじゃないですか?日本では4人に1人の男しか性的に満ち足りていないんですよ。なぜだか分かりますか?

どうしてですの?

回数が少なすぎ!という理由なんですよ。つまり、もっと女性を抱きしめたいのに、そうさせてもらえないわけですよ。でも、レンゲさんの場合は清水君を拒まないどころか、いつでもOKなんですよ。これを読んでいる不満な男にとっては、レンゲさんは愛の女神ですよ。

そうでしょうか?

だからね、つらいと思うことはないんですよ。

洋ちゃんは満ち足りていると思いますわ。でもあたしは満ち足りていません。だからつらいんですわ。

レンゲさん、人間は誰も完璧ではないんですよ。つまり、完璧を望むのは無理ですよ。僕が言ったように“足るを知る”ことが必要ですよ。“幸せって、こういうものなのだわ”と、思って満足するわけですよ。

でも、あたしは。。。

なんですか? 何が言いたいのですか?

去年の夏、デンマンさんに抱かれた時にはイッタんです。

レ。。。レ。。。レンゲさんは、また同じ事を繰り返して言うのですかあああ~。んも~~。。。僕には妻も子供も居るんですよぉ~。僕は泣きたくなりますよぉ~。。。直美はきっとこの記事を読みますよ。。。そうなったら。。。、そうなったら、絶対に誤解しますよ。んも~~

デンマンさんは、大げさなんですわぁ~。

大げさじゃありませんよぉ! レンゲさんは僕の家庭を破滅に追い込みたいのですか?

デンマンさんは、奥様が何もかも知っているとおっしゃったじゃありませんか?

それは去年のことですよ。こうしてまたレンゲさんが蒸し返すと、直美は、あれからまた始まったのかと思ってしまいますよ。ふんとにもぉ~~

あたしの悩みを聞いてくださらないのですか?

聞きますよ。。。聞くけれども、モノには限度というものがありますよ。その件は、もうレンゲさんが納得したのかと思っていましたよ。

納得していませんわ。

どうしても世界のネット市民の皆様の前で言いたいのですか?

この事はすでにデンマンさんがバラしていますわああああ~~

僕じゃないですよ。レンゲさんがしゃべったんですよぉ~。

いいえ、あたしではありませんてばああああああああ~~

分かりましたよ。。。分かりました。そんなに大きな声で喚(わめ)かなくても聞こえますよぉ~。

【ここだけの話しですけれどね、またイクのイカないの、とレンゲさんが言い始めましたよ。へへへへ。。。心と心の触れ合いで終わらせたかったのですが、そういうわけには行きませんでしたよね。とにかく、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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性の開放と性の堕落 [性の悩み・セクハラ・愛と性]

性の開放と性の堕落



あなたは性的に抑圧されていませんか?


 


 

現在の日本人は性と愛の点で
額田女王が生きていた頃よりも
不幸なのではないか。。。?


江戸時代から明治時代を経て、戦争中も女性の“性”は抑圧されていた。
結婚生活の中で女性が性的満足感を詠(うた)いあげるなんて、とても考えられなかった。
女は天皇の国家に奉仕する“家”の制度の中で“重い荷を背負わされ”、男に抱かれても、冷凍されたマグロのように寝床の中で、じっとして横たわって居なければならなかった。

実際、そのような教えを受けて、良家の女はマグロでなければならなかった。
このような『女大学』的な“教え”の中では“性の平等”など望んでも実現できる事ではなかった。
でも、もちろん当時の女性に不満がなかったというわけではないでしょう。

でも、その不満を口に出す事が出来なかった。
本音では不満でも、建前ではあくまでも『女大学』の“教え”を守らなければならなかった。

分かりますよね。
“建前”と“本音”!

日本に、こういう考え方が根付いてしまった背景には、“性の不平等”が長い間、日本文化の中に温存されていたからだと僕は信じているほどですよ。
僕の妻は京都出身ですが、旧家の生まれですから、お公家さんの流れをくむ、しつけの厳しい家庭に育ちました。
だから、本音と建前を使い分けるのがとても上手ですよ。
もちろん、京都出身の人がすべて本音と建前を使い分けるのが上手だと言うつもりはありませんよ。へへへへ。。。。

概して、日本では女性の方が昔から(性的以外にも)抑圧されていたので、本音と建前を使い分ける人が多いですよね。
もちろん例外は居ます。
大正昭和では阿部定さんなどは本音で生きた人でしょうね。
本音で生きた結果、あのような事件を起こしてしまった。

最近では、レンゲさんでしょうね。
ファンディー(fundies)をはいてパンツの中でつながりながら、高速道路を80キロのスピードで突っ走る。そうしながら清水君とエッチに夢中になってしまう。
まだ交通事故を起こしていませんが、このまま続けていれば、遅かれ早かれ事故を起こしてしまいますよ。
平均的な女性ならば、本音では考えていても、建前ではOKしないものですよ。

でも、レンゲさんは本音の人だから、ついついやってしまう。
阿部定さんのような事件になったら取り返しが付かないのですが、レンゲさんにはまだよく分かっていないようです。
だから、本音だけで生きるのも、このように問題がある場合もありますよね。

『性愛の自由の影に』 (2006年5月6日)より

デンマンさん、きのうは阿部定さんとあたしを、こうして並べて引き合いに出したのですわね?

いけませんか?

デンマンさんは思い込みが激しいんやわあああ~~。

ん?思い込み。。。?

そうですやんかあああ~。。。あたしと洋ちゃんがファンディーをはいて高速道路で80キロで突っ走ると書いていますやんかあああ~~

だって、そうしているんでしょう?

していませんてばあああ~

もう止めたのですか?

毎日、毎日、そんな時間ありしませんわ。あたしだって忙しいのですから。。。

もう、夜桜を見に行かないのですか?

いつまでも咲いていませんわぁ~。

遅咲きの桜があるでしょう?

んも~~。。。桜の事よりも、ファンディーを持ち出してあたしと洋ちゃんのことを書くのをやめてくれません?

気になりますか?

デンマンさんの書き方を見ていると、あたしは無軌道で思慮分別に欠けた無謀な女にされてしまっていますわぁ~

レンゲさんはそういう女じゃないと思っているわけですか?

もちろんですわ。。。んも~~。。。いつまでもファンディーにこだわっているわけじゃありしませんわ。

。。。つうことわあああ。。。もうファンディーを愛用していないという事ですか?

していません。

どうして。。。?

そんな事はどうでも良いではありませんかあああ~。。。それよりも、“阿部定さんのような事件になったら取り返しが付かないのですが、レンゲさんにはまだよく分かっていないようです”ーーーこういう書き方は絶対にあたしをコケにしていますわぁ~。

僕は何度も言っているようにレンゲさんを馬鹿にしているわけではありませんよ。心配しているんですよォ~。交通事故を起こしたらどうするのですか?僕はその事が心配なんですよ。“心の恋人”を失いたくないんですよ。

また、そうやって、わざとらしく“心の恋人”を持ち出すやんかあああ~。。。そうやって甘い言葉を持ち出せば、あたしがいい気持ちになって、デンマンさんの書いた事をすべて忘れ、水に流してしまうとでも思っているのですかぁ~?

そうは思ってませんよ。

だったら、こういう所で、“心の恋人”だなんて言わないでくださいなぁ~。

でも、僕にとってレンゲさんは本当に心の恋人なんですよ。

でも、こういう所で、このような時に、そのように言われても、あたしはうれしくありしませんわああああ~。

僕は、レンゲさんをうれしがらせようとして言っているわけではないんですよ。僕は本音でそう思っているんですよ。だから、僕は自分の心に正直に、素直になって“レンゲさんは僕の心の恋人です”と、言っているだけですよ。。。いけませんか?

でも。。。でも。。。日本人の男って、そんな風に言いませんてばああああ~~

だから、何度も言ってるじゃありませんかああああ。。。僕は日本人じゃないんですよ。

でも。。。、でも、デンマンさんは日本人ですわあああ~

もちろん日本人の両親から生まれましたからね、日本人ですけれど、何度も言っているように、僕はもう人生の半分以上を30カ国近い国々を放浪して、そして、現在パラダイスだと決めたカナダのバンクーバーで生活しているんですよ。

だから。。。?

だから、国際人なんですよ。。。。だから、本音と建前を使い分けてないんですよ。本音で生きないとね、国際人として生きてゆけないんですよ。そう言う訳で、回りくどい事を言わないし、心にないことも言わない。。。思っている事をできるだけ素直に言う。その方が簡単だからですよ。その方が疲れないんですよ。肩が凝らないんですよ。その方がストレスがたまらないで、寅さんのように丈夫で長持ちするんですよ。だからこそ、僕はもう20年以上も病気にかかったことがないし、医者に診てもらったこともない。だから、レンゲさんは僕の心の恋人ですよと、恥ずかしげもなく素直に言う事ができるんですよ。分かりますかぁ?国際人になるとね、こうして心の内をはっきりと言う事ができるのですよ。

。。。デンマンさん、。。。そんな風に熱いまなざしで、あたしを見つめないでくださいな。。。あたし。。。あたし。。。

どうしたのですか。。。?

なんだか、胸の内が熱くなってきて、思い出してしまいましたわぁ。。。

冗談ぬきで、舞い上がるような
いい気持ちです。


2004-8-16 19:46



ご苦労様、ありがとうございます。
バンクーバーでのわたしは、
デンマンさんにエスコートされて、
のびのびした表情をしていますね。
ここ大阪では考えられません。

あたしの精神年齢は32歳ですか?
大人ですね。
昔から思索にふけることが
多かったのですが、
そういった時に、
わたしは大人に
なれるのかもしれません。

でも、妄想にふける
中学生のわたしもいますが。
もうひとつ言えば、
不安にさまよう
4歳のわたしもいます。

わたしの詩・・・
(自分では自慰行為と呼んでいますが)
人に見せるのも、
まして批評していただけるなんて、
全く初めてだったんです。

デンマンさんが感想を書いて下さって、
冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ちです。
ネットで公開してよかった・・・

デンマンさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。

わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

それにしても、わたしは幸せ者ですね。
この、“夢のバンクーバー”で、
わたしはデンマンさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございます。

質問の方もできるだけ早く、残りをお答えしますね。

by RENGE

『次元の違いとは端的に言うと』より


 
そうですよ。レンゲさんだって“心の恋人”になろうとして僕の“求愛”を受け入れてくれたんですよ。覚えているでしょう?

覚えていますわ。

こうして僕とレンゲさんはかれこれ2年間近くも、“心の恋人関係”を保ってきたんですよ。その間に、レンゲさんは何度かくっついては離れる関係を続けてきた椎名さんと別れた。その後、野々宮さんと関係を結び、彼の“浮気”が原因で別れることになった。現在の愛人の清水君は、僕がレンゲさんと知り合うようになってから3人目の男ですよ。

そうやってあたしの私生活を記録しているのですね?

別に、記録しているわけではありませんよ。本音で生きる事が良い関係を保つ事になるという事を言いたかったまでですよ。だからこそ、レンゲさんと僕はこうしてすばらしい“心の恋人関係”を続けていられるのではないですか!レンゲさん、分かるでしょう?本音で生きる事とは、このようなことですよ。

でも、デンマンさんは、そう言いながらも、誤解を招くようなやり方であたしを記事の中で引用していますわ。だから、この記事を読んでいる人は、あたしがオツムの足りない女じゃないかと思ってしまいますわぁ~

僕はむしろレンゲさんが本音で生きていると言って褒(ほ)めているつもりなんですよ。

そんな風には思えませんわぁ~

どうしてですか?

だって、“本音だけで生きるのも、このように問題がある場合もありますよね”。。。と、書いていますやんかあああ~

僕が言おうとしている事は、今の日本では本音で生きている人は少ないんですよ。だから何度も出したように次のような統計が出てしまうんですよ。

性生活満足度ランキング最下位は日本



AP通信によると、米シカゴ大学の研究グループが29カ国・地域を対象に実施した性行動・態度に関する調査の結果が、学術誌アーカイブス・オブ・セクシャル・ビヘイビアー4月号に発表された。
それによると、性生活に満足している人の割合が最も高かったのはオーストリアだった。
71.4%が「満足している」と答えた。
一方、最も低かったのが日本で25.7%だった。

上位5カ国は、オーストリア71.4%、スペイン69.0%、カナダ66.1%、ベルギー64.6%、米国64.2%。
下位5カ国は、タイ35.9%、中国34.8%、インドネシア33.9%、台湾28.6%、日本25.7%

ただし、この研究の対象者は40歳から80歳まで。

結論:

性的問題で肉体的要素が占める割合は、年を重ねるにつれて男性の方に大きく影響する。 しかし、心理的な要素、パートナーとの人間関係が、肉体的要素と同様に性的満足感とパーフォーマンスに大きな影響を与えているようだ。

SOURCE: AP通信 (2006年4月19日)
“Sexual Problems Among Women and Men Aged 40-80”

分かるでしょう?本音で生きていれば、このようにはならないんですよ。

どうしてですか?

だから、日本では、長年連れ添った夫婦であっても、セックスの事になると思っている事をお互いに包み隠すことなく言う事ができないんですよ。本音と建前が日本では当たり前のことになっている。だから、センシティブな事になると本音で話さずに建前で話してしまう。つまり、本当に気になっていることを言わずに、当たり障りのないことを言うわけですよ。

どうして、デンマンさんはそのように決めてしまうのですか?

僕が決めてしまっているわけではありませんよ。ちゃんと証拠がありますよ。

どういう証拠ですの?

レンゲさんだって僕の記事を読んだでしょう?不満を抱いている妻たちは夫に言っても仕方ないと思うのか、じっと我慢してしまう。それで、その不満が募(つの)って夫の生パンツに向かってしまうんですよ。分かるでしょう?“坊主憎けりゃケサまで憎い”という諺がありますよね。つまり、満足感を与えてくれない夫に向かって思っている事が言えないから、生パンツに当り散らすわけですよ。そういうわけで、次のような事を言ったりやったりするんですよ。

夫のパンツは雑巾と便座カバーと一緒に洗濯します。

夫のパンツを洗うために大学を出たんじゃないわ!

夫のパンツを見るとムカつく!

夫のパンツの中にムカデを入れておいたわ。

汚い夫とは、もう2年やってません。

ウンチの付着した夫のパンツを洗わされるのはもう嫌です。

私の横でパンツいっちょになった夫のパンツを見たら吐き気を催(もよお)しました。

夫のパンツは汚いから、捨てる割り箸でつまんで洗濯機に入れています。

夫のパンツと一緒に自分のパンツは洗いません。

最近、夫のパンツを見るのもイヤです。

僕の言おうとしている事がレンゲさんにだって分かるでしょう?

でも、本音で話しても分かってくれないから本音で話さないのですわ。

そんな事はありませんよ。本音で話せば通じるものです。

それは理屈の上だけのことですわ。

相手の言っている事を素直に理解する。それが本音で話す。本音で理解するという事ですよ。心が通じ合わない話は、いくら本音だと言っても、それは本音ではないんですよ。

。。。では、何ですの?

だから、建前ですよ。

あたしは、本音で話しても心が通わない事があると言っているのですわ。

だから、そういう場合は本音で話していると思っているけれど、実際には建前で話しているんです。だから心が通(かよ)わないんですよ。

デンマンさんがおっしゃっている事は、心が通い合う時だけが、本音で話していると言っているのですわ。

そうですよ。心が通わない本音は建前なんですよ。

あたしは、デンマンさんと禅問答しているのではありませんわ。そういう言い方は可笑しいと思いますわ。

ちっとも可笑しくありませんよ。心が通い合う話が本音の話ですよ。だから、上のように不満な妻たちが、夫の生パンツに当り散らしても何の解決にもなりませんよ。お互いに本音で話さないから、いつまでたっても不満な妻は不満なままですよ。不満な夫は不満なままですよ。

あたしはデンマンさんに本音で話しましたけれども、ちっともあたしの不満は解消しませんでしたわ。

そんな事はないでしょう?レンゲさんと僕は心の恋人として愛し合っているでしょう?僕はレンゲさんを愛していますよ。レンゲさんは僕を愛していないのですか?

デンマンさんがあたしを愛している愛と、あたしが期待している愛は違うものですわぁ~。あたしは本音でデンマンさんに言いましたわ。そうしたらデンマンさんは、あたしを無理やり日本へ連れ戻してしまったんですわ。んも~~

だってね、あのまま一緒に居たら不倫になってしまうんですよ。レンゲさんが望んでいたのは不倫の愛だったんですよ。

あたしは不倫の愛だとは思っていません。あたしにとって、あれは“心の恋人”の愛でした。

“心の恋人”は不倫しませんよ。

とにかく、あたしはデンマンさんとバンクーバーで一緒に暮らしていたかったんです。

だから、あれ以上一緒に暮らすと不倫になってしまうんですよ。それで、僕はレンゲさんを日本へ連れ戻したんです。とにかく、現在、レンゲさんは清水君という新しい恋人が出来て幸せにやっているでしょう?結果として、僕がレンゲさんを日本へ連れ戻したという事はお互いのために良かった事なんですよ。そうではありませんか?僕とレンゲさんは相変わらず“心の恋人”としてネットでこうして“愛の正体”を探す旅を続けているんですよ。そうでしょう?

でも、あたしはデンマンさんとの愛を完結したかったのですわ。

僕とレンゲさんの愛は“愛の正体”を見つけることで完結するんですよ。大宮先生が定さんに次のように言っていたでしょう?

夫婦は生活本意で、色事は夫婦の交りのためとは言え第二の問題である。
男女間でも色事は第二でなければならない。
心と心と触れ合って居ればそれで満足しなければならない。
俺はお前を見ればそれで安心するのだ。
お前は手を握っても直ぐ眼の色を変えるほど色情が強過ぎる。
男女一緒に寝ても自制出来るぐらい修養しなければならない。
俺は関係しないと思えば絶対関係しない。

『性の平等のボトルネック』 (2006年5月5日)より

大宮先生の言った事が“愛の正体”とどのように関係していると言うのですか?

だから、“男女間でも色事は第二でなければならない。心と心と触れ合って居ればそれで満足しなければならない”と、言っているでしょう?

定さんは“私は実につまらないと思いました”と言っていましたわ。

僕もレンゲさんが同じような事を言うだろうと思っていましたよ。そういうわけで、僕はレンゲさんと定さんが似ていると思ったわけなんですよ。

だって、男と女が本当に愛し合っていれば、身も心も一つになりたいと思うのはごく自然な成り行きですわ。

だから、それもレンゲさんの極めて個人的な意見に過ぎないんですよ。レンゲさんや定さんのように考える人は結構、女性の中にも居ると思いますよ。でもね、大宮先生のように考える人だって居るんですよ。

デンマンさんも、そうだとおっしゃりたいのですね?

そういうことですよ。レンゲさんの言う事はもっともだと思いますよ。でもね、それは本能の赴(おもむ)くままに。。。と言う事なんですよ。人間はサカリのついた犬や猫とは違うんですよ。

つまり、あたしはサカリのついたメス猫のようにしてデンマンさんと一緒に暮そうとしていたとおっしゃるのですか?

分かり易く言えば、そういうことですよ。

んも~~。。。デンマンさんが“心の恋人”としてあたしを愛していたとおっしゃるなら、あたしだってデンマンさんを同様に愛していましたわ。だから、あたしは、そういう意味でバンクーバーでデンマンさんとの愛を完結したいと思っていたのです。

だから、レンゲさんの言うように“愛を完結する”と不倫になってしまうんですよ。それは、サカリのついた犬や猫が求め合う事と全く変わりがないんですよ。

いややわあああ。。。。そういう言い方って。。。んも~~。。。あたしはサカリのついたメス猫ではありしませんわぁ~。

定さんは、実はこう言っているんですよ。“私は実につまらないと思いましたが、(大宮先生は)意志の強い立派な人だとも思いました。”

それが。。。どうしたと言うのですか?

だから、定さんは大宮先生と身も心も一つになりたかった。でも、大宮先生は“心と心と触れ合って居ればそれで満足しなければならない”と言った。定さんは、つまらない事を言う人だと思った。しかし、改めて考えてみて、大宮先生は意志の強い立派な人だとも思いました、と言っているんですよ。つまり、定さんだって、人間の“愛”と猫の“サカリ”の違いをわきまえている。だからこそ、大宮先生がつまらない事を言ったと思ったけれども、先生の人間としての意志の強さに打たれて立派な人だと思ったわけですよね。

それぐらいの事は、あたしにも分かりますわ。

でも、レンゲさんは感情に押し流されて分からなくなってしまう。それで、去年の真夏の夜の出来事のような事になってしまう。詳しい事は次のリンクをクリックして読んでくださいね。
『あたしは、どのように愛せば良かったのでしょうか?』 (2006年1月15日)

デンマンさんは、あたしが堕落した女だと思っているのでしょう?

それはレンゲさんの考えすぎですよ。僕は何度も言っているでしょう?レンゲさんは本音で生きていると。。。

でも、あたしはサカリのついた猫のようだと、今さっきおっしゃったばかりじゃありませんかあああ。。。

そう決め付けたわけではありませんよ。

デンマンさんは、心の中でそう思っているのですわぁ。あたしにだってそのぐらいの事は分かります。それで、あたしを無理やり日本へ連れ戻してしまったんですわ。

それもレンゲさんの考えすぎですよ。僕はレンゲさんが幸せになって欲しいからああしたまでですよ。実際、レンゲさんは現在、清水君と幸せに暮しているではないですか?結果として良かったと言う事ですよ。そう思いませんか?

あたしが問題にしているのは、現在の洋ちゃんとの生活の事ではなくて、デンマンさんがあたしの事を堕落した女だと思っている事ですわ。

だから、僕はそう思っていないと言っているでしょう。

でも、あたしがサカリのついた猫のように男を求めていると思っていますわ。。。でしょう?あたしが野々宮さんに近づいた事も、洋ちゃんと関係した事も、デンマンさんは、そのようにしか考えていませんわ。

それは、レンゲさんが一方的に決め付けていますよ。僕は一度もそういう事は言っていませんよ。

今さっきおっしゃいましたわ。

だから、例えばの話として出したまでですよ。レンゲさんがサカリのついた猫のようにして清水君と関係したと言ったわけではありませんよ。

でも、あたしにはそのように聞こえました。性的に解放されているけれども、性的に堕落した女だと。。。デンマンさんはそんな風にあたしのことを思っているのですわ。

僕の“心の恋人”が性的に堕落しているはずがないではありませんか?

だって、デンマンさんは、あたしと愛を完結してくれませんでした。

そんな事はないでしょう?僕と心と心が触れ合い、心と心が一つになってイッてしまったと、レンゲさんは次のように言っていたんですよ。



茜(あかね)さす 

紫野行き

標野(しめの)行き 

野守(のもり)は見ずや 

君が袖振る


茜色の光に満ちている紫野(天智天皇の領地)で、あぁ、あなたはそんなに袖を振ってらして、領地の番人が見るかもしれませんわ。後で、その番人が天智天皇に告げ口するかもしれませんわよ。

この歌には額田女王(ぬかだのおおきみ)の性格が、生き生きと現れている。
美しく、才知にあふれ、強く情熱的な女性。
彼女は、巫女としての自分と、二人の天皇の愛の間で揺れ動く女としての自分、そして天武天皇との間にもうけた十市皇女(といちのひめみこ)の母としての自分という、複雑な立場からの葛藤の中で悩みながらも、自分を高く維持し、歴史の荒波に耐えて、鮮やかに生きぬいた。




あなたと交わした愛


2005/08/19

あなたの全てがいとおしい

そのまぶたをくちびるで愛撫する

くちびるから全身にしびれるような

熱い波がひろがっていく

あなたをつつむやすらぎの光

おだやかな時がいつまでも流れていく

あなたに出会い

そして愛し合う

こんなに強く抱きしめた腕

ふたりは確かに結ばれて

身も心もとけあう

あなた ・ ・ ・

いとしいひと ・ ・ ・

あの出会いからわかっていた

夕べのしじまの中で

あなたと交わした愛が

とこしえに続くことを

愛している

今朝はすべてが澄み切って

誰にもじゃまはできない

by レンゲ

(『あなたと交わした愛』より)


あら、あたしの詩が額田女王の歌と比較されるなんて、。。。なんだかうれしいような、恥ずかしいような。。。

額田女王の歌は、雅(みやび)やかに詠(うた)っていますがね、その歌の内容はレンゲさんの詩とあまり変わりがないものですよ。

そうでしょうか?

そうですよ。額田女王はこの歌の相手、つまり、後の天武天皇との間に十市皇女(といちのひめみこ)を儲(もう)けているのですからね。雅(みやび)な歌の裏には、情熱的な“濡れ場”が隠されているんですよ。

でも、あたしがこの詩を読んだ前の晩、あたしはデンマンさんに抱かれましたけれど、“濡れ場”はありませんでしたわ。

ありましたよ。

いいえ、ありませんでしたわああああ~~

でも、レンゲさんは、シーツを濡らしたじゃありませんか?

それは。。。それは。。。

要するに、本当の心の触れ合いとは、エッチしなくてもイケルものなんですよ。うへへへへ。。。。

『本当に性の平等になってる?』 (2006年4月25日)より

分かるでしょう?心と心の触れ合いと言うのは奥が深いものなんですよ。

でも、あたしは。。。

僕とレンゲさんは心の深いところで、しっかりと結び合ったのですよ。違いますか?

でも、それは。。。

まだ不満ですか?。。。レンゲさんは、間違いなくシーツを濡らしたんですよ。それ以上、いったい何を求めたいと言うのですかぁ~?
 
【ここだけの話しですけれどね、今日はちょっぴり格調高かったですよね。なにしろ、心と心の触れ合いですからね。。。ええっ?。。。ちょっと話がアホらしい、とおっしゃるのですか?へへへへ。。。信用するかしないかはあなた次第ですよ。とにかく、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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共通テーマ:恋愛・結婚

本当に性の平等になってる? [性の悩み・セクハラ・愛と性]

本当に性の平等になってる?
 



 

『完全なる結婚』



オランダの婦人科医のヴァン・デ・ヴェルデ 【Theodoor Hendrik van de Velde (1873-1937)】 が1926年にドイツ語で出版した診療用マニュアルを翻訳したもの。 この大作は一部分が1930年に『完全なる夫婦』という題名で一度日本語に翻訳された。 その時の翻訳者は共産主義者で、出版社は好色本を乱造していた会社だったので不健全という理由で直ぐに発禁処分にされた。

しかし、発禁にもかかわらず『完全なる夫婦』は“性の解放”のバイブルとして左翼のインテリの間では名前が知られた。 ドイツ語版と英語版は19030年代と1940年代の初期には医学生や若い医者によく読まれた。

戦後、この本を全訳したのは東京帝国大学医学部の学生グループで、こういう本に興味のある人が居るかどうか「朝日新聞」に質問記事を出したところ、1日で100通を越す反応があった。 それで出版する事になったという逸話がある。 この全訳本が出てから直ぐに学術性の低い安い抄訳本が出版され、これがたちまちベストセラーの3位になった。

『完全なる結婚』が戦前、発禁処分になっており、エロチックだという評判が高かった事が多くの読者を惹きつけた。 この本はヴァン・デ・ヴェルデの初めての著作で、執筆当時彼は50代の初めであり、20年間医者としての経験を持っていた。 彼が読者に想定していたのは、主に医療関係者や学歴の高い男性既婚者であり、本の前提となっていた考え方は、 “性交は結婚の基本”というものだった。当時としては非常に進んだ考えだった。

日本人の性意識に対するこの本の最大の貢献は、女性の“性感曲線”に注意を呼び起こし、前戯、後戯、オーガズムといった考え方や実践を強調した事であった。 性交において“男性は教師である”という彼の考え方は、今日では古めかしいが、結婚生活における女性の性交時の感覚や女性の性欲にこれだけの理解を示したことは当時、驚くべき事と思われた。

夫婦の性行為を正々堂々と論じる事が大衆にアピールしたため、これを真似して1949年に『夫婦生活』という雑誌が創刊された。 『夫婦生活』はたちまち月刊3万部を越えた。この雑誌があまりに評判となったため、カストリ雑誌の時代はこれで終わったと言われる。

『夫婦生活』が、それまでのカストリ雑誌と根本的に違うのは、結婚を性交に結びつける事によって、性交は恥ずべき行為ではなく正当な行為であって、男女が互いを分かち合い、互いに楽しむ事を両性の平等の象徴とした事である。

『完全な結婚』についてさらに知りたい人は次のリンクをクリックして読んでみてください。 “『完全な結婚』--本とビデオ紹介サイト”

SOURCE: 
“Embracing Defeat (Japan in the Wake of World War II)”
 published in 1999 by John W. Dower

レンゲさんの場合は“性の平等”になっていますよね?

それってどういう意味ですの?今日は、初めから、デンマンさんはあたしをコケにしますの?

僕は何度も言っているように、レンゲさんを馬鹿にしているのではありませんよ。

馬鹿にしていないとおっしゃるのなら、絶対にあたしを可笑しな女にしていますわぁ~。

そんなことありませんよ。

そうですってばああああ~~。。。あたしと洋ちゃんは、デンマンさんのブログの中で散々(さんざん)な目にあっていますわ。

どうして、そういうことを言うのですか?

だって、デンマンさんが書いているあたしと洋ちゃんは毎晩のように夜桜見物しながらエッチしている事になっていますわ。

でも、実際、最近のレンゲさんは、天気の良い日は毎晩のように夜桜見物に出かけているでしょう?

そうですけれど、毎晩ではありません。

じゃあ、一晩おきぐらいですよ。違いますか?

はっきりと回数を決める必要はないと思いますわあ。

しかし、はっきりしないと誤解を招くでしょう?僕のブログを読んでいる人には、確かに、レンゲさんと清水君が毎晩のように夜桜を見物しながら、荒川の堤で桜の花が咲く木の下に車を止めて、車の中で風流に愛し合っているという印象を持つかもしれませんよ。

だから、言ったじゃありませんか。。。そうやって、デンマンさんは、あたしと洋ちゃんを可笑しなカップルにして馬鹿にしているんですわ。

僕は何度も言うようにレンゲさんと清水君を馬鹿にしているのではありませんよ。なぜ、僕がしつこくレンゲさんと清水君が愛し合っている事を書くか?と言うと、次のような統計が出ているからですよ。

【2006年2月10日 ロイター通信】

Ejaculation Deficiency治療薬「シアリス」を製造している医薬品大手イーライリリーがこのほど、韓国と日本、フランス、アメリカの4カ国の既婚者の男女1200人を対象にセックスについての調査を行った。

韓国の既婚女性は、セックス生活に満足しておらず、日本人男性はセックスの問題をはぐらかす一方で、フランス人の男性はセックス生活をエンジョイしていることが明らかになった。

調査結果によれば、韓国人女性の約30%弱は、夫とのセックスにあまり満足しておらず、4カ国中で最もセックス満足度が低いことがわかった。

一方、韓国人男性のおよそ50%は、妻とのセックスに満足しているという。日本人男性は約30%弱しか、Ejaculation Deficiency治療を求めておらず、これは他国と比べて最低の割合だった。

また、フランス人男性の10%は、セックスに対して何かしらの不満を持っているものの、他の国に比べ最も満足度が高かった。 そして、フランスの次にセックスの満足度が高かったのはアメリカだった。

さらに、男性の不満理由の1位は、「回数が少なすぎ」というものが4カ国共通して見られ、女性の主な不満は「ロマンチックでなさすぎ」というものだった。

このロイター通信の報告では日本人男性は約30%弱しか妻とのセックスに満足していないんですよ。しかもその不満の原因は「回数が少なすぎ」ということなんですよ。分かりますか?

何がですの?

何がですのって。。。僕が回数にこだわるのは、何もレンゲさんと清水君の性生活に首を突っ込むためではないんですよ。こうして世界のネット市民の皆様の参考にするために、回数にこだわっているだけですよ。

でも、上の報告でも、はっきりと回数は書いてありませんわ。

だから、はっきりと回数を書いたほうが良く分かるんですよ。そう思いませんか?そういうわけで、上の報告にも不備がありますよ。回数を書いた方がもっと分かりやすい。だから、僕は回数にこだわるんですよ。誤解を除くためにも回数をはっきり言う事は大切だと思うから、僕はレンゲさんに尋ねているわけですよ。

でも、こういう統計って、あまり当てにならないのでしょう?

ロイター通信が報告しているのですよ。出鱈目を書いているのではありませんよ。ロイター通信と言えば世界的に有名で信用のある通信社ですよ。

あたしは、出鱈目だと言っているわけではありません。

レンゲさんが、当てにならないと思うのなら、おととい書いた統計がありますよ。

性生活満足度ランキング最下位は日本

AP通信によると、米シカゴ大学の研究グループが29カ国・地域を対象に実施した性行動・態度に関する調査の結果が、学術誌アーカイブス・オブ・セクシャル・ビヘイビアー4月号に発表された。
それによると、性生活に満足している人の割合が最も高かったのはオーストリアだった。
71.4%が「満足している」と答えた。
一方、最も低かったのが日本で25.7%だった。

上位5カ国は、オーストリア71.4%、スペイン69.0%、カナダ66.1%、ベルギー64.6%、米国64.2%。
下位5カ国は、タイ35.9%、中国34.8%、インドネシア33.9%、台湾28.6%、日本25.7%

ただし、この研究の対象者は40歳から80歳まで。

SOURCE: AP通信 (2006年4月19日)


結論(Conclusion)

A number of sexual problems were found to be frequent in this large sample of women and men aged 40-80. Physical, social/emotional, and relationship factors were all found to have a significant impact on the prevalence of one or more sexual problems. In addition, we observed an important gender difference: increasing age was more consistently associated with sexual problems among men. Thus, sexual problems among women and men appear to share similar correlates, but physical factors may play a larger role among men. However, as men age, there may be more psychological and relationship issues as well that influence their sexual satisfaction and performance.

性的問題で肉体的要素が占める割合は、年を重ねるにつれて男性の方に大きく影響する。 しかし、心理的な要素、パートナーとの人間関係が、肉体的要素と同様に性的満足感とパーフォーマンスに大きな影響を与えているようだ。

SOURCE:  “Sexual Problems Among Women and Men Aged 40-80”

このAP通信の報告はシカゴ大学の研究グループが調査した結果なんですよ。この結果でも、日本人の性生活満足度は25.7%という数字が出ていますよ。その上のロイター通信の30%弱という数字と極めて似ていますよ。そう思いませんか?

だから、どうだとおっしゃるのですか?

回数を明確にすれば、もっと分かりやすいけれど、少なくともパーセンテージで回答があれば、それなりに誤解を避けて説明する事が出来ますよ。だから、僕が回数にこだわるのは、レンゲさんを馬鹿にするためではありません。誤解を避けて話を進めるために回数にこだわっているんですよ。

だから、あたしは、これまでに何度もデンマンさんに言ったじゃありませんか?

何を。。。?

何をって。。。あたしは洋ちゃんと毎日愛し合ってますって。。。言ってますってばぁ。。。

それって、。。。やっぱり。。。やっぱり、マジですかあ~?

マジって、。。。あたしは素直だと、デンマンさんだっておっしゃっていたじゃありませんか?。。。あたしが出鱈目を言っていたと思っているのですか?

ウソを言っているとは思っていないけれど。。。

だって、そうじゃありませんか?デンマンさんは、あたしを信用していなかったということでしょう?

信用はしているけれど、。。。日本人は一般的に言って本音と建前を使い分けるでしょう?何もかも本当の事だと思って鵜呑(うの)みにしていると馬鹿を見ますからね。僕はレンゲさんのように、根が正直者だから、これまでどちらかというと相手の言った事を真に受けて、後で馬鹿をみたという苦い経験をしているんですよ。だから、日本だけしか知らない日本人とは付き合いにくいんですよ。

つまり、あたしも本音と建前を使い分けていると?

レンゲさんがウソを言わない人だとは思うけれど、冗談で言う事はあるでしょう?

たまには、あたしだって冗談ぐらい言いますわ。

でしょう?だから。。。

あたしが冗談で、毎日洋ちゃんと愛し合っている。。。デンマンさんは、あたしがそう言ったと思っているのですか?

違うのですか?

違いますわ。冗談ではありません。あたしと洋ちゃんは、本当に毎日愛し合っていますわ。

。。。なんですかぁ?。。。夜桜を見ない時にも愛し合うわけですか?

もちろんですわ。夜桜見物に行って愛し合うのはおまけですわ。うふふふふ。。。

つまり、。。。つまり、。。。帰ってきてからベッドの中で、また、ナニをするのですかああああ。。。?

だって、ベッドの中で愛し合うのが本番でしょう?

つまり、夜桜を眺めながらナニをするのは、本番じゃなくて前戯のようなものですか?

うふふふふ。。。そうです。

(デンマン、感心するやら呆れるやらで言葉がありません。)

デンマンさん、そんな風に黙ったままで、あたしをじっと見つめないでくださいな。

あの。。。あの。。。つまり。。。分かりましたよ。やっぱり、僕が初めに言ったように、レンゲさんの場合は、完全に“性の平等”になっているわけですよね。

いいえ、そういうわけでもありません。

違うのですかあああ?。。。だって、毎日愛し合っているんでしょう?上の統計では、女性の主な不満は「ロマンチックでなさすぎ」というものだったけれど、レンゲさんの場合は夜桜を見ながらという、まことに風流な、ロマンチックなものですよね。

デンマンさんも、そう思いますか?

もちろんですよ。。。それなのに、レンゲさんは“性の平等”になっていないと、言うのですか?

なっていないんです。

。。。ど。。。どうしてですか?

洋ちゃんがあれだけ一生懸命にあたしを愛しているのに、あたしがイケないということが申し訳なくて。。。

でも、清水君の求めにレンゲさんは充分に応じているわけでしょう?

そうです。あたしは何度でも苦にならないから。。。

でしょう。。。だったら、レンゲさんが清水君のためを考えて申し訳ないと思うならば、心配することはないんですよ。

どうしてですか?

だってね、男性の不満理由の1位は、「回数が少なすぎ」というものが4カ国共通なんですよ。清水君はレンゲさんのおかげで好きなだけナニをしているわけだから、充分に満ち足りているはずですよ。レンゲさんにも僕の言おうとしていることが分かるでしょう?

ええ、でも。。。

やっぱり、レンゲさんの気持ちとして。。。イキたいんですか?

だって、。。。だって、あたし、。。。デンマンさんに抱かれた時イッタんです。

レ。。。レンゲさん、。。。困りますよ!。。。また、そのような不注意な言い方をするんですからねぇ。んも~~。。。初めてこの記事を読む人は絶対に誤解してしまいますよ。。。も~~。。。僕は泣きたくなりますよォ~。レンゲさんは、僕の家庭を崩壊させたいのですかァ~?

デンマンさんは、いつも大げさですわああああ。。。

大げさじゃありませんよ。誤解されますよ。んも~~。僕はここで申し開きをしたいけれど、長くなるから関心のある人は次の記事を読んでくださいよね。
『あたしは、どのように愛せば良かったのでしょうか? (2006年1月15日)』

それで、“性の平等”というタイトルを持ち出して、デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

日本人の性意識に対する『完全なる結婚』の最大の貢献は、女性の“性感曲線”に注意を呼び起こし、前戯、後戯、オーガズムといった考え方や実践を強調した事であった。性交において“男性は教師である”という彼の考え方は、今日では古めかしいが、結婚生活における女性の性交時の感覚や女性の性欲にこれだけの理解を示したことは当時、驚くべき事と思われた。

夫婦の性行為を正々堂々と論じる事が大衆にアピールしたため、これを真似して1949年に『夫婦生活』という雑誌が創刊された。『夫婦生活』はたちまち月刊3万部を越えた。この雑誌があまりに評判となったため、カストリ雑誌の時代はこれで終わったと言われる。

『夫婦生活』が、それまでのカストリ雑誌と根本的に違うのは、結婚を性交に結びつける事によって、性交は恥ずべき行為ではなく正当な行為であって、男女が互いを分かち合い、互いに楽しむ事を両性の平等の象徴とした事である。

レンゲさんは、まだ“性の平等”になっていないと言うけれど、愛する者同士が性交は恥ずべき行為ではなく正当な行為であると信じきって、お互いに楽しんでいる。レンゲさんと清水君が夜桜の下で愛し合う事こそ、僕には両性の平等の象徴だと思えますよ。

デンマンさん、。。。それってマジであたしたちの事を持ち上げているのですか?それともけなしているのですか?

僕は、マジで感心しているんですよ。ヴァン・デ・ヴェルデが生きていたら、レンゲさんたちと抱き合って喜ぶだろうと思いますよ。

あたし、なんだか、馬鹿にされているような気がするのですけれど。。。

僕は馬鹿にしていませんよ。マジで感心しているんですよ。

でも、絶対、デンマンさんは、もう一言何か言いますよね。。。でしょう?

うへへへへ。。。。分かりますかぁ?

デンマンさんとのお付き合いも長くなりますから、そのくらいの事は分かりますわ。それで何がおっしゃりたいのですか?

ヴァン・デ・ヴェルデが生きていたら、レンゲさんたちが夜桜の下で愛し合っているのを見て祝福しますよ。でもね、ファンディー(fundies)をはいて、つながったまま高速道路に出て、しかも80キロで突っ走りながらエッチに夢中になっている姿を見たら、僕以上にぶったまげますよ。命を危険に晒しながら、そういう過激なセックスにふける事は医者の立場上、不健全なものとして、ヴァン・デ・ヴェルデも絶対に反対しますよ。

やっぱり、デンマンさんは、今日もファンディーを持ち出すのですわね。

レンゲさんが交通事故を起こして死んで欲しくないからですよ。

あたしの事がそれほど心配になるのですか?

もちろんですよ。僕は今でもレンゲさんのことを“心の恋人”として愛しているんですよ。

冗談ぬきで、舞い上がるような
いい気持ちです。


2004-8-16 19:46



ご苦労様、ありがとうございます。
バンクーバーでのわたしは、
デンマンさんに
エスコートされて、
のびのびした表情をしていますね。
ここ大阪では考えられません。

あたしの精神年齢は32歳ですか?
大人ですね。
昔から思索にふけることが
多かったのですが、
そういった時に、
わたしは大人に
なれるのかもしれません。

でも、妄想にふける
中学生のわたしもいますが。
もうひとつ言えば、
不安にさまよう
4歳のわたしもいます。

わたしの詩・・・
(自分では自慰行為と呼んでいますが)
人に見せるのも、
まして批評していただけるなんて、
全く初めてだったんです。

デンマンさんが感想を書いて下さって、
冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ちです。
ネットで公開してよかった・・・

デンマンさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。

わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

それにしても、わたしは幸せ者ですね。
この、“夢のバンクーバー”で、
わたしはデンマンさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございます。

質問の方もできるだけ早く、残りをお答えしますね。

by RENGE

『次元の違いとは端的に言うと』より

こうしてレンゲさんだって、“心の恋人”として僕の“求愛”を受け入れていたんですよ。この時の気持ちをすっかり忘れてしまったのですか?

覚えていますわ。

レンゲさんは、夜桜を眺めながら、清水君に抱かれて“昇天”する気分になったかもしれない。でも、こうして詩を通じてレンゲさんは“冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ち”になったんですよ。でしょう?

そうですわ。でも、でもデンマンさんがあたしを愛してくれるのは、あたしが求めているような“愛”ではありませんわ。

だから、さまざまな愛の形があると言う事ですよ。僕が言いたい事は、江戸時代から明治時代を経て、戦争中も女性の“性”は抑圧されていた。結婚生活の中で女性が性的満足感を詠(うた)いあげるなんて、とても考えられなかった。女は天皇の国家に奉仕する“家”の制度の中で“重い荷を背負わされ”、男に抱かれても、冷凍されたマグロのように寝床の中で、じっとして横たわって居なければならなかった。

冷凍されたマグロなんて嫌なたとえですわ。

でも、実際、そのような教えを受けて、良家の女はマグロでなければならなかった。でもね、古代の日本では、男と女が互いに平等な性の喜びを分かち合うと言う理想を、詩や散文の中で謳(うた)いあげていたんですよ。

どうしてそのような事が言えるのですか?

額田女王(ぬかだのおおきみ)が次のような歌を詠(うた)っていましたよ。





茜(あかね)さす 紫野行き標野(しめの)行き 

野守(のもり)は見ずや 君が袖振る


原文:茜草指 武良前野逝 標野行 野守者不見哉 君之袖布流

意味: 茜色の光に満ちている紫野(天智天皇の領地)で、あぁ、あなたはそんなに袖を振ってらして、領地の番人が見るかもしれませんわ。後で、その番人が天智天皇に告げ口するかもしれませんわよ。

「君」は後に天武天皇になる大海人皇子(おおあまのみこ)、標野(しめの)は上代、貴族の所有で、一般人の立ち入りを禁じた領地。
この歌は大海人と額田女王との恋の歌とされている。

大化の改新から壬申の乱にかけて活躍し、万葉随一の女流歌人と言われた額田女王(額田王とも書く)は神に仕え、神祇を司る巫女であった。
彼女はまた絶世の美女とも言われていた。天智天皇・天武天皇に深く愛された。
彼女の生きた時代には、朝鮮半島への出兵があり、白村江(はくすきのえ)の戦いがあった。
飛鳥から近江への遷都、壬申の乱といった事件も起きた。
激動の歴史の中で、額田女王は、ひたすら自らの想いに忠実に生きた。

この歌には額田女王の性格が、生き生きと現れている。
美しく、才知にあふれ、強く情熱的な女性。
彼女は、巫女としての自分と、二人の天皇の愛の間で揺れ動く女としての自分、そして天武天皇との間にもうけた十市皇女(といちのひめみこ)の母としての自分という、複雑な立場からの葛藤の中で悩みながらも、自分を高く維持し、歴史の荒波に耐えて、鮮やかに生きぬいた。

つまり、額田女王が生きた奈良時代というのは、男と女が互いに平等な性愛の喜びを分かち合うと言う理想を和歌の中で詠(うた)い上げるという自由な気風があったということですよ。

奈良時代、平安時代の女は、江戸時代や明治時代の女よりも自由恋愛をしていたということですか?

そういうことですよ。少なくても歌の中で額田女王は自由恋愛の思いを謳(うた)いあげていますよ。そう思いませんか?戦争中ならとても活字には出来なかったですよ。

どうしてですか?

だって、そうでしょう。二人の天皇を手玉にして“不倫”という自由恋愛をしている邪(よこしま)な女だというレッテルを捺(お)されてしまうのが関の山ですよ。これを印刷して出版したら、天皇制を侮辱するものだということで特高に捕まって拷問を受けるのがオチですよ。

それほどの歌なのでしょうか?

そうですよ。現在ならば、さしずめレンゲさんが作った次の詩と同じぐらいのインパクトがある歌ですよ。



あなたと

交わした愛


2005/08/19

あなたの全てがいとおしい

そのまぶたをくちびるで愛撫する

くちびるから全身にしびれるような

熱い波がひろがっていく

あなたをつつむやすらぎの光

おだやかな時がいつまでも流れていく

あなたに出会い

そして愛し合う

こんなに強く抱きしめた腕

ふたりは確かに結ばれて

身も心もとけあう

あなた ・ ・ ・

いとしいひと ・ ・ ・

あの出会いからわかっていた

夕べのしじまの中で

あなたと交わした愛が

とこしえに続くことを

愛している

今朝はすべてが澄み切って

誰にもじゃまはできない


(『あなたと交わした愛』より)

あら、あたしの詩が額田女王の歌と比較されるなんて、。。。なんだかうれしいような、恥ずかしいような。。。

額田女王の歌は、雅(みやび)やかに詠(うた)っていますがね、その歌の内容はレンゲさんの詩とあまり変わりがないものですよ。

そうでしょうか?

そうですよ。額田女王はこの歌の相手、つまり、後の天武天皇との間に十市皇女(といちのひめみこ)を儲(もう)けているのですからね。雅(みやび)な歌の裏には、情熱的な“濡れ場”が隠されているんですよ。

でも、あたしがこの詩を読んだ前の晩、あたしはデンマンさんに抱かれましたけれど、“濡れ場”はありませんでしたわ。

ありましたよ。

いいえ、ありませんでしたわああああ~~

でも、レンゲさんは、シーツを濡らしたじゃありませんか?

それは。。。それは。。。

要するに、本当の心の触れ合いとは、エッチしなくてもイケルものなんですよ。うへへへへ。。。。

デンマンさん、初めてこの記事を読む方は、分かったようで、全く分からないで終わってしまいますわよ。

そういう時には次の記事を読んでくださいね。
『あたしは、どのように愛せば良かったのでしょうか? (2006年1月15日)』

【ここだけの話しですけれどね、今日はちょっぴり格調高かったですよね。なにしろ、額田女王が登場しましたからね。。。へへへへ。。。とにかく、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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