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富国教育

富国教育

亡くなった小渕元首相は“富国徳育”と言ったそうですね。
現在の“病める日本”が道徳的に退廃しているとでも思ったのでしょうか?
確かに、一部の日本人の心は壊(こわ)れてしまっていますよ!
なぜか?
次の事件など、日本人の壊れてしまった心を象徴しているような事件です。

実の両親と妹夫婦とその子供たちを殺し、死体を切り刻み鍋で煮て、ミキサーにかけてジュースにして捨てる。
この死体なき完全犯罪をしようとした43歳の女性は心が壊れているとしか考えられないですよ。
実際にこの犯行を考えたのは内縁の夫だったけれど、その夫の言うままに従ったこの女性の心は、決して正常ではなかったでしょう。このようなことが起こらないためにも、日本人はもう一度“家庭の絆”という事を考えてみる必要があるのじゃないか?

だから、小渕元首相が“富国徳育”と言う標語を提唱する気持ちが良く分かります。
“病める日本”が道徳的に退廃している、と言う事はあたらずとも遠からずだと僕も思います。

しかし、僕は道徳と言う言葉は嫌いですね。
太平洋戦争中の“修身の教科書”を思い起こさせるからです。
もちろん僕は修身の教科書を勉強させられたわけではありません。
僕は戦後生まれですから。。。

戦後の日本は経済大国を目指(めざ)すあまり、精神的な支柱を忘れ去ってしまったようですよね。
人間としての基本である“家族の絆”をすっかり忘れ去ってしまった人たちが現在の日本に居るという事に、僕はビックリこいたのです。
上の事件は、まさにそのような状況を象徴しています。

このショッキングな事件をことさら僕が強調しているわけではありません。
似たような事件はネットで探せば、すぐに両手の指では数え切れないほど検索に引っかかりますよ。
何の罪もない小学校6年生を誘拐して殺してみたり、
51歳になるいい大人が、冷たくされていると思い込んで家族を殺したり、。。。

とにかく常識では考えられないような事件が日本で現在たくさん起こっているんですよ。
今夜のテレビニュースをじっくりと見てください!
もうイヤと言うほど常識では考えられないような事件が起こっています。

2週間日本にいただけでも、見るに耐えないような、聞くに堪えないような事件が多くて、僕は実にイヤ~な気分になりました。
ほとんど毎日のように悲惨な事件が報道されていました。
バンクーバーに戻ってきてホッとしているところです。

僕はバンクーバーではテレビを持っていませんが、こうして書いている時でもCNNのラジオニュース(地方版)をつけっぱなしにしています。
しかし、日本のテレビニュースと違い悲惨な殺人事件はほとんど報道されていません。
殺人事件を隠しているわけではないんですよね。少ないんですよ。

とにかくね、日本に40日間滞在しましたけれど、正直言って精神衛生上あまり良くなかったですよ。
あなたはどう思いますか?
ちょっと日本の凄惨な殺人事件の件数は異状だとは思いませんか?

ニューヨークが一頃ひどいと思いましたが、日本でテレビニュースを見ていた限り、日本が全国的にひどくなっているような印象を持ちました。
犯罪大国になりつつあるようですよね。
“日本は一体どうなってんの?”
僕は実際そう思いましたよ!
全く大変な時代になってしまったような気がします。

民放がやっているアホナ番組をちょっとのぞいて見てくださいよ!
悲惨なニュースなど全く知らないように、日本国民1億3千万が総白痴になったんじゃないの!と思えるほど愚かな番組の中で愚かな一部の芸能人や視聴者が馬鹿丸出しで笑っていますよ。
全く情けなくなりました。

もちろん僕は日本の良い所も知っているつもりですよ。
例えばノーベル賞をもらった田中さんとか、
宇宙飛行士の野口さんとか、
NYジャイアンツで頑張っているゴジラとか、(日本名をど忘れ!へへへへ。。。。)
シアトルマリナーズの一郎とか、
ノーベル賞をもらった利根川さんもアメリカで頑張っていますよね。
それから女性ゴルファーの19歳とか20歳の人たちがアメリカのツアーなどで頑張っていますよね。

要するに、日本の良い事はそのような人たちが国際的に活躍しているという事ですよ。
日本国内に目を向けると、愚かな民放の番組の中で愚かな一部の芸能人や視聴者が馬鹿丸出しで笑っていますよ。
全く情けなくなりますよね。

海外から日本を見ると、そのように見えてくるんですよ!
僕は日本からバンクーバーに戻ってきたばかりだから、いっそうそのように感じるのです。

誤解しないでくださいね。
僕は日本を嫌っているわけでも、憎んでいるわけでもありません!
日本は僕のふるさとですからね。
なつかしいふるさとです。
日本を愛する気持ちは、あなたに勝るとも劣らないと思っているほどです。
“日本を愛する”と、恥ずかしげもなく書けるところなど、僕がもう人生の半ば以上を北米で暮らしている証拠でしょうね。

あなた、知っていますか?
“愛する”と言う言葉は明治になってアメリカから輸入された言葉ですよ。
もちろん“愛”と言う文字は日本でも使われていました。
しかし“愛する”と言う概念は輸入されたものなんですよね。

それが証拠に時代劇のテレビドラマや映画を見てください。
時代劇のDVDを借りて見てください。

“あなたを愛しています”と言う会話は絶対に出てきません。
なぜなら、そのような会話が明治時代以前には無かったからです。
では、何と言っていたのか?

“ほれている”
“いとしい”
“こいしい”

そのように言っていたのですね。(僕はマジですよ。へへへ。。。)

だから、日本人は“愛する”ことを知りません。
日本人は本当の愛を知りません!

このように書けば、あなたは僕の言う事を信じないでしょうね?
僕を気違い扱いするかもしれません。でしょう? へへへへ。。。。
なぜなら、あなたは北米で20年以上生活した事が無いから理解できないのです!

この本当の愛をレンゲさんは探し続けていたんですよ。今でも探し続けています。
そして、やっとレンゲさんにも分かりかけてきました。
でも、不倫願望がなくなって、心から幸せな家庭を築きたいと思うようになるまで、まだレンゲさんは本当の愛を持つことができないでしょう。

では、その本当の愛とはどこにあるのか?

あなたも、その本当の愛を見つけたいとは思いませんか?

僕はすでにこの愛について書きました。次の記事を読んでみてください。
『不倫と家族の絆』

この記事の下の方に書かれたエピソードの中で5歳のマイケル君がお母さんに“Mommy, I love you.”と言っているんですよね。
この“愛”こそ家族の絆を育(はぐく)む本当の愛だと思います。

あなたはどう思いますか?
ぜひ意見を聞かせてくださいね。

ところで、上の記事(『不倫と家族の絆』)に対してMattさんから次のようなコメントをもらいました。

家庭での子供の躾は本当にひどい状況になっていると思います。
今の若い親たち自身が子供のときにしっかりした躾や教育を受けてこなかったのが原因のひとつだと思いますが、どうしたら、解決できるのでしょうか?
子供の躾は問題のひとつの側面でしかなくて、日本の社会には戦後60年の間に徐々に進行した変化の悪い部分が顕在化して非常に目立ちます。
変化自体は、実は戦前のすべてを否定する進歩的な勢力によって推進されたのですが、この人たちの考えには浅薄なところがあって、さらに評価の定まっていなかった共産主義的なイデオロギーの悪い部分が強調されたという不幸な経緯があります。
だからと言って、そのままで良いわけではありませんが、即効性のある解決策はなかなか思い当たりません。

by matt (2005-10-02 17:44)

僕が記事を書いたのが2日の午後5時10分ですから、Mattさんは待っていたかのようにその30分後にこのコメントを書いてくれたわけです。
ありがとうございます。
僕もMattさんと同様、即効性のある解決策はないと思います。
はっきり言えることは“富国教育”と言う事だと思います。

日本は経済大国を目指すあまり“技術教育”ばかりが熱心で“人間教育”がおろそかになってしまったわけです。
確かに経済大国になりましたが、本当に経済的に豊かになったのは日本国民の一部です。
大多数の国民は“ウサギ小屋”で生活しています。
嘘だと思ったら次の記事を読んでくださいね。
『東京が世界で一番生活費が高い都市になると佐世保で小学生女児が殺人事件を起こす』

世界的に認められている“勤勉でまじめな日本人”は、実は欧米の平均的な庶民の生活と比べると経済的にはもちろんですが、精神的にも文化的にも貧しい生活を強(し)いられているのですね。
経済大国とはいえ、何度も書いたように国と県の累積赤字が774兆円です。
国民一人当たりの借金が600万円以上あるのですよ。
このような大きな借金を背負わされた国民は他にはいません!

つまり、日本を本当の意味でグローバルに見つめる事のできる眼を日本人は持たねばならないんですよね。
“家族の絆”はどういうものなのか?まじめに考えてみる必要もあるでしょうね。
5歳のマイケル君がお母さんに“Mommy, I love you.”と言えるんですよ。

これは学校教育と家庭教育がしっかりなされているからなんです。
日本でも、もう一度しっかりと教育のことを考えなければなりませんよね。

まず、こういうことがしっかりと理解できている先生を育成しなければならないでしょう。
ところが、手ごたえのある教育改革はなされていないようですね。
小泉政権で、ぜひこの教育改革をやって欲しいものです。

教科書検定にも問題があります。
教科書採用にも問題があります。
軍国主義に逆戻りするような怪しげな歴史教科書を、先生方が危険視して6冊のうちで最も使いたくないと言うアンケートがあるのです。
それにもかかわらず、教育委員会の5人の委員のうち3人が賛成したのでこの危険思想の教科書を採用する事になったと言うニュースが伝えられていました。

5歳のマイケル君は戦争に行くことは無いでしょう。
でも、日本に住んでいる5歳の太郎君や次郎君が20歳になった頃徴兵検査が復活しているかもしれません。
戦後から、これまでの自衛隊の歴史を見てください。
自衛隊は今や立派な日本の軍隊になっていますよ。
“自衛”するために作られた組織が“攻撃”もできるようにしようとしている政治家が結構たくさん居ます。

日米両政府が、機動運用部隊や専門部隊の一元的な管理・運営のため陸上自衛隊が06年度に新設する中央即応集団について、その司令部(約200人)を米軍キャンプ座間(神奈川県)に置く方向で調整していることがわかった。
両政府は在日米軍の再配置をめぐり、米陸軍第1軍団司令部(米ワシントン州)を改編してキャンプ座間に移す方針で、陸自と米陸軍の両司令部による基地の共同使用が実現すれば「日米一体化」がさらに進むことになる。

オリジナルの記事はここをクリックして読んでください。

これは明らかに日本とアメリカが組んで戦争しようと考えているんですよ!
この“日本”と言うのは一部の腹黒いずるい日本の政治屋だけの事を僕は指(さ)しています。
そういう政治屋が現在の与党にたくさん居ます。

本人たちは日本を守るためにやっていると言う。
それならば、教育改革を先にやれ!と僕は言いたい。
本当に日本を良くしたいのなら、「家族の死体を切り刻んで鍋で煮てミキサーにかけてジュースにして捨てるような人間」をなくす事の方が先決ではないのか!
僕はそう信じますね。
そうしないのは、このような恐ろしい人間を兵士に仕立て上げるためではないのか?
そう勘ぐってしまいますよ!まったくゥ~

このように考えてゆくと、国とは一体何なのか?ということを考えないわけにはゆきませんよね。
国民の意思とは全く関係ない方向に国が動いていってしまう。誰もばからしい戦争などやりたくないんですよ。僕は真っ平ですよ!
それなのに、どうして戦争する方向に国が動くのか?
なぜなの?
それは、一部の腹黒いずるい日本の政治屋が日本という“なわばり”を牛耳って自分の都合のいいように動かそうとしているからですよ。
どこの国にもそのように政治を私物化する人間が居ます。
その良い例が崩壊した旧ソ連です。

あなたや僕のようなネット市民がですよ、情報鎖国をしていた旧ソ連に西側の健全な情報を流していた事が縁の下の力になって、
あのアナクロニスティックな旧ソ連は崩壊したんですよ!

だから、あなたにも分かるでしょう?
もう世界のネット市民の時代ですよ!
そういうわけですから、あなたも僕と一緒に、日本を、そして世界をネットを通して良くしましょうねえ~♪~。

イーハァ~♪~


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