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“性の解放”は女性を解放したの? [性の悩み・セクハラ・愛と性]

“性の解放”は女性を解放したの?


ジューンさん、なんだかすごいですねぇ~

すごいですかあああ?

とってもまぶしいですよォ~。

いやですわあああ~、そんなにあたしを見つめないでくださいよォ~。 なんだか、デンマンさんの憧れのまなざしを浴びて、あたし、急に恥じらいを覚えてしまいましたわ。うふふふふ。。。

そうですかあああ? ジューンさんのそういう恥じらいの笑顔を、しばらく見ていなかったから、なんだか新鮮だなあああァ~。 なかなかグーですよォ~、ジューンさ~♪~ん。

いやですわあああ~。からかわないでくださいよおおおお~ ちょっと、このお写真は、この場にふさわしくないでしょうかァ?

いや、そんなことはないと思いますよ。だってね、最近の日本の雑誌を見ていると、ジューンさんのこの写真など全く問題にならないですよ。

どういうことですか?

いやねぇ~、僕は日本へ戻った時に、ちょっと近所の本屋(Family Book)さんに立ち寄ったんですよ。僕が行った所は、いわゆるMen’s Magazines コーナーなんですよ。

デンマンさん、またエロい雑誌を探したのでしょう?

僕はエロい事も書きますからね。興味があるんですよ。

それで?

バンクーバーならそのようなコーナーは18歳未満お断りになっているんですよ。そのコーナーは薄い壁で囲われていて小さな入り口が開いている。Family BookもDVDのコーナーは、そのようになっていますよ。アダルトコーナーには少なくとも子供が入りにくいようになっている。子供が入ったら、お店の人が注意しますよ。

日本ではそのようになっていないのですか?

僕が入った本屋さんのMen’s Magazines コーナーでは、そのようになっていませんでした。近くで子供がちょろちょろしていましたよ。手を伸ばせば、すぐにアダルト雑誌を手に取ることができるんですよ。でも、さすがに子供はそのコーナーの前には立っていませんでした。女性も居ませんでした。僕は30分ぐらい立ち読みしましたが、僕以外の人でそれほど長く居る人はいませんでしたよ。たいてい2分ぐらい本を手に持ってパラパラとめくって買わずに行ってしまうんです。

なぜですか?

そのコーナーにある雑誌には恥毛が見えている女性の写真がたくさん載っているんですよ。しかも、両足を開いた女性の恥部が丸見えの写真もたくさんありました。

ええ?丸見えですかァ?

もちろんモザイクが入っていましたよ。それでも、30年前には考えられませんでした。

その30年前というのはどうだったんですか?

昔は、女性のアソコにお毛けが見えるだけで黒く塗りつぶされていたんですよ。アメリカから輸入されたPlayboyなど、お毛けが見えるだけで、その部分が真っ黒く塗りつぶされていたものでした。“性は汚いものだ!”というメッセージをその黒く塗りつぶされた部分が叫んでいるようでしたよ。

つまり、Playboyに載っていた女性の写真の恥部はすべて黒く塗りつぶされていたのですか?

そうなんですよ。だから、僕はね、そのインクをどうにかして取れないものかと真剣になって、いろいろと試したことがありますよ。

あはははは。。。デンマンさんらしいですわねぇえええ。 その様子が目に浮かんできますわよォ~ あはははは。。。

ジューンさん、そんなに馬鹿笑いしなくてもいいですよ。黒く塗りつぶしてあるから、余計に見たくなるものなんですよ。

そういうものなんですか?

ジューンさんには、そのような経験はないのですか?

ありませんわ。他の女性の恥部なんて。。。

そうじゃなくて、男性のですよォ~。

いいえ、ありません。目の前にそのような雑誌があれば、手にとって見るかも知れませんわ。でも、わざわざ本屋さんまで行って見るなんてしませんわ。“インクをどうにかして取って”見るなんて考え付きもしませんわ。 

興味ないですか?男性のモノは?

興味が全くないわけじゃないけれど、わざわざ本屋さんでPlaygirlを買うほど関心がありません。

男性のヌードって興味ないわけですか?

デンマンさんがインクを取り除いてまで女性のアソコを熱心に見ようとするような強い欲求はないですよ。

そういうものですか?

どうしてそのようなことを尋ねるのですか?

実は、昨日(16日)の記事(『ポルノが少女にまで浸透している?』)にMattさんから次のようなコメントをもらったんですよ。いつもありがとうございます。

私のよく行く、それなりにしっかりした本屋さんに、
結構ひどい写真ばかりの雑誌が並んでいるコーナーがあって、
凄く驚いたのは、それを一生懸命見ているのが、若い女性なのです。
裸のモデルでも目指してポーズの研究でもしているのでしょうか?

ちなみに、若い男性は恥ずかしくて見れないのか、そこにいるのを見たことがありません‥

by matt (2005-10-16 21:47)

ジューンさん、どう思いますか?

私の日本人の女友達には男性ヌードを雑誌で見る人は一人も居ませんけれど、カナダ人の女友達にはPlaygirlを買って見る人が居ますよ。

ジューンさんは買ったことないの?

ありません。男性ヌードを見るためにPaygirlを買うほど見たいとは思わないですよ。

ところで、僕の知り合いにフランスでデザインの勉強している女性が居るんですよ。

日本人ですか?

そうです。デザインの勉強の一つとして、ヌードをデッサンするコースを取ったそうですよ。そのモデルは男だったそうです。

ヌードのモデルさんは普通女性が多いようですけれどねぇ。

そう言えば、ジューンさんもモデルになったことがあるんだよねえ~。

良く覚えてますねぇ~。

そういうことは忘れないよ。僕もジューンさんをモデルにして描いてみたいなあああ。

あたしは、デンマンさんの目の前でモデルになるのは嫌です。

どうして?

知らない人の前で裸になることは、それほど見る人の目が気にならないんですよ。でも、知っている人が居ると、嫌なものです。

そういうものですか?

それで、その女性の話ですが、どういうことなんですか?

それがね、夢中になって男性ヌードを描き始めたのだけれど、先生が見回りに来たとき彼女のデッサンを見て注意したんだって。ジューンさんに想像がつく?先生は、どういうことを注意したと思う?

木炭じゃなくて、クレヨンで描いていたとか。。。。そういうことですか?

ブ~~。。。違います。

先生はどのようなことを注意したんですか?

彼女はねぇ、男性の輪郭をざっと描いたあと、ほとんどの時間を男性のアソコだけを念入りに描いていたんだって。。。へへへ。。。先生がそれを見て、他の部分も同じように丁寧に描きなさいと言われたんだって。

その女性は独身ですか?

いや、一度結婚していますよ。離婚してから若いときの夢をかなえようとしてフランスでデザインの勉強することにしたんです。僕はね、女性に男性との性的経験があるなしにかかわらず、人によってはペニスの形だとか色だとか大きさだとか。。。この女性のように関心を示す人が居てもおかしくないと思いますよ。

私のそのカナダ人の女友達も男性ヌードに関心がありますよ。ベッドルームの壁にPlaygirlのセンターフォールドが貼ってありました。

ほォ~、やっぱり関心のある人は居るものなんですねぇ。ところで、10月10日に書いた記事(『愛とセックスは同じもの?』)の中でイギリス人のタビサさんの文章を引用したんだけれど、ジューンさんも読んだ?

そう言われても、すぐには思い出せませんわ、どのようなことが書いてありました?

ジューンさんのために次に書き出しますよ。

私は、日本人のセックス回数が少ないことの本当の理由は、文化的なところにあると思うの。
日本の男の人たちって、「愛とセックスは別物」っていう考えをかなり強く刷り込まれてると思う。
結婚したい女性とセックスしたい女性は別、とか言っちゃったり。
女の人のほうも「本命」と思われるためにはセックスに興味がないフリをしたり、男女ともに「女は遊んでいないほうが価値が高い」という伝説にまだなんとなく従ってる。

以前日本でポルノビデオを観たときはひどいショックを受けたわ。
女はそこではほとんど「やられる物」扱いでしょ。



ひどいものになるとまるで犯罪の犠牲者。ヨーロッパのふつうのポルノは、女性も積極的でノリノリというのがほとんどなのに。
このへんに、問題があるんじゃないのかな。

by タビサ・フライト

『フランス年間137回、日本は47回…みんな、したいだけセックスしてる?』より

この文章なら私も読みましたよ。

タビサさんが “日本でポルノビデオを観たときはひどいショックを受けたわ” と書いているけれど、ジューンさんはどうでした?

私も同じようなショックを受けました。タビサさんが書いているように、日本のビデオを見ると女性が「やられる物」として扱われているのが実に多いですよ。

ジューンさんは、そんなに日本のアダルトビデオを見たことがあるの?

デンマンさんが見てみたら、と言って私に薦めたんですよ。

そうだったかなああ?

とぼけないでくださいよ。今度も日本からのお土産だと言って、100円のアダルトVHSを何本か買ってきて私に見せたじゃないですか。

だって、ジューンさんが好きだと言ったからですよ。

好きだとは言ってませんわ。デンマンさんが見るの?と聞いたから、見ることあります、と言ったまでです。

だから、買って見ることがあるんでしょう?

いいえ、私は買いませんわ。

じゃあ、レンタル?

いいえ、私のボーイフレンドがデンマンさんのようにビデオが好きなんですよ。

ああ、そうですか。 ところで、タビサさんは “ヨーロッパのふつうのポルノは、女性も積極的でノリノリというのがほとんどなのに” と書いていたけれど、これについてはジューンさんはどう思いますか?

私もそう思いますよ。セックスと言うのは男性のためだけにあるものじゃないと思います。男性が楽しむのなら、女性も楽しむべきだと思います。でも、日本のビデオを見ると、女性が楽しんでいるようには見えないですよね。女性はイヤイヤ応じているように演じていますわ。だから、私も良い印象を受けませんでした。あれでは、女性はまったく「やられる物」という感じです。

でもね、昔から比べると、日本も性がかなり解放されたように思うんだ。実際、Mattさんのコメントのように、女性が傍目も気にせずに一生懸命にアダルト雑誌を立ち読みするようになった。僕の知り合いのデザイナー志望の女性も性についてはかなりオープンですよ。彼女は僕に“ペニス願望”があるとはっきりと言いましたからね。

それはどういう意味ですか?


男のバレーダンサーのタイツ姿があるでしょう。この右の写真のような。。。 このタイツのね、むっくりとしたふくらみを目にする時、この女性はたまらない、と言うんですよ。つまり、エロチックな視覚的刺激を受けてゾクゾクッとするらしいんです。女性はあまり視覚的な刺激を受けないと言うけれど、この女性はかなり強烈な視覚的刺激を受けることがあると言ってましたよ。

私にも実はあるんですよ、デンマンさん。

おおおォ~、やっぱり? タイツのふくらみですか?

いいえ、私の場合は、男の人の青い髭剃りあと。 とってもセクシーに感じます。

髭剃りあとねえええ。。。そういうもんですかあああ? 僕の髭剃りあとは、あまり青々としていないから、僕はジューンさん好みではないということですねええ~。ちょっとガッカリだなあァ~。

それほどガッカリしなくてもいいですよ。

どうして?

デンマンさんが“おしめ”を身に着けて、「幼児的なふれあいを求めているんでちゅよォ~」と花ちゃんにセマッてゆく演技をして見せたデスよねぇ。あれって、すごくセクシーでしたよオ~。

ジューンさんもきつい冗談を言うようになったねぇ。アホらしくなったから、この辺で結論を出して締めくくろうと思いますよ。

それで何が言いたいのですか?

僕はねぇ、日本人の女性もかなり性的にオープンになってきたけれど、ビデオで見る限り欧米と比べると、まだまだ女性が性的に解放されていないと思いますよ。 

どのような所が?

つまり、女性は「やられる物」というイメージがビデオに焼きついていますよ。要するに、日本人の男がそれを望んでいるからだと思う。だから、そういうビデオがたくさん作られている。アメリカのように女性が女性の楽しめるアダルトビデオを作るようになると、初めて日本も女性が解放されるようになるのかもしれないね。

つまり、女性がもっともっと社会に出て行かねばならないということですね?

そういうことです。OECDに加盟する24カ国のうちで、女性が管理職を占める割合が韓国についで下から2番目ですよ。社会的には、まだまだ日本人の女性は開放されていませんよ。性的に解放されるには、まず社会的に解放されなければならないと僕は思いますよ。

デンマンさんは女性の味方ですか?

そう言いたいけれど、“女性の味方”なんて言うと、ちょっとキザでわざとらしいからね。タビサさんが書いていたように、僕はまず日本の“女性も積極的でノリノリという”ビデオが見たいんですよ。そのためにも、女性が性的に解放されて欲しいですよ。

分かりました。最後はエロいお話でオチということですね。

いけませんか?

いいえ、デンマンさんらしくて良いと思います。


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