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この病んでいる日本を良くするのはあなたです! [病める日本]

この病んでいる日本を良くするのはあなたです!

足掛け3ヶ月にわたって(実質40日)日本に居ましたが、
現在はカナダのバンクーバーに舞い戻りました。
バンクーバーに着くとホッとします。
僕の居所がもう日本ではないんですよねぇ~。

しかし、もちろん、僕の愛するすばらしい人たちに会ってきました。
そのほとんどの人たちが僕の家族と“身内”ですが、“家族の絆”をしみじみと感じる事ができました。
でも、やはり僕の居場所は日本ではないんですよねぇ~。

バンクーバーが僕の“ふるさと”になってしまったような気がします。
とにかく久しぶりにグッスリ眠れて40日間の疲れが今朝の僕の体から抜けてゆくような心地よさを感じて目が覚めました。

例えどんなに楽しい3泊4日の修学旅行でも、楽しんでいるうちは疲れがたまっているものですよね。
“我が家”に戻ってぐっすり眠って初めて旅の疲れが取れるというものです。
その我が家が現在の僕にはバンクーバーにあるんですよ。

僕は“パラダイス”を捜し求めて、これまでに少なくとも20カ国を放浪しました。
いろいろな土地を見て最後に“パラダイス”と決めたのがこのバンクーバーだったのです。
僕の人生で最も長く暮らしたのがこのバンクーバーです。

もう人生の半分以上を海外で暮らしています。
そういうわけで僕にとって現在の日本は“外国”になってしまいました。
毎年、日本には戻っていますが、かつて半年ぐらい滞在していたのに、最近では1ヶ月とちょっとだけになりました。

どうしてだか分かりますか?
日本が年を重ねるごとに暮らしにくくなっているんですよ。
ここで同じ事を書きたくないので、どれほど日本が暮らしにくくなっているかを知りたい人は次の記事を読んでくださいね。
『東京が世界で一番生活費が高い都市になると佐世保で小学生女児が殺人事件を起こす』

あなたもね、もし機会があったら、できるだけたくさんの国を歩いて見てくださいね。
1ヶ月や2ヶ月外国に居ても、はっきり言って何も分からないですよ。
それなら、図書館へ行ってガイドブックを片っ端から読んだ方がよっぽど外国の知識を吸収することができます。

それなのに、2週間ぐらいのJALパックに参加して、それで外国に行ったつもりになっている人が日本には実に多いんですよね。
いっぱしの国際人になったつもりでいる人が居るんですよ。
テレビや映画や雑誌やネットで海外の情報が得られるから、確かに江戸時代よりは現在の日本は国際的です。
でもね、3ヶ月ぐらい外国に滞在しても表面的なことだけしか分からない。
最低3年暮らしてみる必要があります。僕はそう思います。
そうでないと僕が上で紹介したような記事が書けませんよ。

何もすばらしい記事を書いたと自慢しているわけではありません。
僕はその記事の中で大阪出身の一組の夫婦を紹介しています。
二人とも高校だけしか出ていませんが、経済的にも文化的にも平均的な日本人よりも、よっぽど豊かな暮らしをしています。
嘘だと思ったら、上の記事をじっくり読んでみてくださいね。

僕は日本人であることを誇りに思いたいですよ。
しかし、現在の“日本”を誇りとは思えませんよね。
あなたはどうですか?

現在の“日本”は病んでいます!
99.9%間違いなく病んでいます!
しかし、日本人は民族としてすばらしいと僕は信じています。

なぜか?
それはね、僕が書いた上の記事で実証していますよ!
だから読んでみてください。
“井の中の蛙”にならないためにも読んでくださいね。
『日本と日本人は違うの?』

僕が紹介したご夫婦は日本人です。
大学は出ていません。
でも勤勉でまじめな日本人です。

あなたはどうですか?
勤勉でまじめな日本人ですか?
僕ですか?
ええ、勤勉でまじめだと思っていますよ。ときどきレンゲさんを相手に馬鹿やりますけれどね。へへへへ。。。。。

僕が紹介したこの夫婦も日本が住みにくいと感じたのですね。
それでバンクーバーにやって来た。
初めから眼の付け所がよかったんですよね。

僕は20カ国を放浪してから、バンクーバーに決めたのですが、この人たちは幸運にも初めからカナダを目指した。
この人たちが東京に移り住んだら、おそらく世田谷の高級住宅地には住むことができなかったでしょうね。
どこかの安アパートを借りて暮らすのが精一杯で、一生東京にマイホームを持つことができなかったでしょう!
でも、バンクーバーにやってきたお陰ですばらしいマイホームを持つことができたんですよ!

ジャジャーン !!

どうですか?
僕は“日本を捨てろ!”と言いたいわけじゃありません!
“日本に閉じこもるな!”と言っているのです。
“井の中の蛙になるな!”と言いたいんですよ!
“若いうちに世界をじっくり見て歩いたらどうか?”と、あなたに言いたいのですよ。
ええっ?もう若くはないの?
何を言ってるんですか!

40代50代になってもカナダにやって来る人が結構たくさん居るんですよ!
嘘だと思ったらジューンさんが書いた次の記事を読んでみてくださいね。
『留学するなら若いときですよ!』

ええっ?留学するんじゃなくて移住したいの?
例えそうだとしても、初めは住もうとする国が一体どうなっているのか?自分の目で確かめてみるために最低でも3ヶ月ぐらいその国に滞在してみるものですよ!
上の記事で紹介したご夫婦も初めはそうやって体験留学したものです。
カナダという国に安心感を抱いたので一家でカナダ移住を決めたのですよ。
何事も準備が必要です。そうでしょう?

この記事は移住の薦めでも留学の勧めでもありません。
では、この記事で一体僕は何が言いたいのか?
僕は“日本を歴史的にも世界的にも客観的に見る”必要があると言いたいのです。
なぜか?

閉じこもりがちな国民が多いと現在の日本のように“病める国”になってしまうんですよ!
アメリカ合衆国はどのように建国したか?
僕が説明しなくても、あなたは充分に知っているはずですよね?

アメリカは移民の国です!
メイフラワー号に乗ってイギリスから避難民がやって来て作り始めた国です。
その過程で原住民のインデアンを西部に追いやって作ったのが現在のアメリカです。

これと良く似た国がありますよ。
お分かりですか?

そうです!日本です!
遠い卑弥呼の時代までさかのぼります。
古代史の一時期、日本は忽然(こつぜん)と歴史時代に突入します。

そうなんですよね。大陸から避難民が“メイフラワー号”に乗って日本へやって来たのです。
そして原住民のアイヌの人たちを東北地方に追いやってできたのが古代日本という国なんですよね。
古代日本は移民の国だったんです!

“歴史は繰り返す”と賢(かしこ)い昔の人は言いましたよね。
実際その通りです!
あの移民の活力が“平安時代”という独特の日本人の文化を作り出したわけです。
ちょうど現在のアメリカ文化のように!
大陸からの移住民は平安時代になって初めて“日本人”として独特の日本文化を生み出したわけですよね。

徳川家康は日本に戦乱の無い国をもたらした。
そのために徳川政権は鎖国をしなければならなかった。
“鎖国”は必要悪だったのでしょうね。
250年間続いた鎖国です。内戦は無かった!
しかし、その副産物として日本人の心には“島国根性”が根付いてしまった!

その“島国根性日本”を現代日本にしたのが“開国”と“文明開化”ですよね。
“お雇い外国人”が続々と明治日本にやってきました!
つまり、島国根性の日本に新風を吹き込んだのは“お雇い外国人”だったのですね。
政治、建築、美術、工学、工業、産業、土木、。。。すべてにわたって“お雇い外国人”がかかわっています!

明治日本の基礎は“お雇い外国人”によって築かれたようなものなんですよね。そう言っても過言ではありません。
つまり、“お雇い外国人”(日本人にはならなかった移住民)の知恵と文化によって現代日本が築かれた。
その時、ちょんまげを結って和服を着ていた“江戸時代日本人”は追いやられてザンギリ頭で洋服を着ていた“現代日本人”が政治の実権を握ったわけです。
帝国国会で着物姿で演説している国会議員の姿を写真で見たことがありますか?
お仕着せの洋服姿で演説する日本の政治家!

でも、あの活力に満ちた明治日本は大正時代、昭和時代になると、国粋主義に陥って、また“島国根性日本”に戻ってしまったんですよね。
“お雇い外国人”は、もう居なかった!
国粋主義はやがて軍国主義になっていった。
そして、太平洋戦争に突入!
戦後、目覚めたかに見えた日本も精神的には“島国根性日本”を引きずっていました。
平成時代になっても精神の貧困には変わりがありません。
経済大国になったことを政治家も国民も喜んでいたけれど、“教育”をすっかり忘れて“経済”だけに先走った。
その付けが今、回ってきた。

経済的には確かに豊かになってきたように見えます。
しかし、国と県の累積赤字は774兆円!
国民一人当たり600万円の負債を背負わされている!
このことに気付いている国民は少ない!
知っていても、楽に暮らしている一部の国民(腹黒い政治家と経済の事しか頭に無い大企業の取締役)は、そのツケをサラリーマン増税にまわしてケロッとしている!
これが現在の“病んでいる日本”の現状です!

このように病んでいる日本だから次のような常識では考えられないような事件が起きる!

実の両親と妹夫婦とその子供たちを殺し、死体を切り刻み鍋で煮て、ミキサーにかけてジュースにして捨てる。
この死体なき完全犯罪をしようとした43歳の女性は心が壊れているとしか考えられないですよ。
実際にこの犯行を考えたのは内縁の夫だったけれど、その夫の言うままに従ったこの女性の心は、決して正常ではなかったでしょう。このようなことが起こらないためにも、日本人はもう一度“家庭の絆”という事を考えてみる必要があるのじゃないか?
そうすれば、レンゲさん、あなたが育ったような崩壊した家庭も無くなるような気がするのですよ。

おそらく、現在の“病める日本”が落ちる所まで落ちないと、日本国民は心から立ち上がろうとはしないでしょう!
でも、僕は一部の腹黒い政治家が牛耳っている日本には失望していますが、“日本人”には失望していません。
なぜなら、僕も日本人ですから!
現在の病んでいる日本にも、歴史を学んで過ちを繰り返してはならないと信じている人が居る事を僕は充分知っています。

なぜなら、次のようなコメントをもらったからです。

はじめまして。
聖徳太子と慧慈の事を知りたくて
検索で、たどりつきました。
面白かったです。

“天の羽衣”より 2005年10月2日 09:13

『聖徳太子の個人教授にはペルシャ人がいた』
このコメントはWABLOGの中で書いた上の記事に対して“天の羽衣”さんが書いてくれたものです。

あなたも、もし時間があったら、くだらない民放の愚かな番組など見ないで、せめて日本人の歴史を見直して楽しんでくださいね。
何を読んでよいのか分からなかったら、とりあえず次のページから読んでみてくださいね。
“真理とは何か?”

歴史を学ばないものは過ちを繰り返しますよ。
僕は歴史の中にこそ真実があると信じています。

そして、この記事を最後まで読んでくれたあなたのことも信じていますよ!
ありがとう。
じゃあね。


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la3751

はじめまして。la3751と申します。非常に面白くて、
主張が明確な記事だったので、nice!を付けさせて頂きました。
 現在の日本は病んでいるですかぁ。うーん。でも、日本にいても、
いまの現状が悪くなってきているということは確かに感じますね。
いろいろな部分で。
 そういう意味では共感できる記事でした。
by la3751 (2005-10-03 22:59) 

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