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敵を知り己を知れば百戦危うからず。スリに会うこともありません。 [日本人・日本文化]

敵を知り己を知れば百戦危うからず。 スリに会うこともありません。

かつて太平洋戦争中、日本帝国政府は英語を使うことを禁止すると言う愚行をしたんですね。全く愚かとしか言いようがありません。野球する人たちは随分困ったらしい。
「ストライク」と言わずに「良し」とか言わねばならなかった。「ボール」と言わずに「はずれ」とか。。。
とにかく敵性語として英語を禁止してしまったわけです。

今から考えれば、馬鹿馬鹿しいにもほどがあります!
日本帝国政府をそういう愚かな日本人が牛耳(ぎゅうじ)っていたんですね。
戦争に負けるのは当たり前です!

アメリカはそういう愚行をやらなかったんですね。中国の古典に『孫子の兵法』がありますが、この中に次のような格言があります。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」

アメリカは日本語学校を急増して、そこで日本専門家を養成しようとしたわけです。つまり上の格言を実行したわけなんですね。太平洋戦争を勝ち抜くには、日本と日本人を知らなければならない。至極当然の事だと思います。

あれだけ中国の古典を勉強したはずの優秀な日本人が、何と、あの戦争中にはばか者の日本人に押しのけられてしまったわけです。

その一環としてアメリカ政府は、ルース・べネディクト女史(Ruth Benedict)に日本と日本人についての研究を依頼したんです。報告書が出来上がった時には戦争が終ってしまった後でしたが、彼女の研究に基づいて出版された本があの有名な『菊と刀』です。実にすばらしい本ですね。僕は幾度か読みましたが、そのつど新しい感動を受けましたね。
あなたは読んだことがありますか?
ん?まだないの?
駄目だよそれじゃあ!やっぱり、日本人として読んでおいたほうがいいと思うよ。
あなたは日本人なんでしょう?日本にやって来たことのないアメリカ人がこれほど日本人の事を理解しているんですよ!
まだ読んだことのないあなたのような人のために、僕が簡単にその本を紹介しています。次のリンクをクリックしてぜひ読んでみてくださいね。
http://barclay.c-f-h.com/treesoft/tree.php?n=92

ところで、最近日本人が海外旅行を盛んにするようになりましたが、海外で日本人が犯罪者に狙われやすいらしい。もちろん犯罪者達は日本人だけではなく、日本人以外の国の人たちにも狙いをつけます。しかし、犯罪の歩留まり(一回の犯罪でどれだけの成果が上げられるかという割合)は日本人が一番らしい。「主な“お客さん”は日本人だよ」と言い切る犯罪者も居ると言います。

では、どうしたら日本人は犯罪者に狙われないようにすることが出来るか?犯罪者の餌食にされないためにはどうしたらよいのか?

ここでも、上の諺を考えてみると参考になるかもしれませんね。
犯罪に巻き込まれないようにするには、海外でどのようなトラブルが発生しているかを知るだけでは十分ではありません。どういう人が犯罪者のターゲットになりやすいのかを知らねばならない。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という諺になぞらえて言えば、犯罪者の行動パターンを知り(「敵を知り」)、日本人の行動基準を知れば(「己を知れば」)、トラブルを回避できる(「百戦危うからず」)と言うことができるかもしれませんね。


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