不倫したいんじゃありませんてばあああ。。。

不倫したいんじゃありませんてばあああ。。。

デンマンさん、あたし、またバンクーバーへ行きたいんですけれど。。。

バンクーバーで不倫したいんですか？

そうじゃありませんてばあああ。。。んも～～。。。どうしてあたしを見ると不倫、不倫と言うのですか？

あなたが書いた『不倫の悦びと苦悩』という手記が僕にとってはかなりのインパクトがありましたからねぇ～。。。僕だけじゃありませんよ、あの手記を読んでかなりの人があなたのファンになりましたよ。つまり、あなたは言ってみれば、不倫をイメージにしたような人なんですよ。

あたしは何も不倫ばかりしているわけじゃありませんてばあああ～～。

それは分かってますよォ。でも、あなたには不倫願望がありますからねぇ。あなたの生い立ちを聞いていると父親の思い出が脱落しているんですよ。だから僕はあなたには年上の男性に対して父親を求めているようなところがあるのではないか？それで、僕の後を金魚の糞のようについて来るのではなか？へへへへ。。。。そう思っているんですよ。

あたしは、金魚の糞ですか？

まあ、たとえて言えばそういうことですよ。へへへ。。。

でも、今回はデンマンさんが無理やり日本へあたしを連れ戻してしまったんですよ。デンマンさんの後を追いかけてきたわけではありません。

あなたが、僕の予定も聞かずに無理矢理バンクーバーに居座ろうとしたからですよ。

でも、デンマンさんはバンクーバーに居ても良いとおっしゃったではありませんか。

言いましたよ。でも、仕方なくそう言ったまでの事ですよ。いつまでも居ていいと言った覚えはありませんよ。それに、あなたの生活の場は大阪なんですよ。あなた自身が言ったではありませんか、大阪から動きたくないのは、もう１０年ほども信頼できる精神科のドクターにお世話になっている。だから、あなたは大阪で暮らすのだと。。。

そうです。

でしょう？だからこそ、こうしてあなたを日本へ連れ戻したんですよ。

でも、あたし、日本に居たくありません。

また、ずいぶんと飛躍した事を言いだしますねええええ。何ですか、急にぃ。。。？

ちょっと日本はひどすぎますよ。

あれえええ。。。あなたもそう思うようになりましたか？

そうですよゥ。ひどすぎますゥ～。バンクーバーで暮らしたあたしにとって、今の日本の現状はとても受け入れることができません。

それほど日本が悪いと思うようになったのですか？

だって、とてもひどいニュースばかりでしょう。。。

しかし、そんなことは今に始まったことではないでしょう？あなたがバンクーバーにやってくる以前から、あのようなイヤな事件はたくさんありましたよ。実際、僕は４日のブログに、つい最近起こった事件について書きましたよ。
http://blog.so-net.ne.jp/denman/2005-09-04-1
あなたは、この記事の中でまったく鈍感になっていましたよ。僕が“だから日本はどこか狂っているよ”と言ったら、そのようなことは別に珍しいことではない、とあなたは言ってましたよ。

そうです。

それが、どうして、急に手のひらを返すように意見を変えてしまったんですか？

だって、５日のニュースにまたひどいのがありました。

どういう事件があったのですか？

３１歳になる子供を産んだ女性が布団をかぶされて殺されてしまったんですよ。窒息死です。

犯人は？

３０歳になる夫です。

なぜ殺してしまったんですか？

妻が赤ちゃんばかりをかまって夫のことを全くかまってくれなかった、それで妻を殺したんだと警察の取調べで夫は言っているそうです。

でも、そういうことは日本では珍しくないんでしょう？

まあ、珍しくないと言われれば、珍しくはないのですけれど。。。。

それで、まだ他に嫌な事件があったのですか？

そうなんですよ、デンマンさん。駅で電車を待っている７１歳の男の人を電車がホームに滑り込んできた時に、その人の背中を４５歳の無職の女性が押して線路に突き落としたんです。もちろん、男の人は即死です。お互いに顔見知りではなかったそうですよ。

でも、そういう事件も日本では珍しくないんでしょう？

まあ、珍しくないと言われれば、珍しくはないのですが。。。。

それで、まだ他に嫌な事件があったのですか？

そうなんですよ。あたしのふるさとの大阪の隣町と言ってもいい神戸の北区で起こったことです。４４歳の父親が寝ているところを１３歳の長男がナイフで首を切りつけたんです。殺人未遂です。父親の命は助かったようです。

その中学生の殺人の動機は？

父親が口うるさく勉強しろ勉強しろ、と言っていたので頭に来たらしいんですよ。

でも、そういう事件も日本では珍しいことではないんでしょう？

まあ、珍しくないと言われれば、珍しくはないのですけれど。。。。

それで、まだ他に嫌な事件があったのですか？

そうなんですよ、デンマンさん。同じ日に今度は熊本県で同じような事件が起きたんですよ。やっぱり中学一年生なんですよね。父親が同じように、この子に勉強しろ、勉強しろと口うるさく言ったらしいんですよ。それでこの中学生も頭にきてしまったらしくて父親の首をナイフで切りつけたらしいんですよ。

でも、そういう事件はもう日本では珍しくないんでしょう？

確かにそうなんですけれど。。。

４日のブログで僕は嫌な事件のことを書いたんですよ。そしたら、あなたはすっかり鈍感になっていましたよね？

そうでしたか？

そうでしたかって、。。。何を寝ぼけたことを言っているんですか？４日のブログを読み直してくださいよ。あなたはすっかり鈍感になっていましたよ。でも、今日のあなたは、こういう日本に嫌気が差している。。。。そういうことですか？

そうです。９月５日。たった１日で、嫌な事件が４件も報道されている。その一つ一つの事件がとても常識では考えられないような事件です。

あなたもそう思うようになりましたか？

そうですよ。だってあたしがバンクーバーに居た間に一度でもこういう嫌な事件のニュースってありませんでした。あたしはデンマンさんとご一緒にとてもロマンチックなレークサイドのレストランで食事をしたり、

とてもロマンチックな気分に浸ることができました。あんな雄大な景色をバックに、まるで世界があたしのためにあるような、そんな雰囲気の中でお食事ができるなんて、ほんとうに夢のようでした。それにデンマンさんはジューンさんとばかり素敵なテラスでお食事をなさるのですね、と苦情を言えばデンマンさんは次の日には素敵なテラスにあたしを連れて行ってくださいました。

今から思い返すと、まったく夢の中の出来事のようです。それが、日本へ戻ってみると、こういう嫌なニュースばかりでしょう。いったいあたしは何のために日本へ連れ戻されたのか？デンマンさん、あたしはいったい何のために日本で暮らさなければいけないんでしょうか？

誰も、あなたを日本に閉じ込めておく人は居ませんよ。また、そうする権限を持っている人も居ませんよ。日本は自由の国ですからね。鎖国をやっていませんよ。日本が嫌ならどこでも好きな国で暮らすことができますよ。

だから、またバンクーバーへ連れて行ってください。

何を寝ぼけたことを言っているんですか？あなたの生活の場は大阪なんですよ。それなのに、あなたは、まだ埼玉県の熊谷に居る。早いところ大阪のあなたの精神科のドクターと会う必要があるのではないですか？

デンマンさんは、やっぱりあたしにかかわりたくないのですね？

そうじゃあないんですよゥ。あなたが精神的にも経済的にも自立してやってゆかなければならないんですよ。あなたにはそれができるんですよ。僕はこのようなことは言いたくないですよ。でも、あなたは才能がある人なんですよ。英語だって結構できる。あなたはやる気さえあれば、カナダで生活することだってできる。それだけの人が大阪でアパートの自分の部屋に薬漬けになって引き篭もっている。つまりあなたは精神的に不安定な典型的なNEETの若者なんですよ。

分かっています。デンマンさんのおっしゃることは良く分かっています。でも、なかなか思うようにできないんです。

それで、金魚の糞のように僕の後に付きまとうのですか？

デンマンさんは、あたしのことが嫌いなんですのね？

何を寝ぼけたことを言っているのですか？あなたは僕があなたのことを好きだということ、あなたのことを愛しているということを良く知っているではないですか？

だったら、バンクーバーへ連れて行ってください。

あなたねぇ～～、いつまでも夢を見ていては駄目ですよ。僕には妻も子供も居るんですよ。

でも、デンマンさんの奥様はあたしに好きなようにするのが一番ですよ、と言ってくださいました。

由美はあなたに不倫するようにと薦めたわけじゃないんですよ。あなたにだって、そんなことぐらい分かっているでしょう？

でも。。。

デモも機動隊も居ませんよ。あなたの生活の場は大阪だと言うことをあなたは分かりすぎるほど分かっている、バンクーバーに行くことはあなたにとって現実逃避なんですよ。

分かりました。デンマンさんは、あたしに死ねとおっしゃりたいのですね。

そうじゃあないんですよ。いつまでも甘えていてはいけないんですよ。現実に向き合ってくださいね。もう一度あなたの手記を読み返してくださいね。あなたの中には思慮と分別をわきまえている熟女が居るんですよ。ところが、わがままで身勝手な夢見る１０代の乙女が顔を出す。あなた自身が良く分かっている。あなたは、自分だけの問題にかかずらわって人生を無駄にしている場合じゃないんですよ。早く、病める日本の文化を立ち直してくださいね。あなたにはそれができる人なんですよ。

そう言ってくださるのは、デンマンさんとあたしのドクターだけです。

この世に少なくとも二人の人間があなたのことを理解している。それだけでもすばらしいことだとは思いませんか？この輪を広げようとは思いませんか？もう５年以上会っていないお母さんと会ってみようとは思いませんか？まず、あなたの身近なところから輪を広げてゆくことですよ。