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不倫の次は浮気ですか? [恋愛・失恋・不倫]

不倫の次は浮気ですか?



デンマンさんは、二言目には“家族の絆”とおっしゃいますけれど、デンマンさんご自身はバンクーバーでお一人で暮らしているではないですか。

そうですよ。独身に戻ったような生活をエンジョイしていますよ。いけませんか?

駄目だ!とは申しません。でも、はっきり言ってご家族がバラバラだと思いますわ。

バラバラだと言うのはどういう意味ですか?僕の家族が崩壊していると言いたいのですか?

いいえ、“崩壊している”と言うつもりはありません。でも、デンマンさんは日本に居るご家族とはほとんど無縁で暮らしています。そうでしょう?

まあ、そういうことになりますね。

そういうデンマンさんが、二言目には“家族の絆”と言う。そして、あてつけのようにあたしが育った“崩壊した家庭”を持ち出しては、あたしの生い立ちを批判する。それって、ちょっとどうかと思います。“家族の絆”をとりわけ強調するデンマンさんのご家族は、デンマンさんがおっしゃるほど強い絆で結ばれているとは思えません。

つまり、僕がバンクーバーで独身のような生活を送っている。それで、僕の家族には“絆”が欠けていると言いたいのですか?

はっきり言うと、そうです。

僕は何も僕の家族が完璧な家族だと言うつもりはありませんよ。でもね、こうして僕がバンクーバーで独身生活を送っているのは、いろいろな事情があるからですよ。

そのいろいろな事情とはどういうことですか?

話せば長くなりますが、一口で言うなら、僕の家族が日本に留学しているということですよ。

でも、デンマンさんの奥様は日本人じゃありませんか。二人の子供だって日本人じゃありませんか?どうして留学と言うのですか?

つまり、一時的に日本に居るということですよ。僕はすでに書きましたけれどね、日本という大きな船が沈没しかかっていると思って居るんですよ。まだ、すぐには沈没しないけれど、いづれ沈没するかもしれないと思って居るんです。僕は家族をカナダに呼び寄せたいのですよ。でもねぇ、僕のワイフはカナダで暮らすのがイヤなんですよ。

どうしてですか?

僕のワイフの母親が健康を害して気弱になっているので、彼女がめんどうを見ていると言うのが一番の理由です。老人ホームに入(い)れればよいのですが、そうするのに忍びないと言ってね、それで日本に居るわけですよ。それに、僕のワイフは僕と違って海外生活があまり好きじゃないんですよ。それに、ワイフは小さいけれども事業の経営者なんですよ。レンゲさんが今任されているブティックも彼女の事業の一つです。

子供たちは?

息子はアメリカの大学を出てロスで働いていますよ。娘は現在東京の大学で勉強しています。

つまり、バラバラなんですよね。

バラバラという言葉はヒビキが良くありませんよ。国際的だと言ってくれませんかあ?

分かりました。デンマンさんの国際的なご家族は強い家族の絆で結ばれていると言うのですか?

レンゲさんの個人的な問題を持ち出して恐縮ですがねぇ、僕の子供たちは母親と6年近くも絶交したり、口をきかなかったり、そのような家庭の問題はありませんでしたよ。

でも、デンマンさんは不倫したことがあります。でしょう?

急に僕の弱みを持ち出してきましたね。それはずいぶん前の話ですよ。

あたしとは。。。?

レンゲさん、言う事に事欠いて何を言ってるのですか?僕はあなたとは不倫していませんよ。あなたには不倫願望があるかもしれませんが、その不倫願望と不倫とを混同しないでくださいね。

でも、あたしたち2ヶ月近くも一緒に暮らしました。

レンゲさん、そういう言い方は止めて下さいよ。何も知らない人が聞いたら、僕とあなたが本当に不倫していたと信じてしまうではないですかアアア。

でも、バンクーバーで一緒に暮らしましたってばあああ!

ちょっと、待ってくださいよ! その“一緒に暮らした”という言い方も慎んでくださいよ。誤解を与えますよ。何も知らない人がこれを読んだら、僕とあなたが不倫していたことになってしまいますよ。

だって、2ヶ月近く、あたしはデンマンさんと一緒に生活していましたよ。

そ、。。。それわあああ。。。見方によったら、そのような言い方もできるでしょう。でも、。。。でも、実際には、あなたが僕の所に飛び込んできたんですよお~。強引に居座ってしまったんですよォ!

でも、一緒に居てもいいと言いましたあああ!

他に選択の余地がなかったじゃありませんか!とにかくね、僕はあなたと不倫してはいませんよ。不倫というのは次のような事を言うんです!じっくりと読んでみてくださいね。次の手記は専業主婦の島田章子(仮名)さんという33歳になる女性が書いたものです。

10歳、5歳、1歳の3児の33歳になる母親です。以前はスパーのレジでバイトをしていましたが現在は何もしていない専業主婦です。 夫は同じ年の会社員です。22歳で“できちゃった婚”をし、夫の両親と同居しました。 特に折り合いが悪いというわけではありませんでしたが息苦しさを感じていました。

夫は我儘なところがありますが、まじめな方だと思います。子供には優しく、私に乱暴を振るうような事もありません。 でも、休みには一人だけで趣味のサーフィンに出かけたり、マージャンに出かけたりする夫に不満がありました。 少しは子育てを手伝って欲しかったし家族サービスをして欲しかったのです。 私のことはほとんどかまってくれませんでした。

そんなある時同窓会がきっかけで中学校のクラスメートと不倫するようになりました。 同窓会には口実を作って出かけました。“昔、好きだったんだ”と彼に言われて悪い気がしませんでした。 やがて、メールのやり取りが始まりました。

夫は仕事から帰ってくると、スポーツニュースを見ながら夕食を食べ、その横で私は子供のことなどを一方的に話すだけです。 私の息抜きは子供を寝かせつけてからパソコンに向かって彼からのメールを読むときだけです。

次第に彼に対する思いが募ってゆきました。 半年後、子供が幼稚園に行っている間や、実家に帰った時に、彼と会うようになりました。 彼も妻子ある身です。私には罪悪感がありましたが、彼と会っている時はすごく幸せな気分になれるのです。
“あと一度あったら別れよう”
そう何度も自分に言い聞かせましたが、彼と会う楽しさを思うと別れ際に彼と会わずにいる間の寂しさが胸に迫ってきて、ついまた次の約束をしてしまうのでした。

ダブル不倫ゆえに、声が聞きたくなったからって頻繁に電話もできません。 会えるのは1ヶ月に一度程度ですが、それでもメールのやり取りがあるので寂しさがまぎれました。

恋愛経験の乏しい私は、初めて心から恋愛できる相手に出会ったような気がしました。 子育てで疲れ果てた私も、彼と付き合うことで女らしさを取り戻せたような気がしたんです。 ファッション誌を何年ぶりかで買って少しでも彼にきれいに見せようかと気をくばったり、 ダイエットを心がけて、彼によりきれいな若々しい裸を見てもらいたいと言うような気持ちにもなりました。

夫とはセックスの時に裸になる事はまれで、パジャマを着たままでの、なおざりなセックスだったのです。 しかし、彼とセックスする時はすべてが新鮮でした。 彼は私を何度となくイカせてくれたし、 そんな彼のためなら、夫には見せられないような大胆な姿にもなれました。 セックスする事の楽しさが本当に分かったような気がしました。

でも、いつも心のどこかで、“この恋には先がない”と思っていました。 彼と結婚しようとすれば、夫と離婚しなければなりませんが、子供たちと別れなければならない事を思うと夫と離婚する事など考えられないのでした。 彼も、離婚して私と再婚することについては同じような不安があるようでした。 どちらも家庭を壊したくないと言う気持ちがあったようです。 お互いに“つまらなくなった結婚生活”の外に“憩いや癒し”を求めていたのだと思います。

気持ちが冷めてきたのは彼と肉体関係を持ってから半年ほどたってからでした。 そのきっかけは、たまたま彼と買い物をしている時に無意識のうちに夫のシェービングクリームを買い物籠に入れてしまっていたんです。 そのことに気付いた時、子供たちの顔が思い浮かんできました。
“申し訳ない”と、胸が痛んだのです。

結局私にとって相手は誰でもよかったのだと思います。 現実の生活からひと時でも逃避させてくれる相手が欲しかったのだと思います。 こんな事がいつまでも続くわけないと、切実に思いました。

彼には私のこの気持ちを率直にメールで伝えました。 取り返しがつかなくなる前に別れたいと申し出たのです。 彼は私の気持ちを理解してくれました。
“残念だけど、こうなるとは思っていたよ”
彼とはそれ以来会っていませんん。
多分、もう会うことはないと思います。

『私の相手は中学校のときのクラスメートでした』より

これは、不倫ではありませんてばあああ~!

じゃあ、なんですかああ?

浮気ですわァ!

でも、章子さんは不倫だと本人が認めているではないですか!レンゲさん、なにもあなたが意地を張ることはないんですよ。まったくゥ~

でも、これは不倫ではありません。絶対に浮気です。

どうして、レンゲさんはそうやって浮気にこだわるのですか?

この章子さんは浮(うわ)っついた気持ちで男性に近づいて行ったのです。もし、あたしが結婚していて、子供を3人持っていたとすれば、そのような浮いた気持ちで男の人に近づいたりしませんわ。

つまり、浮気はいけない事だと?

もちろんですわ。

不倫はいいのですか?

だから、あたしは何度も言っているでしょう。それは悪い事でも良い事でもありませんわ。デンマンさんだっておっしゃったじゃありませんか。不倫は永遠に無くならないものだと。。。あたしは不倫しようとして不倫するのではありません。本当にどうしようもなく男の人が好きになってその男性に近づいてゆくのです。結果として“不倫”というレッテルを貼られるだけですわ。

しかしね、その相手に妻と子が居る事を知っていたら、この章子さんのように不倫しても。。。いや、レンゲさんは不倫という言葉が嫌いなようだから、例え“浮気”してもね、“家族”の大切さに、いづれ気付くんですよ。そして、この章子さんのように、胸を痛めるのですよ。

そのことに気付いた時、子供たちの顔が思い浮かんできました。
“申し訳ない”と、胸が痛んだのです。

分かりますか、レンゲさん? このように“家族の絆”が改めて章子さんの胸に迫ってくるのですよ!家庭を壊したくない。家族が大切なんですよ。

デンマンさん、また“家族の絆”を持ち出すのですか?もう、あたし、耳にタコができましたわ。

レンゲさんの耳にタコができようとも、大切なものは大切なんですよ。不倫しようが浮気しようが、たいていの人はこの家族の絆があるからこそ、また自分の家庭に戻ってゆく。それに、ほとんどの女性が、その絆を何よりも大切なものと思うからこそ、不倫する事も浮気する事もできない。僕はそう思っていますよ。

なぜ、女性の気持ちがデンマンさんに分かるのですか?

僕のワイフの気持ちがそうだったと思うからですよ。

デンマンさんの奥様も章子さんのように浮気をなさった事があるのですか?

ちょうど同じような状況に置かれたことがあるんですよ。当時僕はバンクーバーで“不倫”していましたからね。

ええ、そのお話は伺いましたわ。

僕とワイフは離れて暮らすことが多かった。二人の子供を抱えて彼女は子育てに忙しかった。僕は全く彼女にまかせっきりだった。だから、僕のワイフに浮気の虫が疼いても不思議ではなかった。しかも、悪い事に僕のワイフよりも相手の年下の男の方が熱を上げてしまった。僕が言うのもなんだけれど、あれは、結構見てくれもイイし、男には好かれるタイプだからね。

それでどうなったのですか?

僕は、例えワイフが浮気しても僕の自業自得だと思いましたよ。仕方ないと思いました。

。。。で、奥様は浮気をなさったのですか?

僕は長いこと彼女が浮気していたと思い込んでいましたよ。

そうではなかったのですか?

レンゲさんのことがきっかけになってねぇ、へへへ。。。ワイフと“不倫”のことを話す機会があった。

そ、。。。そうなんですか?それで。。。なんと。。。何とおっしゃったのですか?

その時彼女は僕に言いましたよ。不倫したこともなければ浮気したこともないとね。

それで、デンマンさんは信じることができたのですか?

これまでのワイフを見てきてね、信じない理由はどこにもなかった。だから、僕は素直にあいつの言うことを信じましたよ。

もし、浮気していたとしたら?

僕は許しますよ。僕も“不倫”していましたからね。しかし、いまさら“浮気していませんでした”と彼女がウソをつく理由は何もないよ。そう思わない?

それもそうですけれど。。。

とにかくね、レンゲさん、僕のワイフが浮気していたとしても、章子さんのように“子供たちの顔が思い浮かんできて、申し訳ない、と胸が痛んで”結果として夫の留守を守り二人の子供をしっかりと育てたことは事実なんですよ。それでいいじゃないですか!

でも、奥様はこれから浮気をするかも知れませんよ。あたしの目にも熟女の魅力のある方ですから。。。

その気があるなら、これまでに浮気をしていますよ。例え浮気をしたとしてもね、長年離れて暮らしているから、相手を自分に縛り付けておこうなんて気持ちはないですよ。

そういうものなんですか?

レンゲさん、そういうことよりも、あなた自身の幸せな家庭を築くことを考えてみたらどうですか?あなたと家庭を持ちたいと思う男は、いくらでもいると思いますよ。

それならなぜ、あたしの前に現れないのでしょうか?

それはねぇ、あなたが家族の絆について真剣に考えていないからですよ。だから、見えるものが見えないんですよ。分かりますか?

また、“家族の絆”ですか?あまりしつこく言わないでくださいな。耳のタコが消えたら考えることにしますわ。


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