アミサさんとの出会い [パソコン・インターネット・ネチケット]
アミサさんとの出会い
ネットというところは本当に面白いところだと思います。おそらくロマンをはぐくむという意味で、これまでのどのメディアよりも不思議な“縁”を生み出していると思いますね。
僕はバンクーバーに居ます。アミサさんはブリスベンでデザインの勉強をしています。
バンクーバーはこれから夏に向かいます。ブリスベンは秋から冬に向かってゆきます。バンクーバーは時間的にも距離的にも日本とはかなり隔たっています。
もちろん、ブリスベンも日本とは距離的に隔たっているし、北半球の日本とは対照的に南半球に位置しています。
僕とアミサさんが、たまたま日本にあるCOMMIT4Uというソーシャルコミュニティのメンバーになっていたことで、
ネット上で日本とは遠く隔たったところで、こうして出会ったんですね。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌のようなメディアでは、
こんなに気軽に簡単に出会うことはなかったでしょう。
そのきっかけは、僕が書いた記事の中に次の四騎獅子狩り文錦の図柄をアミサさんが見たことに始まります。
この夢殿に伝来された四騎獅子狩り文錦の図柄は、ササン朝ペルシャ(226~651)で大流行したデザインです。
シルクロードを経て中国に伝搬し、大和朝廷にも伝わりました。奈良時代の金属器や染織品の文様につかわれています。
これまで見てきたように、太子を取り巻く人間模様というのも、上に見る四騎獅子狩り文錦の図柄のように、そばによって、
じっくり見ないと、何がなんだか分からないような、複雑怪奇な様相を呈しています。
もし、この図柄が新聞や雑誌に載っていたら、あるいはテレビに映し出されたとしたら、アミサさんは恐らく僕に書いたようなコメントを書かなかったでしょう。
なぜなら、新聞や雑誌やテレビ局には、それ程気楽にコメントを書く気になれないからです。
ところが、ネットでなら特別に切手が必要になるわけでもなく、改まって便箋に向かうでもなく、いつものようにキーボードをたたけば、すぐに2、3行のコメントを書くことが出来ます。
このような意味で、インターネットと言うのはこれまでのメディアでは考えも付かなかったような不思議な“縁”を生み出していると思います。
そして、この“縁”が、これまでのメディアでは想像もつかなかったようなロマンをはぐくんでゆくかもしれません。
ところで、この“ロマン”ですが、僕の国語辞典を引くと「(フランス語 roman) 波乱万丈の長編小説」
ということだけしか出ていません。これでは、味も素っ気もないですよね。
でも、三省堂の「大辞林」には次のように出ています。
「大ロマンを創作する」
■ 小説のように変化に富み、かつ甘美な筋をもった出来事。
恋愛事件などにいうことが多い。ロマンス。
「世紀の大ロマン」
■ 小説のように変化に富んだ大冒険や一大事業。
「男のロマン」「ロマンをかきたてる」
〔「浪漫」「浪曼」などと書いた〕
僕がロマンと言うときには、上の3つをすべて含んでいるような場合が多いですね。つまり、夢のような出来事と甘美な思いと冒険が一つになるような体験。
そう言うものを心のどこかで求めているようなところがあります。要するに、日常茶飯事とは違ったものです。
ところで僕はかなり辛らつな批判をするので、日本のサイト(掲示板やフォーラム)では嫌われることが多いのですね。毛嫌いされると言ったほうが良いかもしれません。
なぜなら、日本では、批判を誹謗中傷と受け取る人が多いんです。僕は根拠に基づいて批判しているのですが、そう受け止めない人が実に多いのです。
つまり、僕が、ただ単に悪口を言っていると受け止める人が多いのです。
そのようなわけで、僕は次のような事をアミサさんに書いたことがあります。
>もともとコメント書くのは苦手なので勇気はいりましたけど、
>獅子狩文錦につられて、どうしてもコメント書きたくて書きました☆
よっぽど獅子狩文錦が気に入っているんですね!?
確かにあの図柄にはロマンがありますよ!
僕の場合は聖徳太子 → その魅力的なお母さん → ペルシャ文明 → 古代オリエントというロマンですよ!
ロマンを持てない人間は死んでいるのと同じですからね。
動物と人間の違い!それはロマンを持っているか?いないか?
それほどロマンは重要なことだと僕は思っていますよ!
(*^_^*)キャハハハ。。。
デザインの勉強と言うのは、ロマンを追い求める勉強でしょう?
アミサさんがブリスベンでデザインを勉強している。。。
このことだけをとってみても、多くの“病める日本”に居る無気力な若者にとっては、絶対に手の届かない大ロマンのはずなんですよ!
それを、今、アミサさんは実現している。
もちろん、現在のアミサさんはそれ程の大ロマンとは思っていないに違いない!
でも、多くの教育ママに育てられて自分を見失ってしまったNEETの若者たちにはいま、アミサさんが夢物語の人生を送っていると思う人はかなり居るはずですよ。
>>そう言う事を考えると、アミサさんはちょっぴり変わった
>>女の子でしょうねェ~。
>>もちろん、僕にとってはいい意味でね。
>>とにかく安心してくださいね。
>>アミサさんを晒すつもりなど毛頭ありませんからね。
>あ、はは・・・変わってますね。自覚済みです♪
>だからハッキリ言って、同年代の
>友達と話があまり合いません
>というか人付き合いがめんどくさいです
>がんばらないといけないのはわかってるんですけどねぇ、
>今またこじれちゃってちょっとまいってます
>そうそう。その親友もその1人です。
>私が日本を離れてるあいだにちょっとした
>トラブルに巻き込まれてるみたいで・・・
>私は中学で反動が起きちゃって、勉強を大嫌いになったんです。
そういうわけで、
「今またこじれちゃってちょっとまいってます」
かも知れないけれど、多くの人にとって「夢物語の人生」を、たった今、アミサさんが歩んでいるという事を考えて見なさいね。
そうすれば、そんなことは小さなことなんですよ!
大ロマンに向けてやっていると言う気概と実感を持てば、
苦労は苦労ではなく、悩みは悩みではなく、
すべてが人生の肥やしになるもんですよ!
。。。と、分かったような事を書いている僕も、まだ未熟者です。
でも、人生経験も海外経験も結構あります。
ところで、世代の違う人間がこうして出会えるのもネットの良さでしょうね。
現実社会では、まずアミサさんと僕の出会いはなかったでしょう。もし、アミサさんがブリスベンでなく日本でネットをやっていたとしたら、
他の多くの若者のように恐らく僕を敬遠したことでしょう。そう言う意味でも、ネットの上だからこそ可能な不思議な“縁”を感じます。
と言うわけで、僕とアミサさんが出会う舞台となったバンクーバーとブリスベンについてここで紹介しようと思い立ちました。
日本ではないと言うこと。このことが重要なことです。つまり、僕がバンクーバーでなく、日本に居たら、そして、アミサさんがブリスベンでなく日本に居たら、
たとえネットの上でも、出会いはなかったことでしょう!その違いがどこから出てくるのか?これから紹介するバンクーバーとブリスベンの雰囲気からあなたは多分感じとることが出来るだろうと僕は思っています。
オリジナルは次のリンクをクリックして読んでください。
http://www.geocities.jp/barclay705/crete/pacific.html
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