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不倫にこだわってないわ [恋愛・失恋・不倫]

不倫にこだわってないわ





道徳


意識された道徳が

ますます私をダメにする

自分の中身をダメにする

汲んでも汲んでもこぼれる水




by レンゲ

2005/03/13

『わたしのキャンディ』より

今日は、あたしの詩を持ち出してきてイジメるのですか?

ちがいますよ。違いますよゥ。。。僕はレンゲさんがすばらしい人だと信じているからこそ、レンゲさんに幸せになって欲しいんですよ。

いいえ、デンマンさんは口先だけですわ。

僕はマジですよ。

本当にマジなら、どうしてデンマンさんがあたしを幸せにしてくれないのですか?

僕はすでに家庭を持って居るんですよ。日本でもカナダでも、重婚は犯罪なんですよ。。。犯罪である以上、僕が離婚しない限りレンゲさんと法律的に家庭を持つ事は出来ないんですよ。レンゲさんだって分かっている。僕がどうして上の詩を持ち出してきたか分かりますよね?

分かりませんわ。そのような回りくどい言い方じゃなくて、はっきりとおっしゃってくださいな。

“道徳”を“不倫”に変えればいいんですよ。レンゲさんだって、不倫が幸せをもたらさないことぐらい分かっている。だから、冷静になって考える時、レンゲさんは上の詩を作りながら悩むわけですよね?違いますか?

デンマンさんは、あたしの詩をそのように解釈したのですわね?

そうですよ。レンゲさんは不倫から学んだはずですよね。違いますか?何度も取り上げるようだけれど、レンゲさんは忘れてしまうようですね?レンゲさんは不倫した事を後悔していたはずですよ。あの苦い経験から何かを学んだはずでしょう?

長い不倫生活の果てに、
得られたものは、
負の遺産ばかりでした。




2004-07-21 10:11:08

一度の関係で
終わろうと思っていました。

してはならないことをしてしまった、という思いと、
これで完結した、という気持ちがあったからです。

でも、長い間モーションをかけ続けておいて、
セックスして、
「はいさよなら」なんて図々しい考えですよね。

結局わたしたちは、
不倫関係に陥ってしまったのです。
そして次第にわたしは
苦悩に苛まれはじめました。

彼とは、毎日のように会っていました。
いつしか彼と会えない日は
心に穴があいたように感じるようになりました。
これは、どんな恋愛でもあることだと思いますが・・・

でも、わたしの頭には、
“彼がわたしと会わない=奥さんといっしょにいる”
という図式ができあがってしまい、
嫉妬に苦しむようになったのです。

そのうち、彼から
「子供が大きくなったら(わたしと)いっしょになりたい」
と言われました。

その時点ではその言葉は、
彼の本音だったと今でも思います。
言葉だけでなく、
彼の行動がそれを裏打ちしていたからです。
でも...
“大きくなったらっていつ?”
“奥さんはどうするの?”
そんな疑問で頭がいっぱいでした。

そして、それと同時に
彼の奥さんに対する嫉妬は、
ますますふくらんでいきました。
現在だけでなく、彼らの過去の歴史、
これからの生活などにも
嫉妬の目が向くようになりました。

つまりわたしは、
妄想に苦しめられていたのです。
そんなわたしは彼に対して、
自分の妄想をぶつけはじめたのです。
不倫であれ、どんな関係であれ、
相手から勝手な妄想をぶつけられたら、
何を言えばいいのか、
どうすればいいのかわからなくなる事でしょう。
その頃の自分の愚かさに、
今でも情けなくなります。


わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。
そして、何かを得ようとも思っていました。
(念のため、モノではないです)
でも、彼との長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。

by レンゲ




『不倫の悦びと苦悩』より

もちろん、僕はレンゲさんばかりを責めるつもりではないんですよ。最近の週刊誌を読んでも。。。

あらぁ。。。デンマンさんも日本の週刊誌を読むことがあるのですのォ~?

僕は日本の週刊誌を買って読んだことはありませんよ。

だって、“最近の週刊誌を読んで”とおっしゃっているではないですかぁ~

1週間ほど前に僕の知り合いが日本からやってきたんですよ。

卑弥子さんですのォ~?

違いますよォ~。やだなあぁ~~、最近、卑弥子さんがバンクーバーへ来たいと書いているからって、ライバル意識を持たないでくださいよね。卑弥子さんと僕とは心の恋人でもなんでもないんですから。。。

そんな事を言っていいのですかぁ~?卑弥子さんがまたひがむと思いますわぁ~。

あのねぇ~、レンゲさん。。。、卑弥子さんの事は口にしないでくださいよゥ。僕は別に差別しているわけではないですけれどね、卑弥子さんのことを持ち出すと、ますます問題がこじれてしまいますよ。だから。。。

分かりましたわ。それで、デンマンさんはお知り合いの方が置いていった週刊誌を読んで何がおっしゃりたいのですか?

だから、その週刊誌の中に次のような広告があったんですよ。

10年不倫



彼女たちはなぜ、“不倫しかできない女”に
なってしまったのだろうか?

幸せになりたい。
結婚もしたい。
でも、どうしても不倫がやめられない。。。

10年以上も家庭ある男と付き合い続けた結果、
果たして何がもたらされるのか?

出会い、交際方法から
別れまで赤裸々な告白の数々と自らの体験を下に、
彼女たちの性愛心理の根底に迫る衝撃のレポート!




『週刊朝日 2006.7.21』
91ページの「十年不倫」の広告より

これですよ。これ。。。

先日、この部分をデンマンさんは引用しましたわぁ~。

でもね、レンゲさんが読んでいないのではないかと思ってね。つまりね、不倫にこだわっているのはレンゲさんばかりではないんですよ。増えているんですよ。僕はそう思いますよ。

あたしも“不倫の流行”に乗ってデンマンさんに無意識のうちに接近しているとおっしゃるのですか?

もう、無意識なんてものじゃないでしょう?冗談なら分かりますよ。でも、レンゲさんは次のようにマジで僕に面と向かって言ったんですよ。

あたし、デンマンさんの赤ちゃんなら産んでも良いと思っています。



うへへへへ。。。それって、冗談か、僕を喜ばせるために言っているだけですよね?。。。そうでしょう? うへへへへ。。。。

あたし、マジです。

(。。。デンマン、口をパクパクして言葉が出ません。。。)

デンマンさん、どうかなさいましたの?

この記事。。。この記事は。。。直美も読むんですよ。。。(泣き笑い)

奥様が読むことも知っていますわ。

(ギョッとして。。。) 知っていながら、そのような衝撃的なことを言うのですか?僕の家庭を破壊して、破滅に追い込むような事を言うのですかあああ?

デンマンさんは、いつだってオーバーですわ。(不気味な薄笑い)

これはオーバーなんて言うもんじゃないですよ!もう。。。、んも~~。。。無茶苦茶ですよォ~。清水君の事を問題にしているんですよ。どうして、その問題を解決する前に、また、もっと大きな問題を起こそうとするのですか?しかも、僕の家庭まで巻き添えにして、衝撃的な告白をする。。。しかも。。。しかも。。。直美が読むことを知っていて、こういうショッキングな事を言う。

『不倫したいわけじゃないの』より

レンゲさん、僕はね、レンゲさんのことを良く理解しているつもりですよ。これまでレンゲさんが書いた手記や詩や日記はほとんどすべて僕は保存してありますからね。ちょっと気になる事があれば、検索してレンゲさんが言った事、書いた事をすぐに取り出す事が出来るシステムを僕は構築しましたからね。

デンマンさんはそれ程あたしの事を気にしているのですか?

気にしていると言うよりも、理解しようとしているんですよ。僕はレンゲさんを愛しているから、レンゲさんのことをできるだけ理解して、それでレンゲさんが幸せになれるように僕はサポートしてあげたい。。。今の僕の気持ちは正直、そういう思いなんですよ。

だったら、あたしが言った事もデンマンさんなら良く分かっていただけますよね?あたし、本当にデンマンさんの赤ちゃんなら産んでも良いと思っているのですわ。

だから、その事ですよ。普通の思慮も分別もある平均的な女性ならば、そのような事は言わないんですよ。思っていても口には出さないんですよ。

あたしが自分に正直な事はデンマンさんも良くご存知ですわよね?

知っていますよ。充分に良く理解していますよ。

<< 境界性人格障害の判断基準 >>

■ 対人関係が不安定だ。
  理想化とこき下ろしの
  両極端を揺れ動く。

■ 衝動性が強い。
  浪費、薬物乱用、過食、無謀運転、
  見境なしのセックスなどに陥る。
  衝動的に不倫に走ったりする。

■ 感情が不安定だ。
  強い不快、イライラ、
  不安などに悩まされる。

■ 自分ではコントロールできない
  不適切なほどの強い怒りが起こる。

■ 自殺の振る舞いや
  自傷行為などを繰り返す。

■ 自分自身に対するイメージが不安定。
  自己同一性の顕著な混乱が見られる。

■ 慢性的な空虚感、退屈さがある。

■ 見捨てられる不安とそれを
  避けようとする行為を繰り返す。

■ 妄想観念や解離性障害
  (記憶喪失や現実感の喪失など)がある。

上の9つの項目のうち、5つ以上当てはまると境界性人格障害と診断される可能性が高い。

 

この項目にある衝動性なんですよ。普通の女性は、たとえ心の中で思っていてもレンゲさんのように衝動的に口に出す事はめったに無いんですよ。特に、まだ結婚してもいないのに“あなたの子供を産みたい”なんて事を言う女性は、たとえ恋愛中の女性が1000人居たとしても、言える人は5人も居ないでしょうね。僕はそう思いますよ。

つまり、その5人は境界性人格障害者だとデンマンさんはおっしゃるのですか?

そうですよ。

でも、あたしは衝動的に言っているつもりではありませんわ。

だから、どうしてそういう事を言ってしまうかというと、上の基準にも書いてあるように対人関係が不安定だからですよ。僕は“心の恋人”だと思うから詩的世界の中で撲とレンゲさんが比翼連理であることに満足できます。僕の精神世界の中でレンゲさんとの関係は“心の恋人”として、すっかり定着して安定しているんですよ。でも、レンゲさんはそうじゃないんですよね。僕をこき下ろすことも過去には何度かありましたよ。でも、現在は清水君と別れている。つまり、愛情をぶつける相手が居ない。そういうわけで、僕を理想化する方向に心が動いてしまう。そのようになると、レンゲさんは僕を“星の王子様”にしてしまう。しかし、“心の恋人”が子供を産んだら可笑しいでしょう?レンゲさんだって、そのぐらいの事は分かりますよね?

自分の思っていることを正直に言う事がどうしていけないことなのでしょうか?

いけなくは無いけれど、相手があり、社会がありますよ。つまり、レンゲさんが書いた上の詩の中の“道徳”ですよ。約束事がある。決まりがある。法律がある。重婚は日本でもカナダでも犯罪ですよ。僕は、結婚もしていないのに、無責任に子供を作るなんてことは、したくないんですよ。それは、“道徳”というよりも社会的な約束事だと僕は理解していますよ。レンゲさんだって、分からないわけじゃないですよね。だから、上のような詩が書けるわけですよね。上の詩の中の“道徳”を“妻子ある人の子供を産む”に置き換えてくださいよ。



道徳


妻子ある人の子供を産みたい

でも、意識された道徳が

ますます私をダメにする

自分の中身をダメにする

汲んでも汲んでもこぼれる水




by レンゲ

そんな事をしようものなら、レンゲさんの人生はますます“自分の中身をダメにする”ことになりますよ。

デンマンさんは、あたしの詩をそのように解釈するのですか?

そうですよ。レンゲさんが夜一人きりになって机に向かって詩を書く。そういう時のレンゲさんは精神年齢が32才の熟女になることが出来るんですよ。だから、上のような詩が書ける。反省しているレンゲさんが居るんですよ。レンゲさんは理想化している僕のことを本当に愛しているのかも知れませんよ。でも、冷静なレンゲさんのオツムの中では分かっているんですよ。“汲んでも汲んでもこぼれる水” つまり、そのように理想化した相手を、たとえレンゲさんがどんなに愛したところで、その“愛の水”はザルの中に注ぎ込む水のように無駄に流れ出てしまうだけですよ。妻子ある人の子供を産むほど愛したって、重婚が犯罪である社会では、どうにもならないですよ。。。そうでしょう?レンゲさんは分かっているんですよ。上の詩はそういう時に書いたものですよね?

ちがいますわ。。。デンマンさんがご自分の都合の良いように解釈しているだけですわ。

では、一体どういうつもりで上の詩を書いたと言うのですか?

それは。。。

ホラねぇ。。。言えないでしょう? 僕が言ったとおりだからですよ。レンゲさんが詩の中で言おうとしていることが分かるほど、僕とレンゲさんは心と心が結び合っている。レンゲさんだって認めていることですよね。

一緒に暮らしてみて、洋ちゃんとあたしは水と油だと言う事が分かったのです。

しかし、これまでにレンゲさんは両手の指では数えきれないほどの恋愛をしているんですよ。残念ながら、これまでに家庭を持つところまでにはいたらなかった。つまり、どの相手もレンゲさんとは水と油だった。そう言う事ですよね?

そうですわ。

だったら、男と女は、結局、水と油だと言う事がもう分かっても良い頃でしょう?

あたしも、多分そうではないかと思い始めていました。

男と女は水と油だと言う事がレンゲさんにも分かり始めていたわけですか?

そうですわ。

でも、今では、そうではないと思い直しているのですか?

そうです。

どうしてですか?

だって、心と心が結び合えると言う事もあるものだと思うようになりました。

もしかして、その相手が僕だと言うのではないでしょうね?

そうやって、デンマンさんは、また先回りしてあたしに意地悪するのですかぁ~? デンマンさんがあたしの事を先に“心の恋人”として愛してくださったのですわぁ~。



『不倫したいわけじゃないの』より

心と心が結び合っている。。。そう思えることもありますよ。

デンマンさんとあたしは結び合っていますよね?

だから、詩の世界で僕とレンゲさんは比翼連理ですよ。だからこそ、僕はレンゲさんが書いた詩には異常なほどの興味が湧いて、レンゲさんの心の中を覗きこむようなワクワクした気分になれる。それは精神の高揚。。。精神的な恍惚感とまで言えるものですよ。

デンマンさんはあたしを、それほどまでに愛してくださっているのですね?

もちろんですよ。今更言うまでのこともないですよ。うへへへへ。。。

でも、デンマンさんがあたしを愛してくださっている以上に、あたしはデンマンさんをそれ以上に愛しています。だから。。。

あのねぇ、レンゲさん。。。、僕とレンゲさんが、愛していますわ、愛していますよ。。。と言い合ったところで、これを読んでいる人には面白くもなんとも無いんですよ。むしろ、馬鹿馬鹿しくなりますよ。

どうしてですの?

どうしてですのって。。。現実の世界では、レンゲさんと僕のように愛し合うことなんて、とても考えられないからですよ。そのようなことはまずありえないことですよ。

だって、あたしとデンマンさんは。。。

そうですよ。僕とレンゲさんは分かっている。でもね、このようなことを、ここでクドクド書いたって、現実の世界でこの記事を読んでいる人には信じることが出来ないんですよ。

どうしてですの?

だから、上でも僕は言っているでしょう?これまでにレンゲさんは両手の指では数えきれないほどの恋愛をしている。両手両足の指でも数え切れないほどですよね。それにもかかわらず、レンゲさんは家庭を持つ所までにいたらなかった。つまり、どの相手もレンゲさんとは水と油だった。要するに、現実の世界では、男と女は水と油なんですよ。男と女ばかりではない。突き詰めて言えば、人間同士、一人一人は水と油なんですよ。決して100%お互いに理解し合うという事は無い。

でも、あたしとデンマンさんは。。。

そうですよ。。。そうですよ。。。99.99%ぐらいお互いを理解しあっていますよ。でも、それも詩の世界のことですよ。現実社会では僕もレンゲさんも良くて70%ぐらいしか理解できませんよ。

でも。。。あたしとデンマンさんは愛し合っていますわ。

レンゲさん!。。。んも~~。。。あなたはしつこいですよ! 上の7つ目の項目を読んでくださいよ。

“慢性的な空虚感、退屈さがある。” ですか?

そうですよ。

これが、どうしたとおっしゃるのですか?

レンゲさんにとって慢性的な空虚感は耐えられない事なんですよ。退屈な生活はレンゲさんにとって死ぬほどつらいことなんですよ。それもレンゲさんの生い立ちをたどって行けば、お母さんから見捨てられたという強迫観念があるからですよ。愛されていたい。その愛を得るためにも愛したい。レンゲさんには、このような無意識の衝動が潜(ひそ)んでいる。

あたしはその衝動に突き動かされているとおっしゃるのですか?

そうですよ。だからこそレンゲさんは面と向かって僕に“デンマンさんの赤ちゃんなら産んでも良いと思っています”なんてことが恥ずかしげも無く言えるんですよ。映画とかメロドラマでも、こういう台詞はめったに無いですよ。

どうしてでしょうか?

現実離れしているからですよ。レンゲさんは愛の言葉として最上だと思っていようだけれど、そのような言葉がこれからベッドで愛し合おうとしている不倫の男女の間で交わされたら、男の熱は冷めてしまいますよ。

どうしてですのォ~?

だってね、子供が生まれたら、養育費だとか教育費だとか、さらに離婚、裁判があって、弁護士費用かあああ。。。慰謝料かあああ。。。大変だなああああ。。。妻子を持つ男なら、こう思ってしまいますよ。僕だって、もしレンゲさんにベッドの中でそう言われたら、レンゲさんとエッチするつもりになっていても、すっかり萎(な)えてしまいますよ。

あたしは、そこまでは考えられませんでしたわ。

抑鬱がひどいのですが、
お礼をさせていただきます。


2004-8-1 15:39

わたしのような、
ネットの何たるか、
ネチケットとは何か、
そういったことをわきまえず、
まして精神的落伍者の
垂れ流し文章を、
熟読していただいたことを、
心から感謝いたします。

わたしはいつも、
自分に欠落している部分を、
何かで埋めておかないと、

転落の一途をたどるような
弱い人間です。

そのせいで、デンマンさんが
名付けてくださった
小説的人生」を
送って来ざるを
得なかったのかもしれません。

デンマンさんに、
わたしの内面を
見ていただいて、
最初の印象を
払拭していただいたと
信じています。
ありがとうございます。

by レンゲ

『心の恋人リスト』より

分かるでしょう、レンゲさん。。。? 空虚な部分を。。。欠落している部分を何かで埋めておきたいという欲求がレンゲさんにはあるんですよ。“慢性的な空虚感、退屈さ”がレンゲさんは死ぬほどイヤなんですよ。だから、普通の女性では考えられないほどの恋愛を経験してきた。

でも、あたしはこれまでに本当に家庭を持ちたいと思う人に出会っていないんです。

レンゲさん。。。、いつまでも“青い鳥”を探していても仕方が無いことですよ。理想の人なんて居ないのだから。。。だから、たいていの女性が、理想の相手を探していても、この程度だろうなぁ~。。。そう思って、諦めて結婚して子供を生んで家庭を持つんですよ。

でも、この人の赤ちゃんを産んでも良いと思う人が現れたなら、あたしはその人と一緒に暮らしたいと思いますわ。

だから、普通ならば、諦めて結婚した時点で、女性はそのような気持ちになるんですよ。レンゲさんのように青い鳥を探し続ける人は居ないんですよ。たとえ居たとしても、レンゲさんのような恋愛経験を積めば、青い鳥は結局、“絵に描いたモチ”だという事が分かるんですよ。それでたいていの女性が、なかば諦めて、この程度だろうと相手を見極めて結婚するんですよ。そうして子供が出来て家庭を築いてゆく。だから、いつまでも青い鳥を探さないで清水君と仲直りをして家庭を持ったらどうですか?

デンマンさんは、どうしてもあたしと洋ちゃんを結婚させたいのですわね?

レンゲさんだって、これまで清水君と幸せに愛し合っていたではありませんかぁ。。。清水君はレンゲさんと生い立ちも似ているし、お互いに不幸な境遇から抜け出そうと頑張って来た。そうして二人が廻り会った。僕の目から見ても、決して不釣合いなカップルではありませんよ。

でも、あたしには洋ちゃんと家庭を持って、やってゆく自信が無いんです。

レンゲさん、もう一度あなたが書いた次の手記を思い出してくださいよね。

レンゲなら、
こういう下着で勝負しますよ


ずばり!Dを選びます!
意外ですか?
思ったとおりですか?

それはそうと、
上記の会話には
なかなかリアリティが
あると思いました。
かわす言葉もそうですが、
わたしは、
寂しがりやのくせに、
束縛やしがらみを
死ぬほど嫌っています。
一匹狼ですよね?

野心家というのも、
大当たりです。
ひとたび、野心が芽生えたら、
自分を満足させるために、
異常なほどの努力をします。
なので、これまでの
仕事上での評価は、
おおむね高かったと、
感じています。

今は、何もかもが過ぎ去って、
廃人のような生活をしていますが。

結局何事においても、
極端から極端へ走ってしまうんです。
グレーゾーンのない人間なのです。

by レンゲ

『不倫の苦悩にもめげずに頑張ろうとしているレンゲさん』より

2年前にはレンゲさんは、確かに廃人のような生活を送っていたんですよ。でも、やる気が芽生えてレンゲさんは社会に復帰したんですよ。現在では、ブティック・フェニックスの熊谷店長なんですよ。

分かるでしょう、レンゲさん。。。。? あなたにはね、野心家の一面があるんですよ。だから、こうだと思えばレンゲさんはあるところまではやり遂げることが出来る人なんですよ。

つまり、同じような気持ちを持って洋ちゃんと仲直りしたらどうかとおっしゃるのですか?

そうですよ。その気持ちで仲直りするんですよ。

でも。。。

デモも機動隊も居ませんよ。現在レンゲさんは15店中で売り上げがトップの座を維持しているんですよ。2年前の頃のやる気の無かった頃のレンゲさんと現在の自分を比べてみてくださいよ。その事を考えれば、清水君と仲直りすることぐらい、難しいことではないでしょう?

でも。。。

【ここだけの話しですけれどね、レンゲさんはやる気になるとすごい努力を見せるのですよ。でも、それまでが大変なんですよね。こうして、煮え切らないところを見せてグズルんですよ。あなただって読んでいて、じれったくなる時があるでしょう?僕だって、そうですよ。。。とにかく、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますからね。あなたも、どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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