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性と愛のゆきつくところ? [愛と性の美学]

性と愛のゆきつくところ?




あなたと交わした愛


2005/08/19

あなたの全てがいとおしい

そのまぶたをくちびるで愛撫する

くちびるから全身にしびれるような

熱い波がひろがっていく

あなたをつつむやすらぎの光

おだやかな時がいつまでも流れていく

あなたに出会い

そして愛し合う

こんなに強く抱きしめた腕

ふたりは確かに結ばれて

身も心もとけあう

あなた ・ ・ ・

いとしいひと ・ ・ ・

あの出会いからわかっていた

夕べのしじまの中で

あなたと交わした愛が

とこしえに続くことを

愛している

今朝はすべてが澄み切って

誰にもじゃまはできない

by レンゲ

(『あなたと交わした愛』より)

デンマンさんは、また、あたしの書いた詩を持ち出して何を言おうとなさるのですか?

レンゲさんはイケないと思っている。でもね、こういう詩が書けるという事が何よりもレンゲさんが女として開花している証拠じゃないですか。

あたしは、女として花が開いているかどうかということをデンマンさんに尋ねたわけではありませんわ。

分かりますよ。清水君と毎日愛し合っているのにレンゲさんにはイケない。だからどうしてなのか?。。。ということを僕に聞きたいわけですよね。

そうですわ。

でもね、イクとかイケないということは、極めて個人的な体験ですよ。

そんなことは分かっていますわ。

だったら、その極めて個人的な体験の事を僕に尋ねたってどうしようもないじゃないですか?

でも、あたしはデンマンさんに。。。去年の夏。。。あのぉ~。。。デンマンさんのお部屋で。。。あたし、確かにイッタんです。上の詩はその翌日に書いたものですわ。

でもね、上の詩とレンゲさんがイッタこととは直接の関係はないんですよ。

ありますわ。あたし、デンマンさんの腕の中でイッタから翌日詩を書く気になったのですわ。

僕は何度も言うけれど、レンゲさんとエッチしたわけじゃないんですよ。レンゲさんは怖い夢を見たと言って僕の部屋に入ってきたんですよ。まるで8歳の女の子のように、べそを浮かべて僕の部屋にやってきたんですよ。そんなレンゲさんを見たら、むげに突き飛ばして追い返すわけにもゆかないでしょう?だから僕はレンゲさんに“怖がらないようにね。。。”と寅さんのように優しくハグしたんですよ。。。ねっ?そうだったでしょう?

そうかもしれませんわ。。。でも、。。。でも、。。。とにかく、デンマンさんのベッドの中で、デンマンさんの腕の中であたしはイッタんです。だから。。。あたし、。。。あたしは洋ちゃんの時にはどうしてそうならないんですか?

あのねぇ。。。、レンゲさんはね、清水君とだって、ちゃんとイッているんですよ。

イッてませんてばああああ。。。。

それはねぇ、レンゲさんの心がそう思っていないだけなんですよ。

どういうことですかあああ~?

Women fall into 'trance' during orgasm



The key to female arousal seems rather to be deep relaxation and a lack of anxiety, with direct sensory input from the genitals playing a less critical role.

The parts of the female brain responsible for processing fear, anxiety and emotion start to relax and reduce in activity.  This reaches a peak at orgasm, when the female brain’s emotion centres are effectively closed down to produce an almost trance-like state.

The male brain was harder to study during orgasm, because of its shorter duration in men, but the scans nonetheless revealed important differences. Emotion centres were deactivated, though apparently less intensely than in women, and men also appear to concentrate more on the sensations transmitted from the genitals to the brain.

This suggests that for men, the physical aspects of sex play a much more significant part in arousal than they do for women, for whom ambience, mood and relaxation are at least as important.

Men find it more important to be stimulated on the penis than women find it to be stimulated on the clitoris.

"What this means is that deactivation, letting go of all fear and anxiety, might be the most important thing, even necessary, to have an orgasm," Dr. Holstege said.

Times Online June 20, 2005
(ロンドン発行のタイムズ紙 2005年6月20日の記事より)

何ですの、この長い英文の引用わあああ~?

これを訳すと問題があるので日本語には訳しません。でも、ロンドンのタイムズ紙の記事から抜粋したものですよ。オランダの性科学者の実験に基づいた科学論文についての記事ですよ。

あたしがイケない事とどのような関係があるのですか?

僕はこの記事を読んでレンゲさんがエッチしたわけでもないのにイッてしまった理由が納得できましたよ。

どういうことですの?

僕は、レンゲさんがお漏らししたのかと思ったんですよ。セックスしたわけじゃありませんからね。おしっこなら、舐めればツンと沁みるような。。。刺すような味がありますからね。でも、おしっこと比べれば、かすかに甘い味がしましたよ。臭いはほとんどありませんでした。

デンマンさんは舐めたんですの?

シーツが濡れていましたからね。。。。確かめてみただけですよ。

イヤやわァ~、デンマンさんたらァ~。。。あたし、恥ずかしいわァ。。。

何もあなたが恥ずかしがることではないでしょう。

あたし、他の女性と比べて変わってますかァ?

だから僕もそう思ったんですよ。。。。上の記事を読むまではね。でもね、納得ゆきましたよ。

どういうことですか?

あの時の女性というのはトランス状態になる人も居るんですよね。日本では“失神する”と言うようですよね。定さんもイク時には同じように失神したことが伝えられていますよ。

前代未聞の阿部定事件が発覚すると、それは野火のように瞬く間に日本全国、津々浦々まで広がる勢いを示した。

各新聞は一斉に号外を出して「阿部定逮捕」を報じた。 このとき、国会では2つの委員会が開かれていた。 ところがこの号外を耳にした委員長は緊急動議を発令し会議を中断するほどだった。

委員会の全員が号外を手にして、それこそ世界大戦争が始まったかと思うほどに、血眼(ちまなこ)になって号外を読み耽った。

当然の事ながら阿部定さんが異常性欲の持ち主だと言う事が噂され、この種の噂は後を絶たない。 定さんと関係した男たちは、彼女がオーガズムに達すると体が震え出し、それから1時間近く失神していたと証言した。

中京商業高校の校長の大宮五郎先生は、最初に定さんと関係したとき、欲情した彼女の淫水が多いことに驚いて、病気ではないかと思ったと述べている。

定さんの精神鑑定をした東京帝国大学の村松常雄教授は、彼女を先天的なニンフォマニア(nymphomania:淫乱症)と診断した。

『阿部定事件の波紋と後半生』より

僕は女性がイク時に我を忘れて官能の奥へのめりこんでゆくという事は知っていましたよ。

でも、あたしは変わっているのですか?

特に変わっているとは思いませんよ。定さんだって女として本当に体の歓びを感じたのは28歳のときですからね。レンゲさんの場合も初体験は16歳のときだから、比較的早かった。でも、清水君とは毎日愛し合っているのにイケないと言う。ある意味ではレンゲさんも晩生(おくて)ですよ。

あたしもそうだと思っているんです。

僕は、レンゲさんをハグしながら頬擦(ほおず)りしたりキスしたり、。。。レンゲさんは8歳の女の子になりきっていましたからね、僕は妙な気分でしたよ。でも、そういうレンゲさんのことが実に可愛いと思いましたよ。。。だから僕は8歳の時の娘を可愛がるようにレンゲさんを可愛がっていた。。。そんな気持ちでしたよ。。。あなたは、なかなか僕を離さない。20分か、30分か、。。どのくらいあなたをハグしていたか、はっきりとは分からないけれど、気づいたら、あなたはトランス状態なんですよ。

あたしには、良くそういうことってあるんです。

僕はヨガもやるし、禅をやった事もありますがねぇ、精神をよほど“集中”しても“空”にしても肉体的な快楽の極地に到達する事って出来ないですよ。僕の修業が足りないのかもしれません。。。。でも、レンゲさんは僕にハグされて。。。頬擦りされてキスされて。。。可愛がってもらっているだけで。。。イッてしまったんですからね。。。

デンマンさん、そんな風に見つめないでくださいな、。。。火照(ほて)ってしまいますわアアア。。。。

レンゲさんは自己催眠をかけるようにトランス状態にのめり込める人なんですよ。上の英文の引用にもあるとおり、科学的にはレンゲさんのような女性が理想的なイケるタイプなんですよ。つまり、何もかも忘れてしまうほどに自我を高揚した官能の中に埋没させてしまう事が出来る。“頭の中が真っ白になる”というのはそういう状態なんだと僕は思いますよ。

でも、あたしは洋ちゃんとイケないんです。

でもね、レンゲさんは “全身が性感帯だからイキッぱなしなんです” と僕に話したことがありますよ。だから、レンゲさんが清水君とイケないと言うことを聞いたとき、冗談を言っているのかと思いましたよ。

マジで、洋ちゃんとはイケないんです。なぜでしょうか?

やっぱり心の問題ですよ。

デンマンさんは、すぐに心の問題だとおっしゃいますけれど、それでは何のことだか分かりませんわ。

じゃあね、分かりやすく説明しますよ。ちょっとこの絵を見てくださいよ。

何ですの、このオレンジ色の髪をした女の人は。。。?

女性だということは分かりますよね。じゃあ、一体、どのような女性に見えますか?

そうですわねぇ~。。。オレンジ色に髪を染めて、思う存分盛り上げちゃって。。。、気分を高揚させようとしている、ちょっとオツムがどうかしてしまったおばあさんのように見えますわ。うふふふふ。。。。

なかなか穿(うが)った見方をしますねぇ~。面白い見方ですよ。

デンマンさん。。。、こんな絵を持ち出してきて、一体何が言いたいのですか?この絵があたしと洋ちゃんの事に関係あるのですか?

あります。

だから、どういう風にですの?

それを説明するところですよ。では次の絵を見てくださいよ。

あらぁ~~。。。若い女の人も居たんですのね?

そうなんですよ。良く見れば、一つの絵の中に、若い女性と年取った女性が見えるように描いてあるんですよ。次の絵はどうですか?

若い女の人が居るのが分かりますわ。

上の絵を見たから、当然一つの絵の中に同じように若い女と年取った女が描いてあるのではないかと思いますよね。実際、そのように描いてあるんですよ。

どちらの絵も、ちょっと見ただけで可笑しな絵というか、ちょっと変わった絵だという事に気づきますよね。たいていの人がまず、おばあさんの方が見えてくるだろうと思います。絵の構図だとか描き方に、おばあさんの方が先に見えてくるようになっている。

それで、この絵があたしがイケない事とどのように関係して来ると言うのですか?

つまりね、上の絵はまったく一つなんですよ。分かりやすく2つの絵にして見せているけれど、もともとは一つなんですよね。要するに、一つの絵も、見方によって、若い女にもおばあさんにも見えてくる。この2つの絵に関する限りは構図の関係で、おばあさんの方が見えてくるのが普通かもしれない。でもね、中には若い女が先に見えて来た人も居ると思う。

人によって見えてくる人物が違うということですか?

そうですよ。年配の人には、おばあさんの方が先に見えてくることは良く理解できる。日頃から付き合っている人におばあさんやおじいさんが多いから、視覚的にもおばあさんの方に馴染みがある。でも、たとえば10代の少年にとっては、当然のことながら同じ年頃の女の子の方に関心が向きますよね。

つまり、若い女の子の方が先に見えてくるということですか?

そうですよ。レンゲさんも、そう思いませんか?

確かに言われてみれば、その通りだと思いますが。。。

この絵のことから、僕が何を言おうとしているか。。。分かりますか?

なんとなく。。。

僕が心の問題だというのは、この事ですよ。つまりね、若い女性が見えてくることが、仮に“イク”ことだとするなら、レンゲさんが清水君とエッチしているときには、“おばあさん”だけしか見えていないんですよ。

どうしてですか?

だから、心の問題だと言っているでしょう。。。

どういうことだか、まだ良く分かりません。

僕とレンゲさんは詩を通して心が触れ合っていますよ。レンゲさんは次のように書いていましたよね。

冗談ぬきで、舞い上がるような
いい気持ちです。


2004-8-16 19:46



ご苦労様、ありがとうございます。
バンクーバーでのわたしは、
デンマンさんにエスコートされて、
のびのびした表情をしていますね。
ここ大阪では考えられません。

あたしの精神年齢は32歳ですか?
大人ですね。
昔から思索にふけることが
多かったのですが、
そういった時に、
わたしは大人に
なれるのかもしれません。

でも、妄想にふける
中学生のわたしもいますが。
もうひとつ言えば、
不安にさまよう4歳のわたしもいます。

わたしの詩・・・
(自分では自慰行為と呼んでいますが)
人に見せるのも、
まして批評していただけるなんて、
全く初めてだったんです。

デンマンさんが感想を書いて下さって、
冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ちです。
ネットで公開してよかった・・・

デンマンさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。

わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

それにしても、わたしは幸せ者ですね。
この、“夢のバンクーバー”で、
わたしはデンマンさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございます。

質問の方もできるだけ早く、残りをお答えしますね。

by RENGE

『次元の違いとは端的に言うと』より

共感する、感動する。。。そういう心の触れ合いがあれば、エッチしなくてもレンゲさんだって舞い上がるような気分になれるんですよね。でしょう?清水君と舞い上がる気分にはなれない。なぜだと思いますか?

あたしと洋ちゃんは心が触れ合っていないとおっしゃるのですか?

まったく触れ合っていない、と言うつもりはないけれど希薄ですよ。詩に関する限り、清水君は全く興味がない、とレンゲさんも言っていましたよね?

そうです。詩には見向きもしませんわ。

それで、清水君は、何が趣味?

マージャンだとか、競馬、競輪です。

趣味はギャンブルなんだぁ~。

そうです。

あまり、いい趣味じゃないよねぇ~。。。で、他には?

特にありません。

テニスだとか、ゴルフだとか、ジョギングだとか。。。一緒にやるスポーツはないの?

特にないんです。

。。。つまり、なんですかぁ~。。。一緒にやる事と言えば、他にはエッチぐらいしかないということ。。。?

(レンゲさん苦笑しながらうなづきました。)

そうなんだぁ~~うへへへへ。。。。

デンマンさん、馬鹿にしたような笑い方はやめてくださいな。

別に馬鹿にしているわけじゃないけれど。。。何か他に共通の話題だとか趣味があるでしょう?

あたしも洋ちゃんも仕事で忙しいんです。

確かにねぇ~、直美も言っていたけれど、レンゲさんはほとんど休みを取らずに頑張っているんだってねぇ。。。売り上げトップの座をキープすることはそれなりに努力が居ることなんだろうけれど。。。、でもね、実は直美も心配していたんだよ。一生懸命やってくれるのはありがたいことだけれど、そのしわ寄せが清水君との生活に悪い影響を与えるんじゃないかってね。。。実は、僕も気にはなっていたんだけれど。。。

どうすれば。。。?

ファンディー(fundies)をはいてドライブする気持ちは分かるけれどさぁ~、もう少し心の触れ合いになるようなことはできないの?

とにかく、あたしも洋ちゃんも仕事で忙しいんです。洋ちゃんは残業があったり出張があったりで、あたしたちエッチすることで愛し合っていることを確かめているような。。。

でも、まだいいほうだよ。最近は、若いカップルの中にもセックスレスが増えているという記事をネットで読んだよ。そうなったら、またレンゲさんは落ち込みそうだからね。

たぶん。。。そうなると思います。

だからね、それほど深刻に考えずに、これからは休みを取るようにして、エッチ以外に何か二人で一緒にできることを考えたらどうなの?

でも、あたし、つらいんです。

でもね、レンゲさんはイケない体じゃないんだよ。レンゲさん自身も認めているじゃないか。“あたしの体は全身性感帯だからイキッぱなしなんです”と。。。そう僕に話してくれたこともあるんだから。。。レンゲさんは冷感症の女ではないんですよ。イケないとは言いつつも、レンゲさんは清水君と愛し合うことに悦びを見出している。決して冷凍されたマグロになって横たわっているわけじゃないんですよ。イケない女性が95%も居る、と言うこの数字の中には、レンゲさんのような女性も含まれていると僕は思いますよ。つまりね、体は十分に反応しているのに、オツムが反応していないんだよ。上の英文の記事の中で、イクためには “fear and anxiety” を無くす事が必要不可欠だと言っているんですよね。 今のレンゲさんには心配事がないように見えて、清水君との間には結構気がかりなことが多いんですよね。仕事が忙しすぎるとか、共通の趣味がないとか、要するに心が触れ合っていないんだよね。そういう心配があって、それを埋め合わせるようにエッチで愛し合っていることを確かめようとする。でも、心配しながら心配を忘れようとしてエッチしているから、オツムが反応しない。。。それで、ますます悪循環になってしまう。僕の言おうとしていることが分かりますか?

つまり、あたしには上の絵で言えば“おばあさん”しか見えていないんですね?

そうですよ。でもね、たとえ肉体的にイケなくても満ち足りた性生活を持つことができるんですよ。統計がそれを裏付けていますよ。95%と言う数字を信用するなら、イケる女性はわずかに5%だけだと言うことになる。イク事にこだわる女性がすべてなら、性生活満足度は5%と言うことになる。でも、実際には25.7%と言う数字が出ている。つまり、イケない女性でも性生活に満足している人が居るという事ですよ。

イクことだけが性生活の満足度を決める物差しではない、と言うのでしょう?

そうですよ。レンゲさんには“足るを知る”と言う気持ちが欠けているんですよ。こだわる必要のない事にこだわっている。やっぱり僕は、そう思っていますよ。ここで、気持ちをちょっと切り替えるだけで、上の絵の“若い女”が見えてくるんですよ。

だから、どうやって切り替えるのですか?

今すぐに、清水君と心の触れ合うような共通の趣味を持つことは無理だとしても、“足るを知る”と言う気持ちにはなれるでしょう?

要するに自分をだますのですね?満ち足りていないのだけれど、満ち足りていると思う。。。そういうことでしょう?

自己催眠と言うのはそういうことですよ。違いますか?ヨガだって禅だって、この煩雑な世界で精神を集中することによってオツムを“空”にする。考え方によれば、“自分をだましている”ことですよ。現実世界で、オツムを“空”にすることなんて不可能ですよ。でも、修行することによって、そのことに限りなく近づいてゆく。だから、禅をする人は、誰も自分をだましているなんて思っていませんよ。

とにかく、あたしには、そんな難しい事はできませんわ。

できますよ!

できませんてばあああ~

できます!だから、僕とエッチしたわけじゃないのに、レンゲさんはイッてしまったじゃないですかぁ~。。。? でしょう?

そ。。。そ。。。それは。。。

【ここだけの話しですけれどね。。。レンゲさんも少しは分かってくれると思います。でも、あなたがこの話を信じるかどうかは、また別の問題ですよね。うへへへへ。。。とにかく、レンゲさんの話はますます面白くなりますよ。これまでの話を読みたい人はリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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性の堕落と恋愛の自由 [愛と性の美学]

性の堕落と恋愛の自由


 

あなたは性的に抑圧されていませんか?

 




現在の日本人は性と愛の点で
額田女王が生きていた頃よりも
不幸なのではないか。。。?





茜(あかね)さす 

紫野行き

標野(しめの)行き 

野守(のもり)は見ずや 

君が袖振る


茜色の光に満ちている紫野(天智天皇の領地)で、
あぁ、あなたはそんなに袖を振ってらして、
領地の番人が見るかもしれませんわ。
後で、その番人が天智天皇に告げ口するかもしれませんわよ。

あなた(後の天武天皇)との間にもうける
十市皇女(といちのひめみこ)の母として
私は複雑な立場ですのよ。

葛藤の中で悩みながらも、
自分を高く維持し、
荒波に耐えて、
鮮やかに生きぬいてゆきたいのですわ。

あなたに、この私の気持ちがお分かりになるでしょうか?




あなたと交わした愛


2005/08/19

あなたの全てがいとおしい

そのまぶたをくちびるで愛撫する

くちびるから全身にしびれるような

熱い波がひろがっていく

あなたをつつむやすらぎの光

おだやかな時がいつまでも流れていく

あなたに出会い

そして愛し合う

こんなに強く抱きしめた腕

ふたりは確かに結ばれて

身も心もとけあう

あなた ・ ・ ・

いとしいひと ・ ・ ・

あの出会いからわかっていた

夕べのしじまの中で

あなたと交わした愛が

とこしえに続くことを

愛している

今朝はすべてが澄み切って

誰にもじゃまはできない

by レンゲ

(『あなたと交わした愛』より)


あら、あたしの詩が額田女王(ぬかだのおおきみ)の歌と比較されるなんて、。。。なんだかうれしいような、恥ずかしいような。。。

額田女王の歌は、雅(みやび)やかに詠(うた)っていますがね、その歌の内容はレンゲさんの詩とあまり変わりがないものですよ。

そうでしょうか?

そうですよ。額田女王はこの歌の相手、つまり、後の天武天皇との間に十市皇女(といちのひめみこ)を儲(もう)けているのですからね。雅(みやび)な歌の裏には、情熱的な“濡れ場”が隠されているんですよ。

でも、あたしがこの詩を読んだ前の晩、あたしはデンマンさんに抱かれましたけれど、“濡れ場”はありませんでしたわ。

ありましたよ。

いいえ、ありませんでしたわああああ~~

でも、レンゲさんは、シーツを濡らしたじゃありませんか?

それは。。。それは。。。

要するに、本当の心の触れ合いとは、エッチしなくてもイケルものなんですよ。うへへへへ。。。。

『本当に性の平等になってる?』 (2006年4月25日)より

デンマンさんは、こうして何もかも世界のネット市民の皆様の前でバラしてしまうのですね?

レンゲさんは恥ずかしいのですか?

いいえ、別に恥ずかしいわけではありませんわ。

だったら、いいじゃありませんか。何も恥ずかしいことではないのだから。。。

だから、恥ずかしいとは申し上げておりませんわ。

あれれえええ~~。。。なんだか、急に格調高く、“申し上げておりませんわ”。。。なんて言っちゃいましたねぇ~ へへへ。。。

そうやって、デンマンさんは、あたしをおからかいになるのですの?

別に、おからかいしていませんよ。

そういう言い方が、あたしをからかっているのですってばああああ。。。。

むしろ、そういう言い方こそがレンゲさんらしいんですよ。無理して“申し上げる”なんて使うことはないんですよ。

んも~~。。。あたしがデンマンさんにとって“心の恋人”であるならば、どうしてもっとそれらしくあたしを扱ってくれないのですかぁ~?

僕はレンゲさんを“心の恋人”として扱っていますよ。

いいえ、絶対にそうではありませんわ。デンマンさんは、あたしを堕落した女として見ていますわ。あたしがサカリのついた猫のように洋ちゃんと関係していると思っていますわ。

レンゲさんが勝手にそう決め付けているだけですよ。

いいえ、デンマンさんとのお付き合いも長くなりましたから、あたしにはデンマンさんの考えていることが分かっていますわ。性的に解放されているけれども、性的に堕落した女だと。。。デンマンさんはそんな風にあたしのことを思っているのですわ。

だから、何度も言っているように、僕の“心の恋人”が性的に堕落しているはずがないではありませんか?

だって、デンマンさんは、あたしと愛を完結してくれませんでした。

そんな事はないでしょう?レンゲさんが上の詩に書いたように、僕とレンゲさんは心と心が触れ合い、心と心が一つになったと書いているではないですか。

でも。。。でも。。。

でも、何ですか?

デンマンさんは、あたしと。。。あたしと、体を一つに。。。一つにしてくれませんでしたわ。

だから、大宮先生も次のように言っているでしょう?

夫婦は生活本意で、色事は夫婦の交りのためとは言え第二の問題である。
男女間でも色事は第二でなければならない。
心と心と触れ合って居ればそれで満足しなければならない。
俺はお前を見ればそれで安心するのだ。
お前は手を握っても直ぐ眼の色を変えるほど色情が強過ぎる。
男女一緒に寝ても自制出来るぐらい修養しなければならない。
俺は関係しないと思えば絶対関係しない。

『性の平等のボトルネック』 (2006年5月5日)より

どうして、ここで大宮先生の言ったことを持ち出すのですか?もう50年以上も昔の人ですわ。もう、とっくの昔に亡くなっていますわぁ~。アナクロニスティックですわぁ~。

あれれれ~。。。難しい英語を持ち出しましたね。。。やっぱり、レンゲさんは知的な人ですねぇ~。

デンマンさん、余計なことを言って話題をそらさないでくださいな。

話題を逸らそうなんて思っていませんよ。僕はレンゲさんが知的な人だと改めて感心しているんですよ。

あたしが知的であろうがなかろうが、そのような事は関係のないことですわぁ~。

関係ありますよ。なぜなら、僕は知的でない人を心の恋人にはしませんよ。改めて、レンゲさんが知的だと感じて僕はうれしいんですよ。うへへへ。。。。

んも~~。。。そうやって、デンマンさんは、あたしをコケにしていますわぁ~。

していませんよ。

していますってばあああ。。。おかしな笑い方をしているじゃありませんかぁ~~

僕は、感心するとこういう笑い方になってしまうんですよ。

とにかく、大宮先生の言った事は言わないでくださいな。50年以上も昔のことを持ち出しても意味がありませんわ。

レンゲさん、50年前だって、1+1 は 2ですよ。今と変わりがないんですよ。

それとこれとは話が違いますわ。

違いません。僕は、心と心の触れ合いというのは奥が深いという事を言っているんですよ。僕とレンゲさんは心の深いところで結び合ったのですよ。違いますか?深いところで心が結びついている。だから、体を一つにすることにこだわることはないんですよ。レンゲさんだって、ちゃんとイッタと言ったじゃありませんか?

でも。。。でも。。。それは。。。

まだ不満ですか?。。。それ以上何を求めたいと言うのですか?

デンマンさんは、先日の記事に書きましたわ。女性の“性”は抑圧されていると。。。

江戸時代から明治時代を経て、戦争中も女性の“性”は抑圧されていた。
結婚生活の中で女性が性的満足感を詠(うた)いあげるなんて、とても考えられなかった。
女は天皇の国家に奉仕する“家”の制度の中で“重い荷を背負わされ”、男に抱かれても、冷凍されたマグロのように寝床の中で、じっとして横たわって居なければならなかった。

実際、そのような教えを受けて、良家の女はマグロでなければならなかった。
このような『女大学』的な“教え”の中では“性の平等”など望んでも実現できる事ではなかった。
でも、もちろん当時の女性に不満がなかったというわけではないでしょう。

でも、その不満を口に出す事が出来なかった。
本音では不満でも、建前ではあくまでも『女大学』の“教え”を守らなければならなかった。

分かりますよね。
“建前”と“本音”!

日本に、こういう考え方が根付いてしまった背景には、“性の不平等”が長い間、日本文化の中に温存されていたからだと僕は信じているほどですよ。
僕の妻は京都出身ですが、旧家の生まれですから、お公家さんの流れをくむ、しつけの厳しい家庭に育ちました。
だから、本音と建前を使い分けるのがとても上手ですよ。
もちろん、京都出身の人がすべて本音と建前を使い分けるのが上手だと言うつもりはありませんよ。へへへへ。。。。

概して、日本では女性の方が昔から(性的以外にも)抑圧されていたので、本音と建前を使い分ける人が多いですよね。
もちろん例外は居ます。
大正昭和では阿部定さんなどは本音で生きた人でしょうね。
本音で生きた結果、あのような事件を起こしてしまった。

最近では、レンゲさんでしょうね。
ファンディー(fundies)をはいてパンツの中でつながりながら、高速道路を80キロのスピードで突っ走る。そうしながら清水君とエッチに夢中になってしまう。
まだ交通事故を起こしていませんが、このまま続けていれば、遅かれ早かれ事故を起こしてしまいますよ。
平均的な女性ならば、本音では考えていても、建前ではOKしないものですよ。

でも、レンゲさんは本音の人だから、ついついやってしまう。
阿部定さんのような事件になったら取り返しが付かないのですが、レンゲさんにはまだよく分かっていないようです。
だから、本音だけで生きるのも、このように問題がある場合もありますよね。

『性愛の自由の影に』 (2006年5月6日)より

僕は一般論としてそう書いたまでですよ。レンゲさんが性的に抑圧されているとは書いていませんよ。レンゲさんは本音で生きている人だと、定さんと並べて書いているでしょう?

でも、そのことが間違っていますわ。デンマンさんは思い込みが激しいんやわあ~。

ん?思い込み。。。?

そうですやんかあああ~。。。あたしと洋ちゃんがファンディーをはいて高速道路で80キロで突っ走ると書いていますやんかあああ~~

だって、そうしているんでしょう?

していませんてばあああ~ あたしは、はっきりとデンマンさんにそう言いましたわ。でも、デンマンさんの書き方を見ていると、あたしは無軌道で思慮分別に欠けた無謀な女にされてしまっていますわぁ~。 しかも、あたしを“堕落した女”とでも言うように次のように書いていました。

  レンゲさんと僕は、かれこれ2年間近くも“心の恋人関係”を保ってきたんですよ。
その間に、レンゲさんは何度かくっついては離れる関係を続けてきた椎名さんと別れた。
その後、野々宮さんと関係を結び、彼の“浮気”が原因で別れることになった。
現在の愛人の清水君は、僕がレンゲさんと知り合うようになってから3人目の男ですよ。

『性の開放と性の堕落』 (2006年5月7日)より

確かにそのように書きました。しかし、レンゲさんが“堕落した女”だとはどこにも書いてませんよ。

でも、デンマンさんはそう思っていますわ。 

なぜ、そう考えるのですか?

だって、デンマンさんは心と心の触れ合いを何度となくあたしの前で強調して見せますわ。あたしがサカリのついたメス猫のように男を求めていると、デンマンさんは、はっきりとは言わないけれども、そう思っているんです。だから、大宮先生が定さんに言ったことを持ち出して、あたしが体を一つにすることにこだわっていると、非難しているんですわ。

レンゲさんは僕を誤解していますよ。

そうでしょうか?

“堕落した女”を悪い女だとレンゲさんは思っているようだけれど、僕は堕落した女を必ずしも軽蔑しているわけではありませんよ。だから、たとえレンゲさんが堕落していたとしても、僕はそのことでレンゲさんを軽蔑したりしません。

でも、デンマンさんは言っていましたよ。“僕の心の恋人であるレンゲさんが堕落している女のはずがないでしょう”と。。。つまり、堕落している女はデンマンさんの心の恋人ではない。こうして、デンマンさんは堕落した女を軽蔑しているではありませんか。

それはね、“堕落”という言葉には悪いイメージが付きまとっているから、レンゲさんも僕を誤解してしまうんですよ。

だって、“堕落”という言葉には悪い意味しかありませんわ。

そうとばかりは限らないんですよ。

どういうことですの?

坂口安吾さんが終戦直後の1946年に書いた『堕落論』という本があるんですよ。その中で次のように書いています。

特攻隊の勇士はただの幻影であるに過ぎず、人間の歴史は闇屋となるところから始まるのではないか。
未亡人が使徒たることも幻影に過ぎず、新たな面影を宿すところから人間の歴史が始まるのではないか。
そして、あるいは天皇もただ幻影に過ぎず、ただの人間になるところから真実の天皇の歴史が始まるかもしれない。

(中略)

日本は負け、そして武士道は滅びたが、堕落という真実の母胎によって初めて人間が誕生したのだ。

(中略)

人間は変わりはしない。ただ人間へ戻ってきたのだ。
人間は堕落する。
義士も聖女も堕落する。
それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。
人間は生き、人間は堕(お)ちる。
そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。

散る桜のようにお国のために死ぬつもりであった神風特攻隊員が、出撃できないままに戦後のどさくさに投げ出されれば、もう、きれい事は言っていられない。お国はもう面倒を見てくれない。生き残った特攻隊員は、なんとか生きなければならない。焼け野原に働く場があるわけでもなく、闇市で働くしかない。夫を戦地に送り出し位牌の前に跪(ひざまず)いた妻が、いつまでも悲しみにくれているわけにもゆかない。やはり生きなければならない。自分に仕事がなければ、職のある男を物色したとしても、誰もその未亡人を責める資格はないでしょうね。そんな敗戦の表情は、単なる“堕落”に過ぎない、と言っているわけですよ。

つまり、堕落してもよいということですか?

良いとか悪いとかの問題ではなく、戦後のどさくさの中では生きてゆくことが問題だったんですよね。

戦後、人間が堕(お)ちることは当然の成り行きだったと。。。?

そういうことですよ。良くも悪くもない。当然の成り行きだった。“潔(いさぎよ)く”だとか“操(みさお)を守る”とか、女大学の教えが戦時中には厳しく言われたけれども、そう言われた頃の実際の軍国主義の日本は、不健全で病的だった。

戦後は病的ではなかったのですか?

確かに、ある意味では戦後は無秩序でいい加減なところもあった。退廃と放蕩とエロティシズムは、さまざまなレベルに現れた。カストリ文化などはそのイイ例ですよ。谷崎潤一郎や川端康成のような著名な作家は、戦時中、検閲を受けたため自由に書けなかった。ところが、戦後は官能の目利きとして再び脚光を浴びた。

人間性を取り戻した面もある、と言うことですか?

そういうことですよ。戦時中の“お国のため”という考え方から、個人の感情が何にも優ると言う考え方が次第に広がっていった。カストリ文化の色情的エロティシズムと個人主義が結びついた。全体主義には皆が飽き飽きしていた。退廃や性愛行為も悪いとばかりは言えないと思うようになった。何でも、お国のためと言って個人を犠牲にする戦時体験は“幻影的”なものに過ぎなかったのではないか?そう思う人が多くなった。むしろ、戦後社会の堕落の方が人間的で真実に溢れているのではないか?

デンマンさんもそう思うのですか?

僕は全体主義やファシズムは性分に合いませんからね。戦後を生きた人たちも、逆に、退廃し不道徳であることこそが真実であり、現実であり、最高に人間的な事なのではないか?堕落に対して謙虚になることによってのみ、もっと本物の道義性について考えることができるのではないか?

どういうことですか?

つまり、落ちる道を堕(お)ちきることによって、自分自身を発見し、自分を救うことができるのではないか?そう考えたのが坂口安吾さんだったわけですよ。

デンマンさんも、そう思っているのですか?

僕はとにかく全体主義は嫌いですからね。あくまでも個人主義に固執しますよ。そういう意味では坂口安吾さんの堕落論には共感しますね。個人レベルで真の主体性が日本人の心に宿らない限り、我がままな今の日本の政治家がやっている無気力で無責任な政治に対抗できないと信じていますよ。

それで、あたしの堕落のことはどうなるのですか?

戦後のあのどさくさの中の退廃と堕落の中にも真の人間性への回帰があったように、レンゲさんが一見、男を渡り歩いているように見える“堕落”の中にも救いがある、と言うことですよ。

落ちる道を堕(お)ちきることによって、自分自身を発見し、自分を救うことができる、と言うことですか?

そうですよ。

デンマンさんは、結局、あたしが堕(お)ちているという事を言いたいのでしょう?

僕はレンゲさんが必ず救いの道を自分で発見することができると思っているから、堕(お)ちてはいるけれど“堕落”しているとは思っていませんよ。
 
それで、あたしの救いの道とは?

だから、それはレンゲさんが僕との心の触れ合いの中で発見したでしょう?

そうでしたか?

そうやってとぼけている。でも、レンゲさんは、分かっているはずですよ。僕の言おうとしていることが。。。

分かりませんわ。

僕との心の触れ合いの中でレンゲさんは満ち足りたはずなんですよ。レンゲさんだって認めている。それに、しっかりとシーツだって濡らしたんですよ。でも、日本に無理やり連れ戻されたと言って、レンゲさんは、いまだに駄々をこねている。僕はそう思っているんですよ。違いますか?

(レンゲさん無言。)

【ここだけの話しですけれどね、今日も、ちょっぴり格調高かったですよね。なにしろ、心と心の触れ合いですからね。へへへへ。。。心と心の触れ合いで本当にイケるのか?それを信用するかしないかはあなた次第ですよ。とにかく、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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性の平等の裏側に。。。? [愛と性の美学]

性の平等の裏側に。。。?

額田女王(ぬかだのおおきみ)は
ホントに性の平等を
詠(うた)っていたのか?





  

『完全なる結婚』



オランダの婦人科医のヴァン・デ・ヴェルデ 【Theodoor Hendrik van de Velde (1873-1937)】 が1926年にドイツ語で出版した診療用マニュアルを翻訳したもの。
この大作は一部分が1930年に『完全なる夫婦』という題名で一度日本語に翻訳された。
その時の翻訳者は共産主義者で、出版社は好色本を乱造していた会社だったので不健全という理由で直ぐに発禁処分にされた。

しかし、発禁にもかかわらず『完全なる夫婦』は“性の解放”のバイブルとして左翼のインテリの間では名前が知られた。
ドイツ語版と英語版は19030年代と1940年代の初期には医学生や若い医者によく読まれた。

戦後、この全訳本が出てから直ぐに学術性の低い安い抄訳本が出版され、これがたちまちベストセラーの3位になった。

『完全なる結婚』の前提となっていた考え方は、“性交は結婚の基本”というものだった。当時としては非常に進んだ考えだった。

日本人の性意識に対するこの本の最大の貢献は、女性の“性感曲線”に注意を呼び起こし、前戯、後戯、オーガズムといった考え方や実践を強調した事であった。
性交において“男性は教師である”という彼の考え方は、今日では古めかしいが、結婚生活における女性の性交時の感覚や女性の性欲にこれだけの理解を示したことは当時、驚くべき事と思われた。

夫婦の性行為を正々堂々と論じる事が大衆にアピールしたため、これを真似して1949年に『夫婦生活』という雑誌が創刊された。
『夫婦生活』はたちまち月刊3万部を越えた。この雑誌があまりに評判となったため、カストリ雑誌の時代はこれで終わったと言われる。

『夫婦生活』が、それまでのカストリ雑誌と根本的に違うのは、結婚を性交に結びつける事によって、性交は恥ずべき行為ではなく正当な行為であって、男女が互いを分かち合い、互いに楽しむ事を両性の平等の象徴とした事である。

『完全な結婚』についてさらに知りたい人は次のリンクをクリックして読んでみてください。
“『完全な結婚』--本とビデオ紹介サイト”

SOURCE: 
“Embracing Defeat (Japan in the Wake of World War II)”
 published in 1999 by John W. Dower

戦後、女性が性的に“解放”されたのは、『完全なる結婚』だとか『夫婦生活』が出回った事がかなり影響したようです。
女性が“性の平等”に目覚めたのもこのような本や雑誌の影響を見過ごす事は出来ないでしょう。

しかし、現在、本当に性の平等になっているのか?

初めて『完全なる夫婦』が日本語に訳された1930年から数えて今年で76年目です。
戦後訳されて出版された1946年から数えても、60年の歳月がたっています。
しかし、残念ながら本当に性が平等になっているとは言いがたいですよね。
次の統計を見れば明らかです。

性生活満足度ランキング最下位は日本

AP通信によると、米シカゴ大学の研究グループが29カ国・地域を対象に実施した性行動・態度に関する調査の結果が、学術誌アーカイブス・オブ・セクシャル・ビヘイビアー4月号に発表された。
それによると、性生活に満足している人の割合が最も高かったのはオーストリアだった。
71.4%が「満足している」と答えた。
一方、最も低かったのが日本で25.7%だった。

上位5カ国は、オーストリア71.4%、スペイン69.0%、カナダ66.1%、ベルギー64.6%、米国64.2%。
下位5カ国は、タイ35.9%、中国34.8%、インドネシア33.9%、台湾28.6%、日本25.7%

ただし、この研究の対象者は40歳から80歳まで。

SOURCE: AP通信 (2006年4月19日)


結論(Conclusion)

A number of sexual problems were found to be frequent in this large sample of women and men aged 40-80. Physical, social/emotional, and relationship factors were all found to have a significant impact on the prevalence of one or more sexual problems. In addition, we observed an important gender difference: increasing age was more consistently associated with sexual problems among men. Thus, sexual problems among women and men appear to share similar correlates, but physical factors may play a larger role among men. However, as men age, there may be more psychological and relationship issues as well that influence their sexual satisfaction and performance.

性的問題で肉体的要素が占める割合は、年を重ねるにつれて男性の方に大きく影響する。
しかし、心理的な要素、パートナーとの人間関係が、肉体的要素と同様に性的満足感とパーフォーマンスに大きな影響を与えているようだ。

SOURCE: 
“Sexual Problems Among Women and Men Aged 40-80”

日本に本当に“性の平等”が根付いているならば、このような統計は表れないはずですよね。
なぜなら、心理的な要素、パートナーとの人間関係が、肉体的要素と同様に性的満足感に大きな影響を与えているようだと報告されている。
確かに、そうだろうと僕も思います。

僕は、5年ほど前に、長年連れ添った妻が夫のパンツを別々に洗濯すると言う話を聞いたことがあったので、現在の日本では妻が夫のパンツに対してどのような感想を持っているのか?ためしに調べてみたのです。

次のような感想を持っているんですよね。全部が全部とは言いませんよ。
でも、ちょっとネットで調べただけでも次のようなモノに出くわしました。

夫のパンツは雑巾と便座カバーと一緒に洗濯します。

夫のパンツを洗うために大学を出たんじゃないわ!

夫のパンツを見るとムカつく!

夫のパンツの中にムカデを入れておいたわ。

汚い夫とは、もう2年やってません。

ウンチの付着した夫のパンツを洗わされるのはもう嫌です。

私の横でパンツいっちょになった夫のパンツを見たら吐き気を催(もよお)しました。

夫のパンツは汚いから、捨てる割り箸でつまんで洗濯機に入れています。

夫のパンツと一緒に自分のパンツは洗いません。

最近、夫のパンツを見るのもイヤです。

つまり、上の満足度25.7%の数字の裏には、このような心理的な要素、パートナーとの人間関係が隠されているというわけですよね。
これは、もう性生活以前の問題ですよ。僕の言おうとしている事が分かるでしょう?

つまり、性的満足度は、夫婦の人間関係が反映されているということですよね。
本当に性が平等ならば、性生活満足度はもっと高くなるのではないだろうか?
要するに、性生活において性は平等ではないのではないか!
平等に満足感を得ていない!
性生活満足度が低いからこそ、夫のパンツに対してこのような感想を持つわけですよね。

諺に次のようなものがあるのをあなただって知っているでしょう?

“坊主憎けりゃ袈裟(ケサ)まで憎い”

これを言い換えれば、

“亭主に不満ならパンツまで憎い”

うへへへへ。。。。
こういう事になるのでしょうね?

つまりね、日本は戦後、焼け野原から経済復興を遂げて、経済大国になった。
ハイテク工業立国にもなった。
世界で有数の長寿国にもなった。
このことを自慢に思っている日本人は意外に多いですよ。

でもね、こうして性生活満足度の調査をすれば、日本人の夫婦生活が外国と比べてすっかり荒(すさ)んでいることが、はっきりと表れてしまう。
つまり、現在の日本では、不満を抱えている夫婦が4組に3組あると言う事ですよ!
 

昔はどうだったのか?

江戸時代から明治時代を経て、戦争中も女性の“性”は抑圧されていた。
結婚生活の中で女性が性的満足感を詠(うた)いあげるなんて、とても考えられなかった。
女は天皇の国家に奉仕する“家”の制度の中で“重い荷を背負わされ”、男に抱かれても、冷凍されたマグロのように寝床の中で、じっとして横たわって居なければならなかった。

実際、そのような教えを受けて、良家の女はマグロでなければならなかった。
このような『女大学』的な“教え”の中では“性の平等”など望んでも実現できる事ではなかった。
でも、もちろん当時の女性に不満がなかったというわけではないでしょう。

でも、その不満を口に出す事が出来なかった。
本音では不満でも、建前ではあくまでも『女大学』の“教え”を守らなければならなかった。

分かりますよね。
“建前”と“本音”!

日本に、こういう考え方が根付いてしまった背景には、“性の不平等”が長い間、日本文化の中に温存されていたからだと僕は信じているほどですよ。
僕の妻は京都出身ですが、旧家の生まれですから、お公家さんの流れをくむ、しつけの厳しい家庭に育ちました。
だから、本音と建前を使い分けるのがとても上手ですよ。
もちろん、京都出身の人がすべて本音と建前を使い分けるのが上手だと言うつもりはありませんよ。へへへへ。。。。

概して、日本では女性の方が昔から(性的以外にも)抑圧されていたので、本音と建前を使い分ける人が多いですよね。
もちろん例外は居ます。
大正昭和では阿部定さんなどは本音で生きた人でしょうね。
本音で生きた結果、あのような事件を起こしてしまった。

最近では、レンゲさんでしょうね。
ファンディーをはいてパンツの中でつながりながら、高速道路を80キロのスピードで突っ走る。そうしながら清水君とエッチに夢中になってしまう。
まだ交通事故を起こしていませんが、このまま続けていれば、遅かれ早かれ事故を起こしてしまいますよ。
平均的な女性ならば、本音では考えていても、建前ではOKしないものですよ。

でも、レンゲさんは本音の人だから、ついついやってしまう。
阿部定さんのような事件になったら取り返しが付かないのですが、レンゲさんにはまだよく分かっていないようです。
だから、本音だけで生きるのも、このように問題がある場合もありますよね。

これは余談ですが。。。、
でもね、古代の日本では、男と女が互いに平等な性の喜びを分かち合うと言う理想を、詩や散文の中で謳(うた)いあげていたんですよね。

どうしてそのような事が言えるのか?

額田女王(ぬかだのおおきみ)が次のような歌を詠(うた)っていましたよ。



茜(あかね)さす 紫野行き標野(しめの)行き 
野守(のもり)は見ずや 君が袖振る


原文:茜草指 武良前野逝 標野行 野守者不見哉 君之袖布流

意味: 茜色の光に満ちている紫野(天智天皇の領地)で、あぁ、あなたはそんなに袖を振ってらして、領地の番人が見るかもしれませんわ。後で、その番人が天智天皇に告げ口するかもしれませんわよ。

「君」は後に天武天皇になる大海人皇子(おおあまのみこ)、標野(しめの)は上代、貴族の所有で、一般人の立ち入りを禁じた領地。
この歌は大海人と額田女王との恋の歌とされている。

大化の改新から壬申の乱にかけて活躍し、万葉随一の女流歌人と言われた額田女王(額田王とも書く)は神に仕え、神祇を司る巫女であった。
彼女はまた絶世の美女とも言われていた。天智天皇・天武天皇に深く愛された。
彼女の生きた時代には、朝鮮半島への出兵があり、白村江(はくすきのえ)の戦いがあった。
飛鳥から近江への遷都、壬申の乱といった事件も起きた。
激動の歴史の中で、額田女王は、ひたすら自らの想いに忠実に生きた。

この歌には額田女王の性格が、生き生きと現れている。
美しく、才知にあふれ、強く情熱的な女性。
彼女は、巫女としての自分と、二人の天皇の愛の間で揺れ動く女としての自分、そして天武天皇との間にもうけた十市皇女(といちのひめみこ)の母としての自分という、複雑な立場からの葛藤の中で悩みながらも、自分を高く維持し、歴史の荒波に耐えて、鮮やかに生きぬいた。

つまり、額田女王が生きた奈良時代というのは、男と女が互いに平等な性愛の喜びを分かち合うと言う理想を和歌の中で詠(うた)い上げるという自由な気風があったということですよ。
奈良時代、平安時代の女は、江戸時代や明治時代の女よりも自由恋愛をしていた、と言うことができると思います。
少なくても歌の中で額田女王は自由恋愛の思いを謳(うた)いあげていますよ。そう思いませんか?

太平洋戦争中ならば、とても活字には出来なかったですよ。
二人の天皇を手玉にして“不倫”という自由恋愛をしている邪(よこしま)な女だというレッテルを捺(お)されてしまうのが関の山です。
これを印刷して出版したら、天皇制を侮辱するものだということで特高に捕まって拷問を受けるのがオチですよ。

ところで、額田女王の歌は、雅(みやび)やかに詠(うた)っていますがね、その歌の内容はかなりきわどいものです。
この歌の相手、つまり、後の天武天皇との間に、額田女王は十市皇女(といちのひめみこ)を儲(もう)けているのですからね。
雅(みやび)な歌の裏には、情熱的な“濡れ場”が隠されています。

この記事のタイトルは“性の平等の裏側に。。。?”というものです。
副題として“額田女王(ぬかだのおおきみ)はホントに性の平等を詠(うた)っていたのか?”と付け加えましたが、あなたは、この副題の意味するところに興味を持って、この記事を読み始めたのかも知れまんよね。
でも、初めに断っておきますが、情熱的な“濡れ場”は、もう出てきません。
だから、そのような事についてこれから長々と語るのではないか?と期待して読むと後でガッカリしますので、あらかじめ断っておくというわけです。うへへへへ。。。。

実は、僕はこの歌に極めて政治的なものを感じるのですよ。 
これまで、この歌の解説書を読んでも、政治的なものをこの歌から読み取ってクドクドと書いている人は、僕の知る限り一人も居ません。
つまり、この歌は愛の歌、恋の歌なんですよね。そう思われてきました。
でも、僕は、そのように単純には受け取れないのです。

なぜか?

それは、額田女王の生きた時代が極めて政治的に波乱に富んでいたからです。
“阿部定事件”について僕はかなりしつこく書いてきましたが、あの事件にも時代的な背景が色濃く出ています。
阿部定さんも時代の落とし子だったんですよね。
彼女があと10年遅く生まれていたなら、あの事件を起こしてはいなかったでしょう。

なぜなら、定さんは青春時代を大正デモクラシーの中で過ごした。
昭和11年5月5日に明治座で定さんは“つや物語”を見た。
これは泉鏡花が書いた新派の名作「通夜物語」のことです。
この原作品を定さんは読んでいたんです。
あの血なまぐさい事件は、この作品からヒントを得たと定さんは言っています。
詳しい事は次の記事を読んでください。
『愛は野バラのように』

定さんが10年遅く生まれていたら、青春時代を軍国主義の中で過ごしていた事になります。
つまり、軍国の母になる教育を定さんは受けたはずなんですよね。
「通夜物語」は軍国の母になるような人の心を揺さぶるような話ではないんですよ。

要するに定さんが過ごした大正デモクラシーを無視したら、あの“阿部定事件”を語れません。
ちょうどそれと同じように、額田女王が過ごしたあの政治的な波乱の時代を無視しては、額田女王の恋愛も語れない。
僕はそう思いました。
それ程、額田女王の恋愛には、その当時の政治的な背景が色濃く出ている。

僕が初めてこの歌を読んだのは高校1年生の古文の時間だったように記憶しています。
その時、奇異に感じたのは“額田女王は、どうして後の天智天皇でなく天武天皇の子供を宿したのだろうか?”。。。と言う事だったのです。

そんな事は人の好き好きではないのか?
誰が誰を好きになるかは、もちろん人の好き好きですよね。
でも、その当時の時代的背景を無視したら、やはりこの選択も可笑しな事になってしまいます。

たとえばですよ。政治家で誰が好きか?
太平洋戦争が華々しかった頃、後に首相になった東条陸軍大臣の積極的でハキハキしているところが気に入って、やがては首相になる人だろうと考えて、東条さんを政治家で好きな人にあげた人がたくさん居ました。だから、首相にもなった。

ところが、戦後はどうか?
東条さんは負け戦を推し進めた事でずいぶんと批判された。
ゴミ箱を覗き込んで大衆の生活度を見るとか、
ピストルで自殺して死に損なった事を馬鹿にする人だとか、。。。
とにかく、人気がすっかり反転してしまった。

このように、時代的背景が人の評価にも強く影響を与えてしまう。
額田女王の相手になる人物は、二人とも後に天皇になる人物です。
言ってみれば政治的人物です。

だから、政治的な背景を無視して人物を選んだとしたら、その女性は余程の愚か者としか言いようがありません。
しかし、額田女王は“美しく、才知にあふれ、強く情熱的な女性”だった。
どの解説書を読んでも、この女性が愚かだったとは書いていません。

ところで、僕は中学校の歴史の時間に“大化の改新”について学んだことがありました。
僕はとりわけ歴史が好きなわけではなかった。数学とか物理の方が好きだった。
本当に歴史が面白くなったのは社会人になって、松本清張さんとか司馬遼太郎さんの歴史小説を読むようになってからのことです。

でも、中学校の歴史の時間は面白かった。先生が歴史が好きな事が良く分かった。その話し方も熱を帯びて、僕は引き込まれるように聞き入ってしまうことも多かった。
“大化の改新”の話しも面白く聞いたものでした。
今から思えば、その先生は後に天智天皇になる中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)の熱烈なファンだったようです。
大化の改新を日本史の上でも大変重要な出来事として評価していたし、この皇子に関しては、ベタ褒(ほ)めにしていたものです。
先生の話を聞いて、確かにすばらしい人物だと言う事が僕にも良く理解できたものでした。
だから、僕も、中大兄皇子は聖徳太子よりもすばらしい人物だと思っていたものでした。

ところが、高校の古文の時間に額田女王の歌を読んだ。
僕にしてみれば、あれほどすばらしい中大兄皇子を選ばずに、額田女王は、後に天武天皇になる大海人皇子(おおあまのおうじ)を選んだ。
僕にはこの点が理解できなかった。
古文の先生も、その辺のところは良く説明しなかった。

そういうわけで、この事は僕には謎めいた事としてずっと後まで不思議な事としてオツムの片隅に残っていた。
ところが、高校を卒業して20年ほどたった頃に、僕は次の歌に出くわしました。

“金木(かなき)つけわが飼ふ駒は引き出せずわが飼ふ駒を人見つらむか”

これは孝徳天皇が詠(よ)んだ歌です。分かりやすいように背景を説明します。
天智天皇と実の妹は恋愛関係にあったという歴史学者が居ます。
僕は、そのような事もありうるとは思っていますが、天智天皇と実の妹が“恋愛”していたとは思いません。
一口で言えば、天智天皇は女性にモテルようなタイプではなかったからです。

しかも、実の妹を本当に愛していたなら、孝徳天皇に監視役として嫁がせるようなことは、初めから決してしないと僕は信じているからです。
孝徳天皇は中大兄皇子(後の天智天皇)の叔父にあたります。つまり、皇子の母親の弟です。
大化の改新をやり遂げた中大兄皇子と中臣鎌足(後の藤原鎌足)が相談して、いろいろな事情から、中大兄皇子がすぐに天皇にならない方が良いという事になり、後ろから操りやすい叔父を天皇にしたのです。
その監視役として皇子は妹をこの叔父に嫁がせました。
ところが、だんだんとこの叔父が皇子の言うことを聞かなくなった。

大化の改新より8年後の653年、孝徳天皇は遷都の問題で中大兄皇子と対立します。
孝徳天皇は都は現在の難波のままでよいと言うのですが、中大兄皇子は強引に大和へ都を移してしまいます。
孝徳天皇は天皇とはいえ、実権は中大兄皇子が握っています。つまり、孝徳天皇は実権を持たないお飾り天皇です。
しかし、いかに傀儡(かいらい)とはいえ、天皇です。しかも皇子の母親の実の弟(叔父)です。
その天皇を皇太子に過ぎない中大兄皇子が置き去りにしたのです。

その時、皇子は実の妹の間人(はしひと)皇后を無理やり連れて行ってしまったのです。
もちろん、これは僕の解釈ですが。。。

しかし、こんなひどい仕打ちを受けても、なおかつ歌心を忘れていないというところが、なかなかどうして、孝徳天皇は馬鹿にできない立派な人だと僕は感心させられます。
この時に詠んだ歌が上に示した歌です。
国文学者の吉永登さんは次のように解釈しています。

誰よりも愛していたお前を他人が奪ってしまったではないか。
お前は私を捨てて他の男のもとに走ったのではないか。

上の歌を見て、間人(はしひと)皇后が孝徳天皇を捨てたと解釈するのは間違いで、中大兄皇子によって捨てさせられたと解釈すべきだと僕は思っています。
そのように理解したうえで、上の歌をもう一度かみ締めて味わうと、次のようになるのではないでしょうか?

確かに事情はよく分かる。
しかし、結局お前は、夫であり、叔父である、私よりも、実の兄である、中大兄皇子の言うことに従って、私を見捨ててゆく。
人の世は、決してそういうものではないと私は思う。
だが、今となっては、嘆いたところで仕方がなかろう。

間人(はしひと)皇后は無理矢理連れて行かれたのだから、それも仕方がないのだろう。
孝徳天皇は、そのように諦めたのでしょうね。

僕がここで言いたい事は、政治と言うのは政治力、言い換えれば、権力だけで推し進めてもうまく行くものではないですよね。
結局、その政治家の人間性が問題になってきます。
ここで中大兄皇子の人間性を詳しく述べる事はしません。
関心のある人は次の記事を読んでください。
『定慧(じょうえ)出生の秘密』

要するに、中大兄皇子には実行力とやる気があるので、中臣鎌足がこの皇子と組んで実行したのが大化の改新だった。
しかし、もともと鎌足が目をつけたのは孝徳天皇になる軽皇子(かるのみこ)の方だったのです。でも、実行力とやる気がイマイチだった。
それで、中大兄皇子の方と組むと言う経緯(いきさつ)があったのです。

何事かを起こすには、やはり実行力とやる気ですよね。しかし、政治を行うと言うことになると人間性が問題になってきます。
この人間性を象徴する意味で僕は上の歌を引き合いに出したのです。
つまり、中大兄皇子(天智天皇)は、このようは非情な事をする人です。

この天智天皇の政治や生い立ちを調べてゆくうちに、いろいろな事が分かってきました。

■ 『天武天皇と天智天皇は同腹の兄弟ではなかった』

■ 『天智天皇は暗殺された』

■ 『天智天皇暗殺の謎』

僕が、この人物を調べながら感じた事は、天智天皇の人間としての非情さが浮き彫りにされてゆくんですよ。
それで、ハタっ。。。と思い当たったのが額田女王の歌だったわけです。
20年ぶりで額田女王の歌を調べなおしてみました。

すると、ジグゾーパズルの抜けていた箇所が埋め合わされてゆくように、天智天皇の人間像が額田女王の歌からも、よりはっきりと浮かび出てくるのです。
額田女王が、なぜ中大兄皇子ではなく大海人皇子を選んだのか?
20年以上、僕のオツムの片隅で不思議であったこの謎が氷解してゆくような思いでした。

額田女王(ぬかだのおおきみ)は建前で“性の平等”を詠(うた)っていたのです。
でも、本音では天智天皇の政治を嘆いていたんですよね。つまり、批判していたのです。
額田女王は、やはり人間を見極める目を持っていた才媛だったのです。
僕はそう思ったものですよ。

僕の考えすぎでしょうか?うへへへへ。。。。
あなたはどう思いますか?

ィ~ハァ~♪~!



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■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

おほほほほ。。。
卑弥子でござ~♪~ます。
絶対に、しつこいわよねぇ~~、
分かっていますわ。
でもね、デンマンさんが出なさいって言うんですよ。
どうして?と尋ねたのでざ~♪~ますのよ。
そしたら、今日の記事の話題は
あたくしがマスコットギャルをやっている
『新しい古代日本史』サイトに直結する話題だから、
宣伝しなさいっつんでござ~♪~ますのよ。
それで、また出てきてしまったのでざ~♪~ます。
おほほほほ。。。。
そういうわけですので、あたくしのことを
憎まないでくださいましね。
よろしくね。
では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。


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愛のコリーダって何? [愛と性の美学]

愛のコリーダって何?
 

デンマンさん、コリーダってどういう意味があるんですか?

レンゲさんは知っているでしょう?

全く知らないわけではありません。“闘牛”という意味があるようなことを聞いた覚えがあります。でも、本当にそうなのかどうか。。。デンマンさんにお聞きしたかったのですわ。

レンゲさんはスペインに行ったことはまだないのですか?

残念ながらヨーロッパに行ったことはないんですよ。あたしはスペインで闘牛とフラメンコの踊りをぜひ見たいと思っているんです。。。デンマンさん、いつかあたしを連れて行ってくれません?

自分で行けばいいじゃないですか?

一人ではつまりませんもの。それにあたしはスペイン語は全く知らないんです。

そうですか。。。レンゲさんと二人ならスペインヘ遊びに行ってもいいですね。

それで、いつ連れて行ってくれますの?

レンゲさん、いくらなんでも話が早すぎますよ。僕だって暇をもてあましているわけじゃないんですからね。

でも、ブログならどこに居ても書けるでしょう?

確かに、地球上のどこに居ても、ラップトップを持っていれば書けますよ。でもね、今すぐにバンクーバーを離れるわけにもゆきませんよ。

どうしてですの?

僕はブログだけを書いているわけじゃないんですよ。他にもやる事があるんですよ。

そうなんですの?

そうなんですのって。。。全く知らないようなことを言いますね。レンゲさんだって、こうして僕と話しをしているだけじゃなくて、“ブティック・フェニックス”の熊谷店長の仕事があるでしょう?

そうですけれど。。。

僕だってね、経営コンサルタントとしての仕事があるんですよ。

あら、そうでしたの?

あら、そうでしたの?じゃないですよ。レンゲさんだってバンクーバーに来た事があるんだから、僕が仕事をしているのを知ってるでしょう?

でも、デンマンさんはあたしと一緒のことが多かったですわ。仕事らしい仕事していなかったような。。。

だから、レンゲさんをもてなしていたんですよ。“退屈だから、どこかへ連れて行ってくれません?”。。。あなたは決まってそう言うんですよ。それで、仕事があって忙しいのだけれど、こうしてスタンレーパークへレンゲさんを連れて行ったわけですよ。

仕事があって忙しかったのですか?

そうですよ。レンゲさんが居たから、なかなか仕事ができなかったんですよ。

でも、そのようなことを一度もお話になりませんでしたわ。

だから、嫌な顔を見せずにレンゲさんをもてなしていたんですよ。

つまり、あたしはお邪魔だったわけですか?デンマンさんのお仕事の邪魔になっていたわけですの?

レンゲさんだって、知っていたでしょう?でもね、あなたは一人で居ると退屈で寂しいと言って僕のところに転がり込んできたんですよ。

でも、デンマンさんだってうれしそうでしたわ。

だって、嫌な顔をするわけにはいかないでしょう?

つまり、本当はあたしと一緒に居るのがイヤだったということですの?

レンゲさん、コリーダの話しをしているんですよ。レンゲさんが、こうして脱線するので僕の記事は長くなってしまうんですよ。

すいません。。。うふふふ。。。それで、コリーダって本当に闘牛って意味がありますの?

「闘牛」を意味するスペイン語は「コリーダ・デ・トロス」と言うんですよ。

長いんですのネ。。。

この言葉の直接の意味は「牛の走り」と言うんです。つまり闘牛とは「人間と牛との闘い」ではないんですよ。

牛の走りがどうして闘牛になってしまったのですか?

闘牛士がカポーテ、つまり、ピンク色のマントのような形の布や、ムレタと呼ばれる赤い布を使って牛を走らせるわけです。

牛が赤い色に興奮して突進してゆくわけですのね?

実わね、牛は赤い色に興奮して突っ込んでゆくわけじゃないんですよ。それは迷信なんですよ。

そうなんですの?

牛は動く物に反応するんですよ。だから、赤色の布じゃなくてもいいんです。青でも黒でも何でもいいんですよ。見所は、闘牛士(matador)が走り込んで来る牛を自分の体のすぐ脇を通過させる時に見せる技なんですよ。この技のことをパセと呼ぶんです。このパセをいかに決めるかが重要なんです。見せ所です。この部分が観客には、いわば闘牛士と牛の闘いとして映るわけですよ。

なるほど、。。。それで「走り」が「闘牛」ということになったわけですね。

まあ、そういうことですよ。

でも、「コリーダ・デ・トロス」と言うべきでしょう?「コリーダ」だけでも「闘牛」の意味になるのですか?

¿Quiero ir a una corrida de toros?
キエロ イール ア コリーダ デ トロス
闘牛を見に行きたいのですが。

¿Hoy hay corrida de toros?
オイ アイ コリーダ デ トロス
今日、闘牛はありますか?

¿A qué hora empieza la corrida?
ア ケ オラ エンピエサ ラ コリーダ
闘牛は何時に始まりますか?

上の会話で見るように、スペイン語では普通、闘牛のことを “corrida de toros (コリーダ・デ・トロス)” と言いますよ。でもね、文脈から分かる時には最後の文のように “la corrida” だけを使います。そう言うわけで、日本では「コリーダ」と言えば、「闘牛」と言う意味に受け取られるようですよ。でも、厳密には「走り」です。

ところで、“愛のコリーダ” は直訳すれば “愛の闘牛” と言うことになりますよね。あの映画がなぜそう呼ばれるようになったのですか?

それは作った大島渚監督に聞かないと分からないでしょうね。みすずさんが『なつかしの映画・TV番組(うら話)掲示板』で次のように書いていましたよ。

パリで見たときにはショッキングな映像に当てられて着物を見るという余裕がなかったのですが、今回、定が着ていた着物に惹かれるものがありました。

昭和の初期の着物ですから、羽織も着物も、ばっちりアンティック着物です。以前、「SADA」(監督は大林宣彦 阿部サダを黒木瞳)を見たときにも着物が可愛いと思いました。

定が長襦袢でいることが多く、長襦袢と半襟がなかなか渋くて華やかでした。とにかく赤が新鮮でした。コリーダというのは闘牛の意味があったと記憶してますが、その長襦袢の赤は、コリーダの意味を深めているようでした。

藤竜也さんが演じる吉蔵が、いいですね。もともと着物の似合う人ですよね。定と吉蔵でこもった旅館から、定が金を工面するために外出するのですが、吉蔵を家に返さないために吉蔵の着物を持って行く代わりに、定が吉蔵に長襦袢を貸します。生成り地に赤い柄のその長襦袢がまた、色気があるのです。

薄暗い日本家屋の中の赤、性愛の情念を表す赤がとても心に残る映画でした。

『私はパリでノーカット版を見ましたよ』より

みすずさんは「闘牛」から「赤」を連想しているんですよね。そして、その「赤」が映画の中で「性愛の情念」を象徴していると見たわけです。僕はなかなか面白い捉え方だと思いました。確かに、そのように解釈することも可能ですよ。一般的に闘牛と言えば、闘牛士の持つ赤い布が印象的ですからね。闘牛から赤を連想することは無理のないことでしょう。むしろ自然ですよ。

つまり、みすずさんは“愛のコリーダ” を “性愛の情念” と考えたわけですね?

多分そうだと思いますよ。

デンマンさんはどう思いますか?

「ソル・イ・ソンブラ」というスペイン語があります。直接の意味は「光と影(陰)」です。転じて「華やかさと哀愁」または「生と死」という意味も持っています。闘牛は、まさにこの「ソル・イ・ソンブラ」の世界ですよ。つまり、「生と死の芸術」です。

どういうことですか?

たとえば、闘牛の最初の入場行進の時や演技中に、生演奏で奏でられる『パソ・ドブレ』という曲があります。勇壮な中にも、どこか物悲しさを秘めた独特のメロディーなんですよ。「ソル・イ・ソンブラ」を象徴しているような気がしますよ。ちなみに、闘牛の開始時刻は、この“ソル・イ・ソンブラの時刻” つまり、闘牛場が日向と日陰で二分される時刻とされています。闘牛士は、巨大な“野生の”牛を前にして死と隣合せという極限の状況の中で、多彩なパセの技を華麗に演じて見せます。その一連の仕草は、究極の美の追求であり、闘牛士の自己表現ですよ。実際、上手な闘牛士の技は、バレエダンサーのように美しく芸術的です。華麗なパセを連続して見せる時には、あたかも闘牛士と牛とが舞っているように見えますよ。感動的です。

デンマンさんは何度も見たようですね?

そうですよ。スペインに居た時、一時闘牛に見せられたことがありましたよ。

やはりすばらしいですか?

そうですね。見ごたえがありますよ。闘牛士がパセを連発すると、観客はパセのたびに「オーレ!」のかけ声をかけて熱狂し、楽団も『パソ・ドブレ』を演奏して盛り上げます。まさに闘牛場全体が1つになって興奮の坩堝(るつぼ)と化す瞬間ですね。1度この雰囲気の中に身を置くと、闘牛にハマッテしまいますよ。

それで。。。?

僕は吉蔵と定がこの闘牛士と闘牛のように思えましたよ。

どちらが定さんですか?

もちろん闘牛士が定さんですよ。闘牛の吉蔵は殺されましたからね。

つまり、あの映画の中で演じられたものは“究極の美の追求であり、闘牛士の自己表現です”か?

そうですよ。定さんの愛の追求であり、定さんの自己表現だったと思いますよ。その過程で性愛の情念を燃やして情痴の世界に溺れてゆく。エロスの世界からタナトス(死)の世界へと迷い込んでゆく。定さんが警察に捕(つか)まらなかったら、おそらく定さんは自殺していただろうと思いますよ。闘牛とは「生と死の芸術」ですよ。だから“愛のコリーダ”とは“定と吉蔵の愛と性と死の世界”ですよ。僕はそのように見ています。

デンマンさんはどこであの映画をご覧になったのですか?

僕は7,8年前にバンクーバーで見ましたよ。バンクーバー・インターナショナル・フィルム・フェスティバルで上映したんですよ。ダウンタウンの Howe Street にある Pacific Cinematheque でやっていました。

英語ではなんと言う題名だったんですか?

“In the Realm of the Senses” でした。 日本語のタイトルとは感じがだいぶ違っていましたよ。僕は日本語のタイトルのほうが好きですね。英語のタイトルは“愛”が脱落しています。

このタイトルは日本語に訳すとどういう意味なんですか?

Realm: 領域、範囲、分野、部門

realm of art: 芸術の世界

realm of being: 存在領域

He is the leading figure in the realm of modern poetry.
彼は現代詩の分野の第一人者だ。


Sense: (名詞) 意味 (動詞) 感じ取る

Senses: 感覚

Appeal to as many senses as possible.
できるだけたくさんの感覚に訴えなさい。

Thomas has clearly taken leave of his senses if he thinks a computer is going to guide his love life.
コンピュータが恋愛生活を導いてくれると思っているのだとしたら、トーマスは明らかに気が狂ってしまったのだ。

When he wants to raise issues, he senses if the mood is right.
何か問題を提起したいとき、彼は雰囲気がそれにふさわしいかどうかを感じ取る。

John loses his senses of reality
ジョンは現実感を失う。

Mary lost all the senses of her body.
メアリーは体のあらゆる感覚を失った。

This exercise stimulates all the senses of your child.
この体操は、お子さんの持つあらゆる感覚を刺激します。

Realm と senses と言うのはこのような使い方をするんですよ。だから、英語のタイトルを直訳すると “感覚の世界で” と言う事になります。 意訳すれば “情念の世界で” とか “情痴に落ちて”と訳すことができるかもしれません。つまり、次の部分が強調されて海外では観客に受け止められたようですよ。

阿部定の嫉妬と情痴

5月16日、吉蔵と情交中刺激を求めるため、同人の頸部を腰紐で絞めたが、同人の顔面が充血したため吉蔵はこれを治療するために帰宅静養したいと被告人に告げた。

被告人はさきに一時吉蔵と別れた間の嫉妬の苦しみを経験していたので到底同人と離れるのに忍びず、さりとて吉蔵には妻子を振り捨て自己と同棲するまでの意思がないことを察知していたため、吉蔵を永遠に独占しようと同人を殺害する事を決意した。

5月18日午前2時頃待合「まさき」の「さくらの間」で熟睡している吉蔵の頸部に腰紐を二重に巻き付け、その両端を両手で強くひきしめて同人を窒息死させた。

吉蔵の死体に痴戯しているうちに、同人を完全に独占したいため、女性は妻といえども死体の局部に指一本触れさせたくないと思い、牛刀で吉蔵の○莖及び○嚢を切り取った。

さらに同人の右上膊部外側に被告人の「定」の名を刻み込んだ。その後、傷口の血を手指につけ吉蔵の左大腿部に「定吉二人」なる文字を書き、その寝床敷布にも「定吉二人キリ」という文字を書き残した。

切り取った○莖及び○嚢を懐に入れて同日午前8時頃同家から姿を消した。

『予審決定書』より

愛と言うよりも情痴の極限を描いているように受け止められたのではないだろうか?見終わってから英語のタイトルを見直して、僕はそんな感じを持ちましたよ。でも、僕自身は次のような感想を持ちましたね。

阿部定の愛と性の世界

この作品は「純粋な愛」「真実の愛」を描いたものだと言われてきた。しかし、24年を経てスクリーンを見ても、そこには濃厚な“愛”と“性”と“死”が描かれている。定が欲望のおもむくままに自分の体をむさぼるのをながめる吉蔵の目は、極限のエロスの世界に到達した“死人”の目だ。

二人が閉じこもる旅館の一室に満ちていたのは、初めはエロスであったかもしれないが、途中からエロスの極限を目指す死への欲動にすり替わっていたのではないか?

この作品は、これまでは「軍国主義が台頭する中、社会に背を向け、真実の愛に生きた二人」といった過度に政治的な評論をされてきた。こうした評論に対し、大島監督は「みんな馬鹿ばかりだ」と立腹していたらしい。

意外に男性よりも、多くの女性がこの作品に興味を示したことが取りざたされたが、女性も無関心ではいられない題材を扱っていたのだろう。

『愛のコリーダ 2000年版』より

感覚的にかなりショッキングな映像が多かったのだけれど、女性が無関心では居られなかったというのは、“真実の愛に生きた二人”という部分ではなかったろうか?。。。と僕は勝手に解釈したんですよ。つまりね、社会的な偏見だとか、道徳的なしがらみだとか、女性にいろいろと課せられた社会的な制約を振り切って、定さんが吉蔵に思いを寄せて、思いのままに愛に生きようとした。そう言うところが女性の心を捉えたのではないか?僕はそう思ったわけですよ。レンゲさんはどうでしたか?

あたしは次の場面がとりわけ印象に残りました。

石田と別れてから5月7日の昼頃、稲葉正武さんの家に行きました。さて寝ようとしたのですけれど、石田のことが思い出されてきて、今頃石田はお内儀とシコシコいい事をしているのだろうと想うと堪らなくなりました。

そして石田を帰してやるのではなかった、よくすんなり帰してやったものだと自分で自分を疑い、今度会ったらどんな事をしても帰すまいと思う程石田に執着した気持ちになって、どうすることも出来ませんでした。

夜寝てからも石田の事ばかり考えて寝付かれず、一層中野に行ってみようかしらとかんがえたりして、焼餅が焼けてなりませんでした。

8の日も同じような気持ちで一日暮しましたが、殊に昼間ラジオで清元の放送があったため、余計石田を思い出し中野へ電話をしようか活動でも見に出かけようかと思いながら二階で雑誌を読んだりウトウト寝たりして過ごしました。

でも吉田屋の様子を良く知っているものですから時計を見ながら手に取るように石田の生活が想像されるので、この時ほど嫉妬に苦しんだ事は生れて初めてです。

8日の晩も矢張り寝付かれず、夜中になる程癪に触って来て気がいらいらするので階下へ下り自分の襦袢を縫って居りました。お裁縫しながらも石田の事ばかり考え妾になんかなっても半分半分の生活をしても詰らないから夫婦になるより仕方がない、石田と夫婦になるには他所へ逃げるより方法はないが石田は逃げる人でもなし、などと考えると一層石田を殺してしまおうかとまで思いつめましたが、嫉妬からそのような色々な事を思うので結局とりとめない考えでした。

『自伝・阿部定の生涯 その4』より

分かりますよ。レンゲさんも同じような経験をしましたからね。

長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。


2004-07-21 10:11:08



一度の関係で終わろうと思っていました。
してはならないことをしてしまった、という思いと、これで完結した、という気持ちがあったからです。

でも、長い間モーションをかけ続けておいて、セックスして、「はいさよなら」なんて図々しい考えですよね。 結局わたしたちは、不倫関係に陥ってしまったのです。そして次第にわたしは苦悩に苛まれはじめました。

彼とは、毎日のように会っていました。
いつしか彼と会えない日は心に穴があいたように感じるようになりました。
これは、どんな恋愛でもあることだと思いますが・・・

でも、わたしの頭には、“彼がわたしと会わない=奥さんといっしょにいる”という図式ができあがってしまい、嫉妬に苦しむようになったのです。

そのうち、彼から「子供が大きくなったら(わたしと)いっしょになりたい」と言われました。
その時点ではその言葉は、彼の本音だったと今でも思います。
言葉だけでなく、彼の行動がそれを裏打ちしていたからです。でも、
“大きくなったらっていつ?”
“奥さんはどうするの?”
そんな疑問で頭がいっぱいでした。
そして、それと同時に彼の奥さんに対する嫉妬は、ますますふくらんでいきました。
現在だけでなく、彼らの過去の歴史、これからの生活などにも嫉妬の目が向くようになりました。

つまりわたしは、妄想に苦しめられていたのです。
そんなわたしは彼に対して、自分の妄想をぶつけはじめたのです。
不倫であれ、どんな関係であれ、相手から勝手な妄想をぶつけられたら、何を言えばいいのか、どうすればいいのかわからなくなる事でしょう。
その頃の自分の愚かさに、今でも情けなくなります。

わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。
そして、何かを得ようとも思っていました。
(念のため、モノではないです)
でも、彼との長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。

by レンゲ

『不倫の悦びと苦悩』より

レンゲさんは妻子ある吉村さんと関係を結び、ちょうど定さんと同じように嫉妬に苦しめられたんですよね。

デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

つまり、レンゲさんも惚れた女の弱みで吉村さんのことが諦めきれない、独占したいけれども独占できない。しかし、やがて別れなければならないほどに二人の中が険悪になってしまった。清水君とは同じ過(あやま)ちを繰り返したくないと思った。

あたしは洋ちゃんと不倫しているわけではありません。

分かりますよ。でも清水君から拒絶されたくないという気持ちは不倫の時と変わりがないほど強いですよ。だからこそ、清水君がファンディー(fundies)をはいてドライブしようと誘えば、レンゲさんはイヤとは言わないんですよ。嫌われたくないから。。。でしょう?

いけませんか?

ダメだとは僕には言えませんよ。でも、事故を起こしてパンツの中でつながりながらあの世に行ってしまう危険があることを知っている。しかし、それでもレンゲさんには清水君の危険なドライブを止めさせることができない。定さんが、危険なことも承知で吉蔵さんの首を絞めているようなものですよ。

デンマンさんは、。。。あたしも。。。あたしも、同じように洋ちゃんのお○ん○んをちょん切ってしまうと言うのですかああああ~~

僕はそんなことを言っていませんよ。

でも、これから言うつもりなんでしょう?
 
いや、僕は別に。。。

デンマンさんは、そうやって、またあたしを
馬鹿にするんですわああああああああ~~
 
【ここだけの話しですけれどね、またオシモがかった話でオチになりました。こういうところで終わらせるつもりではなかったのですけれど。。。へへへへ。。。とにかくね、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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下つきだねって言われて。。。 [愛と性の美学]

下つきだねって言われて。。。

女性の大切なものが上についているか下についているか?
そのことは昔から男性にとっては楽しい話題だったようです。

でも、実際には女性の大切なものと言っても、外陰部のことではなく膣の開口部の位置を問題にしています。
開口部が肛門から遠い場合を「上つき」、肛門に近い場合を「下つき」と呼ぶようです。

上つきは名器、下つきは淫乱などという俗説があります。

そういうわけで、女性がこの事を耳にすると、自分のものが上つきなのか下つきなのか、気になる人も居ると思います。
でも、これは医学的にはまったく根拠のないことだそうです。

ちなみに肛門から膣までの距離は、4cm程度であるのが一般的とされています。これが5cmだったり3cmだったりしても、ほんの微妙な差です。極端な違いはありません。

つまり、10cm離れているとか、1cmしか離れていないというようなことはないはずです。
だから、それほど気にすることではないと思います。

上つき、下つきが問題になるとすれば、セックスする時の体位やペ○スの挿入角度を工夫することで問題が解決するはずです。
膣の位置だけで快感が左右されるわけではありませんよね。
体の構造よりも、もっとも感じやすい体位をボーイフレンドと工夫することが大切だと思いますよ。

『医学的には根拠がないそうですよ』より

レンゲさん、どうしたんですか?浮かない顔をしていますね。

洋ちゃんが気になる事を言ったんですよ。

どのような事を言われたんですか?

あたしのものは下つきだって。。。

それほど気にすることでもないでしょう。

でも、気になりますわ。

気にするから気になるんですよ。忘れてしまうことですよ。

忘れることができないから、気になるんですわ。

だから、他の事を考えるんですよ。

他の事を考えても、またすぐに気になって考え込んでしまうんですわ。

どうしてそれ程、気になるのですか?

だって、下つきの女は淫乱だと言われているんですよ。性的に無軌道で手に負えない女だと言うことですわ。

レンゲさんは自分でもそう思っているんですか?

んも~~。。。デンマンさんは、あたしが気にしている事をそうやってグサリと言ってのけるんですわ。

僕は尋ねているだけですよ。断定しているわけじゃありませんよ。

でも、デンマンさんだってそう思っているのでしょう?

僕は、レンゲさんが下つきだとは思っていませんよ。

。。。つうことわあああ。。。デンマンさんはあたしの知らないうちに、あたしの大切なものを調べたのですか?

いや、そういう。。。そういうわけでは。。。ないですよ。。。調べただなんて。。。なんと言うか。。。

なんですの?

レンゲさんは、また忘れてしまったのですかぁ~?



変わっていると言えば、あなたは長風呂ですねェ~。一時間ぐらい風呂に入っている人は居ないわけじゃないですよ。でも、あなたの場合は2時間ですよ。

2時間も、お風呂に入っているわけではありませんわァ。

だから、僕は心配になったんですよ。

なぜですの?

なぜって、決まっているじゃないですか!1時間たっても出てこない。僕はあなたがのぼせて、ひっくり返っているんじゃないかと思ったんですよ。

ひっくりかえったのなら声を出しますわァ。

だから、どうしているのかなと思うじゃないですか。それで、僕は気になって見に行ったんですよ。そしたら。。。。

あらっ、見たんですの?

見たんですのって、あなたはバスルームのドアを開けっぱなしでしたよ。

湯気が立ちのぼってバスルームに一杯になると私はのぼせてしまうんですよ。だから少し開けておくんです。

だったら、換気扇を使えばいいじゃないですか?

あのブーンという音がイヤなんですのよ。

とにかくあなたは変わっていますよ。風呂に入ったあとで変わった美容体操をするのですね?

あら、見ましたの?

見ましたのって、見えますよ。ドアが開けっ放しなんですからね。

ノックすればいいじゃありませんか?

だって、半分以上開いていたんですよ。だから僕は、てっきりあなたがもう出て、買い物にでも行ったのかと思いましたよ。そしたら、あなたは鏡の前で裸のまま逆立ちしているんですよ。

どうして声をかけてくださらなかったのですかァ~?

かけられませんよ。僕は、もうびっくりしましたよ。見てはならないものを見たと思いましたからね。声をかけると、お互いに気まずい思いをするのではないかと思ってね。

それで、ずっと見ていたのですか?

いや、別に見る気はなかったのですよ。。。

でも、見ていたのですね。。。?

み、。。見る、。。。見る気は、。。。なんと言うかあァ、。。。。でも、そういうことになりますよね。へへへへ。。。。ああいうものはいつでも見られるというものではないですからねェ。

どうして声をかけてくださらなかったのですか?

だから、言ったでしょう。声をかけられませんよ。僕は度肝を抜かれてしまったんですから。。。びっくりして、金縛りにあってしまいましたよ。あなたのようなきれいな人が素っ裸で逆立ちしているのですからね。

イヤですわァ~。。。見せたくないものを見られてしまって。。。んっも~~。

だから、そういうところが、ちぐはぐだと言うんですよ。見られるのがイヤなら、ドアを閉めておけばいいじゃないですか?あなたほどの知性のある人が、あのようなうかつな真似をするのですからねぇ~、僕は半ば呆れてしまいましたよ。

デンマンさんが見るとは思いませんでしたもの。。。。

僕だって、見たくて見たわけじゃないんですから。。。。

それで、どの辺までご覧になったのですか?

どこまでって。。。そうですねェ。へへへ。。。逆立ちして両脚を左右に目一杯に広げるところも見ました。 あなたは良く、あんなことができますねェ~~。体がものすごく柔らかいんですねェ~。僕は驚きましたよ。。。って言うかああああ、感心させられましたよ。

いやですわあああ、ふんとにモォ~~。

それで、どうしてああいう変わった美容体操をするのですか?

最近運動不足ですから。

しかし、何も風呂場で逆立ちすることはないじゃないですか?あぶないですよ。ところで、日本ではああいう体操が、最近はやっているのですか?

別に、はやっているわけではありません。私は高校の時に体操部に居たんですよ。それで、あんな風に。。。。

たれているお尻を引き上げるために逆立ちしていたわけですか?しかし、あんなことをしたって、あまり効果があるとは思いませんけれどね。

。。。(中略)。。。

デンマンさんは、そう言いながら内心ではあたしのことを馬鹿にしているんやわァ。菊ちゃんのエピソードを話したあとで、このようなあたしの恥ずかしい事をわざわざ書いている事が何よりの証拠ですわ。

違いますよ。僕は別にあなたをケナしているのでも、馬鹿にしているのでもありませんよ。実際、僕は、風呂場のドアを開けっ放しにしたまま、あなたが素っ裸で逆立ちしているのを見て、ものすごく感動したんですよ。

どうしてですか?

どうしてって、あんなことをする女性は僕の思い出す限りこれまでに誰も居ませんでしたよ。

つまり、風変わりな女だと言いたいのでしょう?あたしはサーカスの見世物のような女だと言いたいのでしょう?

ほら、そうやって必要以上に、自分が馬鹿にされていると思い込もうとする。あなたの良くない所ですよ。

だってぇ~、そうじゃありませんかァ~、デンマンさんはそう思っているのでしょう?

違いますよ。バスルームのドアを開けたまま、あのようにして逆立ちするということは、僕を信頼しているから出来るのだと僕は感じたんですよ。その信頼を裏切ってはいけない、と僕は何度も自分を戒めたものですよ。僕が言おうとしていることが分かりますか?

いいえ、そのような回りくどい言い方ではあたしには分かりませんわ。

つまりね、あなたはとてもきれいで魅力的な人なんですよ。それに若いし、ピチピチ、ムチムチしているし。。。ジューンさんが豊胸の持ち主だとあなたは言ったけれど、レンゲさんだって、結構大きな形のいいオッパイしているんですよ。しかも、着やせするタイプのあなたは、腰のあたりがむっちりして、あなたが逆立ちして両脚を広げたときなど、僕はもう目が離せませんでしたよ。心臓が張り裂けてしまうかと思うくらいドキドキしてしまって、。。。僕の言いたいことが分かりますかァ~?

いいえ、分かりません、はっきりとおっしゃってください。

僕はあなたが思うほど聖人君子ではないんですよ。だから、きれいな女性の裸を見れば、当たり前に欲情もするのです。しかも、菊ちゃんは絶対に見せようとしなかった桜の花びらを、レンゲさんは両脚を広げた時に惜しげもなく開いたチューリップのようにして見せてくれたんですからね。



あたしはデンマンさんに見せようとして、ああしたわけではありませんてばあああ~~。

とにかく、僕が10歳若ければ、あなたに飛びついて行ったかも知れませんよ。

どうして飛びついてこなかったのですかァ?

そ、。。それは。。。それは。。。あなたが僕を信頼しているからじゃないですかァ~。。。でもねぇ~、問題はここなんですよ。。。。レンゲさんのことを良く知らない男は、レンゲさんが誘っていると鼻の下を伸ばしてしまうんですよ。

つまり、あたしが男の人に抱かれたいので、無意識のうちに誘っていると。。。?

そのように思われても仕方が無いでしょう?直美ならバスルームのドアをロックして入りますよ。でも、あなたにはそのような警戒心が全く無いんですよ。つまり、性的に自分を守ろうとする気持ちが全くないんですよ。もちろん、僕が信頼できる男だと思ってくれていたんだろうけれど、それにしてもあまりにも無雑作と言うか無警戒ですよ。けれど、レンゲさんの頭の中では、そのことが当たりまえになってしまっている。

当たり前になっているわけではありません。デンマンさんと二人だけだから、あのようにしたんです。

だから、そこが普通ではありませんよ。バスルームのドアを半分以上開けたままで風呂に入った女性はこれまで一人も居ませんでしたよ。

『愛することに目覚めて。。。』より

デンマンさん、ずいぶん長い文章を引用しましたねぇ~~。。。あたしが“はしたない女”だということを、この記事を読む人に印象付けたいのでしょう? そういう魂胆(こんたん)で長々と引用したんでしょう? いけ好かんわああああ。。。

僕をにらみ殺すような目つきで見ないでくださいよ。。。実を言うとね、あまり面白い話題がなかったものだから、このエピソードを持ち出したわけなんですよ。へへへへ。。。。

つまり、あたしをサーカスの見世物にしたわけなのですね?

そういうわけじゃないですよ。本当わね、下つきではないと僕が否定したのは根拠があることだと言いたかったのですよ。でもね、その部分だけを短く引用すると誤解を招きますからね。それで長々と引用したわけですよ。わかるでしょう? 僕はいい加減な事を言ってませんよ。これだけ長々と詳しく引用すれば、僕がレンゲさんの大切なものをしっかりと記憶に残したと言うことが分かると思うのですよ。。。へへへ。。。レンゲさんは、どう思いますか?

どう思いますかって、。。。これだけでは証明したことにはなりませんわ。

でも、僕はレンゲさんの大切なものを見たんですよ。その僕が下つきではないと言っているんですよ。。。それだけで充分じゃないですか?

だけれど、あたしは逆立ちしていたんですよ。あの状態では、デンマンさんでも良く分からないと思いますわ。

レンゲさんは、このようなことになると、ものすごく慎重になりますね。どうして、男と付き合い始める時に、それだけの慎重さを示して男を選ばないのですか?

それって、絶対にあたしに対する嫌味ですよね?あたしと関係した男たちは、すべてロクデモない男たちだと言っているようなものじゃないですか?

ロクデモない男たちだとは言ってませんよ。僕はレンゲさんがもっと慎重に男を見極めてから付き合ったらどうですか?。。。と言っているだけですよ。

でも、デンマンさんは一昨日あたしを“女業平”だと決め付けましたわ。

決め付けたんじゃなくて、在原業平の恋愛遍歴がレンゲさんの恋愛遍歴と似ていると言ったまでです。

あたしがたくさんの男性と関係したと言うことをデンマンさんは強調したのですわ。だから、あたしは洋ちゃんに下つきだと言われて、なおさら気になってしまったんです。

なんですかあああ。。。一昨日の記事を僕が書かなかったら、レンゲさんはそれ程、気にすることもなかったと言うのですか?

そうですわ。

要するに、僕があの記事を書いた事を責めているのですね?

はっきり言えばそうですわ。

はっきり言わなくても、そうなりますよ。。。でもね、僕はレンゲさんが、たくさんの男と関係を結んだからといって、レンゲさんが性的に無軌道だとは思っていませんよ。

でも、そのように誤解されてしまいますわ。

では、誤解されないように言いますが、レンゲさんは愛のない家庭に育ったから、“幼児的なふれあい”がレンゲさんにとって憧れになっている。その憧れが思春期を迎えるにつれて、レンゲさんを愛と性の世界に導いてゆく。レンゲさんはこのようにして16歳のときに坂田さんの腕に抱かれてハラハラ。。。ワクワク。。。どきどき。。。しながら桜の花びらを散らしたんですよ。この坂田さんがレンゲさんの恋愛遍歴の原型になっているんですよ。一見、レンゲさんの恋愛遍歴は無軌道のように見えて、実はそうではない。僕は次のように書いていますよ。

レンゲさんがホステス時代に“お客リスト”を作っていた。レンゲさんはクラブ・オアシスで働いていた30人の女性のうちでナンバーワンになったんですからね。レンゲさんがマジメに一生懸命ホステス業に励んでいたことが僕は理解できましたよ。どんな職業でもそうですが、トップになるためには、それなりの努力が必要ですよ。実際、“ちゃらちゃらして”いたら、ナンバーワンにはなれなかったと思いますよ。

。。。

“セックスから愛が生まれることもあります”と言ったんですよ。覚えているでしょう?

セックスから愛が生まれる事は、極めてまれにはあるかもしれません。でも、普通は逆ですよ。愛し合っている男と女がやがて結ばれる。そう思いませんか?ただし、レンゲさんが“セックスから愛が生まれる”事を体験したと言う事は僕には理解できますよ。でも、その愛はレンゲさんが求めていた愛ではなかったようですよね。

本当の愛を見つけていたなら、レンゲさんはベターハーフを見つけていたでしょう。でも、人生の伴侶をいまだに見つけていないですからね。しかも、レンゲさんは求めている愛を見つけることが出来そうにないと思ったから、ホステスの世界からきれいに足を洗ったんですよ。2度と戻らなかった。これからもレンゲさんは戻らないと思いますよ。

本当の愛があることをレンゲさんは信じている。信じきれないまでも信じようとしているレンゲさんが居る。しかし信じたいにもかかわらず、レンゲさんの目の前に現れる愛は、理想とする「愛の形」からはあまりにもかけ離れている。それでレンゲさんは絶望を感じないわけには行かない。これ以上どうにも出来ない愛に無力感を覚える。レンゲさんがホステスを辞めたのは、この事が真の理由だと僕は思っていますよ。

  『とこしえの愛って。。。 』より

つまり、無軌道のように恋愛遍歴を重ねているようだけれども、レンゲさんは“本当の愛”を捜し求めているんですよ。“失われた幻の愛”を追い求めているんですよ。在原業平もレンゲさんと同様、愛のない、しかも呪われた家庭に育ったわけですよ。そういうわけで、レンゲさんと同様に“失われた幻の愛”を求める強い願望がある。それで、俗説によれば3373人の女性と媾合(まぐあ)ったわけですよ。でも、記録を作るために、ただ単に女あさりをしていたわけではないんですよ。

デンマンさんは、あたしも淫乱な女ではないと信じてくれますよね?

もちろんですよ。たとえ、レンゲさんが下つきだとしても、淫乱である根拠とはならないんですよ。トップに引用された文章の中にも書いてあるでしょう。医学的な根拠はないんだと。。。

でも、洋ちゃんに、そう思われていると思うと。。。

だから清水君が間違っているんですよ。彼にとって、レンガさんは初めての女性なんですよ。でしょう? 

そうです。

だから、比較のしようがないじゃないですか?

でも、写真でたくさんの女性のものを見ていると。。。

写真と実物では比較になりませんよ。それに、性経験では清水君などとは比べ物にならない程、レンゲさんは経験を積んでいるんですよ。清水君に言われたからと言って、それ程気にするレンゲさんではないでしょう?レンゲさんは、坂田さんに抱かれた頃の16歳の乙女ではないんですよ。しっかりしてくださいよ。

でも、あたし、他の女性のものなんて、じっくり見たことなんてありませんもの、比較のしようがありませんわ。

だから、僕が言っているではありませんか。。。レンゲさんは下つきではありません。

デンマンさん一人だけですわ。

他の人も言ってますよ。

他の人って誰ですの?

“お客リスト”を見た時に書いてありましたよ。

どのように。。。

夕べ篠田さんと愛し合ったとき、レンゲちゃんは小股の切れ上がったいい女だねと言われました。
なんだか空に舞い上がるようないい気持ちでした。

このようなことが書いてありましたよ。

篠田さんなんて覚えていませんわ。

名前は僕もうろ覚えだから、適当に書いたまでですよ。でも、誰だか知らないけれど、レンゲさんと愛し合った時に“レンゲちゃんは小股の切れ上がったいい女だね”と言った。レンゲさんもそれを聞いて“空に舞い上がるようないい気持ちでした”と書いていた。 だから、レンゲさんだって分かっているんですよ。

でも、あたし、小股って良く分かっていないんですよ。とにかく、“いい女だね”と言われたし、響きが良かったので、満ち足りたセックスのあとの快感と重なって、いい気持ちだったんです。。。それで、小股ってなんですの?

意味も良く分からずに、空に舞い上がってしまったんですかあああ。。。うへへへ。。。

じらさないで教えてくださいな。

また、引用になるけれど、僕がすでに書いたので読んでみてよ。

小股の切れ上がったいい女

「小股」とは何か?

○ 「小首を傾げる」: ちょっと首をかしげる。
○ 「小耳にはさむ」: ちょっと聞いたことがある。
○ 「小股で歩く」: 歩幅をちょっと狭くして歩く。

最後の「小股で歩く」の「小股」と関係がありそうなのですが、「小股の切れ上がった」という場合の「小股」は歩き方とは関係がなさそうです。
切れ上がったというのですから、どこか場所と関係がありそうです。

相撲に「小股すくい」というのがあります。
この技は相手のすねから膝頭にかけての部分に手をかけて払うようにして倒すのですが、しかし、この部分と女性の美しさがどうかかわりがあるのか判然としません。

足袋をはいた足の親指と人差し指の間の部分という説もありますが、この部分が切れ上がるとどうしていい女になるのかが分かりません。

民俗学者であり、また古代史の研究でも知られている折口信夫さんは「女陰の陰裂の長さ」という説を立てました。
意味するところが分からないわけではないのですが、「長さ」が切れ上がる、という表現が適切とは思えません。

作家の井上ひさしさんは長編小説『江戸紫絵巻源氏』(文春文庫)の上巻で「小股が切れ上がる」について触れています。
井上さんがその道の古老に尋ねたところによると、小股とは股の付け根の切れ目のことを言うのだそうです。あそこのところの略図を「Y」とすれば、
「V」の部分が深く切れていて、しかも、斜め上方に長く切れ込んでいる女性のことを「小股の切れ上がった女」と称するのだそうです。
さらに井上さんは、次のように説明しています。

『Y』の『V』の部分が、深く長い切れ込みを有しているとは、具体的にはどういうことか。
簡単に言えば土手が高いのであります。

あの丘がこんもりと盛り上がっているわけであります。
したがって、万事に具合がよろしいのであります。


女性の性器と結びつけるのは、おそらく誰もが一度は考えてみるのではないでしょうか?
しかし、ちょっと考えてみてください。
もし女性の性器と関係があるなら、ある女性を見たとして、その女性が「小股の切れ上がった女だ」と判断する時に、その女性の性器を調べなければなりません。
しかし、そんなことはないわけです。
そうだとしたら、うかうかと「小股の切れ上がったいい女」だと口に出来ません。

日本語の良いところは、この辺をぼやかして「感じ」「情緒」「雰囲気」として受け止めることです。
上のべティーさんを見てください。
私にとって、「小股の切れ上がったいい女」というのは、イメージとしてはこのべティーさんのような体形が想い浮かびます。
これを英語にすると、きわめて直接的な言い方になってしまいます。
つまり、

“A nice gal with a shapely ass” 

とか 

“A pretty broad with a cute butt”

もし、知り合いに日本語の分かるアメリカ人がいたら、このべティーさんを見せて、ぜひ訳してもらってください。
先ずこのように訳すはずです。

カナダで20年以上暮らしていますが、私の今までの経験では、日本語にマッチしたうまい訳が思い浮かびません。
「小股の切れ上がったいい女」という表現には非常に日本的なものを感じます。

「水もひたたるいい男」という表現がありますが、これなども実に日本的な表現です。
英語に訳せと言われても、これには困り果ててしまいます。
このような日本語は言語学的に理解するというより感覚的にイメージするより仕方がないものだと思います。

『私版・対訳ことわざ辞典 (小股の切れ上がったいい女)』より

でも、この文章では、「小股」が何か?という事をデンマンさんは、はっきりと書いていませんわ。

はっきりと断定していません。でも、充分に示唆していますよ。

どういうことですの?

井上ひさしさんの書いたものを上で引用しているでしょう?これで充分に理解できるでしょう?

でも、デンマンさんは書いていますわ。女性のあそことは関係がないって。。。

確かにそう書きました。でもね、“日本語の良いところは、この辺をぼやかして「感じ」「情緒」「雰囲気」として受け止めることです”と、書いているでしょう? つまり、レンゲさんのチューリップを見なくても、この水着姿を見ただけでも、レンゲさんが小股の切れ上がったいい女だと言うことが“感じ”で分かるんですよ。

つまり、「小股」と言うのは調べてみるものではなくて、感じでつかむものだと言うことですか?

そうですよ。やっと分かってもらえましたね。

でも、洋ちゃんは。。。

清水君は、レンゲさんの大切なものをこと細かに調べつくして断定したわけじゃないでしょう?。。。感じで言っただけなんですよ。だから、気にすることはないんですよ。

だって。。。

篠田さんは、はっきりとレンゲさんのことを小股の切れ上がったいい女だと言ったじゃありませんか。僕だって、レンゲさんが小股の切れ上がったいい女だと思っていますよ。

あらっ。。。そうなんですのォ~?デンマンさんも、そう思いますゥ~?

もちろんですよ。

デンマンさんが、あたしのことを褒めるなんて珍しいですわね?また、何かあたしの気に障(さわ)ることを言うのでしょう?

言いませんよ。たまにはレンゲさんの笑顔を見ながらこの記事を終わりにしたいんですよ。へへへへ。。。。

【ここだけの話しですけれどね、僕は本当にレンゲさんと清水君が末永く愛し合う関係が続けばよいと思っているんですよ。でもね、毎朝、毎晩求め合う事がいつまでも続くわけがないんですよ。清水君がレンゲさんのことを下つきだ言ったことが、何よりもそのことを物語っているんですよ。悪い予感がしますよね。でも、このことは言えませんよ。。。また、レンゲさんが落ち込んでしまいますからね。とにかくね、この話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
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レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

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■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさんのスナップ写真集』

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


愛しちゃったのよ。。。 [愛と性の美学]

愛しちゃったのよ。。。




あなたと交わした愛


2005/08/19

あなたの全てがいとおしい

そのまぶたをくちびるで愛撫する

くちびるから全身にしびれるような

熱い波がひろがっていく

あなたをつつむやすらぎの光

おだやかな時がいつまでも流れていく

あなたに出会い

そして愛し合う

こんなに強く抱きしめた腕

ふたりは確かに結ばれて

身も心もとけあう

あなた ・ ・ ・

いとしいひと ・ ・ ・

あの出会いからわかっていた

夕べのしじまの中で

あなたと交わした愛が

とこしえに続くことを

愛している

今朝はすべてが澄み切って

誰にもじゃまはできない




(『あなたと交わした愛』より)

デンマンさんはあたしが書いたこの詩のことを覚えていますよね?

もちろんですよ。忘れる事が出来ませんよ。去年の夏、レンゲさんと不思議な体験をしましたからね。あたなたはその翌日この詩を書いたんですよ。

デンマンさんのお部屋に行ったとき、あたしは8歳の女の子になりきっていたとおっしゃいましたよね?

そうですよ。レンゲさんは、このような格好をして入ってきたんですよ。僕が、このような格好が好きだから、こういうものを身につけたとレンゲさんは言ったけれど。。。僕は正直言ってそのようなことを言った覚えは無いんですよ。いづれにしても、格好の事は言いませんよ。

でも、デンマンさんは、こういうのがお好きなんでしょう?

嫌いじゃないですよ。でもね、僕はリクエストしたわけじゃないんですからね。。。まあ、いいですよ。格好のことはもうとやかく言いません。とにかく、レンゲさんは怖い夢を見て眠れなくなったと言って僕の部屋に入って来たんですよ。

だって、実際そうだったんですもの。。。

でもね、レンゲさんは、もうすぐ30才になるんですよ。子供が一人や二人いたっておかしくないんですよ。そういう女性は、本来なら怖がる子供を抱き寄せて、“怖がることはないのよ”と言って慰めてあげる立場にあるんですよ。 

分かっています。

でもね、レンゲさんは“怖い夢を見て眠れない。 だから、一緒のお部屋に居させてくれ” と僕に言ったんですよ。

つまり、あたしは8歳の女の子のようだったと。。。

そのとおりですよ。愛する女である前に、レンゲさんは“幼児的なふれあい”を求めていましたよ。甘えたい、愛されたい。可愛がってもらいたい。そういうレンゲさんでしたよ。

デンマンさんは、あたしが書いた上の詩について次のようにおっしゃっていましたよね。。。

つまり、熟女の心の中では僕にハグされて感じたスキンシップがトランス状態の中で“愛”になり、それが上の詩になってレンゲさんの“幼児的なふれあい”への憧れを満たしているんですよ。

デンマンさん、かなり無理してこじつけているのではありませんか?

そんな風に聞こえますか?でもね、僕は上の詩の中で熟女に愛されている男が僕だと思い込むほどうぬぼれてはいませんよ。

熟女が愛していたのはデンマンさんではないのですか?

8才の女の子は僕に甘えているだけでしたからね。。。。

では、あたしの中の熟女は、一体誰を愛していたのですか?

レンゲさんとずっと幸せに暮らすはずだった坂田さんですよ。へへへ。。。。



あたしは坂田さんの面影を追い求めていると。。。?

僕はそう思いますよ。レンゲさんは16歳当時坂田さんにすべての希望を見出していたはずですからね。 

『愛と性のはざまに揺れて』より

確かに、このような対話をレンゲさんと持ちました。しかし、それがどうしたというのですか?

つまり、あたしがいつまでも8才の女の子のように甘えるんじゃなくて、熟女として愛しなさいとデンマンさんは言いたいのでしょう?

そうです。その通りですよ。“幼児的なふれあい”から、もう卒業してもいい頃ですよ。

だからあたし卒業しようとしているんです。

そのために清水君と抜き差しならない関係になったというのですか?

“抜き差しならない関係”が目的ではありません。結果としてそうなったまでの事ですねん。

あなたは清水君を自分の部屋に呼んだそうですね。

どうしてそんな事までご存知なんですの?

直美がそう言ってましたよ。

奥様だって野々宮さんをご自分のお部屋に通してお話しましたわ。

それは関係を結ぶためではなくて、あなたのことを話してケッチャクをつけるためにそうしたまでのことですよ。実際、野々宮さんは直美に説得されてたんですよ。それで、彼はレンゲさんと関わりを持たないようになったんですよ。

奥様は男性をお部屋に通しても良い。でも、あたしはいけない。。。デンマンさんはそうおっしゃるのですか?

ダメダと言っているわけではありませんよ。ただちょっと良識が欠けていますよ。

良識が欠けているって。。。どういうことですの?

だって、あなたはこのようなピンクのナイティーを着ていたんでしょう?

そうです。去年の夏、デンマンさんのお部屋に入った時に着ていたものと比べれば、良識のあるナイティーだと思いますけれど。。。

確かに、そうですよ。あのスケスケで、パンティーがスソから覗いているようなベビードルのナイティーと比べれば、よっぽどましですよ。。。でもね、仕事の関係で会う人とこのような格好であなたの部屋で会う事がまずいとは思いませんか?

いけませんか?

ふつう、寝る格好をして人と会うことはしませんよ。

でも、あたしの部屋の隣が奥様のお部屋です。妙なことにでもなれば、あたしはいつでも声を上げて助けを呼ぶことができます。

その妙な事になってしまったじゃありませんか?

妙な事ではありませんてばあああ。。。

つまり、レンゲさん、。。。あなたは、。。。そうなることを承知で清水君を部屋に呼んだのですか。。。?

そうではありません。。。なんと言うか、。。。なりゆきで。。。

成り行きでも、妙な事になったのであれば声を上げればいいじゃないですか?

そんなこと出来しませんわ。。。あたし。。。あたし。。。清水君を愛していましたから。。。。

つまり、何もかも分かっていて、あのような格好をして清水君をあなたの部屋に招いたわけですよね? そういうことですよね?

デンマンさんは、。。。あたしが“据え膳”を用意して清水君に抱かれたと。。。

そうですよ。これまでの話を聞けば、ほとんどの人がそう思いますよ。

あたしがまた“幼児的なふれあい”を求めていたとおしゃるのですか?

レンゲさんは意識して、そうしたわけではないでしょう。。。でもね、これまでの話を聞いていれば、そう言う事になりますよ。

でも、あたしは甘えたのではありません。清水君と愛し合ったとき、あたしは上の詩で書いたような気持ちであの子を愛したのです。熟女のあたしになって愛したのです。

つまり、8才の女の子ではなかったと強調したいわけですか。。。?

そうです。。。そうですわ。。。あたし、熟女になって愛したんですわ。。。あたし熟女でしたわあああ。。。

(デンマン、思わず苦笑してしまう)

どうして、。。。どうして、そのように可笑しくないのにお笑いになるのですか?

何も、それほどムキになって熟女を強調しなくてもいいですよ。あなたは器用な人ですね。

どういうことですかあああ?

出会いと追憶

2004 12/28 18:49 編集

冗談まじりの場合が多いけど、
…いるんですよね
…女性のレイプ願望を信じてる男。

あなたたち…マジでまとめて監禁して、
そりゃあもう、♪あんな事・こんな事・やりたい事いろいろ~♪
さんざん辱めて、どんなに赦しを乞うても、おまえには何の決定権もない!
およそ考えられる拷問を全て与えて、
ようやくご褒美をあたえてやろう。
でも、いつまでもわたしの足に、
ご奉仕はさせてやらない。
次は一頭づつおさんぽだよ。
おまえの身体には、
縄がくいこんでいるだけ。
四つんばいになって
かすれて血がにじんできた
オマエのひざは、
わたしへのみつぎもの。
後でたっぷりかわいがってやろう。

わたしは感動してしまった。
別の奴隷だけど。
コイツはあの汚らしいものを、
わたしの前で
決して放出しない。
そして、わたしはビールを飲みながら、
コイツに向かってグチを言う。

わたしが下らない話をしていても、
決して正座をくずすことなく、
神妙な顔で聞き入っていた。

まだまだいろんな人に会った。
わたしはとてもマジメに出勤していた。
目標があったから。
ちゃらちゃらしていられなかった。
わたしは、前方にギラギラしたお日様を
いつも目をそらさずに見据えていた。

by レンゲ

『日記に答えて』より

レンゲさんは、こうしてサディストになることも出来るんですよね。。。つまり、あなたは8歳の女の子になって男に甘えることもある。そして清水君の場合には、あなたは熟女になって愛したと言う。

いけませんか?

いけないと言ったところで、それがレンゲさんなんだから今さら駄目押ししたところで意味がありませんよ。それよりも、なぜレンゲさんがそうなってしまうのか。。。?そのことを考えたことがありますか?

どういうことですの?

この“出会いと追憶”というのはレンゲさんが“クラブ・オアシス”にホステスとして勤めていた頃のことですよね?

どうしてデンマンさんはご存知なんですの?

あなたは忘れているかもしれないけれど、日記に書いていましたよ。坂田さんと離れたりくっついたりして学校は休みがちになる。当然、あなたが通っていた高校でも問題になる。退学して私立高校に通うようになる。でも、あなたは、坂田さんのような人を求めてまた問題を起こす。家出を繰り返す。それでも、あなたは曲がりなりにも、大学に入学する。もともと、あなたは頭の良い女の子だったんですよ。しかし、お母さんに反抗するかのように、ボーイフレンドと同棲してしまう。教育ママゴンのあなたのお母さんは、結局、あなたを勘当してしまった。でしょう?

そうです。自活の道を余儀なくされました。学資をたたれましたから。。。あたしは自分で学資を稼がねばならなくなったんです。良い仕事なんて余りありませんでした。バイトをいくつかやりましたけれど、うまい仕事なんてありません。友達のススメで働き始めたのがクラブ・オアシスだったんです。

わたしはとてもマジメに出勤していた。
目標があったから。
ちゃらちゃらしていられなかった。
わたしは、前方にギラギラしたお日様を
いつも目をそらさずに見据えていた。

あなたは、こうだ!と目標を定めたら、やりぬくことが出来る人なんですよ。だから、去年の9月にブティック・フェニックスの熊谷店の店長になってわずか3ヶ月余りで15店中、売り上げでトップになってしまった。

野々宮さんがずいぶんと手伝ってくれましたから。。。

そうです。あなたにとって売り上げを伸ばしてトップの座をつかむことは野望だったんですよ。レンゲさんはこのようにも書いていたんですよ。

投稿日時: 2004-9-8 16:55

Re: レンゲなら、こういう下着で勝負しますよ

ずばり!Dを選びます!
意外ですか?思ったとおりですか?

それはそうと、上記の会話には
なかなかリアリティがあると思いました。
かわす言葉もそうですが、
わたしは、寂しがりやのくせに、
束縛やしがらみを
死ぬほど嫌っています。
一匹狼ですよね?

野心家というのも、大当たりです。
ひとたび、野心が芽生えたら、
自分を満足させるために、
異常なほどの努力をします。
なので、これまでの仕事上での評価は、
おおむね高かったと、感じています。

今は、何もかもが過ぎ去って、
廃人のような生活をしていますが。

結局何事においても、
極端から極端へ走ってしまうんです。
グレーゾーンのない人間なのです。

by レンゲ

『不倫の苦悩にもめげずに頑張ろうとしているレンゲさん』より

レンゲさんには、このように野心家の一面もあるんですよね。だからこそブティック・フェニックスでも3ヶ月余りで、他の店長をゴボウ抜きに抜いてあなたは売り上げでトップの座を獲得した。クラブ・オアシスでもあなたは30人余り居るホステスの中でナンバーワンに躍り出た。これがその当時のレンゲさんの写真ですよ。若くてピチピチしていた。しかも素人っぽくって素朴な美しさがある。それでいて洗練されたところもある。そういうところがお客さんの関心を誘った。それに加えて、話題が豊富でお客を飽きさせない。あなたは頭のいい女の子なんですよ。自分をどう演出してよいかも、ちゃんと心得ている。だから、ナンバーワンになることも時間の問題だった。

デンマンさんは、どうしてそのようなことまでご存知なんですの?

僕はあなたのことを調べましたよ。

どうしてですの?

あなたのことを理解したいからですよ。

デンマンさんは、あたしの事を誰よりも良く理解している。でも、それでいてあたしを愛してくれませんよね。どうしてですの?

レンゲさんが言う“愛している” “男と女が理解しあう” と言うことには “関係を結ぶ” と言うことが当然のように含まれている。でも、あなたはね、一度の関係では終わらないタイプなんですよ。だから、あなたが求めるような愛に、のめり込むことは出来ないんですよ。

あたしは、それほど関係を結ぶ事に、こだわっているのですか?

何度も書いたからもう書きませんが、『不倫の悦びと苦悩』を読めばそのことが良く分かりますよ。レンゲさんは、分かっているけれども止められない性格なんですよ。 でもね、知的なあなたはちゃんと知っているんですよ。“関係など結ぶ”必要のないことを。。。そのことを『家畜人ヤプー』を書いた日記の中で次のように述べていますよ。

そこまで人を駆り立てる物って何なんだろう?

2005 01/08 01:28

わたしは「家畜人ヤプー」の沼 正三氏を思い出す。
彼の思い描いた壮大なユートピア。
イマジネーションとリビドーが
彼を書かずにはおかせなかったのだろう。

彼は夜な夜なそのイメージの世界へと旅立ち、
恍惚の笑みを浮かべ、
自分が創り出した女神たちに奉仕し、
虐げられていたのだろう。

表の顔とのギャップが大きいほど、
秘められた場所での彼の悦びも、強く、
刺激的になり、
仮想ユートピアも、あざやかに、
現実のものとなっただろう。

それは、彼の知性が高かったために、
そのような壮大な世界を
得ることができたのであって、
凡人ならば、実際に血の通った“女神”を必要とするのだ。

by renge  


『たれてるお尻ってなかなか直りませんよね?』より

この本を読んでみたい人は次のリンクをクリックすると紹介サイトへアクセスできます。 『「家畜人ヤプー」紹介ページ』

これはあなたが書いた日記なんですよ。

そうです。

上の手記の「彼」をあなたに変え、「女神」を愛あるいは不倫に変えれば、そのままあなたに通用するんですよ。つまり、あなたの知性は凡人に比べると充分に高いから、不倫と言う関係を実際に結ばなくても、あなたは充分に愛に満ちた生活を送ることができるのです。要するに「あなたの知性が高かったために、そのような壮大な愛の世界を得ることができる」ということなんですよ。では、なぜあなたが不倫にこだわるのか?

なぜですの?

それはあなたが“退屈な生活がイヤ”だからですよ。 “退屈な恋愛がイヤ”だからですよ。 

。。。 (無言) 。。。

どうしたんですか?黙ってしまって。。。。

デンマンさんは、何もかも理性で割り切ってしまうのですか?去年の夏、あれほどロマンチックな夜をあたしのために作ってくれたのに、あたしのロマンをちっとも満たしてくれない。。。なぜですか?

それは、あなたの手記を読めば分かることですよ。また、あなたが不幸になるからですよ。同じことの繰り返しになるからですよ。そのような分かりきったことに再び陥(おちい)るということは愚かなことです。IQ140もあるあなたが、なぜ8歳の女の子になって甘えたりするのか?それは、あなたが分かりきっている愚かな過ちを何度も繰り返すからですよ。つまり、失敗に学ぼうとしないからですよ。

学ぼうとしています。

でも、退屈にうんざりしてしまうあなたが居るんですよ。そういう時に“幼児的なふれあい”への憧れが頭をもたげてくる。それでついつい。。。

どうして、そうなってしまうんでしょう?

何度も言うようにレンゲさんの生い立ちに関係しているんですよ。あなたは残念ながら不幸な家庭環境の中で育った。でもね、そのような環境に育ったのはあなたばかりじゃない。だから僕はグロリア・スタイナムの事を持ち出したんですよ。グロリアはあなたよりもっとひどい家庭に育っていますよ。あなたと、グロリアのことを比べるのはあまり意味がある事とは思わないけれど、参考にはなるでしょう。グロリアは、プレイボーイクラブのバニーになったこともある。あなたは、水商売の世界で蝶になったこともある。だから、あなただって、やる気さえあれば世界に羽ばたけるんですよ。ところで、グロリアの略歴に関心のある人は次のリンクをクリックして読んで下さいね。
『苦境から立ち上がった女 → グロリア・スタイナム』

デンマンさんは、“世界に羽ばたく”のがお好きなんですのね?

そうですよ。へへへへ。。。僕にとって、それは念仏のようなものですからね。何度も唱(とな)えていると、世界に羽ばたけるような気になってくるものですよ。あなたも、唱えてみてはどうですか?

いいえ、あたしはデンマンさんが良くおっしゃる“ラーメン”と言うお祈りの言葉を聞けば、おなかが一杯になりますから念仏は必要ではありません。

そう言えば、ハラが減ってきましたね。ラーメンでも一緒に食べますか?

この話の続きはどうするのですか?

腹ごしらえのあとにしましょう。。。。つうかあああ。。。この記事も長くなったので明後日にしますよ。

(すいませんね。腹が減ってしまいました。。。ここだけの話しですがねぇ、この話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。)

       
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レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『レンゲの悩みの数々。。。本当にわたしは悩みの宝庫です。。。』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさんのスナップ写真集』

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


愛することに目覚めて。。。 [愛と性の美学]

愛することに目覚めて。。。

 

女の夢



  久々にレンゲさんから意味のある返信をもらって、すばらしい「クリスマスプレゼント」をもらった気分ですよ。
かなり、しんどい思いをして書いたと言うことですが、この「しんどい」というのが医者に無縁の僕には理解が難しいところですよ。
それで、「デンマンさんは冷たい人」だと言う印象をもたれるんでしょうね。

僕は子供の頃から精神障害者とは触れ合っているんですよ。
精神障害者といってもレンゲさんとは比べ物にならないほど症状が進んでいますから、全く比べることは出来ないのですよ。
いわゆる、本当のバカといわれる人なんですね。

その一人に“菊ちゃん”という女性がいました。
もう亡くなりましたよ。
僕が中学生の頃に26歳ぐらいでした。

この人は本当に精神年齢が7歳なんですよ。
だから小学校も行っていなければ、中学校も行ってないんですよ。
つまり、放置されていましたよ。
でも、面倒見のいい家族がいて、菊ちゃん自身は幸せな人でした。

僕の母親は、とても人に信頼され好かれる人なんですよ。
だから、この「ばか」も僕のお袋になつきましてね。
お袋が手内職の仕事を菊ちゃんに教えました。
だから、よく僕の家に遊びに来ましたよ。

とにかく、人から馬鹿にされることが多い人だから、僕のお袋のように、まともな「女性」として扱い仕事を教えてくれる人に何か感じるのもがあったんでしょうね。
人間の尊厳を認め合う、ということは僕のお袋の「教え」でしたからね、僕も菊ちゃんのことを一人の7歳の「女性」として見ていました。
だから、この菊ちゃんが僕に対しても親近感を覚えましたよ。

僕の家が近所のかみさんたちの溜まり場のようになっていて、時々集まっては「井戸端会議」をするわけですよ。
もちろん、僕のお袋は菊ちゃんも仲間に入れるわけですね。

ある時、5人ぐらいのかみさんの一人が、こういうことを言ってからかったんですよ。
「菊ちゃん、アキラ(僕の名前)さんもそのうちお嫁さんをもらうからね、アキラさんのお嫁さんになりたかったら、今のうちにお母さんに頼んでおきな」
そしたら、菊ちゃん真に受けて、すぐに家へ跳んで帰りましたよ。

かみさんたちは爆笑でした。
僕は中学生でしたからね、爆笑が聞こえましたが、話の内容までは分からない。
後でお袋から聞かされました。

つまり、僕が何が言いたいかというと、
7歳の「女性」でも、お嫁さんになることは「夢」なんですよね。

その時は笑い話でしたが、7歳の「女性」でも「女の夢」を持っていた、ということを今から思い出すと考え深いですよ。
別に、レンゲさんと菊ちゃんの関連性はほとんどないんです。
ただ、「冷たい人」と言うレンゲさんの言葉を見た時に、この菊ちゃんのエピソードが思い出されたんですよ。

「いや、レンゲさん、デンマンは結構心の暖かい人なんですよ」ということが言いたかったんでしょうね。

『レンゲさん、返信ありがとね』より

デンマンさんが、なぜこの投稿を持ち出してきたのか、あたしには分かりますわ。

そうですか。。。分かりますか?

デンマンさんは、あたしをイジメたいのですか?

まさか。。。

でも、デンマンさんが上の投稿で言いたい事は、あたしに対する当てこすりですわ。。。そうでしょう?

いや、別に当てこすりをしようなんて思ってはいませんよ。僕は、レンゲさんが思っているほど心の冷たい男ではないんですよ。そのことを言いたかったんですよ。

いいえ、そうではありませんわ。

じゃあ、僕は何を言いたいと。。。?

あたしには不倫願望はあっても結婚願望はないんだと。。。デンマンさんは、そうおっしゃりたいんですわ。。。図星でしょう?

へへへ。。。レンゲさんは頭がいいですねェ~。

デンマンさん、妙な感心の仕方をしないでくださいな。

僕は何度も言っているようにレンゲさんを非難するつもりはありませんよ。なぜなら、僕はレンゲさんの不幸な生い立ちを知っているからですよ。レンゲさん自身ではどうにもならない家庭環境に育ちましたからね、僕とはかなり違う考え方をもっていますよ。特に、恋愛観だとか性に関する考え方には大きな違いがあるんですよ。

それで、デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

普通、結婚を前提に男女交際を考えるなら、レンゲさんのように1ヶ月や2ヶ月で抜き差しならない関係にはならないと思うのですよ。

デンマンさんは、また、時間的なことを持ち出していますわ。時間だけでは男と女の関係なんて分かりませんわ。1ヶ月の付き合いでも、とても深いところで心が通い合う場合だってあります。

そういうことも無いとは言えないでしょうね。でもね、野々宮さんとレンゲさんの関係で見たように、誤解に基づいて恋愛関係が破綻する事だってある。つまり、2ヶ月ぐらいで安易に肉体関係になってしまうと、見えるものまで見えなくなってしまうという事だってあるんですよ。

つまり、あたしは結婚の事も考えずに、安易な気持ちで、男の人の腕に身を任せてしまうと。。。デンマンさんはそう言いたいんでしょう?

それが、僕の印象ですよ。

“幼児的なふれあい”求めているだけだとおっしゃるのですか?

それだけだとは言いませんよ。でも、レンゲさんの口から結婚したいというような話を聞いたことがありません。。。いや、全くないと言うと語弊(ごへい)がありますよね。ほとんど無い、と言うべきでしょう。僕が思い出す限り、たった一度だけですよ。

たった一度?

そうですよ。レンゲさんが殺されそうになったと言う、その事件の男がレンゲさんと結婚したいと言うような事を口走った、とレンゲさんが書いていましたよ。それを聞いたときのレンゲさんの驚きと戸惑いのようなものが手記に書いてありました。その手記だけが僕の記憶に残っているだけです。

確かに、あたしには菊ちゃんが暖(あたた)めていたような“女の夢”はないかもしれません。でも、決して無いわけではありません。

その夢が希薄だと僕には感じられますよ。その夢の代わりにレンゲさんは小説的人生を歩んでいるんですよ。だから、危険が大きければ大きいほど、レンゲさんにとって魅力がある。。。違いますか?

危険を承知で。。。破綻する事をウスウス感じながら、あたしが男の人の腕の中に身を任せると。。。?

違いますか?

そんな。。。そんな事はありしませんわ。初めから破綻する事が分かりきった恋愛なんて。。。

でもね、レンゲさんが『不倫の悦びと苦悩』の中で書いていることはそういうことですよ。不倫する前のレンゲさんは、不倫が“お馬鹿さん”のすることだと分かっていた。でも、その分かっていたことが実際に自分の身に訪れると、分かっていたのに止められない。。。そうでしょう?

デンマンさんは、やっぱり、あたしをイジメたいのでしょう?

違いますよ。レンゲさんがまた悲しむような恋愛をして欲しくないと思っているだけですよ。

あたしと清水君のことは、デンマンさんが心配しているようなものではありません。

でもね、野々宮さんとの関係が破綻した時には、もう死にたいとまでレンゲさんは言っていたんですよ。

だから、その苦しみを乗り越えるために、あたしは清水君の中に愛を見出したのです。

でもね、なぜ、もう少し慎重に時間をかけて付き合わないのですか?

デンマンさんはあたしが尻軽女だと思っているのでしょう?

いや、。。。僕は、。。。何と言うか。。。そこまではっきりと言うつもりはありませんよ。でもね、レンゲさんの生い立ち、家庭環境、“幼児的ふれあい”への憧れ、。。。そのようなことを何も知らない人がレンゲさんの恋愛遍歴を読めば、レンゲさんはまさに“尻軽女”に見えてしまいますよ。

デンマンさんは、やっぱり、あたしを、。。。あたしをイジメたいやんかあああ。。。

違いますよ。

そうですってばああああ。。。

僕は、レンゲさんが、また悲しむのを見たくないだけですよ。。。って言うかあああ、レンゲさんに幸せになって欲しいんですよ。

今、あたし、幸せですわ。

でもね、その幸福感がいつだってレンゲさんの場合には長続きしないんですよね。。。違いますか?

あたしはそう思っていません。幸福感が長続きしないと思いながら恋愛する人なんて居ませんわ。そう思うなら、初めから恋愛していません。

もちろん、そうでしょう。。。でもね、レンゲさんの場合には結果として幸福感が長続きしない恋愛をしてきたんですよ。失敗を学ばずに、また同じような恋愛をするから、また幸福感が長続きしない。。。僕の言おうとしている事が分かりますか?

つまり、清水君の関係もまた破綻に終わるとデンマンさんは信じているのですね?

そうですよ。。。だからあああ~、そうならないように、レンゲさんとこうして話しているわけですよ。

分かりました。お話を伺いますわ。

ところで、レンゲさんは『おもいでの夏』という映画を見たことがありますか?古い映画ですよ。1971年にロバート・マリガン監督が作ったものですよ。

題名だけは知っていますが、まだ見たことはありません。どんな内容なんですの?

舞台は1942年のニューイングランドです。15才の少年がジェニファー・オニールが演じる人妻に恋をする物語ですよ。レンゲさんは16才で桜の花びらを散らしたわけだけれど、この少年は15歳で散らしたわけです。男だから、散らしたと言うより“筆おろし”をしてもらったと言う方がいいでしょうね。

デンマンさんは、いくつのときに筆おろしをなさったんですの?

19歳でした。

どなたと?

だから由香さんとですよ。すでにレンゲさんには話しましたよ。由香さんに関心のある人は次のリンクをクリックして読んでみてください。
『レンゲさんがすばらしい人とめぐり合えるように!』

それで、その映画は?

人妻役を演じたジェニファー・オニールがなんとも美しかったですよ。 話はずいぶん昔のことなんですよ。太平洋戦争で南方の戦線に従軍した夫が日本軍と戦って戦死してしまうんです。その公報が届き悲嘆にくれるその日に人妻は自分に憧れている少年を受け入れるんです。つまり、まだウブではあるけれども、この人妻を成熟した女の理想としてとしてあこがれ、性的関心に疼(うず)いている少年を優しく大人の性愛の世界へ導くのですよ。詳しいことは次のリンクをクリックして読んでください。
『おもいでの夏(Summer of '42)』

デンマンさんは、そのような映画がお好きなんですの?

たまにはいいですね。今でも、ワクワクして見ることが出来ますよ。

それで、どのようなところが見所なんですの?

もちろん、“筆おろし”のシーンが最高のクライマックスですよ。近頃の安っぽいセックス・シーンと比べると気品があって実にすばらしい名場面だと思います。マリガン監督の手腕がこのシーンに良く現れていると思いましたね。

ちょっとだけ、そのさわりのところを教えてくださいな。

やっぱり、知りたいですか?

デンマンさん、じらさないでくださいよ。んも~~

分かりましたよ。ちょっとだけねェ。。。浜辺に建つこじんまりとした家。ほの暗い部屋。見つめる少年。服を脱ぐ人妻。。。この人妻のしぐさには決していやらしさがないんですよ。とにかくジェニファー・オニールが演じているんですからね。清楚な印象の中にもグッとひきつける性的魅力があふれていますよ。印象的だったのは、この人妻の身に着けたパンティーでした。これが人妻の性格だとか雰囲気にぴったりとフィットした代物(しろもの)でした。

この写真がそれですか?

ジェニファーがはいていた実物のモノではないですよ。似たようなものを探して貼り付けました。

おばさんパンツですわァ。デンマンさんは、このようなモノがお好きなんですの?

好きだと言うよりも、あの映画の中では、このような白い“おばさんパンツ”じゃないと雰囲気をぶち壊してしまうような気がしましたよ。僕が良く引き合いに出すレンゲさんの中に住んでいるサディストがはいている黒いビキニ・タイプのパンティーでは人妻の清楚な感じが出ないですよ。そう思いませんか?

つまり、デンマンさんは、あたしがはくような黒いパンツはお嫌いなんですのね?ダサいおばさんパンツの方がお好きなんですのね?

僕は、何もレンゲさんのはくパンティーの事を言っているんじゃありませんよォ~。勘違いしないでくださいね。

分かりましたわ。それで、こうまでクドクドとパンツの事を持ち出してきて、一体何がおっしゃりたいのですの?

実は、へへへ。。。僕にも同じような経験があるんですよォ~。

映画の中の15歳の少年のような。。。?由香さんとですか?

いいや、上で紹介した菊ちゃんとですよ。

でも、。。。菊ちゃんと言う人は知能のおくれた。。。

そうですよ。。。。レンゲさん、そういう凶悪な囚人を見るような、いや~~な目つきをしないでくださいよね。僕は菊ちゃんと一線を越えたわけではありませんよ。人間の尊厳を認め合う。これは僕のお袋が菊ちゃんと付き合うことで、実際に身をもって僕に教えてくれた事ですからね。僕は“7歳の女性”の尊厳を傷つけたりはしませんでした。でも、傷つけそうにはなりました。

どのようなことがあったのですか?

僕は自分の部屋でこっそりと輸入品の“Playboy”を眺めていたんですよ。

デンマンさんがいくつの頃のお話なんですの?

中学1年か2年生の頃ですよ。僕の知り合いが引っ越すので欲しければやるけど持って行くか?と言ったので、もうワクワクしながら、10冊ほど持ち帰ってきたんですよ。当時は検閲があって“毛”は見せてはならなかった。だから、黒いインクであの部分が丸く塗りつぶされていたんですよ。僕はどうにかして、あのインクを取り除くことができないものかと、いろいろなもので試してみましたよ。

デンマンさんは研究熱心なんですのねェ~。

レンゲさん、半分呆れていますねェ~~?へへへ。。。とにかく、性に目覚めた頃で、好奇心が旺盛でしたからね。いろいろなもので試したけれど、どうにもインクを取り除くことが出来ないんですよ。僕は、どうしたらいいものか?。。。そう思いながら気に入ったページの(黒いインク以外に)一糸もまとわぬ女性の写真を眺めていたんですよ。

それで。。。

無我夢中だったんでしょうね。菊ちゃんが僕の部屋に入って来たことも僕は分からなかった。お袋だと思って、一瞬、びっくりして僕は肝をつぶしましたよ。お袋は買い物に出かけた、と言うんですよ。菊ちゃんは余りハッキリと言葉が話せないんですよね。僕の名前もハッキリとは言えない。アキラではなく“アキィ~ヤ”と言うんですよ。

その菊ちゃんの表情はどうなんですの?知能が遅れていることが分かりますの?

いや、普通の人と変わらないですよ。だから、いやなセールスマンが来たりすると、お袋は菊ちゃんだけを残して隠れてしまう事がありましたよ。初めての人は菊ちゃんを見ても知能が遅れているとは思わないから、まともな大人に向かうような話し方をしますよ。菊ちゃんもそのような話し方をされると、うれしいんですよね。それで、天気の事から始まって、世間話をし始めるのだけれど、とにかく、僕の名前がまともに言えないほどだから、10分もすると、この人は知能が遅れているというのが分かるんですよね。そう言う時のセールスマンの表情の変わり方を見る事はいつ見ても飽きないものでしたよ。へへへ。。。。

デンマンさんは、いやな趣味をお持ちですのね?

セールスマンの知能が分かって面白いですよ。中には、菊ちゃんの知能が遅れているのが分からない奴が居て、早々に品物の説明をする愚か者が居るんですよ。菊ちゃんは何を言われているのか分からないけれど、一生懸命相槌を打つ。セールスマンも売りたくって仕方ないから、一生懸命に説明する。。。この様子を眺めているのは、どんな漫才を聞くよりも面白かったですよ。。。へへへ。。。

分かりましたわ。それで、菊ちゃんとどのようなことが。。。?

そうですよね。へへへ。。。その話をしようとしたんですよね。僕は、ハッと思って菊ちゃんをじっくりと見ましたよ。インクを取り除かなくても、そこに実物の健康で成人した見ごたえのある女性の体を持った菊ちゃんが居るではないか!。。。“灯台下(もと)暗し!” そう思ったわけなんですよ。

それはデンマンさん、いけない事ですわ。

僕だって、いけない事だとは分かっていましたよ。でも、好奇心がムラムラと湧き上がってきてしまった。それで、“Playboy”のページを菊ちゃんに示して、いろいろと説明したんですよ。“どう、菊ちゃん、きれいな女の人が写っているでしょう。菊ちゃんだって、このようにきれいなんだよ。だから、菊ちゃんも裸になって見せてくれない?” 菊ちゃんは僕になついていて、僕の言う事なら、たいていの事は、“あい、。。。あい、。。。”といって、聞いてくれるんですよ。むしろ、喜んで僕の言う事に従うんですよ。

それで、裸になったんですの?

ところが、この時ばかりは、僕が何と説得しても、首を縦には振りませんでしたよ。あとで考えてみれば、お母さんからしっかりとした“家庭教育”を受けていたんでしょうね。菊ちゃんのお母さんはしっかりした人でしたから。。。菊ちゃんを特殊学校にはやらなかったけれど、必要最低限の教育はしていたようです。つまり、自分の体の中で見せてはならないモノは見せてはダメ。触れさせてはいけない所は触れさせてはいけない。そういう女として守らなければならない事はしっかりと教えていたんですよね。あとで僕は反省したんだけれど、しみじみとそう思いましたよ。

それで、デンマンさんはどうなさったんですの?

僕だって、そう思い立ったらぜひとも菊ちゃんの“桜の花”を見てみたい。もう何が何でも見てみたくなったわけですよ。

それで、。。。?

僕は精一杯説得したんですよ。僕が余りにも一生懸命になっているので、菊ちゃんも本当に困ってしまったようでしたよ。“ね、。。ねっ。。。菊ちゃん、いいよね?だから、脱ごうねェ。” 僕は本当に一生懸命になって説得している。お願いしているわけですよ。菊ちゃんにだって、僕の熱意が通じている。それで、菊ちゃんは、すっかり困ってしまっている。しかし、埒(らち)があかないんですよ。

それで、どうなさったんですか?

菊ちゃんは一向に脱ごうとしない。僕は、イライラしてきて菊ちゃんのスカートのすそをたくし上げたんです。そして見たのが上の写真のような“おばさんパンティー”だったんですよ。でも、まさに上の写真のようにフィットした見ごたえのあるもので、思わず僕は生唾をごくりと飲み込みました。心臓が口元まで飛び上がってきたような息苦しさを感じて、目がくらくらしてきましたよ。でも、菊ちゃんだって、大変な思いをしていたんですよね。“もう、それ以上は止めてくれ、。。。あたしは死んでしまう。。。。” そういう感じで、オロオロしているんですよ。泣き顔になって、しゃくりあげているんですよね。体を震わせて、声を殺して泣いているんですよ。僕はバケツの水を頭から浴びせられたようにハッとなりました。やはり、良心があったんですよね。してはいけないことを無理やり菊ちゃんにやっていた。“悪かったよな。。。” 僕は謝りましたよ。

それでどうなったんですの?

僕だって、菊ちゃんと一線を越えようなんて思っても居なかった。ただ、菊ちゃんの“桜の花”を見たくなった。しかし、菊ちゃんが“家庭教育”を受けていた事までは僕は知らない。7歳の「女性」だから、僕になついている菊ちゃんに頼めば見せてくれると思った。中学生の浅はかな頭だったんですよね。“女の操”を初めて感じさせられましたよ。

菊ちゃんは、その後どうしたんですの?

僕は、菊ちゃんという人を改めて見直しましたよ。しかも、そのあとで、僕の部屋にお盆の上にお茶とおやつの“八橋”を載せて入って来たんですよ。時々、お袋に言われて、僕の部屋にそうやっておやつを持ってきてくれたんです。でも、その日は買い物に行ってお袋は居ませんでしたからね。菊ちゃんが自発的におやつを用意してくれたんですよ。僕は本当に菊ちゃんにすまない事をしてしまったと思ったのだけれど、菊ちゃんが根に持たないで、そうやっておやつを用意してくれたことに感激しましたね。“菊ちゃん、一緒に食べようね” “あい” そう言って、菊ちゃんとお茶を飲みながら八橋を食べた思い出がありますよ。

なんだか、しんみりとさせるお話ですわねぇ。

そう思いますか?ところで、レンゲさんとも似たような思い出がありますよ。

そうですか?。。。どのような?

変わっていると言えば、あなたは長風呂ですねェ~。

そうですかあ?

そうですよ。一時間ぐらい風呂に入っている人は居ないわけじゃないですよ。でも、あなたの場合は2時間ですよ。

2時間も、お風呂に入っているわけではありませんわァ。

だから、僕は心配になったんですよ。

なぜですの?

なぜって、決まっているじゃないですか!1時間たっても出てこない。僕はあなたがのぼせて、ひっくり返っているんじゃないかと思ったんですよ。

ひっくりかえったのなら声を出しますわァ。

だから、どうしているのかなと思うじゃないですか。それで、僕は気になって見に行ったんですよ。そしたら。。。。

あらっ、見たんですの?

見たんですのって、あなたはバスルームのドアを開けっぱなしでしたよ。

湯気が立ちのぼってバスルームに一杯になると私はのぼせてしまうんですよ。だから少し開けておくんです。

だったら、換気扇を使えばいいじゃないですか?

あのブーンという音がイヤなんですのよ。

とにかくあなたは変わっていますよ。風呂に入ったあとで変わった美容体操をするのですね?

あら、見ましたの?

見ましたのって、見えますよ。ドアが開けっ放しなんですからね。

ノックすればいいじゃありませんか?

だって、半分以上開いていたんですよ。だから僕は、てっきりあなたがもう出て、買い物にでも行ったのかと思いましたよ。そしたら、あなたは鏡の前で裸のまま逆立ちしているんですよ。

どうして声をかけてくださらなかったのですかァ~?

かけられませんよ。僕は、もうびっくりしましたよ。見てはならないものを見たと思いましたからね。声をかけると、お互いに気まずい思いをするのではないかと思ってね。

それで、ずっと見ていたのですか?

いや、別に見る気はなかったのですよ。。。

でも、見ていたのですね。。。?

み、。。見る、。。。見る気は、。。。なんと言うかあァ、。。。。でも、そういうことになりますよね。へへへへ。。。。ああいうものはいつでも見られるというものではないですからねェ。

どうして声をかけてくださらなかったのですか? だから、言ったでしょう。声をかけられませんよ。僕は度肝を抜かれてしまったんですから。。。びっくりして、金縛りにあってしまいましたよ。あなたのようなきれいな人が素っ裸で逆立ちしているのですからね。

イヤですわァ~。。。見せたくないものを見られてしまって。。。んっも~~。

だから、そういうところが、ちぐはぐだと言うんですよ。見られるのがイヤなら、ドアを閉めておけばいいじゃないですか?あなたほどの知性のある人が、あのようなうかつな真似をするのですからねぇ~、僕は半ば呆れてしまいましたよ。

デンマンさんが見るとは思いませんでしたもの。。。。

僕だって、見たくて見たわけじゃないんですから。。。。

それで、どの辺までご覧になったのですか?

どこまでって。。。そうですねェ。へへへ。。。逆立ちして両脚を左右に目一杯に広げるところも見ました。 あなたは良く、あんなことができますねェ~~。体がものすごく柔らかいんですねェ~。僕は驚きましたよ。。。って言うかああああ、感心させられましたよ。

いやですわあああ、ふんとにモォ~~。

それで、どうしてああいう変わった美容体操をするのですか?

最近運動不足ですから。

しかし、何も風呂場で逆立ちすることはないじゃないですか?あぶないですよ。ところで、日本ではああいう体操が、最近はやっているのですか?

別に、はやっているわけではありません。私は高校の時に体操部に居たんですよ。それで、あんな風に。。。。

たれているお尻を引き上げるために逆立ちしていたわけですか?しかし、あんなことをしたって、あまり効果があるとは思いませんけれどね。

『たれてるお尻ってなかなか直りませんよね?』より

レンゲさん、あなたは、たくさんの思い出を作ってくれましたよ。風呂場の逆立ちは一生忘れられない思い出になりましたよ。

それわああ、楽しい思い出ではありませんてばあああ。。。デンマンさんは、そう言いながら内心ではあたしのことを馬鹿にしているんやわァ。菊ちゃんのエピソードを話したあとで、このようなあたしの恥ずかしい事をわざわざ書いている事が何よりの証拠ですわ。

違いますよ。僕は別にあなたをケナしているのでも、馬鹿にしているのでもありませんよ。実際、僕は、風呂場のドアを開けっ放しにしたまま、あなたが素っ裸で逆立ちしているのを見て、ものすごく感動したんですよ。

どうしてですか?

どうしてって、あんなことをする女性は僕の思い出す限りこれまでに誰も居ませんでしたよ。

つまり、風変わりな女だと言いたいのでしょう?あたしはサーカスの見世物のような女だと言いたいのでしょう?

ほら、そうやって必要以上に、自分が馬鹿にされていると思い込もうとする。あなたの良くない所ですよ。

だってぇ~、そうじゃありませんかァ~、デンマンさんはそう思っているのでしょう?

違いますよ。バスルームのドアを開けたまま、あのようにして逆立ちするということは、僕を信頼しているから出来るのだと僕は感じたんですよ。その信頼を裏切ってはいけない、と僕は何度も自分を戒めたものですよ。僕が言おうとしていることが分かりますか?

いいえ、そのような回りくどい言い方ではあたしには分かりませんわ。

つまりね、あなたはとてもきれいで魅力的な人なんですよ。それに若いし、ピチピチ、ムチムチしているし。。。ジューンさんが豊胸の持ち主だとあなたは言ったけれど、レンゲさんだって、結構大きな形のいいオッパイしているんですよ。しかも、着やせするタイプのあなたは、腰のあたりがむっちりして、あなたが逆立ちして両脚を広げたときなど、僕はもう目が離せませんでしたよ。心臓が張り裂けてしまうかと思うくらいドキドキしてしまって、。。。僕の言いたいことが分かりますかァ~?

いいえ、分かりません、はっきりとおっしゃってください。

僕はあなたが思うほど聖人君子ではないんですよ。だから、きれいな女性の裸を見れば、当たり前に欲情もするのです。しかも、菊ちゃんは絶対に見せようとしなかった桜の花びらを、レンゲさんは両脚を広げた時に惜しげもなく開いたチューリップのようにして見せてくれたんですからね。

あたしはデンマンさんに見せようとして、ああしたわけではありませんてばあああ~~。

とにかく、僕が10歳若ければ、あなたに飛びついて行ったかも知れませんよ。

どうして飛びついてこなかったのですかァ?

そ、。。それは。。。それは。。。あなたが僕を信頼しているからじゃないですかァ~。。。でもねぇ~、問題はここなんですよ。。。。レンゲさんのことを良く知らない男は、レンゲさんが誘っていると鼻の下を伸ばしてしまうんですよ。

つまり、あたしが男の人に抱かれたいので、無意識のうちに誘っていると。。。?

そのように思われても仕方が無いでしょう?直美ならバスルームのドアをロックして入りますよ。でも、あなたにはそのような警戒心が全く無いんですよ。つまり、性的に自分を守ろうとする気持ちが全くないんですよ。もちろん、僕が信頼できる男だと思ってくれていたんだろうけれど、それにしてもあまりにも無雑作と言うか無警戒ですよ。けれど、レンゲさんの頭の中では、そのことが当たりまえになってしまっている。

当たり前になっているわけではありません。デンマンさんと二人だけだから、あのようにしたんです。

だから、そこが普通ではありませんよ。バスルームのドアを半分以上開けたままで風呂に入った女性はこれまで一人も居ませんでしたよ。

ジューンさんはどうなんですの?

あの人もロックして入りますよ。

どうして、そこまで分かるのですか? 

そういう突っ込みは入れないでくださいよ。問題の本質には関係ないんだからァ~。。。

デンマンさんは、ジューンさんのボインのヌードを見ようとしてドアを開けたことがあるのでしょう?

レンゲさん、僕のアキレス腱をチクチクとつつかないでくださいよ。僕だって、聖人君主じゃありませんからねぇ、たまには出来心ということだってありますよ。でもね、女性が見せたくないものを無理に見ようなんてしませんよ。僕はプライバシーは守ります。

それで、バスルームであたしが逆立ちした事を持ち出して。。。一体何がおっしゃりたいのですかあああ?

レンゲさんが、“デンマンさんと二人だけだから、あのようにしたんです。”と言ったように、あなたは、すべての点で誤解を与えるような行動をとっていたんですよ。だから野々宮さんが次のあなたのスナップ写真をとった後で、あなたと関係を結んだ事も理解できるんですよ。

このように憂いを含んだような。。。しっとりと潤んだような目で見つめられた男の気持ちが僕にも分かりますよ。

どうして分かるのですか?

僕の場合には、あなたはもっとインパクトを与えるようなやり方で見つめたんですよ。

そうでしたかあああ?

そうやって、しらばっくれるんですかァ~?。。。あなたには下心はなかったかもしれないけれど、誤解を与えますよ。

どうしてですかあ~?

どうしてですかって、。。。あなたは、このような格好で僕の部屋に入ってきたんですよ。

いけませんか?

ダメだとは言わないけれど、。。。その上にガウンかなんかを羽織ったらどうですか?

夏でした。

それは分かるけれど、確か、。。。午前1時ごろでしたよ。。。。暑くはなかったですよ、むしろ涼しいくらいでしたよ。 

だって、あたし、これでいつも寝ていたんです。

しかし、あなたは自分のアパートではワンピースを着たままで寝ていたと言ったでしょう。。。?

デンマンさんが、こういうベビードルのナイティー(nightie)が好きだと言っていたので買ったんです。

そんな事を言った覚えはないけどなあァ~。。。

おっしゃいましたわああああ!

それで見せに来たというわけですかァ~?

そういうわけではありません。デンマンさんには無様(ぶざま)な姿はお見せしたくありませんでしたから、デンマンさんが好きだとおっしゃっていたナイティーを買って着ていたんです。

とにかく、あなたは僕がびっくりするような事をするからねぇ~。んも~~。。。風呂場の逆立ちの次がこれだったんですよ。

デンマンさんが、お部屋に入ってもよいとおっしゃいましたわ。

そうするより他にないでしょう。あなたは怖い夢を見て眠れなくなったと言って入って来たんですよ。30才になろうとする女性が“怖い夢を見て眠れない。 だから、一緒のお部屋に居させてくれ”。。。そんなことを言われたら、何も知らない男なら“据え膳”だと思いますよ。

デンマンさんも、そう思われたのですか?うふふふ。。。。

うふふ、じゃないですよォ~。僕は内心では、ぶったまげていましたよ。

でも、ポーカーフェースを通していましたわ。

もちろんですよ、冷静にならねばいけない、と自分に言い聞かせていましたからね。その一方で来るものが来たかァ~。。。とも思いましたよ。レンゲさんの“幼児的なふれあい”へのあこがれが、こういう形になって現れたんだと思ったわけですよ。あなたは、僕のベッドの中にもぐりこんで、ニィーと笑ってんですからねぇ~。。。全く、憎めないところがありますよォ~。

デンマンさんは、それから2時間もあたしをかまってくれませんでしたわね。ほったらかしでしたわァ~。

それで、清水君の時には、あなたはどのような格好だったんですか?

どうしてそのようなことまでお聞きになるのですか?

また清水君に甘えたのではないか?と思ってね。

あたしは、清水君に甘えたのではありません。あたしは、このようなピンクのナイティー(nightie)を着ていましたわ。あたしに甘えたのはあの子の方ですわ。

おや。。。、“あの子”だなんて。。。

いやですわ、デンマンさんったらァ。。。そういうことを改めて指摘されると、なんだか恥ずかしくなりますわァ~。

いつもと様子が違いますねェ~。

そう思いますゥ?。。。あたし、本当に愛する事に目覚めたような気がするんですのォ~。。。

なんだか、うれしそうですねぇ~。。。では、その辺のところをゆっくり聞かせてもらいますよ。

それは、この次にお話しますわ。清水君と約束がありますので、これで失礼します。

ちょっと、。。。ちょっと、。。。れんげさん、もう少し、いいでしょう?。。。これから面白い話が聞けると思ったのに。。。。
 
デンマンさん、申し訳ありませんが、本当に失礼します、あたしどうしても彼に会わないと。。。ごめんなさい。。。

(あ~あああ。。。行ってしまったよォ~。。。ったくうゥ~!。。。ちょうど、面白くなってきたというのにィ~~なんですね、清水君とはかなり深い仲になっているようですよね。。。ここだけの話しですがねぇ、この話の続きは、ますます面白くなりそうですよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。)

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲのバンクーバー紀行』

バンクーバーから戻ってきたレンゲさんの新しい悩みは次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『夢のバンクーバー“後記”』
 
レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『レンゲの悩みの数々。。。本当にわたしは悩みの宝庫です。。。』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさんのスナップ写真集』

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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愛と性をかえりみて。。。 [愛と性の美学]

愛と性をかえりみて。。。
 

レンゲさんは、16才の時にグレて家庭崩壊が深まった。この時に両親に見放されたのは切実だったようですね。

そうです。。。あたしが高校1年のときでしたわ。

なんですかあああ。。。これがその当時のレンゲさんの写真ですか? う~~ん。。。とっても可愛いなあああ。。。。

何を言ってんですかあああ。。。デンマンさんが勝手に作ったんじゃありませんかあああ。。。どうしてそのように知らない振りしてあたしに尋ねるのですかあああ?

レンゲさんねえぇ~。。。こういう時にはねぇ~、しおらしく恥ずかしそうにして “はい、そうなんですよ。。。”と小さな声で答えればいいんですよ。 これを読んでいる人は、レンゲさんに会ったことがないんだから、あなたが、そうだ、と言えば信じてくれるんですよ。

でも、この写真はあたしじゃありませんてばああああァ。。。。あたしは、このように可愛くありませんでしたわァ~。

ホラァ~、また、そう言ってぇすねるゥ~~、レンゲさんの悪いところですよ。。。。一体、この写真のどこが気に喰わないんですか?

別に気に喰わないわけではありません。。。ただ、あたしの写真ではないと言っているだけですねん。

でも、不機嫌になっていますよォ~。んも~~

だって、デンマンさんは、このような女性が好みなんでしょう?。。。あたしとはタイプが違いますねん。。。。

ホラァ~~。。。また、そうやって必要以上に自分がブスだと思っている。。。。

別にブスだと言っているわけではありませんわァ~。

レンゲさんは、何か誤解しているようですね。僕はこの上の写真よりも実物のレンゲさんの方が可愛いと思っているんですよ。へへへ。。。

だったら、あたしの写真を載せればいいじゃありませんか?

それは出来ませんよ。

なぜですの?

今でも、レンゲさんのファンから僕のメールアドレスに間違ってファンメールが来るんですよ。実物の写真を載せたら、大変な事になりますよ。

どういうことになるんですの?

レンゲさんを“心の恋人”にしたいと言う男からメールが殺到しますよ。だから、あなたの写真を載せるわけにはゆきませんよ。。。。つうかあああ、レンゲさんだって分かっているでしょう?プライバシーの保護ですよ。だから、僕も自分の写真は載せませんよ。そんな事は常識でしょう?

だってぇ~。。。。写真を作っているときのデンマンさんって。。。とてもうれしそうで。。。楽しそうで。。。。

そうですよ。楽しいですよ。。。。いけませんか?。。。何もあなたがヤキモチを焼くような事じゃないでしょう? 写真にヤキモチを焼いてどうすんですか?。。。あなたの方が可愛いんですよ。

デンマンさん、今日は写真のお話ですか?

違いますよ。レンゲさんが16才でサクラの花びらを散らした、という話をするんですよ。

だったら、写真の事など持ち出す必要はないでしょう?

レンゲさんが、写真の事でガタガタ言い始めたんですよ。

違いますわァ~。デンマンさんが写真の事を言い始めたんですねん。

。。。そうでしたか?。。。へへへ。。。。でもね、。。。実はねぇ、レンゲさんが可愛い人だということを僕は強調する必要があったんですよ。

どうしてですの?

だって、レンゲさんは16才でサクラの花びらを散らすんですよ。もし、あなたがブスだったら、この話は信用してもらえないんですよ。

そんな事ありしませんわアアア。。。美人だとかブスだとかに関係ありしませんわアアア。。。

それは、女性の考え方なんですよ。男はねぇ、どうしても見てくれを気にするものなんですよ。だから、ブスの写真を載せたら、男の10人中8人はレンゲさんの話を信用しませんよ。

そういうものですか?

もちろんですよ。男のロマンが破れてしまいますよ。レンゲさんが可愛い人だと分かって、初めて、男はワクワクしながら、レンゲさんの話を聞くことが出来るんですよ。

あたしが、ブスだとどうなるのですか?

もうこの記事を読む気がなくなりますよ。へへへへ。。。。。絶対ですよ。。。。だから、レンゲさんは可愛い人でなければならないんですよ。そのためにも、僕はワクワクしながらレンゲさんの写真を作ったんですよ。

そのような、。。。そのような言い方だと、あたしがブスだと言うように聞こえますけれど。。。。

ホラァ~。。。。またそうやって、すねるゥ~ レンゲさんが黒いパンティーをはいたサディストに変身するんですよ。。。。レンゲさん、お願いだから、ちょっと引っ込んでいるように言って下さいよ。このサディストは河内弁で僕をこき下ろすんですからね、。。。んも~~。。。たまったもんじゃありませんよォ~。

デンマンさんは、そうやって話題を変えてしまうんですのね?

別に変えるわけではありませんよ。レンゲさんは、実際、可愛い人なんですよ。だから、ブスにあまりこだわらないように。。。

こだわっているのはデンマンさんですわァ~~

分かりました。そろそろ本題に入らないと、またこの記事が長くなって途中で尻切れトンボになりますからね。へへへ。。。。それで、どのようにサクラの花びらを散らしたんですか?

そう、急に話せと言われたって。。。。今、そういう雰囲気ではありしませんわあああ。。。。

それもそうですよね。じゃあ、ちょっとこれを読んでみてください。そうすれば、話す気になりますよ。

わたしの胸には、愛情はない。
だって教わってないから。


2005-08-13

わたしは生まれた時から、
必要な愛情をあたえられなかった。
両親ともに、
こんなめんどくさい生き物の
ニーズなんて考えもしない。

わたしはいつも見捨てられてきた。
わたしの胸には、愛情はない。
だって教わってないから。

わたしは、親を憎んでいました。
今は“血のつながった
やっかいな他人”だと思っています。

これからどうなるか分かりませんが、
今の私には親との和解は無理です。

ウチの親を客観的に見れば、
社会性が欠如していたんです。
ふたりともボンボンとお嬢だから世間知らずだし。

で、わたし親から最後の一撃食らわされて、
自分は将来利用するために育てられてきたことがわかっちゃって。
親はわたしに向かって確かにそう言ったのです。
それで、わたしは親から離れたのです。

by レンゲ

『デンマンさんが私のことをグロリア・スタイナムに似ていると』より




僕は幼児の頃、母親に抱かれた肌のぬくもりだとか、母親のオッパイを口に含んだときの乳首の感触だとか。。。そういうものが今だにおぼろながら記憶の片隅に懐かしく残っていますよ。僕にとって母親との関係は、上のジューンさんが子供を抱っこしている絵のように、まさに懐かしくも思いで深い心の温まるものですよ。ところが、レンゲさんの場合には、お母さんが生きているにもかかわらず、もう6年以上も会ってもいないし、電話で話したこともない。僕にはとても考えられない事ですよ。つまり、一言で言ってしまえば、レンゲさんは崩壊した家庭に育ったんですよね。

そうですねん。あたしはそのように母親からの愛を知らずに育ってしまったんです。

レンゲさんにとっての“幼児的なふれあい”への憧れというのは、実はお母さんとの“スキンシップ”なんですよね。不幸にもレンゲさんにはお母さんとの、このような心温まる思い出が無かった。つまり、レンゲさんは母親とのスキンシップを全く感じないで大人になってしまったんですよね。そういうわけで、レンゲさんの場合には

どうしても、幼児的なふれあいへのあこがれが、
この年になると、イコールセックスになるんやわあ。

『愛とセックスは、もちろん、違いますよね?』より

このようになってしまうんですよねぇ~。イコールセックスというのは飛躍だと思うのだけれど、レンゲさんの頭の中では全く矛盾なく受け入れられているんだよねぇ~。

おかしいですか?

なんとなく分かるけれど、愛イコールセックスとはならないよ。あまりにも短絡的な受け取り方ですよ。愛とセックスは全く同じものではありません。僕はそう思いますよ。

図で示すなら、普通、このようになりますよ。重なる部分があるけれど、同じではない。ところがレンゲさんの場合は次の図のようになるんですよ。

2つが重なるほどに接近してしまう。そして、寂しくなるとレンゲさんは決まってこの“幼児的なふれあい”を求めるように心が動いてしまう。16才の頃何があったのか?それは次のレンゲさんの手記を読むと想像がつくんですよ。

教育という名を借りた虐待

2005 03/16 11:00 編集 返信

わたしは、今よりも脆い心を、成長させて強く正しく明晰に育てていく段階で、大人たちの無知?ゆえに、教育という名を借りた虐待によって育ち、そのツケを自分自身で払わなければならないのです。

苦しいです。
そして、悔しくて、無念です。
自分に備わっていたであろう可能性を、幼少期につぶされたのだと大人たちをうらんでいます。

でも、恨んでいるだけでは、前には進めないということに気が付いてからは自分で自分を慰め、過去の傷を癒す努力をしています。

確かに自分で勝手に信じた相手からの、裏切り?行為にたいして、裏切られた・信じていたのに・・・などと言うのは、自分の思い込みによる信頼の、真相を知ることだと思います。

わたしは未だに、この寂しさのせいで容易に人を信じます。
相手をまず疑ってみることなど、考えられないのです。
世間はそんなに甘いものではないのでしょうが、どうしても信じてしまいます。

それで、つらい思いを何度もしているのに、学習能力がないのかも知れませんね。

by れんげ

『わたしは未だに、この寂しさのせいで容易に人を信じます』より

レンゲさんの頭の中には幼児の頃からお母さんの愛情を受けていないと言う“見捨てられ感”がある。可愛がってもらえなかった。愛されていなかった。 さらに、年頃になると“教育という名を借りた虐待”を受けたと言う被害者意識がある。勉強しなさい、と言われる。自分の好きな事など何も出来ない。させてもらえない。これでは息が詰まってしまうよね。レンゲさんが“幼児的なふれあい”を求めて男の腕に抱かれたくなる気持ちが分かりますよ。その人とはどういう人だったのですか?

近所に住む坂田さんと言う32才の人でした。

つまり、16才も年上の人だったんですかあああ?

そうです。

レンゲさんには優しい父親を求める気持ちがあるようですよね。。。実は、これまで僕はレンゲさんから父親の事は2度だけしか聞いた事がないんですよ。普通、女の子にとって父親と言うのは男のプロトタイプですよね。父親のような男に親近感を感じる女性が多いものですよ。ところが、レンゲさんからはそのような話を聞いた事がない。中にはもちろん、父親の悪い面ばかり見ているので、父親が反面教師になっている女性も居るでしょう。でも、レンゲさんの場合は、あたかも父親が不在のような印象を持つんですよ。

あたしの父は母にべったりで、元もとボンボン育ちで頼りない人でした。だから、父との思い出と言うのは余りないんです。

その坂田さんに、レンゲさんは理想の父親像を見たのですか?

そういうわけではありません。あたしを小さい頃から可愛がってくれたんです。坂田さん夫婦には子供がなくて、あたしは二人から可愛がられていました。

それで、どういうきっかけだったんですか?

坂田さんが奥さんと別れた頃だったんです。それまでも良く遊びにいっていたんですけれど、別れてからは時々あたしが夕ご飯を作ってあげたりしていたんです。

なるほど。。。

分かりますか?

余り詳しいことはここでは聞けないけれど、レンゲさんはどんな気持ちだったんですか?つまり、予感があったとか、期待していたとか?あるいは、全く予期していなかったとか。。。

あたしは心の中で期待していました。だから、抱かれた時は正直言ってうれしかったです。

つまり、“幼児的ふれあい”を満たしてくれたわけですね?

そうです。あたしが母から可愛がられていないと言うような事を話していたので、坂田さんもあたしの気持ちは分かっていたと思います。

それで、坂田さんとはどれくらい続いたのですか?

3ヶ月もたたないうちに母に分かってしまいました。もう大変だったです。逆上して坂田さんのアパートに怒鳴り込んで行ったんです。

お母さんにしてみれば、離婚した男が身近に居た高校1年生の女の子に手をつけたというように受け取ったでしょうからね、逆上する気持ちも分かりますよ。

あたしは学校を辞めて坂田さんと結婚するとまで言ったのですけれど、母は全く取り合ってくれませんでした。

それはそうでしょう。かなりの教育ママだったようだから、そのようなことを言ったら、ますます逆上したでしょうね。

そんなわけで、あたしと母の間はますますこじれてしまいました。坂田さんはアパートを引き払って、もっと小さな独身用のアパートに移りました。あたしは、すぐに住所を突き止めて家出して同棲したのですけれど、2週間もしないうちに見つけられて連れ戻されました。そういうことが3度か4度重なり、学校でも問題になって、結局、辞めさせられて私立高校に移ることになりました。

仲直りしたい。でも、。。。
不良娘は、それが
なかなかできないんです。


2004 09/08 13:03 編集 返信

ほんとうにありがとうございます。
わたしが、グレていた間も
ビーバーランド XOOPSに行きたかったんです。
でも、わかっていただけたらうれしいのですが、不良娘は、それができないんです。

できないから、どんどん距離が大きくなる。
わたしの家庭はそんな所でした。
「話し合い」なんて、タブーでしたから。

トラブルが起きるたびに、
家族の溝は深まっていきました。


わたしは、その家庭崩壊を、追体験したような、そんな気持ちがします。

でも、denmanさんは、
玄関の鍵をあけてくださるんですね。
感謝します。

できそこないの身に、痛いほどしみてきます。
ありがとうございます。

by レンゲ

『次元の違いとは端的に言うと』より

玄関の鍵を開けてもらえないこともあったのですか?

そうです。でも、それは、もっと先の事です。

それで、坂田さんとはどうなったんですか?

母が警察沙汰にするというので、坂田さんは怖くなってあたしが成人するまでは会うことはできないと言ったんです。そう言われたら、あたしは、もうどうする事も出来ないですよね。

20になるまで待ったわけですか?

いいえ、あたしはそのことがあったんで少しづつ熱が冷めていったんです。坂田さんもあたしの事をもてあまし気味でした。お互いに“負の感情”を感じ始めていたんだと思います。

つまり、坂田さんとはそれまでという事だったんですか?

そうです。2年ぐらいくっついたり離れたりしていましたが、あたしの中で坂田さんに対する“負の感情”が大きくなってゆき、自然に離れてゆきました。

まさに“小説的人生”ですよね。

自分に欠落している部分を、
何かで埋めておかないと、
転落の一途をたどる。


2004-8-1 15:39

抑鬱がひどいのですが、
お礼をさせていただきます。
わたしのような、
ネットの何たるか、
ネチケットとは何か、
そういったことをわきまえず、
まして精神的落伍者の
垂れ流し文章を、
熟読していただいたことを、
心から感謝いたします。

わたしはいつも、
自分に欠落している部分を、
何かで埋めておかないと、
転落の一途をたどるような
弱い人間です。

そのせいで、
デンマンさんが名付けてくださった
「小説的人生」を送って来ざるを得なかったのかもしれません。
デンマンさんに、わたしの内面を見ていただいて、
最初の印象を払拭していただいたと信じています。
ありがとうございます。

by レンゲ

『抑鬱がひどいのですが、お礼をさせていただきます』より


 
分かるような気がしますよ。まさに、自分に欠落している部分を、何かで埋めておかないと、転落の一途をたどるレンゲさんなんですよね。そのエネルギーの元が“幼児的なふれあい”への憧れのようですよね。

やはり、デンマンさんもそう思われますか?

これまでレンゲさんの手記を読み、レンゲさんと実際に会って僕はますますその思いを強くしていますよ。。。それで坂田さんの次はどのような人が登場してくるのですか?

デンマンさん、あたしちょっと。。。。

何ですか、モジモジしたりして。。。ああァ~~自然がレンゲさんを呼んでいるんですねぇ。僕と話をする前には、いつも済ませてくると言っていたでしょう?

ちょっとお茶を飲みすぎたようですわ。 

ちょうどワクワクするところで、お預けですかあああ?残念だなあァ~。。。もっと、聞きたいですよ。でも、その様子では、かなり緊急なようですよね。へへへ。。。分かりましたよ。この記事も長くなったので、明後日まで待ちますよ。ゆっくりと出すものを出してくださいね。へへへ。。。。

(あなたと、ここだけの話しですがねぇ、この話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。)

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲのバンクーバー紀行』

バンクーバーから戻ってきたレンゲさんの新しい悩みは次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『夢のバンクーバー“後記”』
 
レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『レンゲの悩みの数々。。。本当にわたしは悩みの宝庫です。。。』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさんのスナップ写真集』

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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愛と性を見つめて。。。 [愛と性の美学]

愛と性をみつめて。。。
 

レンゲさんは、今までに何度となく恋愛を体験しているんですよね。そうでしょう?

数えた事ありしません。

数え切れないほどなんでしょう?

デンマンさん、それって、いやみですよね。

いやみではないですよ。レンゲさんは、平均的な女性なら3度人生をやり直すことが出来るぐらいの恋愛経験を持っているんですよ。しかもその中には不倫までも含まれている。

それって、絶対にいやみですよね。

違いますよ。僕はマジでレンゲさんの恋愛経験の豊かさに感心しているんですよ。

けなされているように感じますわ。

けなしてなんていませんよ。それだけの恋愛経験があるのだから、さぞかし充実した人生が送れるだろうと僕は思うわけですよ。

それって、絶対に皮肉ですわ。

皮肉じゃありません。レンゲさんの記事を読んできた女性も、レンゲさんが積極的に愛を求めてゆく姿にうらやましいと思っていますよ。

そうでしょうか?

とにかくね、つぎの『不倫の悦びと苦悩』は感動的ですよ。

長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。


2004-07-21 10:11:08

一度の関係で終わろうと思っていました。

してはならないことをしてしまった、という思いと、これで完結した、という気持ちがあったからです。

でも、長い間モーションをかけ続けておいて、セックスして、「はいさよなら」なんて図々しい考えですよね。

結局わたしたちは、不倫関係に陥ってしまったのです。そして次第にわたしは苦悩に苛まれはじめました。

彼とは、毎日のように会っていました。
いつしか彼と会えない日は心に穴があいたように感じるようになりました。
これは、どんな恋愛でもあることだと思いますが・・・

でも、わたしの頭には、“彼がわたしと会わない=奥さんといっしょにいる”という図式ができあがってしまい、嫉妬に苦しむようになったのです。

そのうち、彼から「子供が大きくなったら(わたしと)いっしょになりたい」と言われました。
その時点ではその言葉は、彼の本音だったと今でも思います。
言葉だけでなく、彼の行動がそれを裏打ちしていたからです。でも、
“大きくなったらっていつ?”
“奥さんはどうするの?”
そんな疑問で頭がいっぱいでした。
そして、それと同時に彼の奥さんに対する嫉妬は、ますますふくらんでいきました。
現在だけでなく、彼らの過去の歴史、これからの生活などにも嫉妬の目が向くようになりました。

つまりわたしは、妄想に苦しめられていたのです。
そんなわたしは彼に対して、自分の妄想をぶつけはじめたのです。
不倫であれ、どんな関係であれ、相手から勝手な妄想をぶつけられたら、何を言えばいいのか、どうすればいいのかわからなくなる事でしょう。
その頃の自分の愚かさに、今でも情けなくなります。

わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。
そして、何かを得ようとも思っていました。
(念のため、モノではないです)
でも、彼との長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。

by レンゲ

『不倫の悦びと苦悩』より

この手記を書いたのはレンゲさんの中の熟女なんですよね。しかも、この苦悩に満ちた不倫を通して確実に得たものがある。そうでしょう?

デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

つまり、レンゲさんは分かっているはずですよ。“その頃の自分の愚かさに、今でも情けなくなります。” こう書いているんですよね。ところがその愚かさをレンゲさんは繰り返すわけですよ。

繰り返していますか?

野々宮さんの時にも繰り返していますよ。

しかしね~、レンゲさん、あなたの悩みも心の痛みも、誤解に基づいているんですよ。直美と野々宮さんはなんでもないんです。それを、あなたは野々宮さんがあなたを捨てたと思い込んでいる。

あたしは誤解だとは思っていません。奥様と野々宮さんが愛し合っているのを、あたしははっきりと確認したのです。

あなたは、目撃したわけではないんですよ。なんだか良く分からない声を壁越しに聞いただけですよ。

そうではありません。あたしは奥様と野々宮さんが愛し合っているのをはっきりと聞いたんです。デンマンさんは、あたしが幻聴を聞いたというのですか?

そうですよ。。。あなたはねぇ、クスリをやりますからねぇ~。その副作用なんですよ。

あたしはお薬など飲んでいませんでした。

とにかくね、あなたは確かめてはいないんですよ。証拠となるようなものは何一つない。声を聞いたぐらいでは証拠になりません。いつもの事ですが、レンゲさんはどうして対話を持たないんですか?

対話を持つって、。。。奥様に直接尋ねると言う事ですか?

そうですよ。はっきりと尋ねればいいじゃないですか?あなたは大切な事を尋ねないんですよね。勝手に思い込んでいるんですよ。

隣の部屋で奥様と野々宮さんが愛し合っていたことは、間違いようのない事実です。

あなたは、現場を取り押さえたわけじゃないんですよ。間違いようのない事実ではありません。

でも、野々宮さんが奥様のお部屋に入ったのをあたしは間違いなく見たんです。

だからといって、浮気をしたことにはならないんですよ。だから、本当にそうなのか直美に尋ねればいいでしょう?

もし、浮気をしているとして、そうです、なんて奥様は認めますか?

それは直美に尋ねてみなければ分からないでしょう?

奥様に向かって、野々宮さんと浮気をしているのですか?。。。なんて、あたし、聞く事は出来ませんわ。

どうしてですか?。。。レンゲさんはね、勝手に思い込んでいるんですよ。以前にもこういう事があったんです。

こういう事って、どういうことですか?

僕がレンゲさんのパスワードを盗んで、あなたの掲示板を僕が乗っ取ってしまったと、えらい騒ぎを起こした事がありましたよね。

『死ぬ必要がないのに死ぬ事はありませんよ』より


 
この時だって、レンゲさんは妄想をたくましくして野々宮さんと直美が関係を結んでいたと思い込んでしまった。熟女のレンゲさんは不倫から学んでいたはずですよね。

わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。
そして、何かを得ようとも思っていました。
(念のため、モノではないです)

冷静になれば、レンゲさんの中の思慮も分別もある熟女が出てくるんですよ。今のあなたがそうですよ。ところが、“幼児的なふれあい” を求める8歳の女の子があなたの中で共生している。寂しくなると、その女の子がしゃしゃり出てくるんですよ。去年の夏、僕の部屋にやって来たのは、その女の子なんですよ。そして、妄想をたくましくするのが黒いパンティーをはいたサディストのあなたですよ。

あたしの中には3人の女が居るというのですね?

そうですよ。レンゲさんが僕をこき下ろす時には、このすごいサディステックな女になって河内弁でまくし立てますからね。すごいのなんのって、驚き、くすのき、山椒(さんしょう)の木ですよ。

デンマンさん、ふざけないでくださいな。

僕はマジですよ。あなたは8才の女の子になりきって僕の腕の中で抱かれる。でも、僕の愛撫を受けているのはあなたの中の熟女なんですよ。その性愛に馴染(なじ)んだ敏感な熟女が頭の中が真っ白になってイッてしまうんですよ。でしょう?

デンマンさん、あの時のことを思い出させないでくださいな。。。。とてもつらいんですねん。

あなたが、なかなか学習しないからですよ。だから、言いにくい事も言わなければならないんですよ。

つまり、あたしが愛と性のハザマで揺れているというのは、8才の女の子とサディストと熟女の間を行ったりきたりしているということですの?

そうですよ。分かり易く言えばそういうことになりますね。

あたしはどうしたらよいのでしょうか?

僕に言われなくても、レンゲさんは分かっているはずですよ。ただ、薬を飲みすぎて忘れてしまう事があるんですよね。

教えてください。

レンゲさんにはね、この3人の女をうまくコントロールする人が居ないんですよ。寂しくなると熟女を押しのけて8歳の女の子が出てきてしまう。拒絶されそうになると予感したり不安がつのってくると、熟女は突き飛ばされて黒いパンティーをはいたサディストがしゃしゃり出てくるんですよ。妄想をたくましくして、もう対話などには目もくれない。

あたしはどうすればよいのですか?

この3人の女をうまく操るレンゲさんを立ち上げなければならないでしょうね。


3人の女をうまく操る長女


“幼児的ふれあい”を
求める8才の女の子


妄想をたくましくして
対話を拒否する
サディスト


思慮と分別がある
熟女

あたしには、上の写真の中の長女が欠けていると言うことですか?

そういうことですよ。

どうすればよいのですか?

境界性人格障害でない普通の健常者はね、レンゲさんの年になるまでにたいていの人が自分を客観的に見つめる事ができるようになるものなんですよ。

あたしは自分を客観的に見つめる事が出来ないとおっしゃるのですか?

これまでレンゲさんを見てきて言えることは、極端に言えば、あなたは3重人格者なんですよ。レンゲさんにだって全く自覚がないわけじゃない。

そうですよね・・・

2004 09/23 21:05 編集 返信

> rengeさんも、
> 心をたくさん遊ばせてあげてね。

これなんですよ。

わたしなんて大人の皮をかぶった4歳児なもんで、

周囲から大人であることを強要されているようで、

つねに息苦しさを感じています。

子供と本気で遊ぶのっていいですよね!

わたしも大好きです!

遊んであげているんじゃなくて、

いっしょに遊んでいる、

自分が原点に戻れて、ほっとします。

わたしも、何か“心を遊ばせてやれる”ことを探します。

by レンゲ

『次元の違いとは端的に言うと』より

レンゲさんは8才の女の子に戻るとほっとするわけですよ。そうでしょう?

ええ、確かにそういう時ってあります。

去年の夏、僕の部屋にやって来た時のレンゲさんは8歳の女の子になりきっていたんですよ。

あたしは8歳の女の子になったつもりで、このような格好をしたのではありませんわ。

格好はどうであれ、あなたは怖い夢を見て眠れなくなったと言って僕の部屋に入って来たんですよ。

だって、実際そうだったんですもの。。。

でもね、レンゲさんは、もうすぐ30才になるんですよ。子供が一人や二人いたっておかしくないんですよ。そういう女性は、本来なら怖がる子供を抱き寄せて、“怖がることはないのよ”と言って慰めてあげる立場にあるんですよ。 

分かっています。

でもね、レンゲさんは“怖い夢を見て眠れない。 だから、一緒のお部屋に居させてくれ” と僕に言ったんですよ。

つまり、あたしは8歳の女の子になりきっていたとおっしゃるのですね。

愛する女である前に、レンゲさんは“幼児的なふれあい”を求めていましたよ。甘えたい、愛されたい。可愛がってもらいたい。そういうレンゲさんでしたよ。

つまり8才の女の子のメンタルブロックを壊せとおっしゃるのですね。

壊す事が出来ないのなら、せめて、8才の女の子になりきってしまわないように客観的に自分を見つめる必要があるでしょうね。

あたしはどうして、客観的に自分を見つめる事が出来ないのですか?

そのことは僕より、レンゲさんのほうが良く知っているでしょう?

分からないから尋ねているんです。

つまりね、レンゲさんはグレた時に前へ進まずに逆戻りしてしまったんですよ。

どういうことですか?

誰だって感受性の強い10代の頃にグレる時ってあるものですよ。

デンマンさんにもあったのですか?

不良少年というほどではないにしても、親に反抗したということはあったですよ。つい最近アミサさんのことを記事の中で紹介したんですよ。彼女もグレそうな時があったんですよ。ちょっと次の箇所を読んでみてください。

オーストラリアは
今が
夏ですよォ~!


よっぽどアミサさんは獅子狩文錦が気に入っているんですね!?

確かにあの図柄にはロマンがありますよ!
僕の場合は聖徳太子ーその魅力的なお母さんーペルシャ文明ー古代オリエントというロマンですよ!

ロマンを持てない人間は死んでいるのと同じですからね。
動物と人間の違い!それはロマンを持っているか?いないか?
それほどロマンは重要なことだと僕は思っていますよ!

デザインの勉強と言うのは、ロマンを追い求める勉強でしょう???
アミサさんがブリスベンでデザインを勉強している。。。
このことだけをとってみても、“病める日本”に居る多くの無気力な若者にとっては、絶対に手の届かない大ロマンのはずなんですよ!

それを、今、アミサさんはロマンを実現している。
もちろん、現在のアミサさんはそれ程の大ロマンとは思っていないに違いない!
でも、多くの教育ママに育てられて自分を見失ってしまったNEETの若者たちには今、アミサさんが夢物語の人生を送っていると思う人はかなり居るはずですよ。

>> そう言う事を考えると、アミサさんはちょっぴり変わった女の子でしょうねェ~。
>> もちろん、僕にとってはいい意味でね。

> あ、はは・・・変わってますね。自覚済みです♪ 
> だからハッキリ言って、同年代の友達と話があまり合いません
> 。。。というか人付き合いがめんどくさいです。
> がんばらないといけないのはわかってるんですけどねぇ、
> 今またこじれちゃってちょっとまいってます(≧Д≦)ノ彡
> そうそう。その親友もその1人です。
> 私が日本を離れてるあいだにちょっとした
> トラブルに巻き込まれてるみたいで・・・
> 私は中学で反動が起きちゃって、勉強を大嫌いになったんです。

「今またこじれちゃってちょっとまいってます(≧Д≦)ノ彡」かも知れないけれど、
多くの人にとって「夢物語の人生」を、たった今、アミサさんが歩んでいるという事を考えてみなさいね。
そうすれば、そんなことは小さなことなんですよ!
大ロマンに向けてやっていると言う気概と実感を持てば、苦労は苦労ではなく、悩みは悩みではなく、すべてが人生の肥やしになるもんですよ!

「可愛い子には旅をさせろ」

昔の人はいい事を言ったものです。
アミサさんのお父さんもお母さんもそのつもりでオーストラリアに出したんでしょうね。

>> 教育ママに育てられたら、自分を見失なっちゃうかからね。

> 教育ママでしたよ。厳しい塾に入れられて、ムリヤリ長時間勉強されて、
> それで反発してしまったわけですが、別にぐれたわけでもなく

> いい方向に自分を進めることができたんです☆
> (↑そのせいで変わりものに・・・?笑)
> 自分のやりたいことを自分の意志で思うようにやっていこうって思うようになりました。

とにかく、It turns out okay!でよかったね。
そうですよ、そうですよ!
多くの人にとって、それは、ロマンと夢の人生なんですよ!
「ロマンと夢の人生」を歩いているんだと、改めて味わってくださいね。
そうすれば、頑張る気持ちがますます湧いて来ますよ!
(^Д^)ギャハハハハ。。。。

アミサさんは現在、オーストラリアのブリスベンでデザインの勉強をしています。
獅子狩文錦、ブリスベン、。。。についてもっと知りたいのならぜひ次のリンクをクリックして読んでみてください。

■ 『アミサさんとロマン、そしてブリスベンとバンクーバー』

■ 『ブリスベンってどんなとこ? ジューンさんによるブリスベン案内』

■ 『デンマンによるバンクーバーガイド』

レンゲさんも同じような教育ママに育てられたんですよね。

2005 03/16 11:00 編集 返信

わたしは、今よりも脆い心を、成長させて強く正しく明晰に育てていく段階で、大人たちの無知?ゆえに、教育という名を借りた虐待によって育ち、そのツケを自分自身で払わなければならないのです。

苦しいです。
そして、悔しくて、無念です。
自分に備わっていたであろう可能性を、幼少期につぶされたのだと大人たちをうらんでいます。
でも、恨んでいるだけでは、前には進めないということに気が付いてからは自分で自分を慰め、過去の傷を癒す努力をしています。

確かに自分で勝手に信じた相手からの、裏切り?行為にたいして、裏切られた・信じていたのに・・・などと言うのは、自分の思い込みによる信頼の、真相を知ることだと思います。

わたしは未だに、この寂しさのせいで容易に人を信じます。
相手をまず疑ってみることなど、考えられないのです。
世間はそんなに甘いものではないのでしょうが、どうしても信じてしまいます。
それで、つらい思いを何度もしているのに、学習能力がないのかも知れませんね。

by れんげ

『わたしは未だに、この寂しさのせいで容易に人を信じます』より

ただ、ここでアミサさんと大きく違ってしまったのは、レンゲさんはグレてしまったんですよ。そうでしょう?

仲直りしたい。でも、。。。
不良娘は、それがなかなかできないんです。


2004 09/08 13:03 編集 返信

ほんとうにありがとうございます。
わたしが、グレていた間も
ビーバーランド XOOPSに行きたかったんです。
でも、わかっていただけたらうれしいのですが、不良娘は、それができないんです。

できないから、どんどん距離が大きくなる。
わたしの家庭はそんな所でした。
「話し合い」なんて、タブーでしたから。

トラブルが起きるたびに、
家族の溝は深まっていきました。


わたしは、その家庭崩壊を、追体験したような、そんな気持ちがします。

でも、denmanさんは、
玄関の鍵をあけてくださるんですね。
感謝します。

できそこないの身に、痛いほどしみてきます。
ありがとうございます。

by レンゲ

『次元の違いとは端的に言うと』より

レンゲさんは、16才の時にグレて家庭崩壊が深まった。この時に両親に見放されたのは切実だったようですね。レンゲさんが“幼児的なふれあい”を求めて初めて男の腕に抱かれたのはこの時なんですよね。

ずいぶんと引用をしましたけれど、デンマンさんはこの事を持ち出すために、いろいろと引用したんですのね。

そうですよ。この時のことがレンゲさんの幼児的ふれあいを理解するためには欠かせないんですよ。この時グレていなければ、レンゲさんもアミサさんのように海外に飛躍していたでしょうね。僕はそう思いますよ。

そうでしょうか?

とにかく、この時のことを明後日にもっと詳しく伺いますよ。

あたしがイヤだと言っても、デンマンさんのことだから、いろいろと口実を設けて聞き出すのでしょうね。

話すのがイヤですか?

イヤではありません。でも、以前のように誤解されて非難を受けるのはつらい事です。

今回はそのようなことにはなりませんよ。

どうしてですの?

レンゲさんは、その時の失敗に学んだはずですからね。熟女になって話してくださいね。

分かりました。

(あなたと、ここだけの話しですがねぇ、この話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。)

       

レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲのバンクーバー紀行』

バンクーバーから戻ってきたレンゲさんの新しい悩みは次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『夢のバンクーバー“後記”』
 
レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『レンゲの悩みの数々。。。本当にわたしは悩みの宝庫です。。。』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさんのスナップ写真集』

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


愛と性のはざまで。。。 [愛と性の美学]

愛と性のはざまで。。。
 

レンゲさん、しばらく寂しさを紛らわせるためにも、仕事に身を入れて頑張ったらどうですか?

あたしは仕事だけに生きがいを見出すことなんて出来ません。

しかし、夢のバンクーバーにやって来て、8歳の女の子に戻ってですよォ~、パンティーとブラになって、ベッドに飛び込んで泳いだって、気晴らしにはなっても、レンゲさんの問題の解決にはならないんですよ。

デンマンさん、パンツとブラの事は持ち出さないでくださいな。ふざけないでください。。。

マジですよ。ふざけていませんよォ~。

デンマンさんは、あたしの事を、。。。あたしの事を。。。愛しているとおっしゃいました。。。マジでおっしゃったんですよね?

もちろんですよ。僕は今でもあなたのことを愛していますよ。

だから。。。

でも、それは不倫の愛ではないんですよ。“心の恋人”としてレンゲさんを愛しているんですよ。

夢のバンクーバー

2004-8-16 19:46

ご苦労様、ありがとうございます。
バンクーバーでのわたしは、denmanさんに
エスコートされて、のびのびした表情をしていますね。
ここ大阪では考えられません。

あたしの精神年齢は32歳ですか?
大人ですね。
昔から思索にふけることが多かったのですが、
そういった時に、
わたしは大人になれるのかもしれません。

でも、妄想にふける中学生のわたしもいますが。
もうひとつ言えば、
不安にさまよう4歳のわたしもいます。

わたしの詩・・・(自分では自慰行為と呼んでいますが)
人に見せるのも、まして批評していただけるなんて、
全く初めてだったんです。

denmanさんが感想を書いて下さって、
冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ちです。
ネットで公開してよかった・・・

denmanさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。

わたしがdenmanさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

それにしても、わたしは幸せ者ですね。
この、“夢のバンクーバー”で、
わたしはdenmanさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございます。

質問の方もできるだけ早く、残りをお答えしますね。

by RENGE

『次元の違いとは端的に言うと』より

レンゲさんだって、このように僕の “求愛” を “心の恋人” として受け入れたんですよ。。。でしょう?

でも、それは、あたしたちがまだ会う前でしたわァ~。

会う、会わないは関係ないんですよ。

いいえ、関係ありますわァ~。。。あたしたち、。。。デンマンさんとあたしは2ヶ月近くもバンクーバーで一緒に暮らしましたわァ。

それは、しかし、。。。しかしですよ。。。いわゆる同棲したわけじゃないんですよ。大阪からやって来た“心の恋人”を僕はお客さんとしてもてなしたんですよ。

でも、。。。でも、あたしは。。。あたしはデンマンさん抱かれました。

レンゲさん、。。。あなたは、。。。あなたは、。。。またそのようなことを言い出すゥ~。。。僕は、また泣きたくなりますよゥ~。。。

どうしてですかあああ?デンマンさんは、あたしを、。。。あたしを抱いたじゃありませんかあああ?

あのねぇ~、レンゲさん、“抱いた” とか “抱かれた” とか、その言葉だけを切り取って単独で言うと誤解を招くんですよォ~。。。この記事を初めて読む人は絶対に誤解してしまいますよォ~。んも~~。。。

だって、それ以外に言い方がありませんものォ~

ありますよ。 僕が、8歳の女の子になりきったレンゲさんを自分の娘のように可愛がった。。。とか、。。。男が女を求めるようではなく、父親が娘をハグするように可愛がった、。。。とか、。。。いくらでも言い方があるじゃないですかアアア。。。

でも、あたしは、。。。あたしは、。。。デンマンさんに抱かれて、。。。あのォ~、。。。つまり、。。。つまり、。。。イッてしまいました。

でも、それは、レンゲさんが勝手にイッてしまったんですよ。。。僕がイカせようとして、それで、。。。あなたがイッタわけではないんですよ。

だって、あたしはデンマンさんに抱かれたからイッたんですわァ~

レンゲさん、“抱かれた” という言葉を強調しないでくださいよ。レンゲさんと僕が不倫関係を結んだように誤解されてしまいますよ。。。この記事を直美も読むんですからねぇ~。んも~~。。。(デンマンの顔が泣き出しそうにゆがむ)。。。だから、僕はこだわるんですよォ~。。。んも~~

だって、。。。だってぇ~、。。。

分かりましたよ。それならば、その時の様子を僕はもう一度ここに書きますよ。

レンゲさん、あなたには下心はなかったかもしれないけれど、誤解を与えますよ。

どうしてですかあ~?

どうしてですかって、。。。あなたは、このような格好で僕の部屋に入ってきたんですよ。

いけませんか?

ダメだとは言わないけれど、。。。その上にガウンかなんかを羽織ったらどうですか?

夏でした。

それは分かるけれど、確か、。。。午前1時ごろでしたよ。。。。暑くはなかったですよ、むしろ涼しいくらいでしたよ。 

だって、あたし、これでいつも寝ていたんです。

しかし、あなたは自分の高井田のアパートではワンピースを着たままで寝ていたと言ったでしょう。。。?

デンマンさんが、こういうベビードルのナイティー(nightie)が好きだと言っていたので買ったんです。

そんな事を言った覚えはないけどなあァ~。。。

おっしゃいましたわああああ!

それで見せに来たというわけですかァ~?

そういうわけではありません。デンマンさんには無様(ぶざま)な姿はお見せしたくありませんでしたから、デンマンさんが好きだとおっしゃっていたナイティーを買って着ていたんです。

とにかく、あなたは僕がびっくりするような事をするからねぇ~。んも~~。。。風呂場の逆立ちの次がこれだったんですよ。

デンマンさんが、お部屋に入ってもよいとおっしゃいましたわ。

そうするより他にないでしょう。あなたは怖い夢を見て眠れなくなったと言って入って来たんですよ。30才になろうとする女性が “怖い夢を見て眠れない。 だから、一緒のお部屋に居させてくれ”。。。そんなことを言われたら、何も知らない男なら“据え膳”だと思いますよ。

デンマンさんも、そう思われたのですか?うふふふ。。。。

うふふ、じゃないですよォ~。僕は内心では、ぶったまげていましたよ。

でも、ポーカーフェースを通していましたわ。

もちろんですよ、冷静にならねばいけない、と自分に言い聞かせていましたからね。その一方で来るものが来たかァ~。。。とも思いましたよ。レンゲさんの“幼児的なふれあい”へのあこがれが、こういう形になって現れたんだと思ったわけですよ。あなたは、僕のベッドの中にもぐりこんで、ニィーと笑ってんですからねぇ~。。。全く、憎めないところがありますよォ~。

デンマンさんは、それから2時間もあたしをかまってくれませんでしたわね。ほったらかしでしたわァ~。

そのうち眠ってくれるだろうと思ったわけですよ。しかし、眠らないんですよねぇ~。そろそろ眠ったかなあァ~と思って、そっと振り返って見てみると、あなたはベッドの中でしっかりと眼を開いて僕の方を見ている。僕がニヤッと笑って見せても、もうあなたは笑わない。。。。潤んでいる目で訴えるように僕を見つめているんですからねぇ~。。。僕は本当に迷いましたよ。あなたを残してリビングのソファーでも眠ろうものなら、また人種差別をしていると言われかねない。。。だから、もう観念して僕もあなたの隣に横になりましたよ。
(注: 人種差別の事は次のリンクをクリックして読んでください。
   『不倫した私を差別しているのですか?』


2時間も待たせたんですよ。

レンゲさんが勝手に眠らずに待っていただけですよ。

あたしだって意地になっていましたわ。

どうして、あのように手の込んだ事をするのですか?

デンマンさんは、今でもあたしがシナリオを書いて小説的演技をしていたと思っているのですか?

そうは思っていませんよ。レンゲさんが“幼児的ふれあい”を求めているのだという事が分かりましたからね。僕が言っているのは、狸眠りでもいいから寝たフリをしていれば、僕だって2時間も机に向かって居る必要がなかったんですよ。実際、あのような状況では何も手がつかないんですよ。

でも、ハグしてくれたのであたしうれしかったです。

しかたありませんよ。あなたは7つか8つの女の子になりきっていたんですからね。ああいう時って、女性は幼い時の気持ちになれるのだろうけれど、でもレンゲさんは、すっかりなりきってしまっていたんですからね。僕は驚きましたよ。

Women fall into 'trance' during orgasm



The key to female arousal seems rather to be deep relaxation and
a lack of anxiety, with direct sensory input from the genitals
playing a less critical role.

The parts of the female brain responsible for processing fear,
anxiety and emotion start to relax and reduce in activity. 
This reaches a peak at orgasm, when the female brain’s emotion
centres are effectively closed down to produce an almost
trance-like state.

The male brain was harder to study during orgasm, because of its
shorter duration in men, but the scans nonetheless revealed
important differences. Emotion centres were deactivated, though
apparently less intensely than in women, and men also appear to
concentrate more on the sensations transmitted from the genitals
to the brain.

This suggests that for men, the physical aspects of sex play
a much more significant part in arousal than they do for women,
for whom ambience, mood and relaxation are at least as important.

Men find it more important to be stimulated on the penis than
women find it to be stimulated on the clitoris.

"What this means is that deactivation, letting go of all fear and
anxiety, might be the most important thing, even necessary, to have an orgasm," Dr. Holstege said.

Times Online June 20, 2005
(ロンドン発行のタイムズ紙 2005年6月20日の記事より)


何ですの、この長い英文の引用わああ?

これを訳すと問題があるので日本語には訳しません。でも、ロンドンのタイムズ紙の記事から抜粋したものですよ。オランダの性科学者の実験に基づいた科学論文についての記事ですよ。

それがあたしの“幼児的なふれあい”と関係があるのですか?

そうなんですよ。僕はこの記事を読んでレンゲさんがイッてしまった理由がすべて納得できましたよ。

イッてしまったって。。。デンマンさんは、。。。知っていたんですのォ?

僕は、レンゲさんがお漏らししたのかと思ったんですよ。セックスしたわけじゃありませんからね。おしっこなら、舐めればツンと沁みるような。。。刺すような味がありますからね。でも、おしっこと比べれば、かすかに甘い味がしましたよ。臭いはほとんどありませんでした。

デンマンさんは舐めたんですの?

シーツがかなり濡れていたんですよ。。。。確かめてみただけですよ。

イヤやわァ~、デンマンさんたらァ~。。。あたし、恥ずかしいわァ。。。

何もあなたが恥ずかしがることではないでしょう。

あたし、他の女性と比べて変わってますかァ?

だから僕もそう思ったんですよ。。。。上の記事を読むまではね。でもね、納得ゆきましたよ。

どういうことですか?

あの時の女性というのはトランス状態になる人も居るんですよね。日本では“失神する”と言うようですよね。そのことは僕も知っていましたよ。でも、僕はレンゲさんをハグして頬擦(ほおず)りしたりキスしたり、。。。レンゲさんは8歳の女の子になりきっていましたからね、僕は妙な気分でしたよ。でも、そういうレンゲさんのことが実に可愛いと思いましたよ。。。だから僕は8歳の時の娘を可愛がるようにあなたを可愛がっていた。。。そんな気持ちでしたよ。。。あなたは、なかなか僕を離さない。20分か、30分か、。。どのくらいあなたをハグしていたか、はっきりとは分からないけれど、気づいたら、あなたはトランス状態なんですよ。

あたしには、良くそういうことってあるんです。

僕はヨガもやるし、禅をやった事もありますがねぇ、精神をよほど“集中”しても“空”にしても肉体的な快楽の極地に到達する事って出来ないですよ。僕の修業が足りないのかもしれません。。。。でも、レンゲさんは僕にハグされて。。。頬擦りされてキスされて。。。可愛がってもらっているだけで。。。イッてしまったんですからね。。。

デンマンさん、そんな風に見つめないでくださいな、。。。火照(ほて)ってしまいますわアアア。。。。

『あたしは、どのように愛せば良かったのでしょうか?』より

レンゲさん、あなたはね、まるで自己催眠をかけたようにトランス状態にのめり込める人なんですよ。僕はあなたのような人を自分の腕の中で見るのは初めてでしたよ。

あたしは、それ程変わっていますか?

でもね、上の英文の引用にもあるとおり、科学的にはレンゲさんのような女性が理想的なイケるタイプなんですよ。つまり、何もかも忘れてしまうほどに自我を高揚した官能の中に埋没させてしまう事が出来るんですよ。“頭の中が真っ白になる”というのはそういう状態なんだと僕は思いますよ。

それで、デンマンさんは、何がおっしゃりたいのですか?

翌日レンゲさんが詠んだ詩はその時のトランス状態がいわば言葉になったんですよ。



あなたと

    交わした愛


2005/08/19

あなたの全てがいとおしい

そのまぶたをくちびるで愛撫する

くちびるから全身にしびれるような

熱い波がひろがっていく

あなたをつつむやすらぎの光

おだやかな時がいつまでも流れていく

あなたに出会い

そして愛し合う

こんなに強く抱きしめた腕

ふたりは確かに結ばれて

身も心もとけあう

あなた ・ ・ ・

いとしいひと ・ ・ ・

あの出会いからわかっていた

夕べのしじまの中で

あなたと交わした愛が

とこしえに続くことを

愛している

今朝はすべてが澄み切って

誰にもじゃまはできない

(『あなたと交わした愛』より)




つまり、レンゲさんはこういう人を探し求めているんですよ。。。。でもね、残念ながら、その人は僕ではないんですよ。

なぜですか?

何度も言ったように不倫以外にそれを実現する道はないですよ。僕は不倫はコリゴリですからね。

あたしの探している人は誰ですか?

レンゲさんは、その人を野々宮さんの中に求めようとしたのかもしれませんね。

あの人はあたしを拒絶しました。

拒絶したわけではないんですよ。レンゲさんが、例によって拒絶される前に逃げ出したんですよ。

いいえ、そうではありません。

椎名さんとの関係も、いつもそれですよ。ただし、椎名さんの場合には“腐れ縁”になってしまって別れようとして別れられない。殺されそうになったというのに、レンゲさんは彼と別れられない。

だから、椎名さんときっぱり別れようと思って、あたしはバンクーバーに行ったんです。

確かに気晴らしにはなったようだけれど、レンゲさんは振り出しに戻ってしまいましたよね。

なぜ、あたしは、いつもこうなるんですか?

逃げているからですよ。

あたしは、誰からも逃げていません。

対話を持つことから逃げているんですよ。

対話を持てない人とは、どうにもなりません。

そう思い込んでしまうから、いまだにお母さんとも和解が出来ない。もう6年以上もレンゲさんはお母さんと会ってないし、電話で話した事もない。野々宮さんの事だって、対話を持てば関係が修復できるかもしれない。でも、あなたにはその気はない。でしょう?

だって、対話を持っても意味がないからです。

どうしてですか?

不毛です。

その同じ言葉を僕にも吐いたことがありましたよ。

対話できないんじゃなくて、
対話したくないだけ。


2004 12/22 04:24 編集 返信

> どうして精神年齢が
> 4歳児のように、
> 満足にデンマンと対話を
> 持つことができないの?

できないんじゃなくて、
対話したくないだけ。
ただでさえだるいのに、
これ以上ウザイことしたくない。

> この掲示板に書くか、
> 個人的に僕にメールを
> 書けばよいのに、
> 僕と面と向かって
> 話し合いを持つことが、
> レンゲさんには
> 出来ないんですね。

できないんじゃなくて、したくない。
不毛。

> 問題を解決するためには
> 話し合いを持つということは、
> 小学校6年生でも
> よく分かっていることなのに、

なーんか年齢に固執するよね。
Myものさしですか?

> この掲示板に書かずに、
> コソコソと隠れるように
> 『喜怒哀楽むきだし!日記』に書いているんですね。

かかわり持つとややこしいからね。

> レンゲさん!
> コソコソ隠れずに出てきなさいよ!

隠れてないってばァ~。
絶対自分の方が正義だという、困った脳みそしてるね。

by レンゲ

『対話したくないだけ』より

黒いパンティーをはいたサディステックなレンゲさんが、このように不貞腐(ふてくさ)れた言葉を吐き出すんですよ。でもね、やがて寂しくなって反省すると、仲直りできるレンゲさんも居る。それで、次のようなしおらしい事も言えるんですよね。

仲直りしたい。でも、。。。
不良娘は、それがなかなかできないんです。


2004 09/08 13:03 編集 返信

ほんとうにありがとうございます。
わたしが、グレていた間も
ビーバーランド XOOPSに行きたかったんです。
でも、わかっていただけたらうれしいのですが、不良娘は、それができないんです。

できないから、どんどん距離が大きくなる。
わたしの家庭はそんな所でした。
「話し合い」なんて、タブーでしたから。

トラブルが起きるたびに、
家族の溝は深まっていきました。

わたしは、その家庭崩壊を、追体験したような、そんな気持ちがします。

でも、denmanさんは、
玄関の鍵をあけてくださるんですね。
感謝します。

できそこないの身に、痛いほどしみてきます。
ありがとうございます。

by レンゲ

『次元の違いとは端的に言うと』より

これを、レンゲさんは繰り返すんですよね。現在は、僕とは仲直りしてこうして対話を持つことが出来るけれど、これがまたいつか“不毛”になるんですよね。

あたしは、別に繰り返そうとは思っていないんです。

分かりますよ。次のように、手記にも書いていますからね。

幼児的な
ふれあいへの
あこがれ


わたしのぐずぐず

さびしいよおおおお!

彼氏にあえないからねえ・・・

でも、本当はね、ここがふんばりどころだと気付いてる

遊びだけの男とセックスするのはやめとこう

連絡したら来てくれるヤツもいるけど・・・

ずるずると同じことくり返して学習しないわたしを変える

誰とでもセックスするヤツやったんや!って

あの人を傷つけてしまった。

さびしさでこわれてるけど、きっと直る、この心。

どうしても、幼児的なふれあいへのあこがれが、

この年になると、イコールセックスになるんやわあ。

Renge 2004-12-27 11:37:24

『愛とセックスは、もちろん、違いますよね?』より

レンゲさんだって分かっているんですよ。

ずるずると同じことくり返して学習しないわたしを変える

あたしはどうして学習しないんでしょう?

それはね、レンゲさんが “愛” と “性” のハザマで揺れ動いているからですよ。

どういうことですか?

それを説明すると、また長くなりますよねぇ~。

また明後日ですかああああ?

そういうことになりますよねええぇ。。。へへへ。。。マジで、この記事がまた長くなりすぎていますよ。レンゲさんも、トイレに行きたくなった頃じゃないですか?

いいえ、あたしはデンマンさんとお話しする時には、いつだっておトイレを済ませてきますわ。

そうですかァ。でも、これを読んでいる人はきっと駆け込みたくなっていると思うんですよ。レンゲさん、申し訳ないけれど明後日まで待ってよね。
 
(あなたと、ここだけの話しですがねぇ、この話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。)

       

レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲのバンクーバー紀行』

バンクーバーから戻ってきたレンゲさんの新しい悩みは次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『夢のバンクーバー“後記”』
 
レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『レンゲの悩みの数々。。。本当にわたしは悩みの宝庫です。。。』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさんのスナップ写真集』

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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