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皆さんは私が「パンツ」と言うと笑いますが。。。 [翻訳・通訳・翻訳の仕事]

皆さんは私が「パンツ」と言うと
笑いますが。。。


日本で英会話を勉強する時、アメリカ人や英国人の先生について学ぶということは今では珍しいことではありませんが、私が学生の頃は、キリスト教会が運営している私立の学校にでも入らない限り、ネイティヴ・スピーカーの先生について学ぶということは皆無でした。
そんなわけで、私は大学に入るまでアメリカ人と話したことがありません。

私が大学に在学中の4年間に外国人の先生について勉強したのはたったの一講義だけでした。
英会話です。それも教養部一年の時だけです。しかも、その先生は、近くのキリスト教系の私立大学の先生で講師として、その時間だけ教室に姿を見せるのでした。

この先生は非常にユニークな先生で、私の大学時代に個人的に話したことのある数少ない先生のうちの一人です。
教え方も独自な教育方法を持っていて実に印象的な先生でした。クラスメートと一緒に、お宅に遊びに行ってご馳走になったこともあるくらいなのに名前をすっかり忘れてしまっているんです。
年のせいでもないと思うのですが、どうしても思い出せません。

この先生が、ある雨の日に、いつものようにスクーターに乗って教室へやってきたのです。
「いやアー、よく降りますねェー」

20年近く日本に住んでいましたから、日本語はかなりうまかったです。200人の学生を前にして話し始めたわけです。
おそらく、ほとんどの学生が外国人の先生について英会話を勉強することなど無かったでしょうから、誰でも考えることは一緒なんだと思いました。
そんなわけで、この講義は人気があって、たいてい満員でした。
「ほら、このとおりですよ」 ズボンのすそに手をかけるようにして、先生は言いました。
「パンツ、ビショビショですヨ」

そこでみんながドッと笑ったわけです。

先生は、その時ちょっとキョトンとしたようでもあり、ハッとしたようでもあり、一瞬教室を見渡すようにして上の言葉を言ったわけなのです。
「皆さんは笑いますが、“pants”というのは日本で言うズボンのことなんです。日本で言うパンツというのは英語では“underpants”です」

話は変わりますが、社会人になって3年ほど経ってから、カナダのトロントで暮らすようになり、ある日帰りがけにタバコ屋の看板に

“tobacco for sale at half price!”

という貼り紙を目にしたのです。
もう禁煙してから20年ほど経ちますが当時は一日に一箱半ぐらい吸っていましたから、これは買いだめしなけりゃ損だと思って、私のお気に入りブランドを出来るだけ買い込んでレジへ持って行ったわけです。

しかし半額どころか、全く割引されていません。
「なぜ半額ではないのか?看板の貼り紙はすでに期限切れということなのか?」
と詰め寄ったわけです。そしたら何と答えたと思いますか?

「お前の買ったのは “cigarette” で “tobacco” ではない」
と、言うのです。つまり、貼り紙にある文字通りに “tobacco” だけが半額だというわけでした。

中学校の英語の先生は “cigarette” も “tobacco” も同じような物だと言っていたので私は、この2つの単語は同じものだと思い込んでいたわけです。しかし、これは見かけ上、全く違うものだったのです。
つまり、“cigarette” というのは紙巻きタバコなんですね。 “tobacco”は刻みタバコで、紙に巻かれていなくて袋に入っています。
北米では節約するために刻みタバコを買って自分で紙で巻いて吸う人が結構居ます。

というわけで、同じようなものでも、微妙な違いを知っておかないと思わぬ失敗をするわけです。
翻訳するときにもそうなんですよね。文章に書く時はその状況に合ったものを選んで書かないと、私がタバコを買った時のような失敗をしかねません。
でも、対訳を試みてみるのは面白いですよ。まったく予期しなかったことを発見する楽しみがあります。 
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だから、翻訳するのは、難しいですけれど楽しみがあります。
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ええっ?とても無理?

やらないうちからそんなことを言ってはだめですよ!
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二葉亭四迷と翻訳 [翻訳・通訳・翻訳の仕事]

二葉亭四迷と翻訳

まず、これをどう読むのでしょうか?
あなたは知っていますか?
もちろん「翻訳」は読めますよね、でも、最初の名前をすらすらと読める人はかなり文学史について知っている人ではないでしょうか?
「ふたばてい しめい」と読むんですって。
私は日本語をずいぶん勉強したのですけれど
やはり「四度迷って」しまいました。(シャレのつもりです)

もちろん、これは本名ではないんですね。
この人は小説家、翻訳家として日本文学には欠かせない貢献をした人なんですよ。
つまり、ペンネームなんですね。
この名前の由来が面白いんですよ。
作家を志したときにお父さんに大変怒られたらしい。
怒られたというより馬鹿にされてしまったようです.
昔は俳優だとか芸能人になろうとすると「河原乞食」になるのか!
と「非人」のような扱いを受けたようですね。
「くたばってしめぇ」と江戸弁で言われたそうです。
つまり、「オマエのような奴は死んでしまえ!」と言われたわけですよ。

ひどいことを言われたものですね。
でもそれを恨むよりも、励みとしてペンネームにしたところがこの辰之助さんの偉いところでしょうね。

長谷川辰之助というのがこの人の本名なんですね。
ずいぶんと昔の名前でしょう?
それもそのはず、この人の生まれたのは幕末です。
元治元年2月28日(1864年4月4日) です。
新暦と旧暦で表していますから、日付が違っていますが、
新暦では1864年4月4日です。

私が今、日本語をこうして話し言葉で書いていますが、
このような書き方を初めてした人がこの辰之助さんなんですよ。
明治20年に『浮雲』という小説を話し言葉で書いたんですって。
それまでは、ほとんどの人が漢文調で文章を書いていたんですね。
だから、この人は現代日本文学に大きな貢献をしたんです。

東京外国語学校でロシア語を勉強したのですが、中退しています。
でも、もともとロシア語がこの人の体質に合っていたのでしょうね。
1902年、ロシア滞在中にエスペラントも勉強しています。
その4年後には、日本で入門書を出版しているほどです。

でも、これだけ才能のある人も病気には勝てませんでした。
1909年5月10日、朝日新聞特派員としてロシア赴任からの帰りに、
ベンガル湾上で肺結核でついに帰らぬ人となりました。
シンガポールで荼毘に付されて、埋葬されたのです。

とにかく、ロシア語が堪能で、ツルゲーネフなど同時代のロシア写実主義文学を翻訳して紹介しています。
1888年(明治21年)にツルゲーネフの『あひびき』、『めぐりあひ』を翻訳しています。
ロシア語を知っている人によると、訳された作品のほうが原作を上回っている程すばらしい翻訳をしているそうです。

辰之助さんには次のような興味深い逸話があるんですよ。
『浮雲』を書いているときに文章に詰まると、いったん原稿をロシア語で書いて、あとからそれを日本語に翻訳したそうです。
それほどロシア語が堪能だったということですね。

翻訳するということは大変難しいものですよね。
でも、訳された作品のほうが原作を上回るということもありますから、やりがいのある仕事です。
あなたもやってみませんか?

ええっ?とても無理です?

やり始める前からそんな事を言ってはだめですよ。
ここであなたに耳寄りな情報をお伝えします。

家に居て翻訳の勉強をしながらお金がもらえるとしたら?
そうなんですよ。そういうプログラムがあります。
報酬を受け取りながら、翻訳者になるための勉強ができます。

翻訳学校でも、通信教育でも、費用がかかることはあっても、報酬を受け取ることのできる勉強方法はありません。
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あなたもプロ翻訳者になることができるんですよ。

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万里の道も一歩からといいますからね。
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