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愛はスミレの花のごとく [性の悩み・セクハラ・愛と性]

愛はスミレの花のごとく
 


定さんの後半生

前代未聞の阿部定事件が発覚すると、それは野火のように瞬く間に日本全国、津々浦々まで広がる勢いを示した。
各新聞は一斉に号外を出して「阿部定逮捕」を報じた。
このとき、国会では2つの委員会が開かれていた。
ところがこの号外を耳にした委員長は緊急動機を発令し会議を中断するほどだった。
委員会の全員が号外を手にして、それこそ世界大戦争が始まったかと思うほどに、血眼(ちまなこ)になって号外を読み耽った。

当然の事ながら阿部定さんが異常性欲の持ち主だと言う事が噂され、この種の噂は後を絶たない。
定さんと関係した男たちは、彼女がオーガズムに達すると体が震え出し、それから1時間近く失神していたと証言した。
中京商業高校の校長の大宮五郎先生は、最初に定さんと関係したとき、欲情した彼女の淫水が多いことに驚いて、病気ではないかと思ったと述べている。
定さんの精神鑑定をした東京帝国大学の村松常雄教授は、彼女を先天的なニンフォマニア(nymphomania:淫乱症)と診断した。

大宮先生はこの事件のために失職したと書いてある記事が多いが予審調書には事件発覚前に辞めたと、次のように記述されている。

“今日やっと校長を辞めたので今までに一番気持ち良くお前に会っているのだと言いました。
私は何も知らない先生の朗らかな気持ちを考え一層申訳なく泣きましたが、久し振りで私と会った先生の気持ちを察して慰めるために、とにかく寝ましょうと言い、宿の人に布団を敷いてもらい。。。先生と寝ました。”

定さんと石田吉蔵さんが過ごした東京都荒川区の待合「満佐喜(まさき)」と定さんが逮捕された高輪南町の旅館「品川館」は事件後に大繁盛した。 ところで、「品川駅前の旅館」あるいは「品川区の旅館」と書いてあるものがあるけれど、品川駅の前は港区高輪なのである。 品川駅は品川区の隣の港区にある。品川館は品川駅前にあったが品川区ではない。

「満佐喜」では事件のあった部屋に2人の写真を飾り、2人が使ったドテラや読んでいた『主婦の友』(1917年[大正6年]創刊)まで展示した。 「品川館」では定さんが泊まった部屋を逮捕時のまま保存し、旅館の主人はスクラップブック片手に、熱弁をふるってその夜の定さんを無声映画の弁士のように語ったと言う。

また、逮捕前日に定さんに呼ばれて体をもんだマッサージ師は新聞社や雑誌社の取材謝礼でマイホームを新築した。
定さんはこう言ったという。
「あんた、新聞読んだ? わたし怖いので見出しだけしか見なかったので、聞かしてちょうだい」
これを受けて、マッサージ師が下腹部を切った話しをすると、ニヤッと笑った様子がさも満足そうなので、ぞっとしたと言う。

阿部定事件はバスガイドにまで影響を与えた。
大阪のバスガイドの組合が会社に対して、「切符を切らせてもらいます」という言葉を変えて欲しいと申し出た。
大きい声で「切らせてもらいま~す」と言うと、客が一斉に笑い出す。それが恥ずかしくて耐えられないのだと言う。

昭和11(1936)年11月25日、東京地裁1号法廷で第1回公判が開かれた。
傍聴者は前夜から押しかけて列をつくり、やむを得ず、裁判所は午前9時開廷のところ、午前5時に入廷させた。
昭和11年12月21日、東京地裁は、定さんに対して懲役6年という軽い刑を言い渡した。
定も検事も控訴せず、刑が確定した。

定さんは栃木刑務所で服役した。
刑務所における定さんは模範囚で、普通の女囚が1日に1320枚ずつこなすセロハンの紙細工を2300枚ずつ、ほとんど2人分消化した。

定さんの人気は刑務所収容後もいっこうに衰えず、刑務所に送られてきた定さんへの結婚申し込みは400通以上、
出所後は1万円(当時で約1600万円)でスカウトしたいと申し込んできたカフェーが2つ、映画会社がひとつあった。
なかには定さんが所外作業か何かで外に出て来るかもしれないと期待して刑務所の門前に弁当持参で来る常連もいた。

定さんが予審判事に対して供述した調書が外部に持ち出され、印刷されて非公然に売買された地下出版本があった。
警察がその一部を押収して調書原本と照合したところ、内容が完全に同一であることが判明し、ますます値が上がった。
一説によると、研究のために、特に調書の筆録を許可された精神分析学者の高橋鉄氏が、研究費欲しさにこれを少部数刷り、好事家に高値で密売したものが、さらに暴力団によって拡大再生産されたのではないかと言われているが、真相は明らかになっていない。

1941年(昭和16年)5月17日、前年(1940年)の皇紀2600年祝典による恩赦で減刑され、刑務所を出所した。
ちなみに犯行は1936(昭和11)年5月18日に行われた。
1日違いで、ほぼ丸5年が経過していた。

刑務所長などの配慮で、阿部定さんは「吉井昌子(まさこ)」と名前を変えて、誰にも過去を知られず暮らすことになった。
定さんは「吉井」という姓が気に入っていたようだ。
予審調書によると26才の頃、丹波の篠山の「大正楼」で娼妓をしていたが、待遇がひどいので逃げて神戸に住み始めた。
その当時、吉井信子と名乗って二週間ばかりカフェーの女給をしていたことがある。
29才の時には東京の三の輪で吉井昌子と名乗って高等淫売をしていたことがある。
現代風に言えば“コールガール”という事になる。

定さんは、なぜこの名前が気に入っていたのか?
それは、この名前を名乗っていた頃知り合った中川朝次郎(37歳)氏が気に入っていた事と関係があるようだ。
中川氏は日本橋区室町で袋物商を営んでいた。
定さんは昭和8年10月頃、中川氏の妾になっている。
昭和9年9月頃、中川氏が病気になり定さんの面倒が見られなくなったので相談の上別れている。
その後、定さんは横浜市中区富士見町の「山田」という店でコールガールを始めた。
昭和9年の暮に、この仕事で知り合った政友会の院外団という笠原喜之助氏の妾になる。
ところが笠原氏は放埒で、まともな手当ても定さんにやらなかったらしい。

“愛情もなく私を獣扱いにし別れようとすると平身低頭して哀願するという品性下劣な男でした。直ぐ嫌になりました。”と定さんは予審調書の中で述べている。

中川朝次郎氏は定さんが関係した男の中では余程気に入ったらしく、“馴染の中川さん”が恋しくなり昭和10年1月、電話で中川氏を呼出し浅草の上州屋で同宿したこともある。
その後も、この中川氏と定さんは会っている。
そのようなわけで、中川氏と“吉井昌子”という名前が定さんの頭の中でしっかりと結びついていたようだ。

いづれにしても、定さんは出所後その名前で(中川氏とは別人と)結婚をし、戦時中は埼玉県に疎開していた。
だが、終戦後、定さんとその夫が平和に暮らしているところに、新聞記者が取材で訪れた。
これによって、夫は妻が世間を騒がせた定さんであることを知り、それまで平和であった暮らしが崩壊した。

また、カストリ雑誌ブームの中で再び、阿部定事件が脚光を浴び、興味本位の『昭和一代女お定色ざんげ』などいろいろ書かれた。
そのため、1947年(昭和22年)9月、定さんはその著者と出版社を名誉毀損で東京地検に告訴している。
その後、作家の長田幹彦主催の劇団で、自ら「阿部定劇」のヒロインを演じて全国を巡業した。

その後、温泉地の旅館の女中、料理屋の女中、バーやおにぎり屋の経営者になったりして、あちこちを転々とする。
自分の知名度を利用し、逆にそれを利用されたりした。
1959年(昭和34年)、某料理屋の女中頭として、東京料飲店同志会から優良従業員として表彰されている。

1969年(昭和44年)に石井輝男・監督で『明治大正昭和 猟奇女犯罪史』という名の映画が作られた。
実際に起きた異常ともいえる五大愛憎事件を、スキャンダラスに描いて話題を集めた。
昭和35年に起きた“東洋閣事件”を皮切りに、“阿部定事件”、それに引き続いて各地でおこった“象徴切り事件”、
敗戦の年に七人の女を強姦・殺害した“小平義雄強姦殺人事件”、明治の代表的毒婦“高橋お伝事件”まで猟奇犯罪を実録タッチでショッキングに描いた。
事件の当事者である阿部定さんが特別出演するというので、公開当時大きな話題を呼んだ。
数分だが定さん本人(当時64歳)が橋の上でインタビューに答えて事件を語る部分がある。

1971年(昭和46年)、千葉県市原市のホテルで、「こう」という名前で働いていた。 ここでは、66歳という高齢にもめげず、若い男に金品を貢いでは気を引いていたそうであるが、置手紙を残したまま、姿を消した。
以後、消息を断った。
その後、ある老人ホームに入っているらしいという噂が立った。
現在は生死不明。

『阿部定事件の波紋と後半生』より

デンマンさんは、定さんにこだわりますのね?

良いところも悪いところもレンゲさんと定さんは、よく似ているからですよ。こうして定さんの後半生を読むと、レンゲさんの後半生に参考になるのじゃないかと思ってね。。。

あたしを犯罪者扱いにするのですかああああ。。。。いけすかんわああああ。。。

そういうわけではありませんよ。僕はね、定さんの予審調書を読んで、あのショッキングな殺人さえ犯していなかったら、定さんはまともな後半生を送れたろうと思いますよ。

どういうことですか?

定さんは素直で正直で関係者に好感を与えているんですよ。それは上の文章の中にもよく表れていますよ。

どういうところですか?

たとえばね、次のような箇所に定さんの良い性格をうかがうことが出来ますよ。

刑務所長などの配慮で、阿部定さんは「吉井昌子(まさこ)」と名前を変えて、誰にも過去を知られず暮らすことになった。

定さんが所長に良い印象を与えていたからこそ、このような配慮がなされたわけですよ。しかも定さんは模範囚だったんですよね。

刑務所における定さんは模範囚で、普通の女囚が日に1320枚ずつこなすセロハンの紙細工を2300枚ずつ、ほとんど2人分消化した。

もちろんこればかりではなかった。裁判の前に予審調書を用意するために係官から尋問を受けている時にも定さんの素直で率直な性格が係官に良い印象を与えました。

どうしてそのような事が言えるのですか?

大宮先生がいるから石田の事を馬鹿馬鹿しいと思いのではないかと考えると石田に申訳ないような気もします。
今ではなるべく石田の事を忘れようと骨折っております。

今後この事件の事は口にしたり考えたくないので、出来れば公判とか裁判とか大勢の所で色々の事を聞かれるよりお役所でしかるべく相談して刑を定めて下さい。
不服は言わず快くその刑を受けるつもりです。

その意味で弁護士はいらないと思うのですが、ただ世間から私を色気違いのように誤解されるのが一番残念で、この点申開きをするため弁護士を頼もうかと思います。

『自伝・阿部定の生涯 その6』より

分かるでしょう?定さんという女性は好感を与えるような人柄だったということが。。。つまり、予審調書を読んで気づくのは、ちょうどレンゲさんのように素直で率直なんですよね。包み隠すことなく事実をありのままに話す事ができた人なんでしょうね。聞き手に対して素直であるということが伝わるような話し方をしていますよ。上の引用の中でも定さん自身が言っています。“役所でしかるべく相談して刑を定めて下さい。不服は言わず快くその刑を受けるつもりです。” つまり、全面的に役所を信頼している。すべてをお役所に任せている、という事が聞き手にも実によく分かる。

定さんのそのような性格が、検事や裁判官や警察の担当官に良い印象を与えたということですか?

そう思いますよ。事件のショッキングな性格から、定さんに初めて会う人は、もっとがさつなアバズレ女を想像していると思うんですよ。ところが実際に会って話をしてみると、上のような淑(しと)やかで素直で頭のいい女性を目の前にすることになる。

つまり、そのような定さんの好印象が、判決が軽かったという理由だとデンマンさんはおっしゃるのですか?

そうですよ。しかも、刑務所でも模範囚で通した。定さんは結構、頑張り屋なところもあるんですよ。

どういうところがですの?

このことは前にも書いたけれど、定さんは調書の中で次のように言ってますよ。

22歳の正月大阪市の飛田遊郭「御園楼」に住み替へ娼妓になり、源氏名を「園丸」と名乗って出ました。

。。。

御園楼は当時大阪で一流でした。私も売れてナンバースリー以下に下がった事がありませんでした。
抱主からも可愛がられて「御園楼」では面白く働きました。

一年位経った頃、ある会社員の客が私を落籍してくれることになりました。
しかし、その人の部下も私の客であることが判ってその話は駄目になり、客から勘忍してくれと言われ金を貰った事がありました。
それで、少し腐っているところへ紹介屋から話があって、翌年早々23歳の時、名古屋市西区羽衣町の「徳栄楼」に借金2600円で住み替えました。

ここに移る時は、その抱主は丸ぽちゃの可愛らしい女を希望していたそうです。
私は面長でどちらかと言えば伝法肌の女であり、紹介屋から是非抱えて呉れと頼まれて抱えることになったらしいのです。
当時、その事情を知らない私は抱主が内儀さんに仕方なく抱えたんだ、名前などは何でもいいと話しているのを耳にし、私を抱主が気に入らぬのなら気に入らせて見せるという気になり、貞子という源氏名で一生懸命働きました。
それから売っ子になり可愛がられるようになりました。

『自伝・阿部定の生涯 その1』より

それに、初めに引用した文章の中にも出てきますが、離婚してからの事だけれど、定さんはやはり頑張り屋のところを覗かせていますよ。

1959年(昭和34年)、某料理屋の女中頭として、東京料飲店同志会から優良従業員として表彰されている。

もちろん、レンゲさんも頑張り屋ですよ。レンゲさんがホステス時代にナンバーワンになった事も定さんと良く似ています。

レンゲさんには、間違いなく野心家の一面もある。だからこそブティック・フェニックスでも3ヶ月余りで、他の店長をゴボウ抜きに抜いてあなたは売り上げでトップの座を獲得した。クラブ・オアシスでもあなたは30人余り居るホステスの中でナンバーワンに躍り出た。これがその当時のレンゲさんの写真ですよね。若くてピチピチしていた。しかも素人っぽくって素朴な美しさがある。それでいて洗練されたところもある。そういうところがお客さんの関心を誘った。それに加えて、話題が豊富でお客を飽きさせない。あなたは頭のいい女の子なんですよ。自分をどう演出してよいかも、ちゃんと心得ている。だから、ナンバーワンになることも時間の問題だった。

。。。

あなたにとって大学生活は慢性的な空虚感と退屈さが伴っていたんですよね。少なくともホステスの生活の方が楽しかったんですよ。楽しいという言葉が適切でないなら、レンゲさんの求めているものは、大学生活よりもホステス生活の方にたくさん見出すことが出来たんですよ。

あたしの求めているもの?。。。それは何ですか?

“幼児的なふれあい”ですよ。

レンゲさんがホステス時代に“お客リスト”を作っていた。レンゲさんはクラブ・オアシスで働いていた30人の女性のうちでナンバーワンになったんですからね。レンゲさんがマジメに一生懸命ホステス業に励んでいたことが僕は理解できましたよ。どんな職業でもそうですが、トップになるためには、それなりの努力が必要ですよ。実際、“ちゃらちゃらして”いたら、ナンバーワンにはなれなかったと思いますよ。

  『とこしえの愛って。。。 』より

それにね、定さんはレンゲさんのように結構、本を読んでいるんですよね。

そのようなことが書いてありました?

予審調書の中には出てこないけれど、『昭和史全記録』という本の中に出ている。それによると定さんは吉蔵さんを殺害したあとで、傷口の血を手指につけ、吉蔵さんの左大腿部に「定吉二人」という文字を書き、敷布にも「定吉二人キリ」という文字を書き残したんですよ。

どうしてそのようなことをしたのですか?

レンゲさんもそのように不思議に思うでしょう?実は、裁判でもそれが問題になって、裁判官が定さんに尋ねたそうだ。

定さんは何と言ったのですか?

昭和11年5月5日に明治座で“つや物語”を見たというんだ。これは泉鏡花が書いた新派の名作「通夜物語」のことですよ。この原作品を読んでいたと言う。

どういうお話なんですの?

小きんと言う芸者が出刃庖丁で可愛いい男の田之助を殺して、その血で襖に字を書くのだけれど、定さんは、そこにとても感動したと言うんだ。

明治の新派全盛時代に書かれた名作狂言。
原作は泉鏡花が明治32年(1899)9月、「大阪毎日新聞」に発表した小説。

明治39年(1906)8月大阪朝日座にて、岩崎舜花の脚色で初めて演じられた。
配役は、花魁・丁山に河合武雄、貧乏な画家・清に秋月桂太郎が扮した。

昭和11年(1936)5月明治座にて、昭和新派のエース川口松太郎の新脚色で「新版つや物語」として上演された。
配役は丁山にあたる芸者小今に花柳章太郎、清に柳永二郎が扮した。

演者、脚色者とも若い世代で、古くなった新派の定番狂言をリニューアルしようとした。
しかし、当時まだ原作者の泉鏡花が影響力を持っていたことから失敗した。評判もあがらなかった。

丁山が出刃包丁で宿敵ともいうべき笹山を倒し、自分の乳房をえぐった血で恋人・清に襖に絵を描かせ、息絶えていく血まみれの凄惨な場面が見ものだった。

あたしには、そういう気持ちが分かりませんけれど。。。

でも、定さんは、その凄惨な場面に感動を覚えたと言う。「定吉二人キリ」の血書のヒントは、この泉鏡花の原作品から得たそうだ。定さんも芸術的に感化を受けやすい性格なんだと思いますよ。

デンマンさんは、あたしもそうだとおっしゃるのですか?

そうですよ。レンゲさんも次のように書いていましたからね。

そこまで人を駆り立てる物って何なんだろう?

2005 01/08 01:28

わたしは「家畜人ヤプー」の
沼 正三氏を思い出す。
彼の思い描いた壮大なユートピア。
イマジネーションとリビドーが
彼を書かずにはおかせなかったのだろう。

彼は夜な夜な
そのイメージの世界へと旅立ち、
恍惚の笑みを浮かべ、
自分が創り出した女神たちに奉仕し、
虐げられていたのだろう。

表の顔とのギャップが大きいほど、
秘められた場所での彼の悦びも、強く、
刺激的になり、
仮想ユートピアも、あざやかに、
現実のものとなっただろう。

それは、彼の知性が高かったために、
そのような壮大な世界を
得ることができたのであって、
凡人ならば、実際に血の通った“女神”を必要とするのだ。

ユートピアといえば、トマス・モアを思い出すが、
彼は自分のおかれている現実にたいして多くの不満を持ち、
そのうち想像と妄想を結実させ、あの作品を書いた。

人の欲望、不平、不満は、時に妄言などを生み出し、
何らかの「アンチ」な行動に向かわせる。それが社会を動かす力となるか、
ただの変人呼ばわりで終わるかは、本人の死後、評価が決まるかもしれない。

by renge  
『たれてるお尻ってなかなか直りませんよね?』より

この本を読んでみたい人は次のリンクをクリックすると紹介サイトへアクセスできます。
『「家畜人ヤプー」紹介ページ』

レンゲさんには定さんが感じた上の凄惨な場面にはエロチシズムが湧かないのかもしれない。でも、レンゲさんの中に住んでいる“黒いパンティーをはいたサディスト”は「家畜人ヤプー」を読んで共感していますからね。

デンマンさんは、またこの写真を持ち出すのですかぁ~。

いけませんか?

あたしはこの写真が好きではありません。

でも、河内弁をまくし立てて僕をこき下ろす時のレンゲさんのイメージは、こういう姿をしているんですよ。

分かりましたわ。あたしがなんと言おうとデンマンさんは、何でもこうして作ってしまうんですから。。。それで、デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

定さんは、レンゲさんと同じように感受性が豊かで、知的で、素直で正直で、結構、人に好感を与えるような人柄なんですよ。しかも頑張り屋なんですね。

それで。。。?

だから、定さんがあのような事件を起こしていなかったら、幸せな結婚生活を続けていたかもしれないですよね。ところが、新聞記者が定さんの居所を突き止めてしまった。終戦後、定さんと夫が平和に暮らしているところに、その新聞記者が取材で訪れた。夫は妻が世間を騒がせた定さんであることを知り、それまで平和であった暮らしが崩壊してしまった。。。レンゲさん、僕が何を言おうとしているか?。。。分かりますか?

あたしには、デンマンさんがおっしゃろうとしていることがまだ良く分かりませんが。。。

レンゲさんも、定さんに劣らずすばらしい女性なんですよ。。。僕はマジですよ。定さん以上にすばらしい人だと僕は思っているんですよ。

デンマンさんは、あたしをそのように持ち上げていますけれど、また何か、あたしをガッカリさせるような事をおっしゃるのでしょう?

分かりますか?

分かりますわ。。。デンマンさんとも長いお付き合いになりますから。。。それで、今日はどのような事を言ってあたしをコケにするつもりですか?

僕はレンゲさんを馬鹿にするつもりはありませんよ。

分かりましたわ。とにかく、はっきりおっしゃってくださいな。

おとといも言ったけれど、レンゲさんと清水君のような20代のカップルにも、最近、セックスレスが多くなったと言うではないですか。でも、レンゲさんと清水君は毎日愛し合っている。だから、僕は、それだけでも充分だと思いますよ。それなのに、さらにファンディーをはいてパンツの中でつながったままドライブして荒川の堤へ夜桜見物に出かけたんですよ。

その通りです。でも、デンマンさんはおっしゃったじゃありませんか。“車の中から夜桜を眺め、それから花咲く桜の木の下でシコシコと愛し合うなんてなかなか風流だ。うらやましい限りだよ” こう、おっしゃったんですよ。

確かに、そう言いました。実際、僕は今でも、うらやましいと思っていますよ。でもね、高速道路に出て80キロで走行中に愛し合うことは、どう考えたって無謀ですよ。危険です。遅かれ早かれ事故を起こしますよ。それで二人が昇天したら、号外にはならないけれど、笑い者になってしまいますよ。

“パンツの中でつながったまま、
 カップルが80キロで走行中に
 エッチに夢中になってガードレールに激突、
 そのまま昇天!”

こんな事になったら目も当てられませんよ!

あたしと洋ちゃんは、そういうことにはなりませんてばああああ~~。

誰も、事故を起こしたくって事故を起こすのではないですよ。でも、事故を起こす可能性は充分にあるんですよ。問題は、レンゲさんは運のいい人だから、清水君はあの世に行ってしまうかも知れないけれど、レンゲさんは生き残る可能性があるんですよ。

そうでしょうか?

僕は、レンゲさんには生きて寿命を全(まっと)うして欲しいんですよ。でもね、命拾いした事で、新たな幸運がめぐって来てレンゲさんが結婚したとする。でも、その相手が、レンゲさんと清水君の事故の様子を知ったら、おそらく、定さんのように結婚生活が破綻しますよ。僕はその事を言いたかったんですよ。

デンマンさんは、そうやって、またあたしを馬鹿にするのですわ。

僕は自制心の事を言っているんですよ。レンゲさんを馬鹿にしているのではありません。ファンディーはいてドライブしている最中に愛し合う事だけはやめてくださいよね。

それって、絶対にあたしをコケにしていますわ。。。あたしは、またこの記事の中で可笑しな女にされていますってばああああああああ~~

【ここだけの話しですけれどね、今日もダメだったですね。。。格調高く終わらせようとしたのですけれど。。。へへへへ。。。でもね、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』



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愛は夜桜の下で。。。 [性の悩み・セクハラ・愛と性]

愛は夜桜の下で。。。
 


昨年、1935(昭和10)年4月末のある晩、名前や身分は後で判ったのですが名古屋市会議員で中京商業の校長先生である大宮五郎さんが宴会の帰りに、他の料理屋の女中を連れて私が女中として働いていた料理屋「寿」へ来ました。
大宮五郎先生のその女中に対する態度が誠に紳士的であり、どことなくキリッとしていたので初めて会ったのですが立派な人だと惚れてしまいました。
4、5日後、今度は先生一人でお出になり水菓子等を食べながら私の身の上話を聞きたがるものですから哀れっぽい調子で同情を惹くように、東京の生れだが9つになる女の子を残されて亭主に死なれ子供を育てるためにこんなことをしていると出鱈目を言ったところ、先生は子供に何か買ってやりなさい、と言って十円くれました。
良い人だと思い、ますます惚れてしまいました。

先生は4、5日後、また一人で和服で来ましたから私に気があるに違いないと思い子供の話をしながら先生の膝に伏して涙を流すと、「そんな所へ手をやってはいけない、男だから変な気持ちになる」と、言いましたからこの時だと思い、色っぽい様子をしてなお先生にもたれかかると、先生は私を抱きしめましたので、そのまま先生を倒して関係を持ちました。
その晩、先生は将来面倒を見てやってもよいから真面目にしておれと言いました。

。。。

何となく名古屋が飽きたので6月、先生には子供が死んだから東京に帰るが松川旅館気付で手紙を出すからと言い先生から50円もらって東京に帰りました。
当時、下谷に移った稲葉家へ行き10日ばかりブラブラ遊んでいましたが、元妾をした笠原が私を結婚詐欺だと告訴し、刑事が調べに来ました。
うるさく感じたので、以前知り合った浜町の淫売屋木村博さんの所で、田中加代という偽名を使って働き始めました。
客席では田中きみと名乗って高等淫売し、大宮先生には木村方に居るから来て下さいと手紙を出しました。
すると昨年6月中旬に、先生が木村方に私を訪ねて来ましたから先生には木村方は姉の家だと言い、その日は品川の「夢の里」へ行き2時間位遊び浅草で活動見物しました。
夕食を一緒にとってから、その晩先生は名古屋へ帰りましたが、この時30円もらいました。

その後も私は木村方におりましたが主人の木村と関係が出来ました。
やがて内縁の妻、金子静の知るところとなり、焼餅をやき家の中がゴタゴタし始めました。
木村は大変な道楽者で、正妻の秀さんは木村の道楽にほとほと嫌気がさして亭主と金子とを同居させ自分は近所に別居して居たのです。
今度私と木村と関係が出来てゴタゴタしたので、見かねて正妻の秀さんが仲に立って二人を秀さんの二階に同居させてくれました。
私はその時から淫売を止めました。

ところが7月中旬のある夕方、金子静が大宮先生が来て居ると私を迎へに来ました。
静さんの家に行くともう3時間も居るとのことでした。
私は嬉しく、早速支度して先生と汽車で熱海に行き「玉の井」旅館に泊りました。
先生は静さんから色々話を聞いたようでした。

「お前は淫売をしても人の亭主を取っても俺は驚かない。初めから良い事をしている女ではないと思っていたが何とか救ってやりたい、ぜひ真面目になれ。俺は名前こそ話さないがお前の将来は必ず引受けてやる」

そう言って、夜通し意見してくれました。
初め先生に対する気持は一時の浮気程度でしたが、非常な潔癖性で寝間での女の扱いもうまくはなく、面白くなかったので私は頼りなく思って居たのです。
でも、今度もわざわざ私を尋ねて来てくれたのだし、万事親切で私と会うと誠心誠意私を良くしようと意見してくれるので、この時シミジミ有難く思いました。
先生の気持ちに動かされて将来は真面目になって先生に頼ろうと決心し、翌日沼津まで送り涙で別れました。

この時先生から30円もらい私はそれ以来淫売生活からすっかり足を洗いました。
東京では木村家には行かず、稲葉家の世話になり煙草も断(た)とうと思って近所の御祖師様へお百度参りしました。

。。。

11月11日にようやくの思いで先生に会ひましたが忙しいからと言い一時間位で別れ100円頂きました。
その時の約束で11月16日豊橋で会い一日ゆっくりして50円もらい東京に帰り、間もなく大阪で会った時身体に腫物が出来て困ると言ったら
「過去の荒れた生活が悪いのだ。梅毒だろうから草津へ湯治に行ったらいいだろう」
そう言って250円くれたので昨年11月下旬から今年(1936)1月10日頃まで草津に行っておりました。

草津に一度先生が来ましたが、私が煙草を吸わなくなったのを知って驚いておりました。
先生は一晩泊りましたが布団2つ敷き、私が寄っても今日は疲れて居ると言い関係しませんでした。
その時、私に夫婦や女の道を話して聞かせてくれました。

「夫婦は生活本意で、色事は夫婦の交りのためとは言え第二の問題である。
男女間でも色事は第二でなければならない。心と心と触れ合って居ればそれで満足しなければならない。
俺はお前を見ればそれで安心するのだ。
お前は手を握っても直ぐ眼の色を変えるほど色情が強過ぎる。
男女一緒に寝ても自制出来るぐらい修養しなければならない。
俺は関係しないと思えば絶対関係しない」

先生は、そう言いました。私は実につまらないと思いましたが、意志の強い立派な人だとも思いました。
翌日一緒に伊香保に行き泊り、先生はその翌日の昼頃に帰りました。
私に100円小遣を置いて行きました。
伊香保で先生から「お前はどことなく温和しくなり口の利き方も変った」と言われた時はとても嬉しく思い、今でも忘れません。

  先生は以前から「お前は真面目になって何か商売を始めた方がよい、今年の暮からおでん屋のような小料理屋を始めるように今からどこかへ奉公して料理を習ったらどうか」と言っていたので私もその気になっていました。

草津から東京へ帰り荏原区上神明町の姉のタカの家や下谷の稲葉の家に居りましたが今年2月1日、新宿の紹介業「日の出屋」へ儲けは少くてもよいから真面目な所へ世話をして下さいと申込みました。
中野区新井町×××割烹吉田屋を紹介してくれました。
石田吉蔵(42歳)が主人でした。私は女中となって働き始めたのです。

今年3月3日、先生は上京して姉に聞き、電話で私に東京駅に来いと言ってきましたから飛立つ思いで一時暇をもらい、その晩先生と新宿の明治屋に泊りました。
先生は頭をグリグリに刈っておりました。

「今度3ヵ月ばかり東京に滞在し青年の気分で勉強する心づもりだから、その間はお前と関係はしない。
その代り勉強が済んだら塩原へ連れて行こう」

先生は、そう言ったのです。

「貴方のように冷淡では私はやり切れません。1ヵ月も2ヵ月も男に接しないではとても堪(たま)らない」

私が、そう言うと先生は私に色男があるものと思い込んで居るらしく、それを信用しないで次のように言ったのです。

「お前は現在俺の独占物ではないのだから何をしてもよいが、商売でも始めたら真面目にならなければならない。
その時、色男があったら俺に話せ、人物試験した上でよければ仲介して夫婦にしてやる、妹だと思って死んでも世話をする」

私は情交では先生一人で満足しませんでしたが、その真実味に感謝して今でも忘れる事が出来ません。
石田に熱中した時、なぜ、先生を思い出さなかったのか?。。。と悔やまれました。

とにかく、その先生の話を聞き、これから時々先生と会えるし、塩原へ行くことが楽しみで吉田屋に帰ってから石鹸箱や化粧品を買ってその準備をしておりました。
その道具を今度は刑務所で使うとは何という廻り合せだろうと思っています。

『自伝・阿部定の生涯 その2』より

デンマンさんは、定さんがあたしに似ているとおっしゃいましたよね。

そうですよ。良いところも悪いところもレンゲさんと定さんは、よく似ていると思いますよ。

どのようなところが。。。ですか?

(28歳の)頃から情事に快感を覚え一人寝は淋しくてなりませんでした。
 。。。
男と関係を持っていないと気がイライラするので、当時お医者さんに診察してもらった事がありました。

普通、このような性的な問題は、女性は余り口にできないものですよ。僕はこれまでに知り合った女性の事を考えて、そういう印象を持っていますよ。性的なことをあからさまに話す女性は極めてまれですよ。

つまり、あたしはそのようなまれな女だとおっしゃるのですか?

そうですよ。性的な問題を率直に語れると言うのは“両刃の剣”ですよ。

どういうことですか?

つまり、プラスの面を持っていると同時に、悪い面も持っているということですよ。レンゲさんは素直で正直で実にすばらしい女性だと思いますよ。僕がレンゲさんに惹かれたのはまさに、そういうレンゲさんの素直なところだったんですよ。あなたが書いた投稿や日記や詩を読んで僕は感銘を受けましたからね。。。

あらぁ~~、本当に感銘を受けてくださったのですかああああ。。。。

ホラ、ホラ、。。。また、そのように夢見る乙女のような、濡れたまなざしで僕を見つめないでくださいよ。レンゲさんは、両極端なんですよ。僕をこき下ろす時には河内弁丸出しで、女番町になったかと思うほど、すっご~♪~い口調で喚(わめ)き散らしますからね。。。でも、ちょっと甘い言葉をかけたり、持ち上げると、すぐに夢見る女学生のようなまなざしで僕を見ますね?

そうではありませんてばあああああ。。。また、あたしの16才の写真を持ち出してええええ。。。

そんなに “あ” と “え” を延ばさなくてもいいでしょう?

デンマンさんは、絶対にロリコンですわああああ~~~

レンゲさんは、何が何でも僕を“ロリコン、シュガーダディー(sugar daddy)”にしたいんですね?

だって、デンマンさんって、そういうところがありますねん。

僕はね、レンゲさんの中に“女っぽい”熟女の面をちゃんと、こうして見ているんですよ。

それで、あたしの悪い面というのは何なんですの?

率直さが、時には行動にまで現れてしまうんですよねぇ~。それも軽率に。。。後先(あとさき)のことをじっくりと考えないで。。。

どういうことですか?

定さんが次のように書いていたでしょう?

先生は4、5日後、また一人で和服で来ましたから私に気があるに違いないと思い子供の話をしながら先生の膝に伏して涙を流すと、「そんな所へ手をやってはいけない、男だから変な気持ちになる」と、言いましたからこの時だと思い、色っぽい様子をしてなお先生にもたれかかると、先生は私を抱きしめましたので、そのまま先生を倒して関係を持ちました。

あたしも、定さんのように性的に積極的なところがあるとおっしゃるのですか?

だから、それも決して悪いとばかりは言えないんですよ。冷凍になったマグロのように、じっとして横たわっている女性よりも、多少は定さんのように役者っぽいところを見せてもいいですよ。

だったら、少しぐらいは積極的でも言い訳ですのね?

そうですよ。。。そうなんですよ。。。でもね、。。。

なんですの?

レンゲさんの場合には、役者も顔負けですからねぇ~。。。

あたしが演技派だとおっしゃるのですか?

そうですよ。僕はレンゲさんが女優としても間違いなく成功するだろうと思っているほどですよ。

あたしって、それほど演技をした事でもありますの?

あれは演技で出来るものでもありませんよ。レンゲさんは、すっかりなりきっていましたからね。

だから、あたしがどうしたとおっしゃるのですか?んも~~

去年の真夏の夜の出来事ですよ。覚えているでしょう?

レンゲさんは下心はなかったかもしれないけれど、誤解を与えますよ。

どうしてですかあ~?

どうしてですかって、。。。あなたは、このような格好で僕の部屋に入ってきたんですよ。

いけませんか?

ダメだとは言わないけれど、。。。その上にガウンかなんかを羽織ったらどうですか?

夏でした。

それは分かるけれど、確か、。。。午前1時ごろでしたよ。。。。暑くはなかったですよ、むしろ涼しいくらいでしたよ。 

だって、あたし、これでいつも寝ていたんです。

しかし、あなたは自分のアパートではワンピースを着たままで寝ていたと言ったでしょう。。。?

デンマンさんが、こういうベビードルのナイティー(nightie)が好きだと言っていたので買ったんです。

そんな事を言った覚えはないけどなあァ~。。。

おっしゃいましたわああああ!

それで見せに来たというわけですかァ~?

そういうわけではありません。デンマンさんには無様(ぶざま)な姿はお見せしたくありませんでしたから、デンマンさんが好きだとおっしゃっていたナイティーを買って着ていたんです。

とにかく、あなたは僕がびっくりするような事をするからねぇ~。んも~~。。。風呂場の逆立ちの次がこれだったんですよ。

デンマンさんが、お部屋に入ってもよいとおっしゃいましたわ。

そうするより他にないでしょう。あなたは怖い夢を見て眠れなくなったと言って入って来たんですよ。30才になろうとする女性が“怖い夢を見て眠れない。 だから、一緒のお部屋に居させてくれ”。。。そんなことを言われたら、何も知らない男なら“据え膳”だと思いますよ。

デンマンさんも、そう思われたのですか?うふふふ。。。。

うふふ、じゃないですよォ~。僕は内心では、ぶったまげていましたよ。

でも、ポーカーフェースを通していましたわ。

もちろんですよ、冷静にならねばいけない、と自分に言い聞かせていましたからね。その一方で来るものが来たかァ~。。。とも思いましたよ。レンゲさんの“幼児的なふれあい”へのあこがれが、こういう形になって現れたんだと思ったわけですよ。あなたは、僕のベッドの中にもぐりこんで、ニィーと笑ってんですからねぇ~。。。全く、憎めないところがありますよォ~。

デンマンさんは、それから2時間もあたしをかまってくれませんでしたわね。ほったらかしでしたわァ~。

そのうち眠ってくれるだろうと思ったわけですよ。しかし、眠らないんですよねぇ~。そろそろ眠ったかなあァ~と思って、そっと振り返って見てみると、あなたはベッドの中でしっかりと眼を開いて僕の方を見ている。僕がニヤッと笑って見せても、もうあなたは笑わない。。。。潤んでいる目で訴えるように僕を見つめているんですからねぇ~。。。僕は本当に迷いましたよ。あなたを残してリビングのソファーでも眠ろうものなら、また人種差別をしていると言われかねない。。。だから、もう観念して僕もあなたの隣に横になりましたよ。

2時間も待たせたんですよ。

レンゲさんが勝手に眠らずに待っていただけですよ。

『あたしは、どのように愛せば良かったのでしょうか?』より

あたしが、わざとスケスケのナイティーを身に着けてデンマンさんにモーションをかけたとおっしゃるのですか?

だから、そうじゃないと思うけれど、そのように受け止められかねない、と言っているんですよ。

あたしが積極的過ぎるとおっしゃるのですか?

そう言う訳ではありません。時には積極的なことも可愛げがあっていいですよ。凍りついたマグロよりもましです。でもね、程ほどにしておく必要がありますよ。

どういう時に積極的になればいいのですか?

それは一口には言えませんよ。その時に応じて臨機応変に積極的になるとしか言いようがないですよ。上の引用の中で定さんは、かなり積極的に大宮先生にモーションをかけているけれど、予審調書の中では次のように言っているんですよ。

私が変態性欲者であるかどうかは私の今までの事を調べてもらえば良く判ると思います。今までどんな男にも石田と同じような事をした訳ではありません。今までは自分を忘れて男と関係したことはなく好きな男だと思い金をもらわないで遊んだこともずいぶんありました。それでも自分を忘れず時と場合と考えて簡単に別れておりました。

例えば中川朝次郎さんにしても寝た時は良いが顔や姿の悪いアラが良く判っており、同人と関係して自分が眠っている間に帰られ、今頃は奥様を抱いているなと想像しても平気でした。大阪で淫売している時に知り合った八木幸次郎という人は様子も良いし表面金離れもよかったし、かなり惚れ合っていましたが金もないのに取りつくろって見栄をはる様子が目に付き、別れるのを何とも思いませんでした。今まで私はそれほどに理性が勝って男にビックリされた事もありました。

『自伝・阿部定の生涯 その6』より

このように、定さん自身も自分に理性的なところがあることを認めていますからね。でも、積極的に出なければならないと心のどこかで思ったからこそ、大宮先生と身も心も一つになりたいという衝動に駆られた。それで、先生とあのような事になったのでしょうね。

デンマンさんは、定さんが取った行動をどのように思っているのですか?

僕は、定さんのカンに狂いはなかったと思っていますよ。

つまり、定さんが大宮先生と関係を持ったことは決していけないことではなかったと。。。?

結果として定さんの命を救った事になりましたからね。大宮先生は定さんの心の支えになっていた部分がありましたよ。だからこそ、吉蔵を殺してからもすぐには死ななかった。その事は上に引用した文章の中にも見えていますよね。

定さんは、大宮先生のことを人間的に尊敬していたのだと思います。その気持ち、あたしにも分かりますわ。

分かりますか?

デンマンさんは、そのようにとぼけていますけれど、デンマンさんだって、定さんが大宮先生を思っていたように、あたしがデンマンさんのことを思っている事を何もかもご存知だったんですわ。それなのに、あたしがスケスケのナイティーを身につけて、デンマンさんのお部屋に入った事を、こうしてブログに書いてあたしを馬鹿にしているのですわ。

そうではありませんよ。僕が言いたいのは、ちょうど大宮先生が定さんに女性の生き方、女の愛欲について話して聞かせましたよね。僕も共感しながら読んだんですよ。この部分をレンゲさんにも読んで欲しいと思ったから、こうしてこの記事を書き始めたんですよ。

夫婦は生活本意で、色事は夫婦の交りのためとは言え第二の問題である。
男女間でも色事は第二でなければならない。
心と心と触れ合って居ればそれで満足しなければならない。
俺はお前を見ればそれで安心するのだ。

お前は手を握っても直ぐ眼の色を変えるほど色情が強過ぎる。
男女一緒に寝ても自制出来るぐらい修養しなければならない。
俺は関係しないと思えば絶対関係しない。

確かに、大宮先生からそのようなお話を聞いて定さんは、先生のことを意志の強い立派な人だと思ったようです。でも、定さんは、人間的には先生が立派でも、女の気持ちまでは考えてくれなかったと思い淋しかったのですわ。

だから、その淋しさの事を大宮先生は “心と心と触れ合って居ればそれで満足しなければならない。。。男女一緒に寝ても自制出来るぐらい修養しなければならない”と、言っているわけですよ。

理屈では分かっていても、なかなかそのように自制することは出来ませんわ。

だから、その自制できないところが定さんとレンゲさんの似ているところですよ。レンゲさんも、淋しさをこらえる事が苦手なんですよ。次のように書いていました。

幼児的なふれあいへのあこがれ

2004-12-27 11:37:24



わたしのぐずぐず

さびしいよおおおお!

彼氏にあえないからねえ・・・

でも、本当はね、ここがふんばりどころだと気付いてる

遊びだけの男とセックスするのはやめとこう

連絡したら来てくれるヤツもいるけど・・・


ずるずると同じことくり返して学習しないわたしを変える

誰とでもセックスするヤツやったんや!って

あの人を傷つけてしまった。

さびしさでこわれてるけど、きっと直る、この心。

どうしても、幼児的なふれあいへのあこがれが、

この年になると、イコールセックスになるんやわあ。

by レンゲ

『愛とセックスは、もちろん、違いますよね?』より

またこの手記ですかぁ~?

レンゲさんの寂しさが分からない事はないですよ。でも、世間には自制できる人の方が多いですよ。僕も自制できる方だし、直美も自制できる方ですよ。自制できない人の方が多かったら、この世は私生児であふれかえってしまいますよ。そう思いませんか?

そうでしょうか?

そうですよ。レンゲさんだって、分かっている。だから、自制しようとしている。その自制する事の苦しさをこの上の手記で書いているわけでしょう?

そうですねん。とっても苦しいねんやわあああ~。

でも、今はもう、レンゲさんは苦しくないでしょう?

分かりますか?

それは分かりますよ。清水君と毎日愛し合っているのですからね。

どうして分かりますの?

どうしてって、レンゲさんが僕に話してくれたからですよ。それに、僕がこのブログにも書いていますよ。

デンマンさんは、大げさに書いてしまうんですわ。あたしと洋ちゃんは、毎朝、毎晩2度づつ愛し合っているわけではありません。

でも、そう言ったのはレンゲさんですよ。

あたしたち、毎晩愛し合っていますけれど、朝は目覚めた時の気分しだいです。それを、デンマンさんは、勝手にあたしと洋ちゃんが朝と晩、歯を磨くようにきちんきちんと愛し合っていると書いてしまったんですわ。

いづれにしても、大きな違いではありませんよ。

いいえ、大きな違いです。それを読んだら、大宮先生が定さんに感じたように、“お前は手を握っても直ぐ眼の色を変えるほど色情が強過ぎる” とあたしの事を思い違いしてしまう人がいますわ。

実際、レンゲさんにはそのようなところがありますよ。

ありませんてばああああ~~

レンゲさん、冷静に考えてくださいよ。最近は、レンゲさんたちのように20代のカップルにもセックスレスが多くなったと言うではないですか。レンゲさんと清水君は毎日愛し合っているから、それだけでも充分だと思うのに、さらにファンディーをはいてパンツの中でつながったままドライブして荒川の堤へ夜桜見物に出かけたんですよ。

いけませんか?

ダメだとは言いませんよ。車の中から夜桜を眺め、それから花咲く桜の木の下でシコシコと愛し合うなんてなかなか風流ですよ。うらやましい限りですよ。でもね、高速道路に出て80キロで走行中に愛し合うことはどう考えたって無謀ですよ。危険ですよ。遅かれ早かれ事故を起こしますよ。それよりも、おまわりさんに見つかったら絶対に止められて、職務質問されますよ。パンツの中でつながったまま、カッコが悪いと思いませんか?

デンマンさんは、そうやって、またあたしを馬鹿にするのですわ。

僕は自制心の事を言っているんですよ。レンゲさんを馬鹿にしているのではありません。

あたしはコケにされています。。。あたしはデンマンさんの記事の中で絶対に可笑しな女にされていますってばああああああああ~~

【ここだけの話しですけれどね、もう少し格調高く終わらせようとしたのですけれど、今日もダメだったですね。。。へへへへ。。。でもね、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


愛欲と家庭崩壊 [性の悩み・セクハラ・愛と性]

愛欲と家庭崩壊



私は16歳の暮から月経があり、いつも順調で4日間位で済みます。月経の時は少し頭痛がしイライラしますが寝る程ではありません。

神田で生れたのですが、私が物心付いた頃には兄真太郎は嫁を貰っており、姉タカはすでに嫁いでおりました。次の姉和子は年頃でまだ家にいました。

私が育った頃は家が一番隆盛な頃で職人が6人もおり、忙しい時は10人も15人も傭(やと)って畳屋をして裕福でした。私は末子で両親に大変可愛がられました。

母は派手好きで見え坊でしたから小学校2年生頃から私に三味線を習わせ綺麗にしては連れ歩いたのです。そういうわけで、勉強の方は自然に嫌いになりました。先生からお稽古なんか止めなさいと言われましたが在学中ずっと身を入れてお稽古に励みました。

卒業してからは裁縫のお稽古に通ったりしましたが、家には大勢職人が居て色々の話を聞かされ10歳頃から男と女がすることを知りました。それに兄真太郎は少し道楽者で私が15歳位の時、堅気の姉さんを出して外に囲っていた水商売の女を家に入れたのです。

丁度その頃職人を和子姉さんの婿養子にしたので、真太郎兄さんは両親が和子姉さんに家を相続させるのではないかと嫁さんと若夫婦を虐め母は和子姉さんに味方し毎日家中ごたごたしていました。

両親は家が揉めるので私に見せては将来のためにならないと思ったらしく、“表で遊んでおいで”と毎日のように言うので、私はそれを良いことにして毎日お友達の宅等へ遊びに行っていました。そういうわけで、自然外に出歩く事がが好きになりました。

その頃の私はどちらかと言えば堅過ぎる位真面目な考えを持っていました。でも15歳の時お友達の家で学生に抱かれてからガラリと気持が変って不良になり浅草で遊び暮すようになったのです。

その頃、毎日お友達の福島ミナ子さんの家へ遊びに行きました。やはり、そこに遊びに来た福島さんの兄さんの友達で慶応の学生さんと知合いました。私はその人と懇意になり二階でふざけて居るうち、その学生さんに関係されてしまいました。その時大変痛みがあり、二日位出血したので驚いてしまいました。これで自分は娘でなくなったと思うと何だか怖ろしくなって母に話さずにいられなくなったのです。

その後その学生さんと会ったので自分はこの間の事を話しました。“あなたも親に話して下さい”と言ったところ、その学生さんはその後福島さんに寄りつかなくなり、母がその学生さんのところへ行っても会ってくれず、そのまま泣き寝入りになってしまいました。

当時、その学生さんに遊ばれただけだと思うと口惜しくて堪らず、もう自分は処女ではないと思うと、このような事を隠してお嫁に行くのは嫌だし、これを話してお嫁に行くのはなお嫌だし、もうお嫁に行けないのだとまで思ひ詰め、ヤケクソになってしまいました。母は私の様子を見てお前さえ黙って居れば判らない事だから、と慰めてくれました。お前の知らないことを男がしたのだから何でもないと言ってくれたのです。

『自伝・阿部定の生涯 その1』より

デンマンさんは定さんの家庭も崩壊していたとおっしゃるのですか?

僕は阿部定事件の予審調書を何度も何度も読みました。読めば読むほどに、定さんがレンゲさんに良く似てくるんですよ。

それはデンマンさんの思い込みですわ。そう思いながら読むからですわ。あたしと定さんを何とかして結びつけようとしているのですわ。

そういうわけではありませんよ。

だって、定さんは言ってますよ。 “私は末子で両親に大変可愛がられました”と。。。あたしにはそのような記憶はまったくありません。それに、定さんが生まれた頃、家が一番隆盛な時でしたと言ってます。

確かにその通りだったでしょう。でもね、上の引用の中にも家庭崩壊の兆(きざ)しが見えていますよ。

どういうところですか?

丁度その頃職人を和子姉さんの婿養子にしたので、真太郎兄さんは両親が和子姉さんに家を相続させるのではないかと嫁さんと若夫婦を虐め母は和子姉さんに味方し毎日家中ごたごたしていました。

このように家の中がゴタゴタし始めていたんですよ。定さんが“不良”になって遊び始めるのは、この家の中のゴタゴタが直接の原因ですよ。上の文章がそのことを良く物語っていますよ。

つまり、家の中がゴタゴタしていなかったら、学生さんに抱かれることもなかったし、不良仲間と遊び歩くこともなかったとおっしゃるのですか?

そうですよ。定さんの場合には、お母さんが定さんだけにかかわっていられなかった。家の相続の問題で定さんの事をかまってやれなかったわけですよ。定さんは、ほったらかしにされたと言うか、むしろ、定さんが家の中に居て欲しくなかった。揉め事を見られますからね。

それは分かりますわ。

定さんは15歳で感じやすい年頃ですよ。そのような時に長兄が妻を追い出して水商売の女を家に入れる。両親は次女の和子さんに婿取りさせて家を継がせるようなことになってゆく。それで、家の相続の問題が表面化してゴタゴタが始まる。お母さんだって、このような家の中のゴタゴタが定さんに良い影響を与えるとは思わないから、“外で遊んできなさい”と言って、定さんに揉め事を見せないようにするわけですよね。

この頃には、お母さんからまったくかまってもらえなかったと言うわけですか?

そうですよ。両親は家の相続問題で精一杯で、定さんの事などまったく気にかけていなかったでしょうね。あれだけ隆盛した畳屋をやっていたけれど、結局、お父さんは畳屋をたたんでしまうんですよね。

その原因が、この“お家騒動”だとデンマンさんはおっしゃるのですか?

その通りですよ。僕が調書を読んで感じたのは、定さんのお母さんもお父さんも子供の教育なんて、ほとんど考えていなかったようですよ。商売に忙しかったんでしょう。だから、長男を甘やかすことになったんでしょうね。それで、長男は結婚してからも女遊びを続け、挙句の果てに女を作って妻を追い出し、その女を家に入れる。両親は勝手な真似をさせないぞとばかりに、次女に婿取りさせる。これでは、家の相続をめぐってゴタゴタが起こるのが目に見えていますよ。

つまり、定さんのご両親にも問題があったとおっしゃるのですね?

そうですよ。このようなところがレンゲさんの両親とも似ているんですよ。

わたしの胸には、愛情はない。
だって教わってないから。


2005-08-13

わたしは生まれた時から、
必要な愛情をあたえられなかった。
両親ともに、
こんなめんどくさい生き物の
ニーズなんて考えもしない。

わたしはいつも見捨てられてきた。
わたしの胸には、愛情はない。
だって教わってないから。

わたしは、親を憎んでいました。
今は“血のつながった
やっかいな他人”だと思っています。

これからどうなるか分かりませんが、
今の私には親との和解は無理です。

ウチの親を客観的に見れば、
社会性が欠如していたんです。
ふたりともボンボンとお嬢だから世間知らずだし。

で、わたし親から最後の一撃食らわされて、
自分は将来利用するために育てられてきたことがわかっちゃって。
親はわたしに向かって確かにそう言ったのです。
それで、わたしは親から離れたのです。

by レンゲ

『デンマンさんが私のことをグロリア・スタイナムに似ていると』より

つまり、定さんのご両親もウチの親のように“ボンボンとお嬢”だったのですか?

はっきりとしたことは分からないけれど、調書を読んで感じたことは、子供の教育なんて全く頭の中にはなかったようですよ。商売の方は一生懸命やったかもしれないけれど、子供はほったらかしにしたようですよね。ほったらかしにしなかったのなら、甘やかしてしまったようですよ。そのツケが長男の我儘として現れる。女道楽で家の中がゴタゴタし始める。

つまり、子供の教育を忘れていたと。。。?

最近の家庭と似ていると思いませんか?

デンマンさんが良くおっしゃっている“歴史は繰り返す”ですか?

調書を読んでいて意外だったのは、定さんが事件を起こした1936(昭和11)年に31才だから、生まれは1905年。調べたら定さんの生年月日は1905年5月28日でした。つまり明治38年生まれですよ。

それが意外なのですか?

いや、定さんは明治生まれだろうと思いました。意外なのは、今から思えば当然なんだけれど、定さんのお父さんとお母さんは江戸時代に生まれているんですよ。お母さんは昭和8年(1933)1月、お父さんは昭和9年(1934)1月に、どちらも75歳で病死したんです。だから、お母さんは1858年(安政5年)生まれ、お父さんは1859年(安政6年)生まれということになります。

“歴史”の中の人たちと言うわけですの?

そうですよ。安政と言えば“安政の大獄”を思い出しますが、ペリーの黒船がやってきて、時代もガタガタと揺れ動いていた時ですよね。当時の親たちも、子供の教育どころではなかったでしょう。

つまり、定さんのご両親もまともな教育は受けてこなかったと。。。?

そうですよ。義務教育がしっかりと地に根付いたのは明治になってからですからね。庶民が教育を受けて、富国強兵の政策の下に男は“皇国の兵士”に、女は“軍国の母”になるように育てられていったわけですよ。でも、定さんの両親はそういう教育を受けていない。

デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

要するに、定さんの両親は家庭教育という考え方を“教育”と言う形では教わっていないんですよ。

今の時代もそうだとおっしゃるのですか?

その通りですよ。戦後の日本はね、経済復興が何よりも優先したんですよ。だから、教育は“産業兵士”を作るための教育がなされてきた。“工専”と言われた工業高等専門学校が竹の子のようにできたのも、政府と財界が手を握って経済復興を早めるためだった。池田内閣の時には“所得倍増計画”。田中内閣の時には“日本列島改造論”。

つまり、経済大国を目指すための教育だったわけですか?

その通りですよ。“日本を背負うビジョンを持った健全な若者を育てる教育”は忘れられていた。“経済大国を築く産業兵士を育てる教育”になっていたんですよ。

それで、家庭教育も忘れられていたと。。。?

そうですよ。経済ばかりが重要で、“家庭教育”などに本腰を入れて政府が取り組んでいませんよ。経済大国にはなった。でも将来の日本を背負ってゆく個性豊かで、ビジョンを持ち健全な精神を持った若者を育てる教育がすっかりおろそかになってしまった。

つまり、本当の教育を忘れた政治のツケが、現在の悲惨な、常識では考えられないような事件をもたらしている、と言うわけですの?

そうですよ。金さえあれば幸せになれる、というような風潮が出来上がってしまった。だから、“人は金で動く”というような考え方をホリエモンが持ってしまった。

でも、あたしは、人がお金だけで動くとは思っていませんわ。

分かってますよ。僕にとってもレンゲさんにとってもお金よりも“愛”の方が大切なんですよ。でも、現実に目を向ければ、お金が大切だと思っている人の方が多いんですよ。ホリエモンがそのいい例ですよ。日本がそのような人たちで動かされているのが現実ですよ。そう思いませんか?

それで、デンマンさんは海外から日本を見ているわけですの?

そうですよ。腐ったりんごのカゴの中に居たら、どんなにうまそうなりんごでも、やがて腐ってゆくんですよ。色あせて、シミができて、やがて腐ってしまうんですよ。一生は一度ですからね、僕は腐ったカゴの中に一生居たいとは思いませんよ。

日本はそれほどまでに腐っているのですか?

僕はそう思っていますよ。今のままでは、やがて完全に日本は腐ってしまいますよ。

あたしも、今、腐ったりんごのカゴの中で腐っているとおっしゃるのですか?

そうですよ。腐る前に、レンゲさんの場合にはファンディーをはいて、パンツの中で清水君とつながったまま、時速100キロで走行中にエッチに熱中して交通事故を起こし、あの世に行ってしまいますよ。

デンマンさんは、そうやって、またあたしを馬鹿にするのですわね?

馬鹿にしていませんよ。僕はこれまでの事実に基づいて、レンゲさんと清水君の将来を予測しているだけですよ。

それが、あたしと洋ちゃんを馬鹿にしていると言っているのです。

レンゲさんはお金よりも愛のほうが大切。僕にとっても、お金よりも愛のほうが重要ですよ。しかも、僕とレンゲさんは心の恋人なんですよ。

冗談ぬきで、舞い上がるような
いい気持ちです。


2004-8-16 19:46

ご苦労様、ありがとうございます。
バンクーバーでのわたしは、
デンマンさんに
エスコートされて、
のびのびした表情をしていますね。
ここ大阪では考えられません。

あたしの精神年齢は32歳ですか?
大人ですね。
昔から思索にふけることが
多かったのですが、
そういった時に、
わたしは大人に
なれるのかもしれません。

でも、妄想にふける
中学生のわたしもいますが。
もうひとつ言えば、
不安にさまよう
4歳のわたしもいます。

わたしの詩・・・
(自分では自慰行為と呼んでいますが)
人に見せるのも、
まして批評していただけるなんて、
全く初めてだったんです。

デンマンさんが感想を書いて下さって、
冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ちです。
ネットで公開してよかった・・・

デンマンさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。

わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

それにしても、わたしは幸せ者ですね。
この、“夢のバンクーバー”で、
わたしはデンマンさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございます。

質問の方もできるだけ早く、残りをお答えしますね。

by RENGE

『次元の違いとは端的に言うと』より

この時の気持ちをレンゲさんは、もう忘れてしまったのですか?

覚えていますわ。はっきりと覚えています。

でも、レンゲさんは心の恋人だけでは満足できないんですよね?

ある程度は満ち足りた気持ちになれます。でも、100%身も心も満ち足りることなんて無理ですわ。

どうしてですか?

だって、エッチのない恋愛なんて、クリープの入らないコーヒーみたいなものですわ。

レンゲさんにとってセックスする事が大切だと言うことは僕にも理解できますよ。僕はセックス抜きで恋愛しなさい、と言っているわけではないんですよ。そのやり方が問題があると言っているんですよ。ファンディーをはいてドライブしながらエッチに熱中になることは問題があると言っているんです。

分かっています。

分かっているのに、どうして止(や)めないのですか?

だから、洋ちゃんがしたいって言うし、あたしが嫌だと言ったら、あの子に嫌われてしまうから。。。

レンゲさんは清水君よりも年上なんですよ。しかも、恋愛経験は清水君など逆立ちしてもかなわないほどあなたは男の体と心の動きを知り尽くしている。ちなみに、定さんのお母さんは姉さん女房なんですよ。

それがどうかしましたか?

つまりね、姉さん女房というのはしっかり者なんですよ。しっかりしていて面倒見がいい。だから、定さんのお父さんの仕事は順調に伸びたんですよ。“山之内一豊の妻”のような才覚のある女性だったんでしょうね。

それがあたしとどのような関係にあるのですか?

レンゲさんは1才どころじゃない、4つも年上なんですよ。清水君にとってレンゲさんは初めての女性なんですよ。でしょう?

そうです。

だから、レンゲさんがしっかりしなければならないわけですよ。それなのに、レンゲさんはすっかり清水君の言いなりになってしまっていますよ。

だって、あたし、洋ちゃんに嫌われたくないんです。

その気持ちは分かるけれども、レンゲさんがもう少ししっかりしなければならないと思いますよ。

デンマンさんは、あたしと洋ちゃんが別れることを望んでいるのですわ。

そうではありませんよ。僕はレンゲさんに幸せになってもらいたいと思っています。でも、そのためには、あなたがもっとしっかりしなければ。。。レンゲさんにだって分かっているでしょう?

それで、“愛欲と家庭崩壊”の事についてはどうなっているのですか?

そんな事より、レンゲさんと清水君の関係の方が重要ですよ。

でも、せっかくタイトルに“愛欲と家庭崩壊”と書いたのですから、あたしと洋ちゃんのことよりも、そのことについて書くべきだと思いますわ。

ほらね、。。。分かるでしょう?。。。僕が脱線しようとすれば、レンゲさんが僕が脇道にそれる、と言って注意する。あなたにはそのように思慮と分別が備わっているんですよ。その同じ事を、どうして清水君に言わないのですか? “このような危険なエッチをしていると、いつか必ず交通事故を起こしてパンツの中でつながったまま、あの世に行ってしまう。だから止めようね”。。。どうして清水君に、そう言えないんですか?

うふふふ。。。デンマンさん、また脇道にそれていますわ。家庭崩壊のことについてお話になるんですよね。

レンゲさん、うふふふ。。。じゃないですよ。僕は本当にあなたの事が心配なんですよ。死んでしまったら元も子もないんですよ。

分かりました。それで、あたしの家庭のように、結局、定さんの家庭も崩壊してしまったわけですわね?

そういうことですよ。急に物分りがよくなりましたね?うへへへへ。。。。。

デンマンさん、マジでお願いします。

分かりましたよ。。。レンゲさんは大正デモクラシーって聞いた事がるでしょう?

大正デモクラシー

大正時代におこった民主主義を要求する思想と運動。

皇室を憚(はばか)って、大正民主主義とは言わなかった。

都市中間層の政治的自覚、世界的なデモクラシーの発展、ロシア革命などを背景に、明治以来の藩閥・官僚政治に反対して、護憲運動・普通選挙運動が展開された。

第1次護憲運動(1912年)から始まり、政党内閣制と普通選挙の実現を主張する吉野作造の民本主義理論に代表される。

広くは、この時期の労働運動・農民運動・社会主義運動などもふくめるが、第2次護憲運動(1924年)で普選運動の政治目標が達成されてからはおとろえた。

大正デモクラシーの風潮の中、享楽的な都市文化が発達し、エロ・グロ・ナンセンスと呼ばれる風俗も見られた。

「エロ・グロ・ナンセンス」こそが、人間の想像力を豊かにして、困難な現実にも道を間違わずに生きてゆく力を養ってくれるのではないか、と考える人たちも出てきた。

「エロ・グロ・ナンセンス」を「闇」ととらえ、「闇」があるから「光」があるのであって、「闇」をなくしてしまえば「光」もまた消えてしまう、という考え方が受け入れられた。

定さんが処女を失う事になった15才の年というのは1920年(大正9年)なんですよ。つまり、大正デモクラシーの真っ只中というわけです。

定さんは、大正デモクラシーの享楽的な都市文化の中で慶大生に抱かれて桜の花びらを散らす事になったと言うわけですの?

レンゲさんも僕も時代の落とし子ですからね。その育った時代を無視する事はできませんよ。だから、定さんが思春期を大正デモクラシーの中で過ごした、ということも無視できません。軍国主義が華やかだった頃なら、学徒出陣を控えて、その慶大生は定さんの処女を奪うというような不謹慎な真似はしなかったかもしれませんよ。

つまり、定さんは意識してはいなかったけれども、享楽的な都市文化の影響を受けていたという事ですか?

そうですよ。調書を読むと、定さんが不良と遊び歩いた事が書いてありますが、まさに、その中に僕は“享楽的な都市文化”の匂いを感じ取る事ができましたよ。定さんも、その文化に影響を受けていたんです。しかも、レンゲさんが“クラブ・オアシス”でナンバーワンになった頃のホステス時代と良く似ていると思いましたね。

要するに、あたしがホステスをしていた頃も、言ってみれば、定さんのようにあたしが“享楽的な都市文化”に浮かれていたのだと。。。?

僕は、調書を読みながら、そんな風に定さんに重ねてレンゲさんのことを想像していましたよ。

“歴史は繰り返す”とおっしゃりたいのですか?

そう言う事になりますね。あの時代と現在の日本は似ていますよ。大正デモクラシーの後に来るものはファシズムと軍国主義ですけれどね、最近の日本はネオ・ナショナリズムに向かっているという歴史学者も居るほどですよ。

つまり、軍国主義ですか?

第二次大戦当時のような馬鹿な時代はもう来ませんが(たぶん)、考え方が国粋的になっている事は否定できませんよ。小泉純ちゃんが羽織袴をはいて靖国神社に公用車で参拝するなんていうことは、どう考えてもネオ・ナショナリズム的ですよね。そう思いませんか?

それで家庭教育は?

日本の家庭教育は戦争遂行のために国が力を入れてやったけれど、平和になると、忘れてしまうんですよね。僕はそういう印象を持っていますよ。だから、平成元禄の今の時代には家庭教育をしっかりやろうという政治家が見当たりませんよ。

それで、あたしが育ったような家庭が多くなるというわけですの?

そうですよ。

ウチの親を客観的に見れば、
社会性が欠如していたんです。
ふたりともボンボンとお嬢だから世間知らずだし。

レンゲさんの目にも両親がこのように見えてしまうんですよね。つまり、頼りない親が出来上がってしまうんですよ。それで、レンゲさんは、親元を離れ享楽的な都市文化の中でファンディーをはいて、スリルとスピードとセックスを求めて清水君とドライブに出かけるわけですよ。

この事を言うために大正デモクラシーまで持ち出したわけですか?

歴史がどのように繰り返すかと思って調べてみただけですよ。

でも、それは言い訳で、あたしをコケにするために、いろいろと準備したように見えますわ。

やっぱり分かりますか?へへへ。。。

デンマンさんは、あたしを一体何度馬鹿にすれば気が済むのですかああああ?

僕はレンゲさんを馬鹿にしていません。心の恋人として愛していると何度も言っているでしょう?

いいえ、心の恋人としてあたしを愛しているならば、絶対に、このようにあたしを馬鹿にしたりしませんわ。

レンゲさんを愛しているからこそ、これほど熱中して記事が書けるんですよ。本当に心からレンゲさんのことをコケにしていたら、馬鹿馬鹿しくなってブログに書けるものではありませんよ。

それなら、定さんの事とあたしをあまり結び付けないでくださいな。

定さんは、あのようなショッキングな事件を起こしてしまったけれど、定さん自身はすばらしい女性だと僕は思っていますよ。

どういうところがですか?

レンゲさんと同じように頭がいいし、素直だし、愛に生きようとしていますよ。

でも、あたしも定さんのように愛欲のために情痴に溺れていると言いたいのでしょう?

人間は完璧な人は居ませんからね。定さんにも欠点があるように、レンゲさんにも欠点がありますよ。

つまり、デンマンさんは、。。。あたしも。。。あたしも、同じように洋ちゃんのお○ん○んをちょん切ってしまうと思っているのでしょう?

そうは思っていませんよ。

思っていますってばああああああああ~~
 
【ここだけの話しですけれどね、また振り出しに戻ってしまいましたよ。こういうところで終わらせるつもりではなかったのですけれどね。。。へへへへ。。。とにかくね、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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愛欲と情痴 [性の悩み・セクハラ・愛と性]

愛欲と情痴
  


私が変態性欲者であるかどうかは私の今までの事を調べてもらえば良く判ると思います。今までどんな男にも石田と同じような事をした訳ではありません。

今までは自分を忘れて男と関係したことはなく好きな男だと思い金をもらわないで遊んだこともずいぶんありました。それでも自分を忘れず時と場合と考えて簡単に別れておりました。

例えば中川朝次郎さんにしても寝た時は良いが顔や姿の悪いアラが良く判っており、同人と関係して自分が眠っている間に帰られ、今頃は奥様を抱いているなと想像しても平気でした。

大阪で淫売している時に知り合った八木幸次郎という人は様子も良いし表面金離れもよかったし、かなり惚れ合っていましたが金もないのに取りつくろって見栄をはる様子が目に付き、別れるのを何とも思いませんでした。

今まで私はそれほどに理性が勝って男にビックリされた事もありました。

ところが石田だけは一点の非の打ち所がなく、強いて言えば品がありませんが、かえってその粋な所を私が好いたので全く身も心も惚れ込んでしまったのです。

女として好きな男を好くのは当り前です。私の事は世間に判ったから可笑く騒がれるのですが、女が男のモノをすごく好きになるのは世間にざらにあると思います。

早い話が女が刺身を好かなくとも亭主が好けば自然と好くようになり、亭主の留守に枕を抱えて寝たりする事は良くある事と思います。
自分の好きな男の丹前の臭いをかいで気持ちを悪くするような女がありましょうか。
好きな男が飲み残した湯呑の湯を呑んでも美味(おいし)いし、好きな男が噛んだものを口移しで食べても美味(うま)いと思う事もよく世間にあります。

芸者を落籍するのも結局、自分一人のものにしようとするからで、男に惚れた余り今度私がやった程度の事を思う女は世間に居るに違いないのです。
ただ、しないだけのことだと思います。

もっとも、女だって色々あり恋愛本位ではご飯が食べられないと思って物質本位の人もありますが、恋愛のため止むに止まれず今度私のしたような事件になるのも色気違いばかりではありません。 このことが分かって頂ければと思っております。

『自伝・阿部定の生涯 その6』より

僕は阿部定事件の予審調書を何度も何度も読んで『なつかしの映画・TV番組(うら話)掲示板』『“愛のコリーダ” 2000年版』 スレッド『自伝・阿部定の生涯』を書いたんですよ。

あたしも読ませていただきましたわ。

ほおォ~~。。。レンゲさんも読んでくれましたか。。。

デンマンさんが書く記事のように、とにかく長いですわね。あたしは面白く読めましたけれど、写真も絵もイラストもないから、普通の人にはつまらないと思いますわ。

そうでしょうか?

他の人の気持ちまでは良く分かりませんけれど、あたしはそんな印象を持ちました。とにかく長かったですわ。

でも、レンゲさんは面白く読めたのですか?

ええ、面白かったです。

つまりゲラゲラ笑ったわけですか?

デンマンさん、そう言う下らない冗談を言うのは止めてくださいな。あたしは、マジで興味深かったと言ったんですわ。

でも、他の人には面白くないと思うわけですか?

そうです。なぜなら、あたしは定さんと同じような境遇に居たと思うのです。だから興味深く読めたと思います。

女が男のモノをすごく好きになるのは世間にざらにあると思います。

(中略)

芸者を落籍するのも結局、自分一人のものにしようとするからで、男に惚れた余り今度私がやった程度の事を思う女は世間に居るに違いないのです。
ただ、しないだけのことだと思います。

恋愛のため止むに止まれず今度私のしたような事件になるのも色気違いばかりではありません。 このことが分かって頂ければと思っております。

あたしはこの部分にすごく共感したんです。

なるほど。。。定さんのような経験を持つことは普通の女性では極めてまれですよね。でも、レンゲさんは極めてまれな経験をしていますからね。

デンマンさん、あたしが共感した理由がお分かり頂けたでしょうか?

なんだかレンゲさんの口調までが定さんに似てきましたね?うへへへへ。。。。

デンマンさんは、あたしをからかうつもりなんですの?

まさかあああ~~

でも、心のどこかであたしをコケにしているように思えますわ。

僕は何度も言っているように、レンゲさんを“心の恋人”だと思っているんですよ。そう言う僕がレンゲさんを馬鹿にしているはずがないじゃありませんか?

でも、デンマンさんなら、ありえますわ。

僕はマジでレンゲさんを“心の恋人”として愛しているんですよ。決して馬鹿になどしていませんよ。

愛しているとおっしゃいますけれど、デンマンさんの愛しているは、あたしが思っているような愛し方ではありませんわ。

とにかく、僕はレンゲさんを馬鹿にしているのではなくて、愛しているんですよ。この話をすると、マタ脱線してしまいますからね、別の機会に話しましょうね。

そうやって、またヒヨルのですか?

そうじゃありませんよ。決して逃げるわけではありません。僕の記事がまた長くなってしまうから、本題に戻りたいんですよ。

分かりましたわ。

デンマンさん、マタ、この写真を持ち出して何がおっしゃりたいのですかああああ?

“退屈だから、どこかへ連れて行ってくれません?”。。。レンゲさん決まってこう言うんですよね。これがレンゲさんの口癖のようになっていますよ。それで、仕事があって忙しかったのだけれど、こうしてスタンレーパークへレンゲさんを連れて行ったわけですよ。

仕事があって忙しかったのですか?

そうですよ。レンゲさんが居たから、なかなか仕事ができなかったんですよ。

でも、そのようなことを一度もお話になりませんでしたわ。

レンゲさんがせっかくバンクーバーへやって来たから、嫌な顔を見せずにレンゲさんをもてなしていたんですよ。

つまり、あたしはお邪魔だったわけですか?デンマンさんのお仕事の邪魔になっていたわけですの?

レンゲさんだって、知っていたでしょう?でもね、あなたは一人で居ると退屈で寂しいと言って僕のところに転がり込んできたんですよ。

でも、デンマンさんだってうれしそうでしたわ。

だって、嫌な顔をするわけにはいかないでしょう?

つまり、本当はあたしと一緒に居るのがイヤだったということですの?

レンゲさん、この話を続けるとマタ脱線してしまいますよ。

それで、何がおっしゃりたいのですか?

定さんは愛欲から吉蔵さんを独占したいあまりに情痴に溺れてしまった。吉蔵さんを殺したのは憎いからではなかった。愛欲のあまり独占したかった。吉蔵さんの死体から男の大切なものを切り取ったのも常軌を逸(いっ)したのではなく、吉蔵さんの“愛らしい化身”を身に着けて“二人で居たかった”からなんですよ。

デンマンさんは、あたしも愛欲から情痴に溺れているとおっしゃりたいのですか?

そうですよ。ファンディー(fundies)をはいてパンツの中でつながったままドライブに出かけるということは、まかり間違えば交通事故を起こして死んでしまう。しかし、普通の人にとっては、危険が大きすぎると言うよりも、馬鹿馬鹿しくてファンディーをはいてドライブなどする気になれないですよ。

そうでしょうか?

そうですよ。これまで僕の書いたレンゲさんの記事を読んでも、ほとんどの人は、レンゲさんと清水君が、ファンデーをはいて実際に長瀞までドライブしたなんて、僕がでっち上げた話だと思って信じていないはずですよ。それほど荒唐無稽ですよ。

。。。うふふふ。。。やっぱり、ちょっと可笑しいですか?

可笑しいどころじゃないですよ。ちょっと信じられないですよ。しかもですよ。レンゲさんは、すべての責任を清水君に押し付けようとしている。

そんな事していませんわ。

していますよ。次の会話を思い出してくださいよ。

つまり、なんですか?スリルとスピードとセックスを求めてドライブに出たわけですか?

だって、洋ちゃんがそうしたいって言うから。。。。

だから、そういう時にはレンゲさんが引き止めるんですよ。レンゲさんにとって、愛し合うことは遊びですか?お互いに家庭を持とうと考えて付き合っているなら、そのような危険な愛し方はしないはずですよ。まるで退屈を紛らわせるために愛し合っているように見えますよ。僕は、清水君もレンゲさんと同じような不幸な家庭に育ったので、境界性人格障害を患っていると思いますよ。だから、レンゲさんも清水君も退屈さと空虚感が死ぬほど嫌なんですよね。それで、健常者には考え付かないような危険なことまでして愛し合う。

そうではありませんてばああああ。。。あたしは洋ちゃんと、いつでも愛し合いたいんです。いつまでも一緒に居たいんです。

だから、カップル専用パンツなどはかなくても、いつでも愛し合えるし、一緒に居られるでしょう?

だって、洋ちゃんがファンディーをはいて、つながったままでドライブに行きたいと言うから。。。

だから、なぜ、そのような危ない事は止めようと言わないのですか? もっと普通に愛し合おうと言わないのですか?

あたしは洋ちゃんに嫌われたくないんです。“下つき”だと言われたばっかりだし、洋ちゃんの言うことをイヤだと言って断ったら、あたし、ますます洋ちゃんに嫌われてしまうようで。。。そうなったら、またデンマンさんに、それ見ろ、と言われるし。。。

『いつでも愛し合いたい。いつまでも一緒に居たい』に基づいて編集

レンゲさんは、こうしていろいろと言い訳を言っているけれど、レンゲさん自身が “退屈だから、どこかへ連れて行ってくれません?”と幾度か言った事を僕はよく覚えているんですよ。

つまり、あたしも、ファンディーをはいてドライブに行きたかったとおっしゃりたいのですね?

そうですよ。違うのですか?

それは。。。

どうなんですか?

あたしだって、少しは。。。

でしょう?つまり、レンゲさんにだって、半分の責任があるんですよ。清水君だけが悪いのではないんです。後の半分は、レンゲさんが愛欲に駆られて情痴に溺れてしまうんですよ。それでレンゲさんの理性が追いやられてしまい、清水君と危険なドライブに出かけてしまう。どんな言い訳を並べようとも、レンゲさんの気持ちの中にも常軌を逸(いっ)して清水君に迎合(げいごう)しているところがあるんですよ。レンゲさんが愛欲に駆られて情痴に溺れると言うのは、そういうことですよ。僕の言っていることは間違っていますか?

デンマンさんは、あたしがいけない女だと言うのですか?

あなたが悪い女だとは思っていませんよ。上の引用の中で定さんも言っていますよね。

男に惚れた余り今度私がやった程度の事を思う女は世間に居るに違いないのです。
ただ、しないだけのことだと思います。

だからこそ、レンゲさんは共感したんですよ。でもね、普通の女性は思っていてもやらないんですよ。それが理性ですよ。でも、たくさん居る女性の中には、定さんやレンゲさんのような人も幾人か居るわけですよ。

あたしも定さんのように愛欲に駆られて情痴に溺れるとおっしゃるのですか?

そうですよ。頭のよいレンゲさんのことだから、僕の言っている事が理解できるでしょう?あなたは定さんのように充分に分かっているはずですよ。。。ところで、最近どうしているのですか?もうファンディーをはいてドライブに出かける事をやめましたか?

(レンゲさん無言です。僕の視線を避けました)

まだ続けているのですかああ?

だって。。。

だってじゃないですよ。危ないですよ!まかり間違えば事故を起こして死んでしまいますよ。

だって。。。デンマンさんが書いていました。

僕が書いていた?。。。何を書いていたのですか?

『日本さくら名所100選』の桜最新情報をお伝えしますね。 ついでに、貴方のためにお得なお花見の宿も紹介しますよ。



<関東>

・小金井公園――――――――――(東京都)⇒⇒ 7分咲き
・隅田公園、上野恩賜公園、新宿御苑(東京都)⇒⇒ 満開
・泉自然公園――――――――――(千葉県)⇒⇒ 5分咲き
・清水公園―――――――――――(千葉県)⇒⇒ 7分咲き
・茂原公園―――――――――――(千葉県)⇒⇒ 満開
・熊谷桜堤―――――――――――(埼玉県)⇒⇒ 咲き始め
・大宮公園―――――――――――(埼玉県)⇒⇒ 満開
・太平山県立自然公園―――――(栃木県)⇒⇒ 咲き始め

『お花見に出かけませんか?』より

3日のブログにこの記事が出ていましたわ。たぶんジュンコさんが原稿を書いたのだと思って電話したんです。そしたら、“もう結構咲いているわよ。レンゲさんも出かけてみたら”と言ってくれたんです。

つまり、熊谷の荒川堤へ桜を見に行ったのですか?

そうですわぁ~。いけませんかぁ~?

(デンマン、かなり呆れています。) 日本わね、自由の国ですからねぇ~、何をするのもレンゲさんの自由ですよォ~。僕にはダメだと言う権限はないです。でもね、ファンディーをはいてパンツの中でつながったまま、荒川の堤までドライブしたと言うわけですかぁ~?

もちろん、車では入れませんわ。

つうことわああああ~、降りて清水君と一緒につながったままカニのように横に歩いて行ったんですかああ?

まさかあああ。。。

だから、どうしたと言うのですか?

夜、人目につかないようにこっそりと出かけたんです。

でも、夜だって結構人が出ているでしょう?

だから、人があまりやってこない荒川の桜堤のはずれの方へ行ったんです。

この写真がその時に撮ったものですか?

そうです。

つまり、この夜桜を見ながら車の中でシコシコとイイことをしたと言うわけですかぁ~?

(レンゲさん嬉しそうに頷〔うなづ〕いています)

このようにライトアップしながらですか?

いいえ、非常ランプでライトアップしたままだと人が寄って来るかもしれないので、じっくり眺めて堪能してから洋ちゃんとゆっくりといい気持ちでやりました。うふふふふ。。。。

(羨ましいと言うか、呆れると言うか、聞いているのが馬鹿らしいと言うか、。。。デンマン完全に言葉を失っています)

デンマンさん、どうなさったのですか?。。。何か、あたし、いけない事でも言いましたかあぁ~?うふふ。。。

レンゲさん、僕は、あれだけレンゲさんにアドバイスしたので、分かってもらえたかと思ったんですよ。ファンディーをはいたままでパンツの中でつながってドライブしたら、遅かれ早かれ絶対に事故を起こしますよ。僕がドイツで起こった事故のことを書いたでしょう。

走行中、愛し合う事は危険です

【ベルリン 2003日7月5日 AP通信】

ドイツの高速道路で時速100キロで走行中に金髪女性とセックスした男(23)が道路標識に突っ込んだ揚げ句、現場から逃げたため、裁判所に当て逃げの罪で、罰金刑を言い渡された。

コトに没頭した前方不注意が原因とみられるが、「高速道路のセックスを取り締まる法律はない」との理由で、行為そのものの罪は問われなかった。

ドイツ西部の都市ケルンの裁判所は、この「交通事故」に対する判決を下した。
事故現場から逃亡した事実を認めた男(23)に対し、600ユーロ(約8万4000円)の罰金刑を言い渡したのだが、事故の“原因”は「高速道路を走行中に運転席でHしたため」だった。

地元警察などによると男は事故前、ヒッチハイクの金髪女性を乗せた。
2人はすぐに意気投合したため、時速100キロで高速道路を走行していたにもかかわらず、助手席にいた女性が男の上にまたがる形でコトを始めてしまったというのだ。

だが、男は行為に没頭したせいか、車が道路標識に衝突。
幸い大事には至らなかったが、標識などが大破したため、男は「警察に捕まる」と考え、現場から逃走した。
全裸だった女性も衣服を車内に残したまま、男と別れて現場から姿をくらました。

レンゲさんだって、冷静に考えれば分かるでしょう?

分かります。だから、走行中はしないようにしたんです。夜桜を見に行った時にも車を止めてしました。

でも、ファンディーをはいて、づっとつながったままで居たんでしょう?

そうですけれど、洋ちゃんが運転するのに差しさわりがない程度につながっていただけですわ。

つまり、どうしてもファンディーにこだわりたいのですか?

だって、洋ちゃんがそうしたいって言うから。。。

だから、レンゲさんが、“危ないから止めましょうよ”と言ったらどうですか?

そう言ったら、あたし嫌われてしまいますわあああ~。

レンゲさん、あなたは8歳の女の子じゃないんですよ。そのぐらいで嫌われるのなら、それは本当の愛じゃないでしょう?退屈さを紛らわせるために、スリルとスピードとセックスを求めて遊んでいるだけですよ。それが、分からないのですか?

デンマンさんは、あたしと洋ちゃんが夜桜を楽しみながらイイ事をしたのでヤケルのでしょう?それで、こういうことを言うんですよね?

(デンマン、完全に呆れています)。。。確かに、うらやましいけれど、僕は何もヤキモチを焼いているわけじゃないんですよ。レンゲさんは僕の心の恋人なんですよ。その恋人が、ファンディーをはいたまま交通事故を起こして昇天してあの世に行って欲しくないんですよ。

それってマジですか?

もちろんですよ。

あたしは、妻子ある吉村さんと関係を結び、結局破綻して別れました。だから失敗に学んだつもりです。それで不倫はもうしないと心に決めたのです。そういうわけで独り者の椎名さんにこだわったわけですけれど、殺されそうになって、やっぱりうまくは行きませんでした。野々宮さんの時は彼がデンマンさんの奥様と浮気したと思い込んで関係がこじれてしまい、結局別れることになりました。そういうわけで、あたしは洋ちゃんの関係を大切にしたいんです。

分かりますよ。レンゲさんの気持ちはよく分かります。でもね、事故を起こして死んでしまっては、元も子もなくなってしまいますよ、命あってのモノダネですからね。何も清水君だけしか男が居ないわけじゃないんですよ。

つまり、洋ちゃんと別れろとおっしゃるのですか?

今のレンゲさんを見ていると清水君のことを“最後の希望”のように思い込んでしまっていますよ。つまり、レンゲさんは惚れた女の弱みで吉村さんのことが諦めきれなかった。独占したいけれども独占できない。しかし、やがて別れなければならないほどに二人の中が険悪になってしまった。椎名さんの時には殺されかかった。でも、やっとの思いで別れた。野々宮さんの時には彼が直美と関係を結んで捨てられたと思って傷ついた。そして、やっと清水君のめぐり合った。レンゲさんにとって清水君は“吉蔵”なんですよ。だから僕は不吉なものを感じるのですよ。

あたしは洋ちゃんと不倫しているわけではありません。

分かりますよ。でも清水君から拒絶されたくないという気持ちは不倫の時と変わりがないほど強い。だからこそ、清水君がファンディー(fundies)をはいてドライブしようと誘えば、レンゲさんはイヤとは言わないんですよ。嫌われたくないから。。。でしょう?つまり、清水君のことを最後の希望と思い込んでいるから、愛欲が募って理性を見失いがちになる。

つまり、あたしも定さんのように愛欲のために情痴に溺れていると言うのでしょう?

レンゲさんは認めたくはないようだけれど、今のままファンディーをはいて同じ事をしていたら、遅かれ早かれ事故を起こしてパンツの中でつながりながらあの世に行ってしまう。その危険があることをレンゲさんは知らないわけじゃない。しかし、それでもレンゲさんには清水君の危険なドライブを止めさせることができない。定さんが、危険なことも承知で吉蔵さんの首を絞めている事とあまり変わりがないんですよ。

デンマンさんは、。。。あたしも。。。あたしも、同じように洋ちゃんのお○ん○んをちょん切ってしまうと言うのですかああああ~~

僕はそんなことを言っていませんよ。

でも、これから言うつもりなんでしょう?
 
いや、僕は別に。。。

デンマンさんは、そうやって、またあたしを
馬鹿にするんですわああああああああ~~
 
【ここだけの話しですけれどね、また振り出しに戻ってしまいましたよ。こういうところで終わらせるつもりではなかったのですけれどね。。。へへへへ。。。とにかくね、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
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■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

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レンゲさんの写真を見たい人は。。。

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愛のコリーダとレンゲさん [性の悩み・セクハラ・愛と性]

愛のコリーダとレンゲさん
 


阿部定の嫉妬と情痴

阿部定は東京市神田区新銀町19、畳職人、重吉の4女に生れ小学校在学中より遊芸を仕込まれたが、早熟で15歳の時に処女を失った。

その後は町の不良と交り相次いで異性との交際を続けたので、定が18歳の頃、父親の重吉は娘を見限って芸妓にする事に決めた。

それ以来、定は横浜、富山、長野、大阪、名古屋、兵庫、東京等の各地を転々とし、芸妓、娼妓、私娼あるいは妾などをして次第に身を持ち崩していった。

しかし、昭和10年頃よりやや目覚めるところがあって、更生の一歩として昭和11年2月1日東京市中野区新井町五三八、割烹業を営む吉田家に女中として住み込みで働き始めた。

生来多情なる被告人は間もなく主人の石田吉蔵(42)と情を通じたが、家人に知られるところとなった。それで同年4月23日両名諜(し)めし合わせて家出した。

翌5月7日渋谷区円山町八五「みつわ」を初めとして、市内数ヶ所の待合を転々して愛慾生活に耽溺した。

吉蔵は被告人との関係を長く持続するため同人を妾として待合を開業させるための準備をするために一時帰宅した。互に未練を残して別れる事になった。

しかし、被告人は吉蔵と別れたのだけれど、同人に対し未だかつて経験した事のないような恋慕、愛著の念を感じ吉蔵夫婦の生活を想像して嫉妬と焦躁の情に馳(か)られた。瞬時も吉蔵と別離するに堪へがたく再会の折りは情痴の戯れに使おうとして牛刀を買った。

5月11日被告人は電話で吉蔵を誘ひ出し中野駅にて落ち合った。午後10時頃荒川区尾久町4ー1881、待合「まさき」に赴き、以来同家に流連し日夜情痴、愛慾の限りを尽した。

5月16日、吉蔵と情交中刺激を求めるため、同人の頸部を腰紐で絞めたが、同人の顔面が充血したため吉蔵はこれを治療するために帰宅静養したいと被告人に告げた。

被告人はさきに一時吉蔵と別れた間の嫉妬の苦しみを経験していたので到底同人と離れるのに忍びず、さりとて吉蔵には妻子を振り捨て自己と同棲するまでの意思がないことを察知していたため、吉蔵を永遠に独占しようと同人を殺害する事を決意した。

5月18日午前2時頃待合「まさき」の「さくらの間」で熟睡している吉蔵の頸部に腰紐を二重に巻き付け、その両端を両手で強くひきしめて同人を窒息死させた。

吉蔵の死体に痴戯しているうちに、同人を完全に独占したいため、女性は妻といえども死体の局部に指一本触れさせたくないと思い、牛刀で吉蔵の○莖及び○嚢を切り取った。

さらに同人の右上膊部外側に被告人の「定」の名を刻み込んだ。その後、傷口の血を手指につけ吉蔵の左大腿部に「定吉二人」なる文字を書き、その寝床敷布にも「定吉二人キリ」という文字を書き残した。

切り取った○莖及び○嚢を懐に入れて同日午前8時頃同家から姿を消した。

『予審決定書』より

デンマンさんは、どうして阿部定事件にこだわるのですか?

阿部定事件について調べれば調べるほど、阿部定がレンゲさんに似ているように思えてくるんですよ。

いややわああああ。。。。デンマンさん、マジですかあああ~~

もちろんマジですよ。

それって、セクハラですわあああ。。。

僕は別にレンゲさんに嫌がらせをしようとしているわけじゃないですよ。

じゃあ、どうして阿部定事件を持ち出すのですか?

レンゲさんの事がもっとよく理解できるのじゃないかと思ってね。。。阿部定が境界性人格障害を患っていたとは、これまで誰も言っていません。でもね、僕は予審調書を何度も読んだんですよ。読めば読むほど阿部定の生い立ちや経歴や行動がレンゲさんに似ているんですよ。

どういうところが似ているのですか?

レンゲさんとお母さんとの関係と定さんとお母さんの関係。。。それからレンゲさんが16歳で坂田さんの腕に抱かれて桜の花びらを散らした事とか。。。定さんが15歳で乙女から女になってゆく事とか。。。

わたしの胸には、愛情はない。
だって教わってないから。


2005-08-13

わたしは生まれた時から、
必要な愛情をあたえられなかった。
両親ともに、
こんなめんどくさい生き物の
ニーズなんて考えもしない。

わたしはいつも見捨てられてきた。
わたしの胸には、愛情はない。
だって教わってないから。

わたしは、親を憎んでいました。
今は“血のつながった
やっかいな他人”だと思っています。

これからどうなるか分かりませんが、
今の私には親との和解は無理です。

ウチの親を客観的に見れば、
社会性が欠如していたんです。
ふたりともボンボンとお嬢だから世間知らずだし。

で、わたし親から最後の一撃食らわされて、
自分は将来利用するために育てられてきたことがわかっちゃって。
親はわたしに向かって確かにそう言ったのです。
それで、わたしは親から離れたのです。

by レンゲ

『デンマンさんが私のことをグロリア・スタイナムに似ていると』より

レンゲさんは未だにお母さんと和解していないんですよね。

あたしは本当に母から愛されていなかったんです。

定さんは調書の中では自分は幸せな少女時代を過ごしたと言っているんですよ。

そうだったのですか?

表面上はそうだった。けっこう裕福な暮らしをしていたんですよ。レンゲさんは両親のことを“ウチの親を客観的に見れば、社会性が欠如していたんです。ふたりともボンボンとお嬢だから世間知らずだし。。。”と、書いているけれど、定さんの両親にもそのようなところがあった。だから、調書をよく読むと、定さんもお母さんを憎んでいた事が良く分かる。しかも調書の中でも、はっきりと“恨んでいました”と言っている。

私が育った頃は家が一番隆盛な頃で職人が6人もおり、忙しい時は10人も15人も傭(やと)って畳屋をして裕福でした。
私は末子で両親に大変可愛がられました。

母は派手好きで見え坊でしたから小学校2年生頃から私に三味線を習わせ綺麗にしては連れ歩いたのです。
そういうわけで、勉強の方は自然に嫌いになりました。 先生からお稽古なんか止めなさいと言われましたが在学中ずっと身を入れてお稽古に励みました。

卒業してからは裁縫のお稽古に通ったりしましたが、家には大勢職人が居て色々の話を聞かされ10歳頃から男と女がすることを知りました。 それに兄真太郎は少し道楽者で私が15歳位の時、堅気の姉さんを出して外に囲っていた水商売の女を家に入れたのです。

丁度その頃職人を和子姉さんの婿養子にしたので、真太郎兄さんは両親が和子姉さんに家を相続させるのではないかと嫁さんと若夫婦を虐め母は和子姉さんに味方し毎日家中ごたごたしていました。

両親は家が揉めるので私に見せては将来のためにならないと思ったらしく、“表で遊んでおいで”と毎日のように言うので、私はそれを良いことにして毎日お友達の宅等へ遊びに行っていました。 そういうわけで、自然外に出歩く事がが好きになりました。

その頃の私はどちらかと言えば堅過ぎる位真面目な考えを持っていました。 でも15歳の時お友達の家で学生に抱かれてからガラリと気持が変って不良になり浅草で遊び暮すようになったのです。

その頃、毎日お友達の福島ミナ子さんの家へ遊びに行きました。 やはり、そこに遊びに来た福島さんの兄さんの友達で慶応の学生さんと知合いました。 私はその人と懇意になり二階でふざけて居るうち、その学生さんに関係されてしまいました。 その時大変痛みがあり、二日位出血したので驚いてしまいました。 これで自分は娘でなくなったと思うと何だか怖ろしくなって母に話さずにいられなくなったのです。

その後その学生さんと会ったので自分はこの間の事を話しました。 “あなたも親に話して下さい”と言ったところ、その学生さんはその後福島さんに寄りつかなくなり、母がその学生さんのところへ行っても会ってくれず、そのまま泣き寝入りになってしまいました。

当時、その学生さんに遊ばれただけだと思うと口惜しくて堪らず、もう自分は処女ではないと思うと、このような事を隠してお嫁に行くのは嫌だし、これを話してお嫁に行くのはなお嫌だし、もうお嫁に行けないのだとまで思ひ詰め、ヤケクソになってしまいました。 母は私の様子を見てお前さえ黙って居れば判らない事だから、と慰めてくれました。 お前の知らないことを男がしたのだから何でもないと言ってくれたのです。 その時、大正琴を買ってくれました。

母に、慰めてもらえば、もらうほど、学生さんに抱かれた事がシャクにさわり、ある日どこかへ行って遊んで来ようと思い、家の金15円程持ち出しました。 その頃、私の近所には不良が沢山いて、私の姿を見ると何とか声をかけてはからかいました。 でも、それまでは私は振り向きもしませんでした。

ところが、その時は私が不良に声をかけ、今日は気分が悪いから面白い処へ連れて行ってくれと言うと快く連れて行ってくれることになりました。 一日中遊び暮し、帰る時金を持ち帰ると悪いと思ったから全部分けてやりました。

丁度和子姉さん夫婦が家出した頃で家の中がゴテゴテしていました。 親達は別段私の事を気に止めず母から“随分遅かったね”と言われたのですが、上野の山に行って来たと言ってごまかしていました。 金を持ち出して遊びに行き不良仲間におごったり小遣をやったりすると皆からサーチャン、サーチャンと騒がれるので面白くてたまらず、親が余り小言を言わないのをいい事にして段々増長してしまいました。 朝は目が覚めても仲々起きず、二階までお膳を運ばせ御飯がすむと直ぐ着換えては浅草へ遊びに出かけました。 金竜館などで一日遊び暮しては夜9時頃でなければ帰りませんでした。

(中略)

父は田舎で商売をしなかったため私も仕事がなく、また私は三味線の稽古を始めましたが矢張り温和しくしておれず、近所の男と懇意になり一度関係した事もあり、時々散歩したので目に付き、それに一人で近所の洋食屋などに出かけるため、田舎の事ですから私の噂が五月蝿(うるさ)くなったので父はそれを見兼ねて怒り、そんなに男好きなら娼妓に売ってしまうと言い出し、母やタカ姉さんは心配して父をいさめ、私も本当に怖ろしくなり三日も眼を泣きはらして謝ったのですが、父はどうしても承知せず大正11年7月18歳の時、私を連れて横浜市××町に居た遠縁に当る稲葉正武の家に行き娼妓の世話を頼みました。

私は父と口もきかず、どうせヒビの入った身体だし、こうなった以上はどうともなれモウ決して親元へは帰らないと決心しました。 稲葉方に1ヵ月ばかり世話になった後、稲葉から紹介屋に頼み前借金300円で中区住吉町の芸妓屋春新美濃に抱えられ「みやこ」と名乗り一本の芸者になりました。

(中略)

各地に転々として芸者をしたわけですが、その話をするには私と稲葉正武の関係を申上げねばなりません。 稲葉は兄真太郎の先妻とも知り合いでしたので、私の両親とも交際していました。 だから、私が前から不良少女である事を知っており、私が一ヵ月ばかり世話になって居た時無理矢理に関係させられてしまいました。

(中略)

信州は皆、不見転(みずてん)芸者【相手を選ばず、お金しだいで客の言いなりになる芸者】でした。 検黴もありましたから場所がら私も不見転をしたところ、花柳病に罹ってしまいました。 私は検黴(けんばい)まで受けて芸者をするなら一層娼妓になった方がましだと思い、22歳の正月大阪市の飛田遊郭「御園楼」に住み替へ娼妓になり、源氏名を「園丸」と名乗って出ました。 その時稲葉と縁を切りました。

「御園楼」に住み替える話がきまった当時、母も私と稲葉との関係のあることを知っていましたから今後縁を切る話を母に話したいと思い横浜に居る紹介業甲斐田さんという人に頼み、母を信州の三河屋へ連れて来てもらい母にこれまでの稲葉との関係を話し印鑑を返してもらう事を頼み「御園楼」から2800円位前借した金で「三河屋」へ前借を返し、今度は父の連判だけにし母に300円ほど小遣をやりました。

私が親に小遣をあげたのはこの時が初めてでした。それまで私は親を恨んでいましたが気を取り直し母には前借金も与えたし、もうここまで落ちてしまったのだから今更どうなるものでもないし、今後私の我儘は勘忍して下さいと謝りました。

御園楼は当時大阪で一流でした。私も売れてナンバースリー以下に下がった事がありませんでした。抱主からも可愛がられて「御園楼」では面白く働きました。

一年位経った頃、ある会社員の客が私を落籍してくれることになりました。しかし、その人の部下も私の客であることが判ってその話は駄目になり、客から勘忍してくれと言われ金を貰った事がありました。それで、少し腐っているところへ紹介屋から話があって、翌年早々23歳の時、名古屋市西区羽衣町の「徳栄楼」に借金2600円で住み替えました。

ここに移る時は、その抱主は丸ぽちゃの可愛らしい女を希望していたそうです。私は面長でどちらかと言えば伝法肌の女であり、紹介屋から是非抱えて呉れと頼まれて抱えることになったらしいのです。当時、その事情を知らない私は抱主が内儀さんに仕方なく抱えたんだ、名前などは何でもいいと話しているのを耳にし、私を抱主が気に入らぬのなら気に入らせて見せるという気になり、貞子という源氏名で一生懸命働きました。それから売っ子になり可愛がられるようになりました。 「徳栄楼」では2年間位働きました。思い出の多かった時代です。

『自伝・阿部定の生涯 その1』より

阿部定事件の予審調書を調べて“自伝・阿部定”を『なつかしの映画・TV番組(ウラ話)掲示板』書いてみたんだけれど、すぐ上で引用した抜粋を読んでみれば分かるように、定さんはレンゲさんのように水商売の世界に足を踏み入れて波乱に富んだ生活をしました。でも、けっこう頑張り屋なところがあったんですよ。常にナンバーワンからナンバースリーにとどまっていたようです。まさに、レンゲさんを見るようですよ。

レンゲさんには、間違いなく野心家の一面もある。だからこそブティック・フェニックスでも3ヶ月余りで、他の店長をゴボウ抜きに抜いてあなたは売り上げでトップの座を獲得した。クラブ・オアシスでもあなたは30人余り居るホステスの中でナンバーワンに躍り出た。これがその当時のレンゲさんの写真ですよね。若くてピチピチしていた。しかも素人っぽくって素朴な美しさがある。それでいて洗練されたところもある。そういうところがお客さんの関心を誘った。それに加えて、話題が豊富でお客を飽きさせない。あなたは頭のいい女の子なんですよ。自分をどう演出してよいかも、ちゃんと心得ている。だから、ナンバーワンになることも時間の問題だった。

。。。

あなたにとって大学生活は慢性的な空虚感と退屈さが伴っていたんですよね。少なくともホステスの生活の方が楽しかったんですよ。楽しいという言葉が適切でないなら、レンゲさんの求めているものは、大学生活よりもホステス生活の方にたくさん見出すことが出来たんですよ。

あたしの求めているもの?。。。それは何ですか?

“幼児的なふれあい”ですよ。

レンゲさんがホステス時代に“お客リスト”を作っていた。レンゲさんはクラブ・オアシスで働いていた30人の女性のうちでナンバーワンになったんですからね。レンゲさんがマジメに一生懸命ホステス業に励んでいたことが僕は理解できましたよ。どんな職業でもそうですが、トップになるためには、それなりの努力が必要ですよ。実際、“ちゃらちゃらして”いたら、ナンバーワンにはなれなかったと思いますよ。

。。。

“セックスから愛が生まれることもあります”と言ったんですよ。覚えているでしょう?

セックスから愛が生まれる事は、極めてまれにはあるかもしれません。でも、普通は逆ですよ。愛し合っている男と女がやがて結ばれる。そう思いませんか?ただし、レンゲさんが“セックスから愛が生まれる”事を体験したと言う事は僕には理解できますよ。でも、その愛はレンゲさんが求めていた愛ではなかったようですよね。

本当の愛を見つけていたなら、レンゲさんはベターハーフを見つけていたでしょう。でも、人生の伴侶をいまだに見つけていないですからね。しかも、レンゲさんは求めている愛を見つけることが出来そうにないと思ったから、ホステスの世界からきれいに足を洗ったんですよ。2度と戻らなかった。これからもレンゲさんは戻らないと思いますよ。

本当の愛があることをレンゲさんは信じている。信じきれないまでも信じようとしているレンゲさんが居る。しかし信じたいにもかかわらず、レンゲさんの目の前に現れる愛は、理想とする「愛の形」からはあまりにもかけ離れている。それでレンゲさんは絶望を感じないわけには行かない。これ以上どうにも出来ない愛に無力感を覚える。レンゲさんがホステスを辞めたのは、この事が真の理由だと僕は思っていますよ。

やはり、セックスから愛は生まれませんか?

だから、そういうことも極めてまれにはあるでしょう。でもね、これだけはハッキリ言えますよ。クラブに行く男たちは、そこで愛を探そうとしているわけではないんですよ。女の子と遊ぶために行くんですよ。だから、そこで仮に求める女の子を男が“釣った”としても、釣った魚にエサをやるようなことはしないものですよ。

遊びだけが目的だと言うのですね。

僕はそう思いますよ。レンゲさんだって、そう思ったからこそ、馬鹿馬鹿しくなって、ホステス業を廃業にしたはずでしょう?

分かりますか?

レンゲさんは頑張り屋の性格ですからね、ホステス業が本当にすばらしいと思うなら、あなたは自分のクラブを立ち上げる事の出来る人ですよ。しかし、あなたは結局、ホステス業を廃業した。大学にも戻らなかった。何をしたか。。。?ホステス時代の関係を引きずってしまったんですよ。

何もかもご破算にすることなんて出来ませんわ。

そういうところがレンゲさんの優柔不断なところです。レンゲさんを衝動的に殺そうとした椎名さんはホステス時代からの付き合いですよ。あなたのドクターもこの人だけとは別れなさいと言っていた。

でも、椎名さんは可哀想な人なんですよ。

あなたと同様、不幸な家庭に育った。だから、同病相哀(あいあわ)れむような関係だったんですよね。でもね、レンゲさん自身が溺れようとしていたんですよ。そのレンゲさんが溺れかけていた椎名さんを助けようとした。それがレンゲさんの感じていた“愛”だった。しかし、溺れかけていた人が溺れようとしている人を助けようとして、結果的に二人とも溺れてゆく。僕にはそのように見えましたよ。

つまり、“不毛の愛”ですか?

。。。

デンマンさんは、あたしの事を誰よりも良く理解している。でも、それでいてあたしを愛してくれませんよね。どうしてですの?

レンゲさんが言う“愛している” “男と女が理解しあう” と言うことには “関係を結ぶ” と言うことが当然のように含まれている。でも、あなたはね、一度の関係では終わらないタイプなんですよ。だから、あなたが求めるような愛に、僕はのめり込むことは出来ないんですよ。溺れるものを助けるために溺れてどうします?ミイラ取りがミイラになってしまってはお笑いモノですよ!

『とこしえの愛って。。。 』より

定さんも、どちらかと言えばレンゲさんのように“セックスから愛が生まれ”ることを経験しているんですよ。ただし、出だしはレンゲさんの場合と違いかなりつらい思いをしたんですよね。自暴自虐になって水商売の世界にのめり込んでしまったようなところがある。でも、一旦その商売に浸(つ)かると頑張り屋の性分からレンゲさんのようにトップに躍り出ようと一生懸命に頑張った。

そういうところが定さんとあたしは似ているとデンマンさんはおっしゃるのですか?

それだけではありませんよ。僕は定さんも“幼児的なふれあい”を求めていたように思えますよ。

定さんもお母さんに愛されていなかったと言うのですか?

定さんはお母さんを“恨んでいました”とはっきりと言っていますよ。しかし、具体的にどのようなことを恨んでいたのか?その事は言ってません。調書を読む限り、お母さんから可愛がられていたように思える。

一体何を恨んでいたのですか?

“母は派手好きで見え坊でしたから小学校2年生頃から私に三味線を習わせ綺麗にしては連れ歩いたのです” つまり、派手好きで見栄坊のお母さんの“小道具”にされていたのに過ぎなかったのではないか? つまり、可愛いペットに過ぎなかったのではないか? 本当に愛していたのなら、可愛い娘を水商売などに出さないに違いない!そう思ったのかも知れませんよね。

でも、お父さんが連れて行ったわけでしょう?

だから、本当に愛しているのなら、お母さんが引き止めたはずだと思ったのでしょう。レンゲさんの場合は、お母さんが教育ママゴンだった。レンゲさんにりっぱな教育をつけさせる事がお母さんの見栄でもあった。でも、レンゲさんにとって、それは教育という名の虐待だった。その虐待から逃れるために、レンゲさんは坂田さんの腕の中に飛び込んでいった。そうやって、レンゲさんはハラハラ。。。ワクワク。。。どきどき。。。坂田さんの腕に抱かれて桜の花びらを散らしたんですよ。

定さんは15歳の時なんですね?

でも、残念ながらレンゲさんのように期待して抱かれたわけではなかった。そこがレンゲさんと定さんで大きく違ってくるところです。

でも、定さんも“幼児的なふれあい”を求めていたとおっしゃるのですか?

つまりね、ここで境界性人格障害を考えればうまく説明する事ができますよ。

どういうことですか?

つまり、お母さんに愛されなかった以上に、学生さんに拒絶された事が定さんにとってはトラウマだったと僕は思っているんですよ。定さんは書いていました。

もう自分は処女ではないと思うと、このような事を隠してお嫁に行くのは嫌だし、これを話してお嫁に行くのはなお嫌だし、もうお嫁に行けないのだとまで思ひ詰め、ヤケクソになってしまいました。

私は父と口もきかず、どうせヒビの入った身体だし、こうなった以上はどうともなれモウ決して親元へは帰らないと決心しました。

つまり、学生さんに拒絶された事がトラウマになって、“幼児的なふれあい”を求めていると。。。?

レンゲさんと同じように拒絶される事への恐怖があの事件を引き起こしたように思いますよ。

それで、デンマンさんは、。。。あたしも。。。あたしも、同じように洋ちゃんのお○ん○んをちょん切ってしまうと言うのですかああああ~~

僕はそんなことを言っていませんよ。

でも、これから言うつもりなんでしょう?
 
いや、僕は別に。。。

デンマンさんは、そうやって、またあたしを
馬鹿にするんですわああああああああ~~
 
【ここだけの話しですけれどね、また黒いパンティーをはいたサディストが出てきたようですよ。このサディストは怖いんですよ。何しろ、河内弁でまくし立てますからね。へへへへ。。。。とにかくね、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

ミラーサイトを構築しました!

訪問者の数が多すぎて
BANDWIDTH LIMIT EXCEEDED! エラーが出てしまいました。
しかし、下のリンクはすべてミラーサイトに移しましたので閲覧可能です。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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愛は大海の如く。。。心は花咲く桜のように。。。 [性の悩み・セクハラ・愛と性]

愛は大海の如く。。。

  心は花咲く桜のように。。。



 

  花



砂漠に生まれた小さな花は
花をつけることを忘れたままに
ある朝ひとりで死んでゆきます

だれかが見つけてその花を
きっと枯れ草と呼ぶのでしょう
花を咲かせることはできなかったけど
それは確かに花だったのです

by レンゲ

と諦めてしまうのは、レンゲさん、まだ早いですよ!
まだ、これから、レンゲさんは花を咲かせることが出来るのですから。。。。。

デンマンが応援していますよ。
きれいな花を咲かせてください。ね!?

by デンマン


『極私的詩集 (その2)』より

レンゲさんは上のような詩を書いていた頃があったんですよね?

そうです。もう2年前になりますわ。デンマンさんは、あたしが書いた詩を大切に保存していてくれるのですか?

そうですよ。レンゲさんは僕の“心の恋人”ですからね。

あたしは花を咲かせているのでしょうか?

清水君と出会い愛し合っているではないですか?レンゲさんは自分が花を咲かせていないと思っているのですか?

咲いているような。。。いないような。。。

レンゲさんは、。。。なんですよ。。。毎朝、毎晩、清水君ときちんきちんと愛し合っているんですよ。最近の若いカップルはセックスレスが多くなっているそうじゃないですか? それを考えると、レンゲさんと清水君は異例中の異例と思えるほど毎日、毎晩愛し合っていますよ。そういうレンゲさんが“花を咲かせていない”と言うなら、一体誰が花を咲かせているのですか?

でも、あたし、。。。自分が本当に心から花を咲かせているような気がしないんです。

それは贅沢と言うものですよ。上の詩を書いていた頃のレンゲさんの心の状態を考えてみてくださいよ。2年前と言えば、レンゲさんは死にたい、死にたい。。。と愛に絶望していたんですよ。

  愛が私を・・・



愛が私を絶望させる
致命傷かもしれない

盲目な私に
美しい花を見せないで

愛の前に私は沈黙する
あまりにも無力で
私はただ沈黙する

by レンゲ

愛があることをレンゲさんは信じている。
信じきれないまでも信じようとしているレンゲさんが居る。

しかし信じたいにもかかわらず、レンゲさんの目の前に現れる愛は、理想とする「愛の形」からはあまりにもかけ離れている。

それでレンゲさんは絶望を感じないわけには行かない。
これ以上どうにも出来ない愛に無力感を覚える。

by デンマン

レンゲさんは、こうして愛に絶望していたんですよ。違いますか?

確かに。。。

そういうレンゲさんが、今では清水君と出会い毎日愛し合っている。『比翼連理(ひよくれんり)』という諺をレンゲさんも知っていますよね。

デンマンさんが何度も何度も引用しましたから知っていますわ。

『比翼連理(ひよくれんり)』



男女の相思相愛の仲をいう。
思い寄せる二人のきずなが永遠であること。

中国の西の果てに想像上の鳥が居ると伝えられています。
その鳥はオスとメスがそれぞれ一足、一翼、一目で常に雌雄一体で翼を比(なら)べて飛んでいる。
これが比翼の鳥です。

連理とは、根元は別々の二本の木がくっついて幹や枝が重なり、木目(理)が連なったものを、そう呼びます。
そのような枝のことを“連理の枝”と言います。
だから「比翼連理(ひよくれんり)」と言えば、いつでもくっついて離れられない男女(夫婦や恋人や愛人同士)の仲睦まじいさまを言います。

白楽天の「長恨歌」では、死んだ楊貴妃の魂は、天にあっていかにも寂しげに、梨花一枝(りかいっし)春雨を帯びる風情だった、と詠まれています。
玄宗との仲睦まじかった日々をしのんで楊貴妃は次のように語ります。

七月七日長生殿
夜半人無く私語せし時
天に在りては願わくば
比翼の鳥と作(な)り
地に在りては願わくは
連理の枝と為らん


もっと分かり易く言い直すと次のようになります。

七夕の夜、二人きり。
陛下はわたしにささやかれた。
天にあっては比翼の鳥、
地にあっては連理の枝。
二人はいつでもいっしょだよと。
その誓いも今は空しく、
私は天にあり、陛下は地にとどまって、
別れ別れです。

レンゲさんは一度ならず愛に絶望していた。幼い頃の不幸な生い立ちのためにレンゲさんは愛を知らずに育った。僕は必ずしもレンゲさんが愛のない家庭に育ったとは思わない。でも、レンゲさんはそう信じている。

あたしはデンマンさんがおっしゃるように崩壊した家庭に育ったんです。

僕は何度も言うけれど、自分のおなかを痛めて産んだわが子を心から憎いと思う母親は居ないんですよ。

でも、あたしの母はあたしを愛してくれませんでした。

僕はレンゲさんのお母さんに会った事がないから、これ以上なんとも言えないけれど、でも、レンゲさんだっていつまでも幼い頃の不幸な家庭にこだわっても仕方だないと気づいた。それで次のような手記を書いたわけですよね。

過去の傷を癒す努力をしています

2005 03/16 11:00 編集 返信

わたしは、今よりも脆い心を、
成長させて強く正しく
明晰に育てていく段階で、
大人たちの無知?ゆえに、
教育という名を借りた
虐待によって育ち、
そのツケを自分自身で
払わなければならないのです。

苦しいです。
そして、悔しくて、無念です。
自分に備わっていたであろう可能性を、
幼少期につぶされたのだと
大人たちをうらんでいます。

でも、恨んでいるだけでは、
前には進めないということに気が付いてからは
自分で自分を慰め、
過去の傷を癒す努力をしています。

by れんげ

『わたしは未だに、この寂しさのせいで容易に人を信じます』より

過去の傷を癒しながらレンゲさんが懸命に愛を探しているのが僕にも良く分かりましたよ。レンゲさんには、これまでに実らなかった恋愛がたくさんある。不倫に心を奪われて、のめり込んでしまった事もあった。失敗して失敗に学んだつもりでも、また失敗を繰り返す事もあった。それでも、レンゲさんは“本当の愛”がある事を信じて飽くことなく愛を探し求めた。。。。でしょう?

そうですわ。それで、あたしはネットでも愛を探すようになったのですわ。

そうですよ。僕とレンゲさんが出会ったのは、そのようにしてレンゲさんがネットを始めた頃なんですよね。レンゲさんが意欲に燃えていた頃ですよ。次のように書いていました。

 レンゲ本人です(´▽`)ノ

デンマンさん、
わたしの事を
アナウンスして下さって、
とてもうれしく
思っています。
感謝!です。

blooでは、
わたしひとりが
「愛~」「愛~」と
言ってるだけで、
真正面から、わたしと
「愛についての
 ディスカッション」を
してくださる方は、
なかなか現れてくれません。

BLOGの方も
(こっちを恋愛専科に
 しようかなと思ってます)
なんせ、
レスがつかないんですよ・・・
しょぼん・・・
では、ワタクシから・・・

『愛を探して。。。』に、
遊びに来てくださいね!
みなさんと愛について考えたいと思い、
立ち上げました。
心の中が温かくなるような交流の場にしましょう。

by レンゲ  2004-8-30 4:54

『心も寒い、「妄想部屋」もさむい、HPも寒い』より

そうでしたわ。こうして読み返してみると、なんだか恥ずかしいほど有頂天になっていますわ。

それだけレンゲさんも期待を持ってネットをしていたんですよ。だから現実世界でも、この意欲があったのでレンゲさんは椎名さんとの間に新しい愛を見つけることができた。この頃のことをレンゲさんは振り返って書いていましたよ。



朝のキモチ

昔、好きな人と会える日は、

朝、目が覚めた瞬間に、

身体中にしあわせが

いっぱいになって、

踊るように

出かける仕度をして、

出かけていったなあ。

あの頃のわたしは、

多分、今の100倍キレイ

だったと思う・・・

by レンゲ  

2004 12/10 07:33

『あなたのための美容と健康ガイド 』より

そうでした。あたしにも確かに春はあったのですね。桜の花が咲いたようにあたしも花を咲かせていたんですねぇ~。

ですねぇ~って。。。今は、咲かせていないのですか?

あたしは咲いているような気がしないんです。

どうしてですか?

どうしてって。。。聞かれても。。。そういう気がしないんですねん。

レンゲさんは、今でも清水君と毎朝、毎晩、これまでのように愛し合っているんでしょう?

そうです。

だったら、何も不満はないでしょう?それなのに、桜の花を咲かせているような気分になれないのですか?

そういう気分になれない、と言うのは可笑しいですか?

だって、清水君を愛し、清水君に愛されて、レンゲさんは幸せな気分でしょう?僕はレンゲさんと清水君の濃厚な愛欲生活に“現代版比翼連理”を見たように思っているんですよ。



あららァ~。。。これファンディ-(fundies)じゃないのォ~

デンマンさん、良くご存知ですね。

アメリカとカナダではノベルティーとして隠れたブームですよ。

デンマンさんも試してみたのですか?

まさかァ~。。。そこまではしませんでしたよ。

なぜご存知なんですの?

ジューンさんの誕生パーティーに招かれた時に女の子たちが面白がってこれを試していたんですよ。



これがその時の写真ですか?

そうですよ。。。でまた、どうしてレンゲさんは、ファンディ-を持ち出したんですか?

洋ちゃんが、これはイケルんじゃないかと言ってサンプルを持ってきたんですよ。

。。。で、どうだったんですか?

確かに、面白いというので売れたんです。でも、奥様に見つかってしかられてしまいました。

どうして。。。?

大人のおもちゃのようなものは“ブティック・フェニックス”では売らないことにしていますから、って言われてしまいました。



へへへ。。。直美の言いそうなことですよね。とにかく、京都のしきたりの厳しい旧家で育ちましたからね、直美はファンディ-のようなモノは感覚的に受け付けないんですよ。

デンマンさんは、どうなのですか?

僕は、“ブティック・フェニックス”で売ってもかまわないと思っていますよ。でもね、あの店は直美がやっていますからね、僕は尋ねられれば意見を言いますが、直美の方針にはとやかく言わないようにしているんですよ。

  (中略)

それで、レンゲさん、このファンディ-(fundies)がどうしたと言うのですか?

それがね、洋ちゃんたら、このカップル専用のパンツをはいて、丸一日過ごしてみよう、と言ったんですよ。うふふふふ。。。

ほお~~、なんだかうれしそうですねぇ~。それで、。。。これをはいて丸1日過ごしたんですか?

そうなんですよ。

つまり。。。なんですかァ~。。。このパンツをはいたままで一日中ずっと過ごしたと言うことですか?。。。でも、このパンツをはいていたら、移動するのが厄介でしょう。なんだか、運動会で“2人3脚”をやるようなものでしょう?

だから、あまり移動しないんです。

要するに、パンツの中でつながったままで1日過ごしたわけですかああああ。。。。

(レンゲさん、ニッコリとうなづきました)

しかし、。。。しかし、食事をするとかァ。。。トイレに行くとかァ。。。どうするんですか?

だから、すべて行動を共にするんです。

行動を共にすると言ったって、トイレでは。。。

だから、その時だけは用を足している間、離れますわ。

それ以外の時は、本当にパンツの中でつながったままですか?

(レンゲさん、また、うれしそうにうなづきました)

つまり、寝ても覚めてもつながっていたと言うわけですね。。。文字通り、比翼連理(ひよくれんり)、一心同体を目指したと。。。

そうですねん。うふふふ。。。

だったら、清水君とパンツの中で身も心もつながって居たんだから、何も問題がないでしょう。

でんまんさん、“パンツの中”を付け加えるのが余計ですわ。

ちょっと、こだわりすぎていますか?。。。それで、一体何が問題だと言うんですか?

それが、洋ちゃんは一日中家の中にいるのでは退屈だから、外に出ようと言ったんです。

つまり、ファンディ-(fundies)をはいたままで外に出ると言うことですか?

そうです。

いくらなんでも、それは無理でしょう。だいいち、つながったままで向かい合っているんですよ。カニのように横ばいで歩かなければならないでしょう。第一、そんな格好で歩き回ったら、野次馬が寄ってきて大変なことになるでしょう。

だから、人目を避けて車に乗って出かけたんです。

しかし、まず、着るものが問題でしょう。ファンディ-(fundies)をはいていたら、ズボンがはけないでしょう。どうしたのですか?

洋ちゃんがポンチョ・レインコートを用意したんです。

この中に二人ですっぽりと入って首だけ出すわけですか?

そうです。

しかし、黄色では、車の中でも目立ちすぎますよ。

だから、濃いグレーのものを使いました。

つまり、清水君とレンゲさんは、本当にファンディ-をはいてパンツの中でつながったまま、車に乗って出かけたと言うわけですか?

(レンゲさんは申し訳なさそうな笑いを浮かべてうなづきました)

しかし、レンゲさんを抱いたままじゃ、清水君が運転できないでしょう。



ポンチョの中で、あたしがこうしてしっかりと抱き合うようにすれば、それ程あたしの体が邪魔にならずに洋ちゃんは運転できました。

つまり、そうしながらもパンツの中ではつながっているわけですか?

(レンゲさん、はにかみながらも、うれしそうにうなづきました。デンマンは半ば呆れています。。。いや、90%呆れていますよ)

しかし、。。。しかし、。。。清水君は運転に集中しているわけですよね。。。

そうです。

つうことわあああ。。。清水君の気持ちも神経も、対向車とか信号機とか、横断歩道を渡る歩行者とか、。。。そういうことに気持ちが奪われてしまって。。。レンゲさんとつながっている事が、肉体的にも、精神的にも困難になるのではないのか。。。僕の言おうとしていることが分かりますか。。。つまり、外(はず)れてしまうのではないか。。。

デンマンさんは、ケーゲル練習法(Kegel exercises)と言うのを聞いたことがあるでしょう?

産後の緩(ゆる)んだ女性のモノを締(しま)りが良くするためにする筋肉トレーニングでしょう?

産後だけじゃないんですよ。愛し合う時の女性の快感を増すためにも、男性器の締め付けを増すためにもすっご~くいい練習法なんですよ。

それがどうしたのですか?

だからあたし、ケーゲル練習法で鍛えているんです。それで、洋ちゃんが運転している間も、お尻の穴を閉めるような気持ちでキュッと締め付けては緩めることを繰り返しながら、洋ちゃんのお○ン○ンを元気よくしてあげているんです。

そうやって、外れないようにしているわけですか?

そうです。他にすることがないものですから。。。うふふふふ。。。。

レンゲさん、笑い事じゃないですよ。。。それって絶対にヤバイよ。

どしてですの?

おまわりさんに見つかったらどうすんの?

車の中で愛し合うって交通違反になるのですか?

止まっている車の中なら問題ないだろうけれど、走っている車の運転手と愛し合う事は違反になりますよ。不注意運転になるでしょう? 交通事故につながりますからね。

そういう法律でもありますの?

ありますよ。道路交通法 第68条 (共同危険行為等の禁止) これですよ。

でも、それって、暴走族を取り締まるための法律でしょう?

レンゲさんは、知らないような顔をして知っているではないですか? 暴走族がジグザグ運転などすると、この法律が適用されるのだけれど、運転をしている清水君とレンゲさんが走行中の車の中で愛し合うことは、事故につながるかもしれない“共同危険行為”になると思いませんか?

洋ちゃんは注意して運転していました。

しかし、レンゲさんはケーゲル練習法で清水君の一物をビンビンに元気にさせていた、と言ったではないですか!事故を起こす可能性が充分にあるんですよ。現に、ドイツでそういう事故が起こったことがあるんですよ。

走行中、愛し合う事は危険です

【ベルリン 2003日7月5日 AP通信】

ドイツの高速道路で時速100キロで走行中に金髪女性とセックスした男(23)が道路標識に突っ込んだ揚げ句、現場から逃げたため、裁判所に当て逃げの罪で、罰金刑を言い渡された。
コトに没頭した前方不注意が原因とみられるが、「高速道路のセックスを取り締まる法律はない」との理由で、行為そのものの罪は問われなかった。

ドイツ西部の都市ケルンの裁判所は、この「交通事故」に対する判決を下した。
事故現場から逃亡した事実を認めた男(23)に対し、600ユーロ(約8万4000円)の罰金刑を言い渡したのだが、事故の“原因”は「高速道路を走行中に運転席でHしたため」だった。

地元警察などによると男は事故前、ヒッチハイクの金髪女性を乗せた。
2人はすぐに意気投合したため、時速100キロで高速道路を走行していたにもかかわらず、助手席にいた女性が男の上にまたがる形でコトを始めてしまったというのだ。

だが、男は行為に没頭したせいか、車が道路標識に衝突。
幸い大事には至らなかったが、標識などが大破したため、男は「警察に捕まる」と考え、現場から逃走した。
全裸だった女性も衣服を車内に残したまま、男と別れて現場から姿をくらました。


レンゲさん、車の中で清水君が運転している最中に愛し合うことだけは絶対にやめた方がいいですよ。事故を起こしたらどうするんですか? その時の状況を思い浮かべると目も当てられませんよ。レンゲさんだって、想像が付くでしょう? 『カップル専用パンツをはいた男女が走行中にエッチに夢中になってガードレールに激突。つながったまま昇天!』 こういう見出しが新聞に出ますよ。

でも、。。。

でも、。。。なんですか?

高速道路には出ませんでした。なるべく車の通りが少ない県道を行ったのです。

。。。で、どこまで行ったんですか?

長瀞まで行ってきたんです。

でも、わざわざ、走っている車の中で愛し合うことはないでしょう?アパートでゆっくりと愛し合えばいいじゃないですか?

だって、家の中にずっと居るのって退屈です。

それで、車の中で愛し合うのですか?だったら、人目のないところで車を止めてから愛し合えばいいじゃないですか?

それではスリルがありません。

つまり、なんですか?スリルとスピードとセックスを求めてドライブに出たわけですか?

だって、洋ちゃんがそうしたいって言うから。。。。

だから、そういう時にはレンゲさんが引き止めるんですよ。レンゲさんにとって、愛し合うことは遊びですか?お互いに家庭を持とうと考えて付き合っているなら、そのような危険な愛し方はしないはずですよ。まるで退屈を紛らわせるために愛し合っているように見えますよ。僕は、清水君もレンゲさんと同じような不幸な家庭に育ったので、境界性人格障害を患っていると思いますよ。だから、レンゲさんも清水君も退屈さと空虚感が死ぬほど嫌なんですよね。それで、健常者には考え付かないような危険なことまでして愛し合う。

そうではありませんてばああああ。。。あたしは洋ちゃんと、いつでも愛し合いたいんです。いつまでも一緒に居たいんです。

だから、カップル専用パンツなどはかなくても、いつでも愛し合えるし、一緒に居られるでしょう?

だって、洋ちゃんがファンディーをはいて、つながったままでドライブに行きたいと言うから。。。

だから、なぜ、そのような危ない事は止めようと言わないのですか? もっと普通に愛し合おうと言わないのですか?

あたしは洋ちゃんに嫌われたくないんです。“下つき”だと言われたばっかりだし、洋ちゃんの言うことをイヤだと言って断ったら、あたし、ますます洋ちゃんに嫌われてしまうようで。。。そうなったら、またデンマンさんに、それ見ろ、と言われるし。。。

でも、今のような愛し方をしていたら、絶対にいつか事故を起こしますよ。

だから、あたし、デンマンさんに、どうしたらよいかと相談したんですわ。

『いつでも愛し合いたい。いつまでも一緒に居たい』に基づいて編集

あたしが桜の花を咲かせたような幸せな気分になれないのは、たぶんデンマンさんがこうしてあたしの事を記事で取り上げて馬鹿にしたからですわ。

僕はレンゲさんのことを馬鹿にしたわけではありませんよ。レンゲさんが僕に相談したから、僕は率直に思っていることを言ったまでですよ。僕は本当にレンゲさんのことを心配しているんですよ。愛し合う事はいい事ですよ。でも、事故を起こして死んでしまったら、何のためにレンゲさんがこれまで愛を探してきたのか?全く、本末転倒になってしまうでしょう?命があってのものだねなんですよ。。。死んでしまったら何にもならないでしょう?そう思いませんか?

でも、洋ちゃんに嫌われたくないから。。。

その気持ちは分かりますよ。でも、レンゲさんは、これまで長い間、ずうっと本当の愛を探してきたんですよね?

そうです。

ファンディーをはいてパンツの中でつながったままドライブに出かけることが本当の愛だと言うのですか?

それは。。。

だから、それは何ですか?

。。。デンマンさんの。。。そういう言い方があたしを馬鹿にしているんですわあああ。

僕は何度も言っているように、レンゲさんを愛しているんですよ。これほどレンゲさんを愛している人間がレンゲさんを馬鹿にするはずがないじゃないですかァ~。

でも、デンマンさんは、あたしのことを何度も何度も愛していると言ってくれますけれど、本当に愛していませんわ。

本人が“レンゲさんを愛している”と言っているんですよ。レンゲさんには僕の言う事が信用できないんですか?

だって、デンマンさんは書いていたじゃありませんか? “人を見たらドロボーと思え!” “渡る世間にゃ鬼はなし!” この世には相反するような諺がある。つまり、この世は白か黒?。。。と、はっきりどちらかと言えるような世界じゃない。グレーの世界だ!だから、懐疑心を持つことは必要だと。。。

確かに、そのようなことを書きましたよ。でも、僕がこれまで書いた記事を読めば、レンゲさんだって僕があなたの事を心から愛していると理解できるでしょう?

あたしはちゃんと理解していますわ。でも、デンマンさんのおっしゃる愛とあたしが思っている愛は違います。

もちろん、違っていてあたりまえですよ。この世にはさまざまな愛があるのだから。。。

だからあ~、そういう意味でデンマンさんはあたしを愛していないと言ったまでです。あたしが思っているような愛し方でデンマンさんはあたしを愛してくれません。

僕はレンゲさんとつながってもいいと思っていますよ。でもね、ファンディーをはいてパンツの中でつながったまま、ドライブに出かけて事故を起こして死んでしまうような愛し方が、本当の愛だと言うなら、一生が一度である限り、僕はそのような愛し方でレンゲさんを愛する事はできませんよ。。。でも、。。。でもですよ。もし、2度生きられるのなら、1度目はそうやってレンゲさんとファンディーをはいて愛し合いながら死んでもいいと思いますよ。うへへへへへ。。。。

それって、絶対にあたしを馬鹿にしていますよね?あたしは、またこの記事で馬鹿にされていますわ。

それは考えすぎですよ。いつものように、“被害妄想”に陥(おちい)っていますよ。僕はこの記事の中でもレンゲさんのすばらしさをちゃんと書いていますよ。

どこに書いてあるのですか?

だから、レンゲさんの書いた詩を載せてあるでしょう?レンゲさんはね、“オツムの愛の活動”をしている時にはすばらしい女性なんですよ。すばらしい詩を書きますよ。ところが “オシモの愛の活動”をする時には、レンゲさんは気づいていないようだけれど、極めて滑稽なことをやらかすんですよ。

あたしが洋ちゃんと愛し合うのは滑稽な事ですか?

だってそうでしょう?もし、事故を起こして死んだら、新聞に次のように書かれてしまうんですよ。

“カップル専用パンツを

はいた男女が走行中に

エッチに夢中になって

ガードレールに激突。

つながったまま昇天!”

笑い者にされて死ぬのは僕は真っ平ですよ。これが滑稽でなくて何が滑稽ですか?

デンマンさんが、そういうことを言うから、あたしは桜が咲いたような気分に
なれないんですわああああああああ~~
 
【ここだけの話しですけれどね、またファンディーでオチですよ。なぜか、同じことの繰り返しになってしまうんですよね。失敗に学ばないレンゲさんのようですよね。うへへへへ。。。。とにかくね、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
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■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


心を通わせたいから、愛し合っているんです。(コメントに答えて) [性の悩み・セクハラ・愛と性]

心を通わせたい。

だから、

愛し合っているの。

(コメントに答えて)

あなたと交わした愛


2005/08/19

あなたの全てがいとおしい

そのまぶたをくちびるで愛撫する

くちびるから全身にしびれるような

熱い波がひろがっていく

あなたをつつむやすらぎの光

おだやかな時がいつまでも流れていく

あなたに出会い

そして愛し合う

こんなに強く抱きしめた腕

ふたりは確かに結ばれて

身も心もとけあう

あなた ・ ・ ・

いとしいひと ・ ・ ・

あの出会いからわかっていた

夕べのしじまの中で

あなたと交わした愛が

とこしえに続くことを

愛している

今朝はすべてが澄み切って

誰にもじゃまはできない




(『あなたと交わした愛』より)

また、この詩ですか?デンマンさんは、この詩ばっかりを持ち出すんですのね?

今日はね、この詩の事については語りませんよ。

じゃあ、どうして持ち出したのですの?

この詩が書いてある事で、一昨日の記事と関連していることを読む人がすぐに分かると思ってね。。。

それで、一昨日の記事にコメントをもらったのですか?

そうなんですよ。Realogに書いた記事(『心を通わせたいから、愛し合っているんです。PART 4』)にごく短いコメントをもらったんですよ。さっそく書き出したいと思います。

つまらん

by あ   2006/03/25 05:08 AM

これだけですの?

そうなんだよ。呆れてしまうでしょう?この愚か者はRealogの僕のブログを2ちゃんねるの公衆便所の壁だと思って落書きを残していったんですよ!こういう馬鹿は欧米のサイトではめったにお目にかかれない。貴重なコメントですよ。

それで、こうして今日の記事で取り上げるのですか?

そうですよ。日本の天然記念物的な愚か者ですよ。うへへへへ。。。。

どうして、こういう幼稚なラクガキストが日本には多いのですか?

2ちゃんねるですよ!やっぱりね、2ちゃんねる掲示板ができたんで、こういう愚か者が育ってきたんですよ。うへへへへ。。。。

それで、もちろんデンマンさんは返信を書いたんですよね。

そうですよ。日本では、こういう馬鹿を相手にするな!と言うのが常識ですけれどね、僕はその常識に反することをします。

どうしてですの?

こういう馬鹿が一人でもまともな人間になって欲しいからですよ。この馬鹿が自分で人間のクズだと言うことを悟ってくれれば、日本は確実にこの馬鹿一人分だけ住み良くなりますからね。。。うへへへへ。。。。

分かりましたわ。それでどんな返信を書いたのですか?

読んでみて下さいよ。

つまらん馬鹿(あ)へ!!!
オマエこそが下らないコメントを残す、つまらん人間のクズなんだよ!馬鹿者!

どうして、もう少しまともなコメントが書けないの?

オマエのオツムにはぬかミソがつまっているの?

オマエの答え:つまらん
うへへへへ。。。。

オマエのような愚か者が日本にいるから、悲惨なニュースが日本には多いんだよ!
分かってんの?
愚か者!

詰まらんなら、どういうところがつまらないのか?そこを書くのがコメントなんだよ!

ところがオマエは、オツムにぬかミソがつまっているから、
まともな脳みそが詰まっていないという意味で、つまらん、と書いている!
だから、オマエは自分で自分の愚かさを晒しているんだよ!

馬鹿だね、オマエは。。。!!

ちゃんとハンドル名とURLを書くんだよ!

馬鹿なオマエにはそういうネチケットの基本が分かっていない!馬鹿者!

オマエがつまらん人間のクズなんだよ!

日本人として恥を知れ!
ばか者!
大馬鹿者!

今日(25日)の僕の記事をじっくりと読んでハンセ~すんだよ!
いいね。

ハンセ~したら、もっと読み応えのあるコメントを書くんだよ!いいね。

愚かなオマエにも分かるよね。

いいかい?つまるコメントを書くんだよ!
うへへへへ。。。。


by デンマン  2006/03/25 12:21

デンマンさんらしい返信ですわね。うふふふふふ。。。。。

僕は、たいてい前日には草稿を書き上げているんだけれど、この記事は時間がなかったので、今さっき書き始めたばかりなんだよ。それで引用したコメントの時間を確認しに行ってコメントを見たんだ。。。そしたら、この愚か者が僕の書いた返信にまたコメントを書いていましたよ。

うへへへ?

変な笑いかた。
品正の欠片もないね。

by あ   2006/03/26 3:50 AM

この愚か者は午前3時50分にこのコメントを書いているんですよ。夜行ネズミのような愚か者なんですよね。僕はさっそく返信を書きました。

オマエは一体どこまで底抜けの馬鹿なの?

>品正の欠片もないね。

馬鹿だねオマエは。。。!

品正の欠片もないのはオマエじゃないか!

ハンドル名も書けない!
URLも書けない!
最初のコメントはたったの1行!
しかも4文字!
だからオマエのことを“4文字馬鹿”と呼ぶことにするよ!
うへへへへ。。。。


どうだい?
ん?
オマエにはぴったりの笑いだろ?

この笑いこそ、品行方正の笑いと言うんだよ!
馬鹿者!

うへへへへ。。。。。

そして、オマエにはぴったりのハンドル名だろう?

“4文字馬鹿”

うへへへへ。。。。。

良く肝に銘じておけよ!
4文字馬鹿!
オマエこそ品正の欠片もないね。

うへへへへ。。。。



by デンマン  2006/03/26 06:08 AM

デンマンさんに“4文字馬鹿”にされてしまったんですね。うふふふふふ。。。。

不思議なのは、これ程までの馬鹿でも、僕のことを“品正の欠片もないね”と言うだけの愚かな神経を持っているということですよ。

“品正”という言い方があるのですか?

僕もちょっと引っかかったから、いつも使っている三省堂の国語辞典で調べてみたんですよ。そしたら“品性”という言葉は載っていましたよ。「道徳的な面から見たその人の性質・性格」という意味です。でも、“品正”というのは出ていませんでした。今、僕がこの記事を書くのに使っているマイクロソフトの日本語IME(Input Method Editor)にも、“ひんせい”と入れたら次のようなポッパアップ・ウィンドーが現れましたよ。

ひんせい
品性
稟性
ひん性
ヒンセイ

これにも“品正”は出ていない!もちろん、この4文字馬鹿が言おうとしたことは分かりますよ。だから、僕は「品行方正」の意味で使っていたんだろうと思ったわけです。

この4文字お馬鹿さんは間違えて書いたと言うことですか?

厳密に言えば間違えたんでしょうね。念のためにGOOの国語辞典でも調べてみましたよ。

『GOOの国語辞典で調べた結果』

国語辞典 [ 品正 ]の前方一致での検索結果 0件

検索結果に該当するものが見当たりません。

キーワードを変更して再度検索をしてみてください。

やっぱり載っていませんでしたよ。つまり、この4文字馬鹿は、“小額2年生”のえっけん君のようにせっかちで不注意なんですよね。この4文字馬鹿はえっけん君ではないですよ。

どうして、えっけん君ではないと断定できるのですか?

えっけん君は、僕の笑いを知り尽くしていますからね。うへへへへへ。。。。次のようなコメントを書いたほどですよ。

おまえはホンマモノの大バ.カモノだな

(えっけん)


2006-01-24 23:21:28

「デンマン」は
キチガイの代名詞に決まっておろうが。
デンパの代名詞でもいいけどな。
うへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ

“品行方正”でないえっけん君だから、このようなコメントが書けるんですよ。ここまで“うへへへへへ。。。。”を連発したえっけん君がいまさら、

うへへへ?

変な笑いかた。
品正の欠片もないね。

by あ   2006/03/26 3:50 AM

。。。と書くわけがありませんよ。

分かりましたわ。でも、この4文字お馬鹿さんはえっけん君と同じ程度にオツムが足りないというわけですね。

そうですよ。オツムが足りないだけでなく、不注意でせっかちですよ。わずか3行ですよ。それなのに、“品正”という間違いを犯してしまう。ちょうどえっけん君が“小学2年生”と書くつもりだったのに“小額2年生”と書いて、見直さずに「送信ボタン」をクリックしてしまった。

この4文字お馬鹿さんもそうしたわけですか?

そうですよ。おそらく“品性”と書くつもりだったんでしょうね。でも、これも可笑しい。

どうしてですか?

“品性の欠片もない”という使い方はありませんよ。“4文字馬鹿の品性は下劣だ”と言う事はできますよ。“品位の欠片もない”と書くべきでしたよ!3行のコメントでも、4文字馬鹿の無教養がこれだけはっきりと現れてしまうんですよね。

この記事を読んで、4文字お馬鹿さんは唖然とするでしょうね。

でもね、馬鹿だから、また下らないコメントを書きますよ。見ていてください。ハンドル名も書かず、URLも書かないで身元を隠したつもりになっています。でも、この4文字馬鹿は

        “頭かくして尻隠さず” ですよ。

う屁へへへへへへ。。。。

つまり、デンマンさんには、この4文字お馬鹿さんの身元が分かっているのですか?

そうですよ。この愚か者は日本語も満足に書けない!だから3行程度のコメントしか書けない!ネットの事も良く知らなければ、コンピューターの事も良く知らない。だから、身元が分からないと思って2ちゃんねるで落書きを書くつもりで、うっかりコメントを書いてしまう。この4文字馬鹿のことは、すべて分かっています。この馬鹿は、そのうちびっくりしますよ。うへへへへ。。。

どのように。。。?

それはこの馬鹿がびっくりしてからのお楽しみ。。。。さらに、この4文字馬鹿が底抜けに愚かなのは、Realogに書いた記事(『心を通わせたいから、愛し合っているんです。PART 4』)に下らない短いコメントを書いたということなんですよ。

どういうことですか?

Realogでは語数制限があるから、4ページに分けて書いたんですよ。この4文字馬鹿は“つまらん”と書いているのに、4ページすべてを読んだわけですよ。つまり、本当につまらなかったら、1ページ目を読んで、他のブログに行ってしまいますよ。

つまり、本当につまらなかったら、コメントも書かずに無視して他のもっと面白いブログに行ってしまうという事ですか?

そうですよ。それをせずに、4ページのすべてを読んで、しかも下らないコメントを4ページ目に書いている。

どういう心理状態なんですか?

一口で言えば、馬鹿の心理なんですよ。せめて1ページ目に書くべきなんですよ。でも、馬鹿だから分からない。4ページすべて読んで、充分に楽しんだあとで書いている。うへへへへ。。。。(4文字馬鹿の愚か者!) 僕が引用した次の“愛のコリーダ”の中で大島渚監督がすでに言っていますよ。

『愛のコリーダ』 2000年版

1976年に作られたオリジナル作品がノーカット、ニュープリントで『愛のコリーダ2000』として、製作から24年を経て、ようやくオリジナルに近い形で公開された。

もちろん、この作品は実際に起きた“阿部定事件”を題材に性愛の極限を描いたものだ。

  「愛のコリーダ」は昭和時代に愛人である吉蔵を殺害し、男性器を切断して持ち去った阿部定をモデルとした作品で、吉蔵役には藤竜也が起用され、阿部定役には当時まったくの新人だった松田英子が抜擢された。



海外では高い評価を得たが、衝撃的とも言える性描写が原因で日本では大幅な修正を余儀なくされた。

作品の関連本の出版をめぐって、大島監督が起訴される事態にまで発展したが昭和54年に無罪が確定した、といういわく付きの作品。

24年を経て公開された「愛のコリーダ2000」は、フランスから取り寄せたオリジナルプリントから、日本でカットされた二分間のシーンが完全に復活、ぼかしも最小限となった。

この作品は「純粋な愛」「真実の愛」を描いたものだと言われてきた。しかし、24年を経てスクリーンを見ても、そこには濃厚な“愛”と“性”と“死”が描かれている。定が欲望のおもむくままに自分の体をむさぼるのを眺める吉蔵の目は、極限のエロスの世界に到達した“死人”の目だ。

二人が閉じこもる旅館の一室に満ちていたのは、初めはエロスであったかもしれないが、途中からエロスの極限を目指す死への欲動にすり替わっていたのではないか?

この作品は、これまでは「軍国主義が台頭する中、社会に背を向け、真実の愛に生きた二人」といった過度に政治的な評論をされてきた。 こうした評論に対し、大島監督は「みんな馬鹿ばかりだ」と立腹していたらしい。

意外に男性よりも、多くの女性がこの作品に興味を示したことが取りざたされたが、女性も無関心ではいられない題材を扱っていたのだろう。

『“愛のコリーダ” 2000年版』より

どういうことですの?

つまりね、何にも分かっていないのに、分かったつもりになって“つまらん”などと書いてしまう。つまらなかったら、何も言わずに通り過ぎろ!大島監督が言いたかったのはそのような事ですよ。

それなのに、この4文字お馬鹿さんは、なぜコメントを書いたのでしょうか?

この愚か者はハンドル名も書けない。URLも書けない。満足に日本語の書き方さえ知らない。“品位の欠片もない!” しかし、この愚か者にも一つだけ“馬鹿の一つ覚え”で知っている事がある。

それは何ですの?

自分の愚かさを自分で晒すことですよ。うへへへへへへへへ。。。。
 
【ここだけの話しですけれどね、レンゲさんの事を書くのは、実は苦労するんですよ。何を書こうか?けっこう考えるんですよ。。。4文字馬鹿のことを書きましたが、時たま、このような愚か者がくだらないコメントを書きます。でも、“馬鹿とハサミの使いよう!” インスピレーションが湧く事ってあるんですよね。それで急遽(きゅうきょ)下らない4文字馬鹿のことを書く気になったんですよ。僕には、一休みという気分です。レンゲさんの題材ばかり考えている時には、このような愚か者でも現れてくれると、ほっとする事がありますよ。まさに“馬鹿とハサミの使いよう!”だと思いますね。うへへへへ。。。。とにかくね、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
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心を通わせたいから、愛し合っているんです。 [性の悩み・セクハラ・愛と性]

心を通わせたい。

だから、

愛し合っているの。

あなたと交わした愛


2005/08/19

あなたの全てがいとおしい

そのまぶたをくちびるで愛撫する

くちびるから全身にしびれるような

熱い波がひろがっていく

あなたをつつむやすらぎの光

おだやかな時がいつまでも流れていく

あなたに出会い

そして愛し合う

こんなに強く抱きしめた腕

ふたりは確かに結ばれて

身も心もとけあう

あなた ・ ・ ・

いとしいひと ・ ・ ・

あの出会いからわかっていた

夕べのしじまの中で

あなたと交わした愛が

とこしえに続くことを

愛している

今朝はすべてが澄み切って

誰にもじゃまはできない




(『あなたと交わした愛』より)

この詩はレンゲさんが去年の夏、バンクーバーで作ったものなんですよ。

そうですわ。デンマンさんは、この詩ばっかりを持ち出すんですのね。

僕がなぜこの詩にこだわるかというと、レンゲさんのオツムの中の“愛の活動”はオシモの“愛の活動”が活発になっている時には眠ってしまっているんですよ。だから、最近、詩を全く書いていませんよね?

つまり、あたしにとってオツムの中の“愛の活動”は詩を作る事で、オシモの“愛の活動”というのは洋ちゃんとエッチすることだとおっしゃるのですね?

。。。そう、はっきりと言うつもりはないけれど、。。。なんですよ、。。。レンゲさんがそう思うのなら僕は否定しませんよ。

デンマンさんは、そうやって回りくどいことを言いながら、実はあたしと洋ちゃんが愛し合うことをよくは思っていないんですわ。 あたしと洋ちゃんが幸せでいることをデンマンさんは祝福していませんわ。“他人の不幸は蜜の味”と言いますよね?デンマンさんは、あたしと洋ちゃんが不幸になることを心のどこかで望んでいるんですわ。

レンゲさんは、どうしてそのように悪い方向に物事を解釈してしまうんですか?一昨日の記事の中でレンゲさんは言っていましたよね。

あたしとデンマンさんは断琴の交わりでお互いを理解していましたよね?デンマンさんはあたしが書いた詩を覚えていますか?

もちろん、覚えていますよ。

『断琴の交わり』というのは琴の名手伯牙(はくが)と彼の奏でる琴の音(ね)を本当に理解することができた鍾子期(しょうしき)の間の心の交流ですよね。

そうらしいですね。

あたしは決してすばらしい詩を書いたとは思いませんでしたけれど、デンマンさんはあたしの書いた詩を批評してくださいましたよね。

そういうこともありました。。。それがどうかしましたか?

あたしは、それまで自分の詩を批評してもらったことがなかったんです。

つまり、僕が初めてだというわけですか?

そうですわ。

 
冗談ぬきで、舞い上がるような
いい気持ちです。


2004-8-16 19:46



わたしの詩・・・
(自分では自慰行為と呼んでいますが)
人に見せるのも、
まして批評していただけるなんて、
全く初めてだったんです。

デンマンさんが感想を書いて下さって、
冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ちです。
ネットで公開してよかった・・・

デンマンさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。

わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

それにしても、わたしは幸せ者ですね。
この、“夢のバンクーバー”で、
わたしはデンマンさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございます。

質問の方もできるだけ早く、残りをお答えしますね。

by RENGE

『次元の違いとは端的に言うと』より

こうして、僕とレンゲさんは詩を通して“琴断の交わり”を結んでいたんですよ。レンゲさんだって、そう思っていたわけですよ。僕は今でもレンゲさんのことを“心の恋人”だと思って愛していますよ。

いいえ、本当に愛してくれているのなら、あのような記事は書きませんわ。あたしはデンマンさんの書いた記事の中で完全に馬鹿にされていますわ。

どうしてそのように受け取ってしまうのですか?

だって、そうでしょう?そういう書き方になっていますわ。んも~~。。。あたしが洋ちゃんとエッチすることばっかりに、こだわっているような女として書かれていますわ。

僕が、こうしてレンゲさんの事をブログで取り上げているのは、レンゲさんを馬鹿にするためではないですよ。レンゲさんが幸せになって欲しいからですよ。

だったら、どうして洋ちゃんとあたしがファンディー(fundies)をはいて長瀞にドライブに出かけたことをしつこく書くのですか?洋ちゃんとあたしは、あの記事の中ですっかり物笑いの種にされていますわ。

僕が、レンゲさんを物笑いの種にしたいのなら、詩の事など一切持ち出さずに、この記事の中でも、またあのファンディーを持ち出して面白おかしく書きますよ。

ホラ。。。ホラ。。。言っているじゃありませんか?“あのファンディーを持ち出して面白おかしく書きますよ”。。。こう、デンマンさんは言っているじゃありませんかああああ!

それは、少しは笑いを混ぜますよ。真面目な事ばかり書いていてもつまらないし、読む人だって退屈になって、飽き飽きしてしまいますからね。。。

デンマンさんがあたしと付き合うのは、こうしてあたしのことをブログに書くためですわ。

そうではないでしょう。。。レンゲさんと僕はネットで一緒に“愛の正体”を見つける旅に出たんですよ。

 レンゲ本人です(´▽`)ノ

デンマンさん、わたしの事を
アナウンスして下さって、
とてもうれしく思っています。
感謝!です。

blooでは、
わたしひとりが
「愛~」「愛~」と
言ってるだけで、
真正面から、わたしと
「愛についての
 ディスカッション」を
してくださる方は、
なかなか現れてくれません。

BLOGの方も
(こっちを恋愛専科に
 しようかなと思ってます)
なんせ、
レスがつかないんですよ・・・
しょぼん・・・
では、ワタクシから・・・

『愛を探して。。。』に、
遊びに来てくださいね!
みなさんと愛について考えたいと思い、
立ち上げました。
心の中が温かくなるような交流の場にしましょう。

by レンゲ  2004-8-30 4:54

『心も寒い、「妄想部屋」もさむい、HPも寒い』より

レンゲさんだって覚えているでしょう?。。。もう、忘れてしまったんですか?

。。。覚えていますわ。

僕とレンゲさんは、ネットで“愛の正体”を一緒に探しに出た“心の恋人”同士なんですよ。。。どうなんですか?。。。僕は、そう思っているんですよ。

あたしだって、そう思っていますわ。

だったら、僕が清水君とレンゲさんの関係が不幸になることを望んでいるわけがないじゃないですか?

デンマンさんは、あたしと洋ちゃんがオシモの“愛の活動”ばかりしている事が気に喰わないんですわ。そうなんでしょう?

気に喰わないと言うよりも、気になるんですよ。。。分かりませんか?。。。僕のこの気持ちが。。。?

分かりませんわ。それ程気になるのなら、どうしてバンクーバーであたしをかまってくださらなかったのですか?

かまっていましたよ。僕はレンゲさんをお客さんとして充分にもてなしたでしょう?

あたしとデンマンさんは“心の恋人”ですわ。

だから、バンクーバーでのレンゲさんは、僕の心の恋人でもあり、お客さんでもあったんですよ。レンゲさんが僕の“心の恋人”であったからこそ、冒頭に引用した“あなたと交わした愛”と言うすばらしい詩を書いたわけですよ。違いますか?

デンマンさんは、本当に心からそう思ってくださるのですか?

そうですよ。だから、僕がレンゲさんを心から愛している事が分かるでしょう?

でも、それ程あたしを愛してくれているのなら、どうしてファンディーにこだわって、あたしと洋ちゃんのことを笑いモノにするのですか?

ファンディーを持ち出したのは僕じゃなくてレンゲさんですよ。

そうですけれど、あたしと洋ちゃんをお笑い種(ぐさ)にしたのはデンマンさんですわ。

走行中、愛し合う事は危険です

【ベルリン 2003日7月5日 AP通信】

ドイツの高速道路で時速100キロで走行中に金髪女性とセックスした男(23)が道路標識に突っ込んだ揚げ句、現場から逃げたため、裁判所に当て逃げの罪で、罰金刑を言い渡された。
コトに没頭した前方不注意が原因とみられるが、「高速道路のセックスを取り締まる法律はない」との理由で、行為そのものの罪は問われなかった。

ドイツ西部の都市ケルンの裁判所は、この「交通事故」に対する判決を下した。
事故現場から逃亡した事実を認めた男(23)に対し、600ユーロ(約8万4000円)の罰金刑を言い渡したのだが、事故の“原因”は「高速道路を走行中に運転席でHしたため」だった。

地元警察などによると男は事故前、ヒッチハイクの金髪女性を乗せた。
2人はすぐに意気投合したため、時速100キロで高速道路を走行していたにもかかわらず、助手席にいた女性が男の上にまたがる形でコトを始めてしまったというのだ。

だが、男は行為に没頭したせいか、車が道路標識に衝突。
幸い大事には至らなかったが、標識などが大破したため、男は「警察に捕まる」と考え、現場から逃走した。
全裸だった女性も衣服を車内に残したまま、男と別れて現場から姿をくらました。

こういうニュースまで持ち出して、あたしと洋ちゃんのことを笑いモノにしたんですわ。

笑いモノにしようとしたわけじゃありませんよ。車の中で清水君が運転している最中に愛し合うことだけは絶対にやめた方がいいですよ、と言いたかったんですよ。事故を起こしたらどうするんですか? その時の状況を思い浮かべると目も当てられませんよ。レンゲさんだって、想像が付くでしょう? 

ええ、。。。なんとなく。。。

なんとなくじゃないですよ!事故を起こしたら、『カップル専用パンツをはいた男女が走行中にエッチに夢中になってガードレールに激突。つながったまま昇天!』 こういう見出しが新聞に出るんですよ。

だから、そのように書くことが、あたしと洋ちゃんを馬鹿にしているんですわ。んも~~

馬鹿にしているんじゃなくて心配しているんですよ。

いいえ、デンマンさんは、あたしと洋ちゃんがオシモの“愛の活動”にこだわっているのが気に喰わないのですわ。そのくせ去年の夏、デンマンさんはあたしのことを、ちいっともかまってくれませんでしたわあああ~。

充分にもてなしたでしょう?

あたしは“愛の活動”のことを言っているんですねん。

僕とレンゲさんは、オツムの“愛の活動”を充分にしましたよ。 でしょう?だからこそ、レンゲさんは冒頭に引用したすばらしい詩を書いたじゃないですか?

でも、オシモの“愛の活動”をちいっともしてくれませんでした。

だから、オシモに走ると不倫になってしまうんですよ。。。ちょっとレンゲさんはしつこいですよ。。。しつこいついでに、次の手記をじっくりと思い出してくださいね。
 

長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。


2004-07-21 10:11:08



一度の関係で終わろうと思っていました。
してはならないことをしてしまった、という思いと、これで完結した、という気持ちがあったからです。

でも、長い間モーションをかけ続けておいて、セックスして、「はいさよなら」なんて図々しい考えですよね。 結局わたしたちは、不倫関係に陥ってしまったのです。そして次第にわたしは苦悩に苛まれはじめました。

彼とは、毎日のように会っていました。
いつしか彼と会えない日は心に穴があいたように感じるようになりました。
これは、どんな恋愛でもあることだと思いますが・・・

でも、わたしの頭には、“彼がわたしと会わない=奥さんといっしょにいる”という図式ができあがってしまい、嫉妬に苦しむようになったのです。

そのうち、彼から「子供が大きくなったら(わたしと)いっしょになりたい」と言われました。
その時点ではその言葉は、彼の本音だったと今でも思います。
言葉だけでなく、彼の行動がそれを裏打ちしていたからです。でも、
“大きくなったらっていつ?”
“奥さんはどうするの?”
そんな疑問で頭がいっぱいでした。
そして、それと同時に彼の奥さんに対する嫉妬は、ますますふくらんでいきました。
現在だけでなく、彼らの過去の歴史、これからの生活などにも嫉妬の目が向くようになりました。

つまりわたしは、妄想に苦しめられていたのです。
そんなわたしは彼に対して、自分の妄想をぶつけはじめたのです。
不倫であれ、どんな関係であれ、相手から勝手な妄想をぶつけられたら、何を言えばいいのか、どうすればいいのかわからなくなる事でしょう。
その頃の自分の愚かさに、今でも情けなくなります。

わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。
そして、何かを得ようとも思っていました。
(念のため、モノではないです)
でも、彼との長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。

by レンゲ

『不倫の悦びと苦悩』より

この手記には冒頭部分が書いてないけれど、実は次のようなことがその冒頭に書いてあるんですよ。オリジナルはすぐ上のリンクをクリックすると読むことができます。

不倫と呼ばれる恋愛について、
どんなイメージを抱かれますか?

わたしは女性として、
相手の男性にパートナーがいるのに、
自分が彼の一番になれないのに、
それに甘んじている女性の事を
“プライドはないの?”
“先(結婚という意味ではありません)が
 ないのにばかげてる”
などと、どちらかというと
軽い軽蔑感を持っていました。
でもわたしの身にも、
それは訪れてしまったのです。


ある既婚男性のことを、
どうしようもなく好きになってしまったのです。
初めは手の届かない相手だと、
片思いを続けていたのですが、
どうしても我慢できずに、
彼にモーションをかけはじめてしまったのです。

そして、長い時間を経て彼と肉体関係を持ちました。
そこから、彼はわたしのことを「彼女」だと呼ぶようになりました。

僕とレンゲさんはオシモの“愛の活動”に没頭してはダメなんですよ!レンゲさんだって、この手記に書いたように、不倫が望ましくないことが分かっている、軽蔑感さえ持っていた。つまり、不倫が好ましいことでないことが良く分かっている。しかし、頭の中では分かっていたのに、止めることができなかった。不倫に陥って、結局、後悔した。レンゲさんはその失敗を繰り返さないようにと、肝に銘じたはずですよね。

デンマンさんは、またこうしてあたしの心の痛みを見せ付けるのですわ。

レンゲさんが失敗から学んだことを忘れてしまうからですよ。だから、僕は思い出してもらいたいために、こうしてレンゲさんに読んでもらうんですよ。

分かりましたわ。でも、あたしと洋ちゃんは不倫しているのではありません。それなのに、デンマンさんはあたしと洋ちゃんがオシモの“愛の活動”に没頭している、と言って非難しているんですわ。

非難しているんじゃなくて、心配しているんですよ。レンゲさんが不倫に心が動かされるのは、退屈な恋愛がイヤだからです。でしょう?慢性的な退屈さと空虚感はレンゲさんにとって何よりも嫌なことなんですよ。これまでのレンゲさんの恋愛遍歴を見ていると、退屈な恋愛を避けている。退屈になるとレンゲさんの熱は冷めてしまう。今回の清水君との恋愛にも、そのことが良く現れていますよ。

どういうことですか?

つまり、退屈なエッチもレンゲさんにとって我慢ならないものなんですよ。退屈なエッチはレンゲさんにとって退屈な恋愛なんですよ。

それで、あたしは洋ちゃんとファンディーを身に着けてドライブに出かけたとおっしゃるのですか?

そうですよ。退屈さを紛らわせるためですよ。レンゲさんはワクワクする恋愛を求めているんですよ。レンゲさんにとって愛と性は混然としていますからね。

それで、デンマンさんは、あたしにどうして欲しいのですか?

だから、もっとオツムの“愛の活動”に熱中したらどうですか?去年の夏のように?すばらしい詩をもっともっと書いたらどうですか?

あたしと洋ちゃんがオシモの“愛の活動”をするのは、いけない事なのですか?

僕は決していけないと言っているわけじゃありませんよ!でも、ファンディーをはいてパンツの中でつながったまま、清水君が運転している車の中でオシモの“愛の活動”に熱中する事は、どう考えても異常ですよ。。。と言うより危険ですよ。事故を起こして死んでしまう事だって充分に考えられますよ。僕は、レンゲさんに死んで欲しくないんですよ。

あたしだって、まだ死にたくはありませんわ。

でも、今のレンゲさんと清水君の愛し方を見ていると危険なものを感じるのですよ。レンゲさんは“愛のコリーダ”を見た事がありますか?

ええ、見ましたわ。『愛のコリーダ 2000』を友達と一緒に見に行きました。この映画があたしと洋ちゃんと、どう関わっているとおっしゃるのですか?

『愛のコリーダ』 2000年版

1976年に作られたオリジナル作品がノーカット、ニュープリントで『愛のコリーダ2000』として、製作から24年を経て、ようやくオリジナルに近い形で公開された。

もちろん、この作品は実際に起きた“阿部定事件”を題材に性愛の極限を描いたものだ。

  「愛のコリーダ」は昭和時代に愛人である吉蔵を殺害し、男性器を切断して持ち去った阿部定をモデルとした作品で、吉蔵役には藤竜也が起用され、阿部定役には当時まったくの新人だった松田英子が抜擢された。



海外では高い評価を得たが、衝撃的とも言える性描写が原因で日本では大幅な修正を余儀なくされた。

作品の関連本の出版をめぐって、大島監督が起訴される事態にまで発展したが昭和54年に無罪が確定した、といういわく付きの作品。

24年を経て公開された「愛のコリーダ2000」は、フランスから取り寄せたオリジナルプリントから、日本でカットされた二分間のシーンが完全に復活、ぼかしも最小限となった。

この作品は「純粋な愛」「真実の愛」を描いたものだと言われてきた。しかし、24年を経てスクリーンを見ても、そこには濃厚な“愛”と“性”と“死”が描かれている。定が欲望のおもむくままに自分の体をむさぼるのを眺める吉蔵の目は、極限のエロスの世界に到達した“死人”の目だ。

二人が閉じこもる旅館の一室に満ちていたのは、初めはエロスであったかもしれないが、途中からエロスの極限を目指す死への欲動にすり替わっていたのではないか?

この作品は、これまでは「軍国主義が台頭する中、社会に背を向け、真実の愛に生きた二人」といった過度に政治的な評論をされてきた。 こうした評論に対し、大島監督は「みんな馬鹿ばかりだ」と立腹していたらしい。

意外に男性よりも、多くの女性がこの作品に興味を示したことが取りざたされたが、女性も無関心ではいられない題材を扱っていたのだろう。

『“愛のコリーダ” 2000年版』より

阿部定と吉蔵は、レンゲさんと清水君のように間違いなく愛し合っていたんですよ。二人は旅館の一室に閉じこもってレンゲさんと清水君のように、それこそ一日中愛し合う事が多かったんですよ。

一日中愛し合う事っていけないのですか?

いけなくはありませんよ。むしろ、うらやましい限りです。愛し合う事に問題があるわけじゃないんですよ。おそらく阿部定さんも吉蔵さんも境界性人格障害を患っていたと僕は思うのですよ。なぜなら、普通の愛し方に退屈してしまったんです。旅館の一室に満ちていたのは、初めはエロスだった。しかし、途中からエロスの極限を目指すあまりに、死ぬ事の恐怖までがスリルと快楽に切り替わってしまった。そうやって愛し合いながら吉蔵は死んでしまった。

あたしと洋ちゃんも、そのような危険な愛し方をしているとおっしゃるのですか?

そうですよ。このままファンディーを身に着けて、パンツの中でつながったままドライブを続けるなら、遅かれ早かれ事故を起こして昇天してしまいますよ。もし、事故を起こしてレンゲさんだけが生き残ったら、あなたは“平成の阿部定”になって後々(のちのち)の世まで語り継がれる事になりますよ。

デンマンさんは、そうなればいいと思っているんでしょう?

まさか。。。僕は、そこまで非情にはなれませんよ。レンゲさんだって、本当は僕がレンゲさんのことを心から気遣っていることを知っているはずですよ。

でも、デンマンさんは、本当にあたしのことを愛していませんわ。もし愛していたのなら、バンクーバーであたしはデンマンさんと末永く一緒に暮らせたのです。あたしはそれを望んでいたのに、デンマンさんはあたしを突き放して日本へ連れ戻してしまったんですわ。だから、あたしは、こうして洋ちゃんと愛するようになったのですわァ~。

つまり、なんですかァ~、清水君とファンディーをはいてパンツの中でつながったままドライブするようになったのは、僕に責任があると言うのですか?

そうですわ。あたしがバンクーバーでデンマンさんと一緒に暮らしていたら、洋ちゃんと会うこともなかったのですわ。だから、ファンディーをはいてドライブする事もなかったんです。

(デンマン、呆れて、しばらく言葉が出ません。。。) それはねぇ~、“風が吹けば桶屋が儲かる”式のこじ付けと言うんですよ。僕はそこまでの責任を取れませんよ。

それで、デンマンさんはあたしにどうしろとおっしゃりたいのですか? まさか、あたしに洋ちゃんと別れろと言うのではないでしょうね?

だから、何度も言うようにオシモの“愛の活動”からオツムの“愛の活動”に切り替えればいいじゃないですか?

でも、洋ちゃんはあたしが作った詩に見向きもしないんです。

だから、詩に変わるものを見つければいいじゃないですか?ファンディーをはいてパンツの中でつながったままドライブに出かける以外にも、何かワクワクするものがあるでしょう?

それって、またあたしを馬鹿にしているように聞こえますわ。

とにかく、何でもいいから、エッチすること以外に二人で熱中できるモノを探したらどうですか?

んも~~、それって、絶対にあたしをコケにしていますわああああああ~~
 
【ここだけの話しですけれどね、また、振り出しに戻ってしまいましたよ。僕は本当にレンゲさんと清水君が末永く愛し合う関係が続けばよいと思っているんですよ。でもね、分かるでしょう?二人の愛し方は危険な方向に進んでいるんですよ。カップル専用パンツをはいてドライブに出かけることは、やっぱり問題ですよね。何か他に熱中できるものを見つけて欲しいと思いますよ。。。とにかくね、この話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
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3月中のアクセスはできません。

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あしからず。

■ 『レンゲのバンクーバー紀行』

バンクーバーから戻ってきたレンゲさんの新しい悩みは次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『夢のバンクーバー“後記”』
 
レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『レンゲの悩みの数々。。。本当にわたしは悩みの宝庫です。。。』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさんのスナップ写真集』

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


いつでも愛し合いたい。いつまでも心を通わせたい。 [性の悩み・セクハラ・愛と性]

いつでも愛し合いたい。
いつまでも心を通わせたい。

『断琴の交わり』
(だんきんのまじわり)



極めて厚い友情によって結ばれた、親密な交わり。
春秋時代の琴の名手伯牙(はくが)は自分の奏でる琴の音を
真に理解した鍾子期(しょうしき)を唯一の友としたが、
その死後は弦を断ち切り、二度と琴を弾こうとはしなかたっという。

『列子・湯問』、『呂氏春秋・本味』に見える故事に基づく。

同意語:

 「知音(ちいん)」: よく心を知り合っている親友。
 「知己(ちき)」:  自分の気持ち・考えを良く理解してくれる人

類語:

 「刎頸(ふんけい)の交わり」: 
    一緒に首を刎(は)ねられても後悔しないほどの堅い交わり

【デンマン注釈】: 上の絵では女性二人ですが、伯牙と鍾子期は男です。

あたしとデンマンさんは断琴の交わりでお互いを理解していましたよね?デンマンさんはあたしが書いた詩を覚えていますか?

もちろん、覚えていますよ。

『断琴の交わり』というのは琴の名手伯牙(はくが)と彼の奏でる琴の音(ね)を本当に理解することができた鍾子期(しょうしき)の間の心の交流ですよね。

そうらしいですね。

あたしは決してすばらしい詩を書いたとは思いませんでしたけれど、デンマンさんはあたしの書いた詩を批評してくださいましたよね。

そういうこともありました。。。それがどうかしましたか?

あたしは、それまで自分の詩を批評してもらったことがなかったんです。

つまり、僕が初めてだというわけですか?

そうですわ。

  愛が私を・・・



愛が私を絶望させる
致命傷かもしれない

盲目な私に
美しい花を見せないで

愛の前に私は沈黙する
あまりにも無力で
私はただ沈黙する




『極私的詩集 (その2)』より
(以下同じ)


愛があることをレンゲさんは信じている。
信じきれないまでも信じようとしているレンゲさんが居る。

しかし信じたいにもかかわらず、レンゲさんの目の前に現れる愛は、理想とする「愛の形」からはあまりにもかけ離れている。

それでレンゲさんは絶望を感じないわけには行かない。
これ以上どうにも出来ない愛に無力感を覚える。

  羽根と血



公園に飛び来る鳥
近づけば飛び立つ
はなれれば羽根をやすめて
何かを探す

あんたの羽根はきれいな羽根
車にひかれて羽根はちぎれて
飛び散る血は
あたしの足にかかる
白いくつ下が汚れる

はだしで歩いて行こう
あんたの羽根を背中につけて
飛び立つことはできないけれど


僕はこの詩の中にも 『不倫の悦びと苦悩』の影を見る様な気がします。
つまり,「羽根」というのは「不倫」によって得られた「愛」なのです。
この「羽根」は背中につけても飛ぶことが出来ないんですよ。

こういうことは、人間、「不倫」に足を踏み込まなくても分かるものなんですね。
レンゲさんも、そのように書いています。
しかし、人間というのは、やはり不完全なんですね。
僕も、そしてレンゲさんも。。。

人間は、往々にして、一歩を踏み出してはならないと分かってはいても、
つい踏み出してしまうことがよくある。。。。
若いということはそういうことですよね。。。。
レンゲさんは、「まだ若いです」とプロフィールで書いていましたよ。。。

でも、これは取り返しのつく若さです。。。

  花



砂漠に生まれた小さな花は
花をつけることを忘れたままに
ある朝ひとりで死んでゆきます

だれかが見つけてその花を
きっと枯れ草と呼ぶのでしょう
花を咲かせることはできなかったけど
それは確かに花だったのです


と諦めてしまうのは、レンゲさん、まだ早いですよ!
まだ、これから、レンゲさんは花を咲かせることが出来るのですから。。。。。

デンマンが応援していますよ。
きれいな花を咲かせてください。ね!?


冗談ぬきで、舞い上がるような
いい気持ちです。


2004-8-16 19:46



わたしの詩・・・
(自分では自慰行為と呼んでいますが)
人に見せるのも、
まして批評していただけるなんて、
全く初めてだったんです。

デンマンさんが感想を書いて下さって、
冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ちです。
ネットで公開してよかった・・・

デンマンさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。

わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

それにしても、わたしは幸せ者ですね。
この、“夢のバンクーバー”で、
わたしはデンマンさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございます。

質問の方もできるだけ早く、残りをお答えしますね。

by RENGE

『次元の違いとは端的に言うと』より

あたしは詩を通じてデンマンさんと“琴断の交わり”を結んでいたと思っていました。

僕だって、そう思っていますよ。

いいえ、絶対にそう思っていませんわ。

どうして、また、そのように否定的に断定してしまうのですか?

おとといデンマンさんが書いた記事を、あたしは何度も読み返したんです。

そうですか。。。それで、僕が何かレンゲさんの気に触るようなことを書いていましたか?

『比翼連理(ひよくれんり)』に始まる前半部は何も問題がありませんわ。でも、後半になってから、わたしはあの記事の中で、完全に物笑いの種になっていますわ。

物笑いの種。。。?

そうですわ。。。あたしは。。。あたしは絶対に馬鹿にされていますわ。

僕はレンゲさんを馬鹿にしていませんよ。何度も言っているようにレンゲさんは僕にとって“心の恋人”なんですよ。レンゲさんだって、僕の“求愛”を受け入れて、上の手記の中でも書いていたじゃないですか?

わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

このように書いていますよ。

確かに書きました。。。それで、。。。。それで、。。。。実際にその通りになってしまっているんですねん。

そのようになったとは。。。?

だから、デンマンさんは、あたしにガッカリして。。。そのついでに、わたしを物笑いの種にしたんですわ。

僕はレンゲさんを物笑いの種にしていませんよ。いまでも“心の恋人”として愛しているから心配しているんですよ。

でも、デンマンさんの書き方は、あたしをコケにしていますわ。もう一度読んでみてくださいな。



あららァ~。。。これファンディ-(fundies)じゃないのォ~

デンマンさん、良くご存知ですね。

アメリカとカナダではノベルティーとして隠れたブームですよ。

デンマンさんも試してみたのですか?

まさかァ~。。。そこまではしませんでしたよ。

なぜご存知なんですの?

ジューンさんの誕生パーティーに招かれた時に女の子たちが面白がってこれを試していたんですよ。



これがその時の写真ですか?

そうですよ。。。でまた、どうしてレンゲさんは、ファンディ-を持ち出したんですか?

洋ちゃんが、これはイケルんじゃないかと言ってサンプルを持ってきたんですよ。

。。。で、どうだったんですか?

確かに、面白いというので売れたんです。でも、奥様に見つかってしかられてしまいました。

どうして。。。?

大人のおもちゃのようなものは“ブティック・フェニックス”では売らないことにしていますから、って言われてしまいました。



へへへ。。。直美の言いそうなことですよね。とにかく、京都のしきたりの厳しい旧家で育ちましたからね、直美はファンディ-のようなモノは感覚的に受け付けないんですよ。

デンマンさんは、どうなのですか?

僕は、“ブティック・フェニックス”で売ってもかまわないと思っていますよ。でもね、あの店は直美がやっていますからね、僕は尋ねられれば意見を言いますが、直美の方針にはとやかく言わないようにしているんですよ。

でもデンマンさんだって出資なさっているんでしょう?

20%ぐらいね。だから、あまり権限がないですよ。あの店はほとんど直美が一人でやってきたから、彼女のやり方に僕は反対できませんよ。

そうなんですの?。。。ところで、なんでファンディ-(fundies)って呼ばれるんですか?

Undiesというのはunderwearのことですよね。レンゲさんも知っているでしょう。そのunides と fun を一緒に結びつけたわけです。 

(中略)

それで、レンゲさん、このファンディ-(fundies)がどうしたと言うのですか?

それがね、洋ちゃんたら、このカップル専用のパンツをはいて、丸一日過ごしてみよう、と言ったんですよ。うふふふふ。。。

ほお~~、なんだかうれしそうですねぇ~。それで、。。。そうしたんですか?

そうなんですよ。

つまり。。。なんですかァ~。。。このパンツをはいたままで丸一日一緒に過ごしたと言うことですか?。。。でも、このパンツをはいていたら、移動するのが厄介でしょう。なんだか、運動会で“2人3脚”をやるようなものでしょう?

だから、あまり移動しないんです。

要するに、パンツの中でつながったままで1日過ごしたわけですかああああ。。。。

(レンゲさん、ニッコリとうなづきました)

しかし、。。。しかし、食事をするとかァ。。。トイレに行くとかァ。。。どうするんですか?

だから、すべて行動を共にするんです。

行動を共にすると言ったって、トイレでは。。。

だから、その時だけは用を足している間、離れますわ。

それ以外の時は、本当にパンツの中でつながったままですか?

(レンゲさん、また、うれしそうにうなづきました)

つまり、寝ても覚めてもつながっていたと言うわけですね。。。文字通り、比翼連理(ひよくれんり)、一心同体を目指したと。。。

そうですねん。うふふふ。。。

だったら、清水君とパンツの中で身も心もつながって居たんだから、何も問題がないでしょう。

でんまんさん、“パンツの中”を付け加えるのが余計ですわ。

ちょっと、こだわりすぎていますか?。。。それで、一体何が問題だと言うんですか?

それが、洋ちゃんは一日中家の中にいるのでは退屈だから、外に出ようと言ったんです。

つまり、ファンディ-(fundies)をはいたままで外に出ると言うことですか?

そうです。

いくらなんでも、それは無理でしょう。だいいち、つながったままで向かい合っているんですよ。カニのように横ばいで歩かなければならないでしょう。第一、そんな格好で歩き回ったら、野次馬が寄ってきて大変なことになるでしょう。

だから、人目を避けて車に乗って出かけたんです。

しかし、まず、着るものが問題でしょう。ファンディ-(fundies)をはいていたら、ズボンがはけないでしょう。どうしたのですか?

洋ちゃんがポンチョ・レインコートを用意したんです。

この中に二人ですっぽりと入って首だけ出すわけですか?

そうです。

しかし、黄色では、車の中でも目立ちすぎますよ。

だから、濃いグレーのものを使いました。

つまり、清水君とレンゲさんは、本当にファンディ-をはいてパンツの中でつながったまま、車に乗って出かけたと言うわけですか?

(レンゲさんは申し訳なさそうな笑いを浮かべてうなづきました)

しかし、レンゲさんを抱いたままじゃ、清水君が運転できないでしょう。



ポンチョの中で、あたしがこうしてしっかりと抱き合うようにすれば、それ程あたしの体が邪魔にならずに洋ちゃんは運転できました。

つまり、そうしながらもパンツの中ではつながっているわけですか?

(レンゲさん、はにかみながらも、うれしそうにうなづきました。デンマンは半ば呆れています。。。いや、90%呆れていますよ)

しかし、。。。しかし、。。。清水君は運転に集中しているわけですよね。。。

そうです。

つうことわあああ。。。清水君の気持ちも神経も、対向車とか信号機とか、横断歩道を渡る歩行者とか、。。。そういうことに気持ちが奪われてしまって。。。レンゲさんとつながっている事が、肉体的にも、精神的にも困難になるのではないのか。。。僕の言おうとしていることが分かりますか。。。つまり、外(はず)れてしまうのではないか。。。

デンマンさんは、ケーゲル練習法(Kegel exercises)と言うのを聞いたことがあるでしょう?

産後の緩(ゆる)んだ女性のモノを締(しま)りが良くするためにする筋肉トレーニングでしょう?

産後だけじゃないんですよ。愛し合う時の女性の快感を増すためにも、男性器の締め付けを増すためにもすっご~くいい練習法なんですよ。

それがどうしたのですか?

だからあたし、ケーゲル練習法で鍛えているんです。それで、洋ちゃんが運転している間も、お尻の穴を閉めるような気持ちでキュッと締め付けては緩めることを繰り返しながら、洋ちゃんのお○ン○ンを元気よくしてあげているんです。

そうやって、外れないようにしているわけですか?

そうです。他にすることがないものですから。。。うふふふふ。。。。

レンゲさん、笑い事じゃないですよ。。。それって絶対にヤバイよ。

どしてですの?

おまわりさんに見つかったらどうすんの?

車の中で愛し合うって交通違反になるのですか?

止まっている車の中なら問題ないだろうけれど、走っている車の運転手と愛し合う事は違反になりますよ。不注意運転になるでしょう? 交通事故につながりますからね。

そういう法律でもありますの?

ありますよ。道路交通法 第68条 (共同危険行為等の禁止) これですよ。

でも、それって、暴走族を取り締まるための法律でしょう?

レンゲさんは、知らないような顔をして知っているではないですか? 暴走族がジグザグ運転などすると、この法律が適用されるのだけれど、運転をしている清水君とレンゲさんが走行中の車の中で愛し合うことは、事故につながるかもしれない“共同危険行為”になると思いませんか?

洋ちゃんは注意して運転していました。

しかし、レンゲさんはケーゲル練習法で清水君の一物をビンビンに元気にさせていた、と言ったではないですか!事故を起こす可能性が充分にあるんですよ。現に、ドイツでそういう事故が起こったことがあるんですよ。

走行中、愛し合う事は危険です

【ベルリン 2003日7月5日 AP通信】

ドイツの高速道路で時速100キロで走行中に金髪女性とセックスした男(23)が道路標識に突っ込んだ揚げ句、現場から逃げたため、裁判所に当て逃げの罪で、罰金刑を言い渡された。
コトに没頭した前方不注意が原因とみられるが、「高速道路のセックスを取り締まる法律はない」との理由で、行為そのものの罪は問われなかった。

ドイツ西部の都市ケルンの裁判所は、この「交通事故」に対する判決を下した。
事故現場から逃亡した事実を認めた男(23)に対し、600ユーロ(約8万4000円)の罰金刑を言い渡したのだが、事故の“原因”は「高速道路を走行中に運転席でHしたため」だった。

地元警察などによると男は事故前、ヒッチハイクの金髪女性を乗せた。
2人はすぐに意気投合したため、時速100キロで高速道路を走行していたにもかかわらず、助手席にいた女性が男の上にまたがる形でコトを始めてしまったというのだ。

だが、男は行為に没頭したせいか、車が道路標識に衝突。
幸い大事には至らなかったが、標識などが大破したため、男は「警察に捕まる」と考え、現場から逃走した。
全裸だった女性も衣服を車内に残したまま、男と別れて現場から姿をくらました。


レンゲさん、車の中で清水君が運転している最中に愛し合うことだけは絶対にやめた方がいいですよ。事故を起こしたらどうするんですか? その時の状況を思い浮かべると目も当てられませんよ。レンゲさんだって、想像が付くでしょう? 『カップル専用パンツをはいた男女が走行中にHに夢中になってガードレールに激突。つながったまま昇天!』 こういう見出しが新聞に出ますよ。

でも、。。。

でも、。。。なんですか?

高速道路には出ませんでした。なるべく車の通りが少ない県道を行ったのです。

。。。で、どこまで行ったんですか?

長瀞まで行ってきたんです。

でも、わざわざ、走っている車の中で愛し合うことはないでしょう?アパートでゆっくりと愛し合えばいいじゃないですか?

だって、家の中にずっと居るのって退屈です。

それで、車の中で愛し合うのですか?だったら、人目のないところで車を止めてから愛し合えばいいじゃないですか?

それではスリルがありません。

つまり、なんですか?スリルとスピードとセックスを求めてドライブに出たわけですか?

だって、洋ちゃんがそうしたいって言うから。。。。

だから、そういう時にはレンゲさんが引き止めるんですよ。レンゲさんにとって、愛し合うことは遊びですか?お互いに家庭を持とうと考えて付き合っているなら、そのような危険な愛し方はしないはずですよ。まるで退屈を紛らわせるために愛し合っているように見えますよ。僕は、清水君もレンゲさんと同じような不幸な家庭に育ったので、境界性人格障害を患っていると思いますよ。だから、レンゲさんも清水君も退屈さと空虚感が死ぬほど嫌なんですよね。それで、健常者には考え付かないような危険なことまでして愛し合う。

そうではありませんてばああああ。。。あたしは洋ちゃんと、いつでも愛し合いたいんです。いつまでも一緒に居たいんです。

だから、カップル専用パンツなどはかなくても、いつでも愛し合えるし、一緒に居られるでしょう?

だって、洋ちゃんがファンディーをはいて、つながったままでドライブに行きたいと言うから。。。

だから、なぜ、そのような危ない事は止めようと言わないのですか? もっと普通に愛し合おうと言わないのですか?

あたしは洋ちゃんに嫌われたくないんです。“下つき”だと言われたばっかりだし、洋ちゃんの言うことをイヤだと言って断ったら、あたし、ますます洋ちゃんに嫌われてしまうようで。。。そうなったら、またデンマンさんに、それ見ろ、と言われるし。。。

でも、今のような愛し方をしていたら、絶対にいつか事故を起こしますよ。

だから、あたし、デンマンさんに、どうしたらよいかと相談したんですわ。

『いつでも愛し合いたい。いつまでも一緒に居たい』に基づいて編集

僕は、上の文章がレンゲさんを馬鹿にしているとは思いませんよ。

ドイツで起こった事故を持ち出してデンマンさんは、あたしと洋ちゃんのことを面白おかしく書いていますわ。

うへへへへ。。。ドイツの事故はレンゲさんにも可笑しいですか?へへへ。。。

ホラ、。。。そうやって馬鹿にしているじゃありませんか?

レンゲさんを馬鹿にしているわけじゃありませんよ。ドイツの事故が可笑しいんですよ。レンゲさんだって、そう思うでしょう?

あたりまえですわ。誰が読んだって、高速道路で100キロ出して走っている最中にエッチして事故を起こしたら可笑しいというか、呆れてしまいますわ。

でもね、そこなんですよ。。。レンゲさんはドイツで起きた事故が可笑しいと言う。もし、清水君がレンゲさんとのエッチに熱中して同じような事故を起こしていたとしたら、やっぱり可笑しいとは思いませんか?

でも、。。。そんな事故など起こしません。

運転していたのはレンゲさんじゃないんですよ。レンゲさんが事故を起こしません、と言っても清水君の不注意で事故が起こることは充分に考えられますよ。事故が起こらなかったことの方が僕には不思議ですよ。

だって、洋ちゃんは慣れているから。。。

ん?。。。慣れている?。。。なんですかァ~~。。。ファンディーをはいて、つながったままドライブして長瀞に行ったのは初めてではないんですかあああ?

長瀞に行ったのは初めてですわ。でもファンディーをはいてドライブしたのは初めてではありません。

(デンマン呆れて、しばらくレンゲさんをポッカリと口を開けたままで見つめています)。。。つまり、。。。もう何度も同じことをやっているわけですか?

だから、言ったでしょう。洋ちゃんは。。。、だから、洋ちゃんは慣れているんですわ。

一体、これまでに何度ファンディーをはいてドライブに出かけたんですか?

たぶん、6度か7度。。。

おまわりさんに見つかって、車を止められて職務質問をされなかったんですか?

だから、言ったでしょう、車の通りが少ない道路を選んだんです。

それで、なんですか~~。。。これからも続けるのですかあ~?

だって、洋ちゃんがファンディーをはいてドライブしようって言うんです。

それは絶対止めた方がいいですよ。誰が考えたって、危険が大きすぎますよ。だから、スリルがあるんだろうけれど、死んだらおしまいだし、ファンディーをはいて、つながったまま事故を起こして死んだら、それこそ世界中に可笑しなニュースが流れてしまいますよ。『カップル専用パンツをはいた男女が走行中にHに夢中になってガードレールに激突。つながったまま昇天!』 これでは、ドイツの事故よりも可笑しな事になってしまいますよ!おそらくギネスブックにも載ると思いますよ。

デンマンさん!んも~~。。。また、そうやってあたしを馬鹿にしていますわ。

馬鹿にしていませんよ!僕はレンゲさんのことを心配しているんですよ!

だから、あたしはデンマンさんに相談しているんですわ。

レンゲさんが清水君を諭(さと)して止めさせるんですよ。

できません。あたしは洋ちゃんに嫌われたくないんです。

レンゲさんの悪い癖ですよ!だから失敗を繰り返すんですよ!不倫の時もそうだったんですよ!

長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。


2004-07-21 10:11:08



一度の関係で
終わろうと思っていました。

してはならないことをしてしまった、という思いと、これで完結した、という気持ちがあったからです。

でも、長い間モーションをかけ続けておいて、セックスして、「はいさよなら」なんて図々しい考えですよね。

結局わたしたちは、不倫関係に陥ってしまったのです。そして次第にわたしは苦悩に苛まれはじめました。

彼とは、毎日のように会っていました。
いつしか彼と会えない日は心に穴があいたように感じるようになりました。
これは、どんな恋愛でもあることだと思いますが・・・

でも、わたしの頭には、“彼がわたしと会わない=奥さんといっしょにいる”という図式ができあがってしまい、嫉妬に苦しむようになったのです。

そのうち、彼から「子供が大きくなったら(わたしと)いっしょになりたい」と言われました。
その時点ではその言葉は、彼の本音だったと今でも思います。
言葉だけでなく、彼の行動がそれを裏打ちしていたからです。でも、
“大きくなったらっていつ?”
“奥さんはどうするの?”
そんな疑問で頭がいっぱいでした。
そして、それと同時に彼の奥さんに対する嫉妬は、ますますふくらんでいきました。
現在だけでなく、彼らの過去の歴史、これからの生活などにも嫉妬の目が向くようになりました。

つまりわたしは、妄想に苦しめられていたのです。
そんなわたしは彼に対して、自分の妄想をぶつけはじめたのです。
不倫であれ、どんな関係であれ、相手から勝手な妄想をぶつけられたら、何を言えばいいのか、どうすればいいのかわからなくなる事でしょう。
その頃の自分の愚かさに、今でも情けなくなります。

わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。
そして、何かを得ようとも思っていました。
(念のため、モノではないです)
でも、彼との長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。

by レンゲ

『不倫の悦びと苦悩』より

この手記には冒頭部分が書いてないけれど、実は次のようなことがその冒頭に書いてあるんですよ。オリジナルはすぐ上のリンクをクリックすると読むことができます。

不倫と呼ばれる恋愛について、
どんなイメージを抱かれますか?

わたしは女性として、
相手の男性にパートナーがいるのに、
自分が彼の一番になれないのに、
それに甘んじている女性の事を
“プライドはないの?”
“先(結婚という意味ではありません)が
 ないのにばかげてる”
などと、どちらかというと
軽い軽蔑感を持っていました。
でもわたしの身にも、
それは訪れてしまったのです。


ある既婚男性のことを、
どうしようもなく好きになってしまったのです。
初めは手の届かない相手だと、
片思いを続けていたのですが、
どうしても我慢できずに、
彼にモーションをかけはじめてしまったのです。

そして、長い時間を経て彼と肉体関係を持ちました。
そこから、彼はわたしのことを「彼女」だと呼ぶようになりました。

レンゲさんにも不倫が望ましくないことが分かっていたんですよ。平均的な女性のように軽蔑感さえ持っていた。つまり、不倫が好ましいことでないことが良く分かっていた。しかし、頭の中では分かっていたのに、止めることができなかった。不倫に陥って、結局、後悔した。レンゲさんはその失敗を繰り返さないようにと、肝に銘じたはずですよね。

デンマンさんは、またこうしてあたしのアキレス腱をギュッとつねり上げるのですわね。

レンゲさんは、失敗から学んだはずなのに忘れてしまうんですよ。だから、僕は思い出してもらいたいために、こうしてレンゲさんに読んでもらうんですよ。

今度のことも、これと同じようなことをやっていると、デンマンさんはおっしゃるのですか?

その通りですよ。レンゲさんが不倫に心が動かされるのは、退屈な恋愛がイヤだからですよ。慢性的な退屈さと空虚感はレンゲさんにとって何よりも嫌なことなんですよ。

それで、あたしはデンマンさんにも近づいたとおっしゃるのですか?

もちろん、それだけの理由ではないでしょう。いづれにしても、“不倫”という響きがレンゲさんには退屈さと空虚感を払いのけてくれる何よりの刺激なんですよ。違いますか?

退屈な恋愛が嫌だと言う事は、デンマンさんがおっしゃるとおりです。でも、それだけの理由で不倫に走ったりしませんわ。

しかし、これまでのレンゲさんの恋愛遍歴を見ていると、退屈な恋愛を避けている。退屈になるとレンゲさんの熱は冷めてしまう。今回の清水君との恋愛にも、そのことが良く現れていますよ。

どういうことですか?

つまり、退屈なエッチもレンゲさんにとって、我慢ならないものなんですよ。退屈なエッチはレンゲさんにとって退屈な恋愛なんですよ。

それで、あたしは洋ちゃんとファンディーを身に着けてドライブに出かけたとおっしゃるのですか?

そうですよ。退屈さを紛らわせるためですよ。レンゲさんはワクワクする恋愛を求めているんですよ。レンゲさんにとって愛と性は混然としていますからね。

それで、デンマンさんは、あたしにどうして欲しいのですか?

レンゲさんは大切なことを忘れていますよ。

その大切なモノって何ですの?

レンゲさんがこの記事の冒頭で言っていましたよ。“あたしとデンマンさんは断琴の交わりでお互いを理解していましたよね”と。。。

その事とどのような関わりががあるのですか?

つまりね、エッチしなくても心は通い合うものですよ。

そのぐらいのこと、あたしにだって分かっていますわ。

レンゲさんが詩を書いた。僕がその詩を批評した。レンゲさんは、僕の批評を読んで感じるものがあった。そして書いた。。。

冗談ぬきで、舞い上がるような
いい気持ちです。




デンマンさんが感想を書いて下さって、
冗談ぬきで、舞い上がるようないい気持ちです。
ネットで公開してよかった・・・

デンマンさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。

わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、心配になっています。

それにしても、わたしは幸せ者ですね。
この、“夢のバンクーバー”で、
わたしはデンマンさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございます。


 
レンゲさんと清水君の間にはこのような“感動”はないようですね。

ありますわ。

。。。うん、。。。確かに。。。でも、それはファンデーをはいてドライブすることによって得られるスリル、スピード、セックスですよ。違いますか?

そうやってデンマンさんは、またあたしを馬鹿にするのですね?

違いますよ。僕はレンゲさんと清水君が断琴の交わりで心がしっかりと通い合うことを期待しているんですよ。

でも、あたしが詩を書いても、洋ちゃんは見向きもしません。

だから、詩に変わるものを見つければいいじゃないですか?ファンディーをはいてパンツの中でつながったままドライブに出かける以外にも、何かワクワクするものがあるでしょう?

それって、またあたしを馬鹿にしているように聞こえますわ。

とにかく、何でもいいから、エッチすること以外に二人で熱中できるモノを探したらどうですか?

んも~~、それって、絶対にあたしをコケにしていますわああああああ~~
 
【ここだけの話しですけれどね、僕は本当にレンゲさんと清水君が末永く愛し合う関係が続けばよいと思っているんですよ。でもね、分かるでしょう?なんとなく危険な方向に関係が進んでいるんですよ。カップル専用パンツをはいてドライブに出かけることは、やっぱり問題ですよね。何か他に熱中できるものを見つけて欲しいと思いますよ。。。とにかくね、この話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

ところで、今月はたくさんの人に読んでもらったので、

Bandwidth Limit Exceeded!

が出てしまいました。
だから、次のリンクをクリックしても、このエラーメッセージが出るだけです。
また来月になったらクリックして読んでみてくださいね。
とにかく、これまで読んでくれた人、ありがとうございました。

このようなことになっても読めるようにミラーサイトを構築中です。
来月からは、ご不便をかけないようにするつもりです。
今後も、よろしくお願いします。

■ 『レンゲのバンクーバー紀行』

バンクーバーから戻ってきたレンゲさんの新しい悩みは次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『夢のバンクーバー“後記”』
 
レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『レンゲの悩みの数々。。。本当にわたしは悩みの宝庫です。。。』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさんのスナップ写真集』

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


いつでも愛し合いたい。いつまでも一緒に居たい。 [性の悩み・セクハラ・愛と性]

いつでも愛し合いたい。
いつまでも一緒に居たい。

『比翼連理(ひよくれんり)』



男女の相思相愛の仲をいう。
思い寄せる二人のきずなが永遠であること。

中国の西の果てに想像上の鳥が居ると伝えられています。
その鳥はオスとメスがそれぞれ一足、一翼、一目で常に雌雄一体で翼を比(なら)べて飛んでいる。
これが比翼の鳥です。

連理とは、根元は別々の二本の木がくっついて幹や枝が重なり、木目(理)が連なったものを、そう呼びます。
そのような枝のことを“連理の枝”と言います。
だから「比翼連理(ひよくれんり)」と言えば、いつでもくっついて離れられない男女(夫婦や恋人や愛人同士)の仲睦まじいさまを言います。

白楽天の「長恨歌」では、死んだ楊貴妃の魂は、天にあっていかにも寂しげに、梨花一枝(りかいっし)春雨を帯びる風情だった、と詠まれています。
玄宗との仲睦まじかった日々をしのんで楊貴妃は次のように語ります。

七月七日長生殿
夜半人無く私語せし時
天に在りては願わくば比翼の鳥と作(な)り
地に在りては願わくは連理の枝と為らん


もっと分かり易く言い直すと次のようになります。

七夕の夜、二人きり。
陛下はわたしにささやかれた。
天にあっては比翼の鳥、
地にあっては連理の枝。
二人はいつでもいっしょだよと。
その誓いも今は空しく、
私は天にあり、陛下は地にとどまって、
別れ別れです。

あたしはデンマンさんと比翼連理だと思っていました。

僕だって、そう思っていますよ。

いいえ、絶対にそう思っていませんわ。なぜなら、本当に心からそう思っていたのなら、あの夏の夜、デンマンさんはあたしと身も心も一つになってくれたはずですわ。

またあの真夏の夜の出来事ですか。。。?レンゲさんはずいぶんとこだわりますね?

あたしにとって、初めてのバンクーバーだったんです。

レンゲさんにとって“初めて”と言うのは特別な意味を持つようですね?

なぜ、そのようなことをおっしゃるのですか?

だってそうでしょう。レンゲさんが16歳の夢見る可憐な乙女だった頃、レンゲさんは心密(ひそ)かに愛と性の世界で救いを求めていたんですよ。その当時レンゲさんが思いを寄せていたのが坂田さんだった。家庭的に恵まれなかったレンゲさんは、お母さんからの愛を感じることができなかった。しかも、その当時、レンゲさんは教育と言う名の虐待を受けていた。もう息が詰まりそうな嫌な毎日だった。救いといえば、レンゲさんのことを可愛がってくれていた坂田さんに会うことが唯一の慰め。

デンマンさんは絶対にロリコンですわ。あたしが16才の時の写真をまた持ち出して、ハラハラ。。。ワクワク。。。どきどき。。。坂田さんに抱かれて桜の花びらを散らした、と言うんでしょう?

先に言ってもらっちゃ困りますよ。それは僕の台詞なんだから。。。んも~~

どうして、あたしが16才の時に処女を失ったことにそれ程こだわるのですか?

僕はこだわっているわけじゃないですよ。レンゲさんが“初めて”という事にこだわっている事を説明するために、レンゲさんの16才の頃の写真を持ち出したまでですよ。バンクーバーにこだわるのも“初めて”だからですよ。去年の6月、椎名さんと別れたあと、レンゲさんは落ち込んでいたんですよ。抑鬱状態になって死にたい、死にたい、ともらしていた。レンゲさんは救いを求めていたんですよ。ちょうど16才の時のようにね。

あたしは、デンマンさんの中に坂田さんの面影を見ていたとおっしゃるのですか?

坂田さんの面影を見ていなかったとしても、レンゲさんは、バンクーバーにやって来ることで、抑鬱(よくうつ)状態から抜け出そうとしていたんですよ。

つまり、あの真夏の夜の出来事も、あたしが抑鬱状態から抜け出すためだと。。。?

違いますか?

あたしは怖い夢を見たんです。

分かりますよ。レンゲさんは、あの時8才の女の子のようになっていたんですよ。

あたしの気持ちは、デンマンさんと比翼連理になっていたんです。デンマンさんだって、“僕もそうなんだよ”と、言ってくれたじゃありませんか?

だから、8才の女の子になりきっていたレンゲさんとの会話で、そう言ったまでですよ。

つまり、口先だけで調子を合わせていたのですね。

そういう雰囲気だったですからね。

だったら、そういう雰囲気の中で、あたしと身も心も一つになれたはずではありませんか?

8才の女の子になりきっているレンゲさんと、そうなるわけにはゆきませんよ。

だったら、デンマンさんは、あたしの中の熟女と身も心も一つになれたはずです。

でも、その熟女は居ませんでしたよ。

どうして、そのようなことを。。。。

あなたは、まだ失敗から充分に学習していないんですよ。だから、いまだに同じような“恋愛”を繰り返しているんですよ。

だから、失敗を繰り返さないようにするために、あたしはバンクーバーに行ったんですわ。それで、デンマンさんにお会いしたんです。

でもね、あの時あなたが“失敗を繰り返していたら”、つまり、レンゲさんの言うように身も心も一つになっていたら、あなたは今以上に苦しむことになったんですよ。

どうして、そのように断言なさるのですか?

なぜなら、あなたは次の失敗から全く学んでいないからですよ。

長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。


2004-07-21 10:11:08

一度の関係で
終わろうと思っていました。

してはならないことをしてしまった、という思いと、これで完結した、という気持ちがあったからです。

でも、長い間モーションをかけ続けておいて、セックスして、「はいさよなら」なんて図々しい考えですよね。

結局わたしたちは、不倫関係に陥ってしまったのです。そして次第にわたしは苦悩に苛まれはじめました。

彼とは、毎日のように会っていました。
いつしか彼と会えない日は心に穴があいたように感じるようになりました。
これは、どんな恋愛でもあることだと思いますが・・・

でも、わたしの頭には、“彼がわたしと会わない=奥さんといっしょにいる”という図式ができあがってしまい、嫉妬に苦しむようになったのです。

そのうち、彼から「子供が大きくなったら(わたしと)いっしょになりたい」と言われました。
その時点ではその言葉は、彼の本音だったと今でも思います。
言葉だけでなく、彼の行動がそれを裏打ちしていたからです。でも、
“大きくなったらっていつ?”
“奥さんはどうするの?”
そんな疑問で頭がいっぱいでした。
そして、それと同時に彼の奥さんに対する嫉妬は、ますますふくらんでいきました。
現在だけでなく、彼らの過去の歴史、これからの生活などにも嫉妬の目が向くようになりました。

つまりわたしは、妄想に苦しめられていたのです。
そんなわたしは彼に対して、自分の妄想をぶつけはじめたのです。
不倫であれ、どんな関係であれ、相手から勝手な妄想をぶつけられたら、何を言えばいいのか、どうすればいいのかわからなくなる事でしょう。
その頃の自分の愚かさに、今でも情けなくなります。

わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。
そして、何かを得ようとも思っていました。
(念のため、モノではないです)
でも、彼との長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。

by レンゲ

『不倫の悦びと苦悩』より

レンゲさん、あの時あなたが身も心も一つになった気になっていても、あなたはまたこの苦しみを味わうことになったんですよ。分かりますか?

いいえ、あたしはそのようにはなりません。

一度の関係で満ちたりるというのですか?

そうです。

レンゲさんが、それだけ成長していたら、野々宮さんとの破綻は無かっただろうし、そのあとで清水君と新しい関係を結ぶことも無かったでしょうね。

デンマンさんは、。。。何もかも、。。。何もかも、自分勝手に結論を出してしまうんです。あたしのことなど本当に心から愛してなんて居ませんわ。

レンゲさんこそ、そうやって飛躍して勝手に結論を出してしまうんですよ。レンゲさんのことを心から愛して心配していないのなら、このようにブログでとりあげていませんよ。

でも、。。。でも、。。。デンマンさんは、あたしのことを本当に愛していないから、無理やりあたしを日本に連れ戻してしまったんですわ。だから、あたしが、こうなってしまったんです。

今度は、すべての責任を僕に擦(なす)り付けるんですかァ?

だって、そうじゃありませんか?あたしをデンマンさんは精神的にもてあそんでいるだけですわ。あたしは、デンマンさんのモルモットです。あたしは、こうしてブログの材料にされているだけですわああああ。。。。

レンゲさん、落ち着いてくださいよ。

落ち着いていますってばあああああァ~。。。。

レンゲさん、どうしてまた去年の夏のことなど持ち出して話し始めるのですか?

あたしはバンクーバーにずうっと居たかったんです。

今更、そのようなことを言ってもどうにもならないでしょう?。。。レンゲさんは埼玉県の熊谷に居るんですよ。バンクーバーに居たかったからと言っても、僕が、それじゃあ、またやって来てください、とは言えませんよ。

どうしてですか?

レンゲさんは、またこの話を蒸し返すのですか?。。。それは全く意味がありませんよ。

どうしてですの?

レンゲさん、。。。もしかして。。。清水君と何かあったんでしょう。。。どうなんですか?

いいえ、。。。何も。。。何もありませんわ。

“下つき”と言われた事に、まだこだわっているのですか?そのことで清水君と喧嘩でもしたのですか?

しません。。。洋ちゃんとあたしの間に、デンマンさんが心配するようなことは、本当に何もないんです。

だって、おかしいじゃないですか、急にまた去年の夏の話を持ち出してきて、バンクーバーにずうっと居たかった、なんて言い始めて。。。“あたしはデンマンさんと比翼連理だと思っていました” 急にこんな事を言い出したんですよ。。。今のレンゲさんは、清水君と比翼連理のはずでしょう?

そうです。

だったら、今のレンゲさんは充分に幸せでしょう?

ええ、。。。まあ、そうですわ。

なんだか、実感がなさそうな言い方ですね。。。。ちょっと、今日のレンゲさんは、何か変ですよ。。。僕に何か隠していることがあるんでしょう?

やっぱり分かりますか?

何を隠していたんですか?

隠していたわけじゃありません。。。ただ、。。。ちょっと、。。。。

ちょっと、何ですか?

気になることがあって。。。

最近、レンゲさんには気になることが多いんですね。。。また、レンゲさんの体のことですか?

違いますよ。ちょっとこれを見てくださいな。

あららァ~。。。これファンディ-(fundies)じゃないのォ~

デンマンさん、良くご存知ですね。

アメリカとカナダではノベルティーとして隠れたブームですよ。

デンマンさんも試してみたのですか?

まさかァ~。。。そこまではしませんでしたよ。

なぜご存知なんですの?

ジューンさんの誕生パーティーに招かれた時に女の子たちが面白がってこれを試していたんですよ。

これがその時の写真ですか?

そうですよ。。。でまた、どうしてレンゲさんは、ファンディ-を持ち出したんですか?

洋ちゃんが、これはイケルんじゃないかと言ってサンプルを持ってきたんですよ。

。。。で、どうだったんですか?

確かに、面白いというので売れたんです。でも、奥様に見つかってしかられてしまいました。

どうして。。。?

大人のおもちゃのようなものは“ブティック・フェニックス”では売らないことにしていますから、って言われてしまいました。

へへへ。。。直美の言いそうなことですよね。とにかく、京都のしきたりの厳しい旧家で育ちましたからね、直美はファンディ-のようなモノは感覚的に受け付けないんですよ。

デンマンさんは、どうなのですか?

僕は、“ブティック・フェニックス”で売ってもかまわないと思っていますよ。でもね、あの店は直美がやっていますからね、僕は尋ねられれば意見を言いますが、直美の方針にはとやかく言わないようにしているんですよ。

でもデンマンさんだって出資なさっているんでしょう?

20%ぐらいね。だから、あまり権限がないですよ。あの店はほとんど直美が一人でやってきたから、彼女のやり方に僕は反対できませんよ。

そうなんですの?。。。ところで、なんでファンディ-(fundies)って呼ばれるんですか?

Undiesというのはunderwearのことですよね。レンゲさんも知っているでしょう。そのunides と fun を一緒に結びつけたわけです。 fun + undies = fundies というわけですよ。つまり、“面白い楽しい下着”という意味なんでしょう。 まだ、一般には知られていないようで僕が良く使う “英辞郎 on the web” には出ていません。もちろん僕が持っているすべての辞書に出ていませんでした。

あたしはGOOGLEで調べたんですよ。そしたら、なんと、732,000件も引っかかったんですよ。このカップル専用のパンツって、すっご~く出回っているということですよね。それだけ売れているんですね。ジューンさんの誕生パーティーで女の子たちが面白そうに試していたというのも分かるような気がしますわ。

でもね、GOOGLEの検索結果のすべてが “ファンディ-(fundies)”のことじゃないんですよ。例えばね、fundieには次のような意味がありますよ。

fundie (fundy)

fundamentalist (ドイツの緑の党の)過激派の人

それに、fundie を religious fundamentalist とか Christian fundamentalist として使う人も居る。 fundemental food (natural and organic health food) として使う人も居ますよ。 Fundies Store と書いてあったから、カップル専用パンツ専門店かと思ったら、“自然食品の店”だったですよ。

あらっ、デンマンさんも、このパンツを買いに行ったのですか?

違いますよ。レンゲさんのようにGOOGLEで調べただけですよ。それに “基礎データ” という意味で fundies という人も居る。 だから、fundies という文字を見たからって、すべてがカップル専用のパンツを意味しているわけじゃない。。。それで、レンゲさん、このファンディ-(fundies)がどうしたと言うのですか?

それがね、洋ちゃんたら、このカップル専用のパンツをはいて、丸一日過ごしてみよう、と言ったんですよ。うふふふふ。。。

ほお~~、なんだかうれしそうですねぇ~。それで、。。。そうしたんですか?

そうなんですよ。

つまり。。。なんですかァ~。。。このパンツをはいたままで丸一日一緒に過ごしたと言うことですか?。。。でも、このパンツをはいていたら、移動するのが厄介でしょう。なんだか、運動会で“2人3脚”をやるようなものでしょう?

だから、あまり移動しないんです。

要するに、パンツの中でつながったままで1日過ごしたわけですかああああ。。。。

(レンゲさん、ニッコリとうなづきました)

しかし、。。。しかし、食事をするとかァ。。。トイレに行くとかァ。。。どうするんですか?

だから、すべて行動を共にするんです。

行動を共にすると言ったって、トイレでは。。。

だから、その時だけは用を足している間、離れますわ。

それ以外の時は、本当にパンツの中でつながったままですか?

(レンゲさん、また、うれしそうにうなづきました)

つまり、寝ても覚めてもつながっていたと言うわけですね。。。文字通り、比翼連理(ひよくれんり)、一心同体を目指したと。。。

そうですねん。うふふふ。。。

だったら、清水君とパンツの中で身も心もつながって居たんだから、何も問題がないでしょう。

でんまんさん、“パンツの中”を付け加えるのが余計ですわ。

ちょっと、こだわりすぎていますか?。。。それで、一体何が問題だと言うんですか?

それが、洋ちゃんは一日中家の中にいるのでは退屈だから、外に出ようと言ったんです。

つまり、ファンディ-(fundies)をはいたままで外に出ると言うことですか?

そうです。

いくらなんでも、それは無理でしょう。だいいち、つながったままで向かい合っているんですよ。カニのように横ばいで歩かなければならないでしょう。第一、そんな格好で歩き回ったら、野次馬が寄ってきて大変なことになるでしょう。

だから、人目を避けて車に乗って出かけたんです。

しかし、まず、着るものが問題でしょう。ファンディ-(fundies)をはいていたら、ズボンがはけないでしょう。どうしたのですか?

洋ちゃんがポンチョ・レインコートを用意したんです。

この中に二人ですっぽりと入って首だけ出すわけですか?

そうです。

しかし、黄色では、車の中でも目立ちすぎますよ。

だから、濃いグレーのものを使いました。

つまり、清水君とレンゲさんは、本当にファンディ-をはいてパンツの中でつながったまま、車に乗って出かけたと言うわけですか?

(レンゲさんは申し訳なさそうな笑いを浮かべてうなづきました)

しかし、レンゲさんを抱いたままじゃ、清水君が運転できないでしょう。

ポンチョの中で、あたしがこうしてしっかりと抱き合うようにすれば、それ程あたしの体が邪魔にならずに洋ちゃんは運転できました。

つまり、そうしながらもパンツの中ではつながっているわけですか?

(レンゲさん、はにかみながらも、うれしそうにうなづきました。デンマンは半ば呆れています。。。いや、90%呆れていますよ)

しかし、。。。しかし、。。。清水君は運転に集中しているわけですよね。。。

そうです。

つうことわあああ。。。清水君の気持ちも神経も、対向車とか信号機とか、横断歩道を渡る歩行者とか、。。。そういうことに気持ちが奪われてしまって。。。レンゲさんとつながっている事が、肉体的にも、精神的にも困難になるのではないのか。。。僕の言おうとしていることが分かりますか。。。つまり、外(はず)れてしまうのではないか。。。

デンマンさんは、ケーゲル練習法(Kegel exercises)と言うのを聞いたことがあるでしょう?

産後の緩(ゆる)んだ女性のモノを締(しま)りが良くするためにする筋肉トレーニングでしょう?

産後だけじゃないんですよ。愛し合う時の女性の快感を増すためにも、男性器の締め付けを増すためにもすっご~くいい練習法なんですよ。

それがどうしたのですか?

だからあたし、ケーゲル練習法で鍛えているんです。それで、洋ちゃんが運転している間も、お尻の穴を閉めるような気持ちでキュッと締め付けては緩めることを繰り返しながら、洋ちゃんのお○ン○ンを元気よくしてあげているんです。

そうやって、外れないようにしているわけですか?

そうです。他にすることがないものですから。。。うふふふふ。。。。

レンゲさん、笑い事じゃないですよ。。。それって絶対にヤバイよ。

どしてですの?

おまわりさんに見つかったらどうすんの?

車の中で愛し合うって交通違反になるのですか?

止まっている車の中なら問題ないだろうけれど、走っている車の運転手と愛し合う事は違反になりますよ。不注意運転になるでしょう? 交通事故につながりますからね。

そういう法律でもありますの?

ありますよ。道路交通法 第68条 (共同危険行為等の禁止) これですよ。

でも、それって、暴走族を取り締まるための法律でしょう?

レンゲさんは、知らないような顔をして知っているではないですか? 暴走族がジグザグ運転などすると、この法律が適用されるのだけれど、運転をしている清水君とレンゲさんが走行中の車の中で愛し合うことは、事故につながるかもしれない“共同危険行為”になると思いませんか?

洋ちゃんは注意して運転していました。

しかし、レンゲさんはケーゲル練習法で清水君の一物をビンビンに元気にさせていた、と言ったではないですか!事故を起こす可能性が充分にあるんですよ。現に、ドイツでそういう事故が起こったことがあるんですよ。

走行中、愛し合う事は危険です

【ベルリン 2003日7月5日 AP通信】

ドイツの高速道路で時速100キロで走行中に金髪女性とセックスした男(23)が道路標識に突っ込んだ揚げ句、現場から逃げたため、裁判所に当て逃げの罪で、罰金刑を言い渡された。
コトに没頭した前方不注意が原因とみられるが、「高速道路のセックスを取り締まる法律はない」との理由で、行為そのものの罪は問われなかった。

ドイツ西部の都市ケルンの裁判所は、この「交通事故」に対する判決を下した。
事故現場から逃亡した事実を認めた男(23)に対し、600ユーロ(約8万4000円)の罰金刑を言い渡したのだが、事故の“原因”は「高速道路を走行中に運転席でHしたため」だった。

地元警察などによると男は事故前、ヒッチハイクの金髪女性を乗せた。
2人はすぐに意気投合したため、時速100キロで高速道路を走行していたにもかかわらず、助手席にいた女性が男の上にまたがる形でコトを始めてしまったというのだ。

だが、男は行為に没頭したせいか、車が道路標識に衝突。
幸い大事には至らなかったが、標識などが大破したため、男は「警察に捕まる」と考え、現場から逃走した。
全裸だった女性も衣服を車内に残したまま、男と別れて現場から姿をくらました。

レンゲさん、車の中で清水君が運転している最中に愛し合うことだけは絶対にやめた方がいいですよ。事故を起こしたらどうするんですか? その時の状況を思い浮かべると目も当てられませんよ。レンゲさんだって、想像が付くでしょう? 『カップル専用パンツをはいた男女が走行中にHに夢中になってガードレールに激突。つながったまま昇天!』 こういう見出しが新聞に出ますよ。

でも、。。。

でも、。。。なんですか?

高速道路には出ませんでした。なるべく車の通りが少ない県道を行ったのです。

。。。で、どこまで行ったんですか?

長瀞まで行ってきたんです。

でも、わざわざ、走っている車の中で愛し合うことはないでしょう?アパートでゆっくりと愛し合えばいいじゃないですか?

だって、家の中にずっと居るのって退屈です。

それで、車の中で愛し合うのですか?だったら、人目のないところで車を止めてから愛し合えばいいじゃないですか?

それではスリルがありません。

つまり、なんですか?スリルとスピードとセックスを求めてドライブに出たわけですか?

だって、洋ちゃんがそうしたいって言うから。。。。

だから、そういう時にはレンゲさんが引き止めるんですよ。レンゲさんにとって、愛し合うことは遊びですか?お互いに家庭を持とうと考えて付き合っているなら、そのような危険な愛し方はしないはずですよ。まるで退屈を紛らわせるために愛し合っているように見えますよ。

<< 境界性人格障害の判断基準 >>

■ 対人関係が不安定だ。
  理想化とこき下ろしの
  両極端を揺れ動く。

■ 衝動性が強い。
  浪費、薬物乱用、過食、無謀運転、
  見境なしのセックスなどに陥る。
  衝動的に不倫に走ったりする。

■ 感情が不安定だ。
  強い不快、イライラ、
  不安などに悩まされる。

■ 自分ではコントロールできない
  不適切なほどの強い怒りが起こる。

■ 自殺の振る舞いや
  自傷行為などを繰り返す。

■ 自分自身に対するイメージが不安定。
  自己同一性の顕著な混乱が見られる。

■ 慢性的な空虚感、退屈さがある。

■ 見捨てられる不安とそれを
  避けようとする行為を繰り返す。

■ 妄想観念や解離性障害
  (記憶喪失や現実感の喪失など)がある。

上の9つの項目のうち、5つ以上当てはまると境界性人格障害と診断される可能性が高い。

僕は、清水君もレンゲさんと同じような不幸な家庭に育ったので、境界性人格障害を患っていると思いますよ。だから、レンゲさんも清水君も退屈さと空虚感が死ぬほど嫌なんですよね。それで、健常者には考え付かないような危険なことまでして愛し合う。

そうではありませんてばああああ。。。あたしは洋ちゃんと、いつでも愛し合いたいんです。いつまでも一緒に居たいんです。

だから、カップル専用パンツなどはかなくても、いつでも愛し合えるし、一緒に居られるでしょう?

だって、洋ちゃんがファンディーをはいて、つながったままでドライブに行きたいと言うから。。。

だから、なぜ、そのような危ない事は止めようと言わないのですか? もっと普通に愛し合おうと言わないのですか?

あたしは洋ちゃんに嫌われたくないんです。“下つき”だと言われたばっかりだし、洋ちゃんの言うことをイヤだと言って断ったら、あたし、ますます洋ちゃんに嫌われてしまうようで。。。そうなったら、またデンマンさんに、それ見ろ、と言われるし。。。

でも、今のような愛し方をしていたら、絶対にいつか事故を起こしますよ。

だから、あたし、デンマンさんに、どうしたらよいかと相談したんですわ。
 
【ここだけの話しですけれどね、僕は本当にレンゲさんと清水君が末永く愛し合う関係が続けばよいと思っているんですよ。でもね、分かるでしょう?なんとなく危険な方向に関係が進んでいるんですよ。カップル専用パンツをはいてドライブに出かけることは、やっぱり問題ですよね。悪い予感がしますよね。でも、このことは言えませんよ。また、レンゲさんが落ち込んでしまいますから。。。とにかくね、この話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
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■ 『レンゲのバンクーバー紀行』

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■ 『夢のバンクーバー“後記”』
 
レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

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■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさんのスナップ写真集』

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