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二葉亭四迷と翻訳 [翻訳・通訳・翻訳の仕事]

二葉亭四迷と翻訳

まず、これをどう読むのでしょうか?
あなたは知っていますか?
もちろん「翻訳」は読めますよね、でも、最初の名前をすらすらと読める人はかなり文学史について知っている人ではないでしょうか?
「ふたばてい しめい」と読むんですって。
私は日本語をずいぶん勉強したのですけれど
やはり「四度迷って」しまいました。(シャレのつもりです)

もちろん、これは本名ではないんですね。
この人は小説家、翻訳家として日本文学には欠かせない貢献をした人なんですよ。
つまり、ペンネームなんですね。
この名前の由来が面白いんですよ。
作家を志したときにお父さんに大変怒られたらしい。
怒られたというより馬鹿にされてしまったようです.
昔は俳優だとか芸能人になろうとすると「河原乞食」になるのか!
と「非人」のような扱いを受けたようですね。
「くたばってしめぇ」と江戸弁で言われたそうです。
つまり、「オマエのような奴は死んでしまえ!」と言われたわけですよ。

ひどいことを言われたものですね。
でもそれを恨むよりも、励みとしてペンネームにしたところがこの辰之助さんの偉いところでしょうね。

長谷川辰之助というのがこの人の本名なんですね。
ずいぶんと昔の名前でしょう?
それもそのはず、この人の生まれたのは幕末です。
元治元年2月28日(1864年4月4日) です。
新暦と旧暦で表していますから、日付が違っていますが、
新暦では1864年4月4日です。

私が今、日本語をこうして話し言葉で書いていますが、
このような書き方を初めてした人がこの辰之助さんなんですよ。
明治20年に『浮雲』という小説を話し言葉で書いたんですって。
それまでは、ほとんどの人が漢文調で文章を書いていたんですね。
だから、この人は現代日本文学に大きな貢献をしたんです。

東京外国語学校でロシア語を勉強したのですが、中退しています。
でも、もともとロシア語がこの人の体質に合っていたのでしょうね。
1902年、ロシア滞在中にエスペラントも勉強しています。
その4年後には、日本で入門書を出版しているほどです。

でも、これだけ才能のある人も病気には勝てませんでした。
1909年5月10日、朝日新聞特派員としてロシア赴任からの帰りに、
ベンガル湾上で肺結核でついに帰らぬ人となりました。
シンガポールで荼毘に付されて、埋葬されたのです。

とにかく、ロシア語が堪能で、ツルゲーネフなど同時代のロシア写実主義文学を翻訳して紹介しています。
1888年(明治21年)にツルゲーネフの『あひびき』、『めぐりあひ』を翻訳しています。
ロシア語を知っている人によると、訳された作品のほうが原作を上回っている程すばらしい翻訳をしているそうです。

辰之助さんには次のような興味深い逸話があるんですよ。
『浮雲』を書いているときに文章に詰まると、いったん原稿をロシア語で書いて、あとからそれを日本語に翻訳したそうです。
それほどロシア語が堪能だったということですね。

翻訳するということは大変難しいものですよね。
でも、訳された作品のほうが原作を上回るということもありますから、やりがいのある仕事です。
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エア

ジョージ秋山の浮雲は、長谷川辰之助さんから借りた可能性たかいですね。
時代背景も江戸時代末期でした。
by エア (2005-07-17 11:36) 

denman

>ジョージ秋山の浮雲は、長谷川辰之助さんから
>借りた可能性たかいですね。
>時代背景も江戸時代末期でした。

僕はジョージ秋山の浮雲を読んだ事がありません。
ジョージ秋山って漫画家ではありませんか?
GOOGLEで調べればすぐに分かることですが。。。。(*^_^*)キャハハハ。。。

辰之助さんから借りても良いと思いますよ。
問題は、どれだけオリジナリティーを出すか?ということですよね。
僕も、ずいぶんと「借りて」いますよ。
「学ぶ」はマネぶ(真似する)から始まりますからね。
ただし、すべてを借りてしまってはだめですよね。
オリジナリティーをアピールしなければなりませんよネ。
「生きる」ということはそういうことでしょう?
(^Д^)ギャハハハハ。。。。

いつもアリガトネ。
時間ができたらエアさんのブログも読ませてもらいますよ。
今は、とにかくクソ忙しいのですよ。
読んだらコメントを書きたくなりますからね。
いい加減には読めません。
じゃあね。
by denman (2005-07-18 02:51) 

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